SSブログ

Abelita Mateus (p,vo) [A (piano)]

* ABELITA MATEUS QUARTET & QUINTET / MIXED FEELINGS

image1298.jpg

abelita mateus(p,vo),
romero lubambo(g), peter slavov(b), alex kautz(ds),
matt marantz(ts), phillip gillette(ds,per)
2018/Vivenda/

1 Mixed Feeling (A.Mateus)
2 Vamo N'Eca (A.Mateus)
3 A Llha (Djavan)
4 Valquiria (A.Mateus)
5 Paizinbo (A.Mateus)
6 Bonita (R.Gilbert/A.C.Jobim)
7 Patience (A.Mateus)
8 Ligia (A.C.Jobim)

アベリタ・マティウス(p,vo)は初見、流し目に惹かれてしまった。
ブラジル出身でニューヨークで活躍するピアニスト&ヴォーカリストだそうです。
現代のラテン・サウンドが如何なるものか?・・・その一端を聴くことが出来ました。

全8曲は自身のオリジナル5曲にその他3曲の構成です。
歌は(6)「Bonita」の1曲だけなのでちょっと物足りなく感じました。
その歌声はストレートで爽やかでクリアです。
ここではホメロ・ルバンボのギターが素晴らしくて、現代のラテン・サウンドには欠かせない人材です。
アベリタ・マティウスはピアニストとしてもクリアなのでこの清潔感が持ち味だと思います。
トリオで演奏されるジョビンの美しい(8)「Ligia」を聴いたらその才能に疑いがなくなります。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)

nice!(1)  コメント(0) 

Alastair Laurence (p) [A (piano)]

*ALASTAIR LAURENCE TRIO / TIME REMEMBERD

image1133.jpg

alastair laurence(p), arne brunvoll(b), trond gunderson stuve(per)
1999//

1 Time Remembered (B.Evans)
2 Blue Rond A La Turk (D.Brubeck)
3 Naima (J.Coltrane)
4 Skating In Central Park (J.Lewis)
5 Quiet Girl (B.Childs)
6 Black Orpheus (L.Bonfa)
7 Autumn Leaves (J.Kosma)

アレスター・ローレンス(p)は初見。
レア盤にはあまり興味がないけれどこれは気になりました。
CDの裏表を見ただけでは何を演奏しているのか、まったく分からなかったから。

ローレンスは50年以上のキャリアを持つイギリスのピアニスト。
今作は激レア盤らしいです。
なぜそうなのか?・・・ジャケットを開けてみてすぐに納得しました。
まずは演目に目が向いた・・・日本人好みの超スタンダードが並んでいます。

加えて弾いているピアノが素晴らしいんです。
track1 Michael Rosenberger (1795)
track2 John Broadwood (1801)
track3-7 Erard (1866)
とありました。

クラシックのコンサートを彷彿とさせる品格の高い演奏が詰まっていました。
美しいピアノの音に浸るのも一興だと思います。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(くつろぎ系)

nice!(0)  コメント(0) 

Abdreas Hertel (p) [A (piano)]

*ANDREAS HERTEL TRIO / KEEPIN' THE SPIRIT
feat. Dusko Goykovich / Tony Lakatos

image1138.jpg

andreas hertel(p), lindy huppertsberg(b), jens biehl(ds)
dusko goykovich(tp,fhn)(1,2,4,5,7,8,12), tony lakatos(ts)(1,2,4,5,7,8,12)
2015/Laika/

1 Ratz-Fatz(A.Hertel)
2 Id Like To Know(A.Hertel)
3 Blues For H.G(O.Peterson)
4 Timelessness Remembered(AHertel)
5 Avanti(A.Hertel)
6 Waltz For Bill(A.Hertel)
7 Uh Muh(H.Mobley)
8 All My Life(A.Hertel)
9 Blues For Lindy(A.Hertel)
10 Never Let Me Go(R.Evans/J.Livingston)
11 One For Charlie(A.Hertel)
12 I'm Getting Sentimental Over You(G.Bassman)

アンドリース・ハーテル(p)・トリオは初見、ドイツ盤です。
ダスコ・ゴイコヴィッチ(tp)とトニー・ラカトス(ts)のフロント2管に惹かれました。
ゴイコヴィッチは久し振り、ラカトスは以前ライブで見たことがあります。

