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Ruud Breuls (tp) [R (trumpet)]

* RUUD BREULS - SIMON RIGTER QUINTET / RISE AND SHINE

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ruud breuls(tp,flh), simon rigter(ts),
karel boehlee(p,rhodes), jos machtel(b), marcel serierse(ds)
2019/Challenge Records/

1 Mr.T (K.Boehlee)
2 Let's Cool One (T.Monk)
3 Blanton (S.Rigter)
4 Goodbye Cerbaia (K.Boehlee)
5 Olivia's Dance (S.Rigter)
6 Get Your Fringe Back (K.Boehlee)
7 Passage Of Jaco (K.Boehlee)
8 Rise And Shine (S.Rigter)

ルード・ブレーブス(tp)とシモン・リヒター(ts)は初見。
オランダ発のハード・バップ作品はフロント2管の王道クインテットに惹かれました。
共演者にカレル・ボエリー(p)の名前が見えたのも安心感に繋がりました。

全8曲はセロニアス・モンク(p)の1曲を除いてメンバーのオリジナルです。
ボエリーが4曲とリヒターが3曲を提供しています。
これを見ると実質的なリーダーはカレル・ボエリーと言ってもいいかもしれませんね。
実際、1曲目の最初のソロを取るのはボエリーです。
切れのあるスイング感と軽快で爽やかなハード・バップ・サウンドを聴かせてくれました。
やっぱりトランペットとテナー・サックスの組み合わせは最高だと思う。

(帯中よりの抜粋)
オランダのジャズ・シーンとビック・バンドの人気ソリストとして活躍する二人の才能、ルード・ブレーブスとシモン・リヒターによるオランダのクインテット!ヨーロピアン・ジャズ・トリオの初代ピアニストであり、トゥーツ・シールマンスとの共演でも知られるオランダの人気ピアニスト、カレル・ボエリーを始め、オランダの名プレイヤーが集ったクインテットで充実のアンサンブルを聴かせます。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)

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Chantal Chamberland (vo) [C (vocal)]

* CHANTAL CHAMBERLAND / DRIPPING INDIGO

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chantal chamberland(vo,g),
paul white(as), bil holinaty(ts),
bart nameth(p), steve pelletier(b), dan lockwood(ds),
bob doidge(flh,tp), john kenyon(p)(7,16,18)
2005/Chantal Chamberland/

1 Once In A While
2 Bewitched
3 I Wanna Be Around
4 Georgia On My Mind
5 One For My Baby
6 How deep Is Your Love
7 I'm Beginning To See The Lght
8 Lover Man
9 Les Cinemas-Bars
10 Teach Me Tonight
11 Body And Soul
12 Someday
13 The Good Life
14 I've Got You Under My Skin
15 Hot Night In Baton Rouge
16 Don't Get Around Much Anymore
17 Smoke Gets In Your Eyes
18 L'hymne A L'amour

カナダのギタリスト&ヴォーカリストの「Shantal Chamberland]は初見です。
シャンタル・チャンバーランドとシャンタル・シャンべランの読み方がありました。
後者の方がしっくりくるかな。

今作には興味深いところがありました。
レーベルが自分名義なので自主制作盤と思いきやプロデューサーもちゃんといます。
ジャケットも演奏内容も確かだし、「シャーリー・ホーンに捧ぐ」というはっきりとしたテーマもある。
ということで自主制作盤にしては出来過ぎだと思いました。

全18曲と多いのは自身の全体像を表現しているのかもしれませんね。
カナダは英語とフランス語の共用なのでシャンタルも両方の曲共に達者なものです。
シャンタルの声質と歌い方も魅力あります・・・歌も上手いと思います。
スモーキー・ヴォイスと言われているようで実にセクシーでディープな歌声です。
これを耳元でささやかれたらもうたまりませんよ。
バックのメンバーも色気十分でムーディーでブルージーな雰囲気に溢れています。
落ち着いた仕上がりで安定感もある・・・それぞれが聴きどころになっています。
私は特に(2)「Bewitched」と(10)「Teach Me Tonight」に痺れました。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(くつろぎ系)

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Ubaldo Versolato (bs) [U (sax)]

* UBALDO VERSOLATO QUARTET / PORTAL

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ubaldo versolato(bs),
marcelo elias(p,rhodes), leo versolato(elb), gabriel guilherme(ds)
2019/Kuarup Music/

1 Cubango (E.J.Alves)
2 E Ai Bele ? (U.Versolato)
3 Flavia (U.Versolato)
4 Tubo de Ensaio (U.Versolato)
5 Fefe (L.Versolato)
6 Estudo No. 3 (L.Versolato)
7 Vesuvio (U.Versolato)
8 Tempos Modernos (L.Versolato)

今作はジャケ買い、バリトン・サックスに惹かれた。
ウバルド・ヴェルソラート・・・ブラジルのバリトン・サックス奏者を初めて聴きました。
聴いた途端に飛び出てくるバリトンの重低音が心に響きます。
私は本来ラテン・リズムに重厚なバリトンは似合わないと思っている。
だからこそなおさらこの組み合わせが新鮮だった。
ジェリー・マリガン(bs)とジェーン・ドゥボック(vo)との共演盤↓以来かな。

*GERRY MULLIGAN / PARAISO (1993/Telarc)
gerry mulligan(bs), jane duboc(vo), etc

全8曲は自身のオリジナル4曲と息子のレオ・ヴェルソラート(elb)作3曲とその他1曲の構成です。
先進の若手ブラジリアン・ピアノ・トリオにベテラン・サックス奏者の共演は十分に刺激的です。
ラテン・リズムに珍しく軽快なバリトン・サックスとのコラボレーションが最大の聴きどころになります。
これほど軽やかなバリトンは聴いたことがありません。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)

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Suzanne Grzanna (vo) [S (vocal)]

* SUZANNE GRZANNA / FLY ME TO THE MOON

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suzanne grzanna(vo),
1-6:david hazeltine(p), jeff hamann(b), brian ritter(ds)
7-11:scott currier(p), harold miller(b), andy loduca(ds)
2000/Diva/

1 All Of Me
2 As Time Goes By
3 From My Heart
4 Fly Me To The Moon
5 My Funny Valentine
6 Always Thinking Of You
7 Love In The City
8 Living Your Dream
9 Game Day
10 Santa's Cheer
11 Christmas Night

スザンヌは初見、出身はシカゴでヴォーカリストでありアルト・サックス奏者でもあるようです。
彼女の最大の魅力はその歌声にあると思います。
やや舌足らずでコケティッシュな歌唱法には参ってしまう男も多いのではないかな。
可愛いですよ。

全11曲は自身のオリジナル6曲とスタンダード5曲の構成です。
つまりスザンヌにはシンガー・ソング・ライターとしての才能もあるということですね。
今作は1999年の自主制作盤からヴォーカル曲のみを収録し(1-6)、
新たに録音された書下ろし新作(7~11)をカップリングされたものとありました。
だからでしょうか、前半のデヴィッド・ヘイゼルタインのピアノが光っています。

(くつろぎ系)

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Emilie-Claire Barlow(vo) [E (vocal)]

* EMILIE-CLAIRE BARLOW / THE BEAT GOES ON

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emilie-claire barlow(vo),
reg schwager(g), mark kieswetter(p), ross maclntyre(b),
davide direnzo(ds), kelly jefferson(ts), etc
2010/EMG/

1 Raindrops Keep Falling On My Head
2 Sunshine Superman
3 Breaking Up Is Hard To Do
4 Don't Think Twice, It's Alright
5 He Thinks I Still Care
6 The Beat Goes On / Soul Bossa Nova
7 These Boots Were Made For Walkin'
8 Until It's Time For You To Go
9 Little Boat
10 Comme Je Crie, Comme Je Chante
11 Wiil You (Still) Love Me Tomorrow
12 Yester-Me,Yester-You, Yesterday
13 T'es Pas Un Autre

先日、カナダのエミリー・クレア・バーロウ(vo)の日本公演を見に行きました。
昨年から意識して聴き始めたヴォーカル盤でお気に入りの一人になったからです。
エミリーは1998年のアルバム・デビュー以来20年以上のキャリアがあります。
来日メンバーは以下の通りでした。

Emilie-Claire Barlow (vo), Reg Schwager (g),
Amanda Tosoff (p), Jon Maharaj (b), Fabio Ragnelli (ds)

エミリーは落ち着いた大人の女性の雰囲気を持っていて歌はとても上手だったです。
ギターのレグ・シュワガーとの付き合いは長く二人のコンビネーションが聴きどころになりました。

さて今作ですがエミリーの異色作だと言えます。
作品に変化を持たすためにヴォーカリストが手を変え品を変え工夫するのは当たり前ですね。
リズムやビートを強調してポップスやフォーク、ボサノバを取り上げてカントリーの味わいもあります。
バート・バカラック、ニール・セダカ、ボブ・デュラン、キャロル・キングなどが選曲されています。
今作の評価はあくまで個人の好みによると思います。
ジャズ・ヴォーカル盤としてはいまひとつかもしれないけどポップスのジャズ盤なら面白いです。
なぜなら原曲とはひと味違ったアレンジが聴けるからです。
ニール・セダカの(3)「Breaking Up Is Hard To Do」はバラードで、ボブ・デュランの(4)「Don't Think Twice, It's Alright」はアップ・テンポで意表をつかれました。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(くつろぎ系)



* EMILIE-CLAIRE BARLOW / HAVEN'T WE MET ?