全12曲はハーテル自身のオリジナル8曲とその他4曲の構成です。
オスカー・ピーターソン(p)やハンク・モブレイ(ts)の曲が取り上げられてるのは今作の方向性を示しているか。
変幻自在に味わい深いピアノを聴かせるハーテルは名手、トリオも手慣れています。
端正で美しいゴイコヴィッチのトランペットとベニー・ゴルソン張りのラカトスのテナー・サックスが絡みます。
自作のバラード(8)「All My Life」、軽快な(1)「Ratz-Fatz」、(7)「Uh Muh」が聴きどころかな。
典型的なハード・バップ・アルバムで気持ちがいいです。
刺激には欠けるけれど、どこか郷愁を誘うサウンドで癒されました。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(くつろぎ系)

nice!(0)  コメント(0) 

Aydin Esen (p) [A (piano)]

*AYDIN ESEN TRIO / AYDIN ESEN

sonet80.jpg

aydin esen(p), peter herbert(b), selahattin c kozlu(ds)
2010/disk union/

エイデン・イーセン(p)は初見、トルコ出身のピアニストだそうです。
ディスク・ユニオンからの再発盤。
全10曲は全て自身のオリジナル。
ヨーロッパやアメリカでの活動が長いせいか、オリエンタルな味をまったく感じさせません。
清冽でクリアな音色の持ち主でテクニックも確かです。
静謐でクールなスタイルは北欧のピアニストと言っても十分通用すると思います。

Atli Bjorn (p) [A (piano)]

*ATLI BJORN TRIO / ATLICITY

sonet79.jpg

atli bjorn(p), erik molbak(b), svend-erik norregaard(ds)
2002/stunt/

アトリ・ビヨーンはデンマークのピアニスト、
ソロ、デュオ、トリオの演奏、極上のバラード・プレイが聴けます。
ヨーロッパ・ピアノ・トリオ名盤の一枚。

Asen Doykin (p) [A (piano)]

*ASEN DOYKIN TRIO / MEANDERING ROAD

sonet78.jpg

asen doykin(p), peter slavov(b), kendrick scott(ds)
2007/DOYKINMUSIC/

1 The Way Back
2 Autumn Sketch
3 New York Again
4 Hubava Si Moia Goro
5 Trurl And Klapaucius
6 Balkans
7 Some Other Times
8 Meandering Road
9 Tone Poem

Asen Doykin(p)は初見、今作は自主制作盤だと思われます。
(4)のブルガリアン・トラッド・ソングを見るとブルガリア出身のようですね。
その曲を除いては全て彼自身のオリジナルで占められており美しいピアノ・トリオが聴けます。
叙情的ではあるけれど独特のメロディ・ラインとリズム感を持っていて味わい深いものがあります。
注目のドラマーのケンドリック・スコットが参加しているのも興味深いです。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)

Arturo O'farrill (p) [A (piano)]

*ARTURO O'FARRILL TRIO / A NIGHT IN TUNISIA

sonet77.jpg

arturo o'farrill(p), george mraz(b), steve berrios(ds)
2000/VIDEOARTS/

メキシコ1960年生まれ、ニューヨーク在住のアルトゥーロ・オファリルと言います。
お父さんも有名なミュージシャンだそうですが私は知りませんでした。
ハイ・スクールの同級生にはマーカス・ミラー(b)やオマー・ハキム(ds)がいたそうです。
今作品はアルトゥーロにとって本邦デビュー作になります。
ラテン系のドラマーとオーソドックスな売れっ子ベーシストの組み合わせはなぜか。
つまりはボサノバとスタンダードの融合を目指したわけですね。分かり易い狙いです。
ご覧の通り有名曲がずらりと並んでいますから買い安心感がありました。
しかし、単純なボサノバ・アルバムになっていないところがミソです。

(中間系)

ボサノバとスタンダードの名曲を見事なリズム感で奏で、
NYの粋とラテンのセンチメントを併せ持つ、注目のピアニスト登場。
(帯中よりの抜粋)

「A Night In Tunisia」、「The Girl From Ipanema」、「Poinciana」、
「Wave」、「On Green Dolphin Street」、「Once I Loved」、「The Shadow Of Your Smile」、
「I Remember April」、「Black Orpheus」、「La Puerta」

Art Tatum (p) [A (piano)]

ART TATUM & BEN WEBSTER / QUARTET

sonet76.jpg

art tatum(p), ben webster(ts), red callender(b), bill douglass(ds)
1956/Pablo/

心暖まるテイタムのピアノと滋味溢れるウェブスターのテナーが織りなす珠玉のスタンダーズ。
テイタム不朽の名盤。
(帯中よりの抜粋)