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emilie-claire barlow(vo,arr),
reg schwager(g), david restivo(p), ross macintyre(b),
davide direnzo(ds), kelly jefferson(ts), chase sanborn(flh,tp), etc
2009/Empress/

1 All I Do Is Dream Of You
2 C'est Merveilleux
3 You're Driving Me Crazy ?
4 Comin' Home Baby
5 Haven't We Met ?
6 I'm Glad There Is You
7 Chez Moi
8 Is You Is Or Is You Ain't My Baby ?
9 Jardin d'Hiver
10 La Vem A Baiana
11 Will You Still Be Mine ?
12 You Make Me Feel So Young
13 You Must Believe In Spring

ヴォーカルを意識的に聴くようになってからだいぶ経ちました。
現在までのところ一番のお気に入りはこのカナダのエミリー・クレア・バーロウです。
二番手にはオーストラリア出身のベーシストでもあるニッキ・パロットということになります。
二人共に至極オーソドックスなヴォーカリストなのでその普通感がいいと思っています。
聴いていてすごく楽なんですね。

さて今作ですがスタンダードとフランスのシャンソン系が中心でアレンジはエミリー自身です。
ベン・タッカー(b)の「カミン・ホーム・ベイビー」が入っていたのは異色だと思いました。
エミリーの声がいい、歌が上手い、雰囲気が抜群です。
聴きどころは馴染みの(6)「I'm Glad There Is You」とシャンソンの(9)「Jardin d'Hiver」になりました。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(くつろぎ系)



* EMILIE-CLAIRE BARLOW / THE VERY THOUGHT OF YOU

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emilie-claire barlow(vo),
reg schwager(g), nancy walker(p), kieran overs(b), mark kelso(ds),
kevin turcotte(flh)(1), bill mcbirnie(fl)(5,10), kelly jefferson(ts)(6), mike murley(ts)(9)
2007/Empress Music/

1 The Very Thought Of You
2 Almost Like Being In Love
3 O Pato (The Duck)
4 Les Yeux Ouverts (Dream A Little Dream Of Me)
5 Pennies From Heaven
6 What A Little Moonlight Can Do
7 Surrey With The Fringe On Top
8 My Time Of Day / I've Never Been In Love Before
9 C'est Si Bon
10 De Conversa Em Conversa
11 The Boy Next Door
12 So Many Stars

カナダ出身の女性シンガー、エミリー・クレア・ バーロウを聴くのも久し振りです。
前回聴いたのは↓のアルバムです。

*Emilie-Claire Barlow / Like A Lover (2005/Empress)

去年からヴォーカルを意識して聴くようになりましたがひとつ気が付いたことがあります。
それは基本的に女性ヴォーカルでイヤな人はいないということです。
どうも私の場合は女性の声はだれでもいいみたいです。
たしかに声質の好みや歌の上手さに差はあるけれど決定的な好き嫌いになっていません。
聴く人みんなに癒されています。

クレア・バーロウは歯切れの良いくっきりとした歌声の持ち主で歌は上手いです。
ちょっと息継ぎが気になるけどクリアですっきりとした味わいが特徴だと思います。
ビル・マクバーニー(fl)やマイク・マーレイ(ts)といったカナダの名手達が共演しているのも嬉しい。
シャンソンの名曲(9)「セシボン」におけるマーレイのバッキングの素晴らしさにぶっ飛びました。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)



* EMILIE-CLAIRE BARLOW / LIKE A LOVER

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emilie-claire barlow(vo,p,per),
rob piltch(g), marc rogers(b), mark kelso(ds),
guido basso(fhn), kelly jefferson(ts)(2,7), john johnson(ts)(5)
2005/Empress/

1 Like A Lover
2 On The Sunny Side Of The Street
3 Someone To Watch Over Me
4 A Time For Love
5 So Danco Samba
6 The Things We Did Last Summer
7 (I've Got) Just About Everything I Need
8 Retrato Em Branco E Preto
9 Our Love Is Here To Stay
10 Blame It On My Youth

カナダのエミリー・クレア・バーロウ(vo)を最初に聴いたのは今作でした。
ヴォーカル好きのジャズ友に聴かせてもらったけどその時はヴォーカルに目が向いていなかった。
改めて聴いてみると「やっぱりいいな」と思いました。
先日、日本公演にも行ったばかりなので思い入れが深いこともあります。

先週のヘイリー・ロレン(vo)に比べるとこちらの方が自然体という感じがします。
15年前なので瑞々しく新鮮で声が若く伸びもある・・・ストレートに歌っています。
(7)はスピード感溢れる抜群のノリでこれが私的ベスト・トラックになりました。
将来性を感じさせるには十分な歌唱力です。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(くつろぎ系)

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Sacha Perry (p) [S (piano)]

* SACHA PERRY TRIO / THE THIRD TIME AROUND

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sacha perry(p), ari roland(b), phil stewart(ds)
2007/Smalls/

1 Lea
2 Monkey And Dog
3 Incident At D
4 Farewell Brother
5 Chuckleheads
6 Time's Up
7 Noctambule

サシャ・ペリー(p)は以前ドラマーのフィル・ステュワートの作品で気になっていました。
これがSmalls・レーベルの3枚目のアルバムになるようです。
聴けば一目瞭然ですがサシャはバド・パウエル直系のバップ・ピアニストになります。
パウエル~バリー・ハリス系は現在では珍しいと思います。
頑なにそのスタイルに固執するというのも相当なこだわりと頑固さを持っている。
実はこういう人は面白いんです。
全7曲は全て自身のオリジナルでスタンダードは1曲もありません。
つまり聴く人に迎合せずに自分のスタイルを存分に表現出来ているということですね。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)

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