「Gone With The Wind」、「All The Things You Are」、「Have You Met Miss Jones?」、
「My One And Only Love」、「Night And Day」、「My Ideal」、「Where Or When」

Armen Donelian (p) [A (piano)]

*ARMEN DONELIAN TRIO / TRIO '87

sonet75.jpg

armen donelian(p), carol morten iversen(b), audun kleive(ds)
1987 / Odin /

アーメン・ドネリアンはノルウエーのピアニスト、北欧特有の静謐なタッチを持っています。
ヨーロッパ・ピアノ・トリオ名盤の一枚。

Antonio Farao (p) [A (piano)]

*ANTONIO FARAO TRIO / TAKES ON PASOLINI

sonet74.jpg

antonio farao(p), miroslav vitous(b), daniel humair(ds)
2005/CAMJAZZ/

1 Mamma Roma
2 Mamma Roma
3 Una Vita Violenta
4 Medea
5 Porcile
6 Porcile
7 Teorema
8 Stella
9 Oedipus
10 Una Vita Violenta
11 Una Vita Violenta

このアントニオ・ファラオの新譜は今年になって一番注目されたピアノ・トリオ盤ではないでしょうか。
ミロスラフ・ヴィトウス(b)とダニエル・ユメール(ds)の両ベテランとの共演。
魅力的なメンバーの組み合わせから見ても、誰しも聴いてみたいと思うのは当然ですね。
同じ曲を趣を変えて演奏しているのも興味深いところです。
ファラオはイタリア系ピアニストではステファノ・ボラーニ、ジョヴァンニ・ミラバッシと並ぶ注目の逸材です。
流麗華麗で美しくメロディアス、予想通りというか、ここでもひと味違う演奏を繰り広げていました。
ヴィトウス、ユメールも好演、3人のインタープレイはスリリングで刺激的な内容に溢れています。
現在までの今年のベストのピアノ・トリオ・アルバムです。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)



*ANTONIO FARAO QUARTET / FAR OUT

sonet73.jpg

antonio farao(p), martin gjakonovski(b), dejan terzic(ds)
bob berg(ts)
2003/CULTURE PUBLISHERS INC/

1 Seven Steps To Heaven
2 Andalusia
3 More
4 Cat Steps
5 Walking With My Soul
6 Far Out
7 Fields
8 Simple
9 For My Friend
10 One Way
11 Fields (piano solo)

イタリア期待のピアニスト、アントニオ・ファラオの新作です。
彼は1996年からほぼ1年に1枚づつの作品を出しています。
今作品はボブ・バーグ(ts)との共演という興味深いものです。
ボブ・バーグは昨年の12月に自動車事故で不慮の死を遂げたため最晩年の録音になりました。
ボブを偲ぶアルバムとしても貴重な記録になるでしょう。
バリバリと吹きまくるボブ・バーグに切れ味鋭く迫るアントニオ・ファラオ、スリル満点の内容です。
このアントニオ・ファラオ・トリオは6月の「ザ・シナジー・ライブ」に来日します。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(まじめ系)



*ANTONIO FARAO TRIO / NEXT STORIES

sonet72.jpg

antonio farao(p), ed haward(b), gene jackson(ds),
pibo marquez(per)
2002/ENJA/

ローマ・ジャズの若き皇帝、アントニオ。
ファラオのエンヤ・レーベルの第三弾。
ハイテンションなスピード感溢れるプレイに精悍なルックスがあいまったリリカルでハイセンスなフレーズが横溢する演奏だ。
ファラオ快心の一枚。
(ライナーノーツより抜粋)

「What Is This Thing Cold Love」



*ANTONIO FARAO QUARTET / THORN

sonet71.jpg

antonio farao(p)
chris potter(ts,ss), drew gress(b), jack dejohnette(ds)
2000/ENJA/

アントニオ・ファラオ(p)はイタリア・ローマ出身の35歳、私は初めて聴きました。
実際のところ、クリス・ポッター(ts,ss)の名前を見て購入したのですが、力強さ、切れ味、美しさを持ち合わせていて中々面白いピアニストです。
ヨーロッパよりもアメリカン・テイストを強く感じさせるプレイヤーです。
98年に他界したケニー・カークランド(p)が自分の代役としてたびたびファラオをブランフォード・マルサリス(ts)・カルテットに指名したそうです。
この話からも相当の実力者だということが窺い知れますね。
このエンヤからの2枚目のアルバムはジャック・デジョネット(ds)がプロデュースしています。

全9曲中8曲はオリジナルでスタンダードは「Caravan」だけです。

(まじめ系)

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。