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Avishai Cohen (b) [A (bass)]

* AVISHAI COHEN TRIO & QUINTET / ARVOLES

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avishai cohen(b), elchin shirinov(p), noam daid(ds),
bjorn samuelsson(tb)(1,6,9,10), anders hagberg(fl)(1,6,9,10)
2019/Razdaz Records/

1 Simonero
2 Arvoles (Trad)
3 Face Me
4 Gesture #2
5 Echinov
6 Childhood For Carmel
7 Gesture #1
8 Nostalgia
9 New York 90's
10 Wings

久し振りにアヴィシャイ・コーエン(b)のアルバムを入手しました。
アヴィシャイは1970年生まれ、イスラエル出身で注目のイスラエル・ジャズの先駆者でもあります。
チック・コリア&オリジンで名を上げました。
身体の奥底に響くようなエネルギッシュかつ強力なベース・プレイは他の追随を許しません。
アヴィシャイもまた才能のあるジャズ・プレイヤーを見出しては世界に紹介しています。
ここではアゼルバイジャン出身の若手ピアニスト、エルチン・シリノフが聴きどころになりました。

さて今作は全10曲、古典の1曲を除いて全てアヴィシャイ自身のオリジナルです。
相変わらずの中近東の香りを強く滲ませた個性的なサウンドはズシンと重たく響いてきます。
ただ同様のサウンドが続いているのでちょっとマンネリ感が出ているのはいがめません。
そんなこともあってか、5曲にトロンボーンとフルートの珍しい組み合わせを起用してきました。
工夫の跡は十分に感じられるけど、ただ思ったほどの効果は出ていないような気がします。
オリジナルが多いのがその理由かも知れない。
逆にこのメンバーで超有名なスタンダードのバラード集を演奏してみたらどうだったかと思います。

今年の8月にアヴィシャイ・コーエン・トリオが来日します。
「2019東京ジャズ・フェスティバル」(8/30~9/1)
メンバーはアヴィシャイ・コーエン(b)、エルチン・シリノフ(p)、マーク・ジュリアナ(ds)です。

(中間系)



*AVISHAI COHEN & NITAI HERSHKOVITS / DUENDE

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avishai cohen(b,p), nitai hershkovits(p)
2012/Blue Note/

先日のオフ会でGさんが聴かせてくれたアルバムです。
アヴィシャイ・コーエン(b)とニタイ・ハーシュコヴィツ(p)のデュオ。
イスラエル出身のアヴィシャイは「チック・コリア&オリジン」で名を上げました。
同姓同名のトランペッターがいるので紛らわしいですが売り出したのはこちらが先です。
アヴィシャイが繰り出す強靭なベース・プレイの存在感は抜群です。
共演のニタイは初見ですがアヴィシャイが選んだ相手となればその実力は折り紙つきです。

全9曲はアヴィシャイのオリジナル6曲にその他3曲の構成です。
セロニアス・モンク、コール・ポーター、ジョン・コルトレーンが選ばれました。
内容はしごくオーソドックスですが隠し味に中近東色も感じられます。
二人の繊細で緻密なインター・プレイ・・・
輪郭がくっきりとした素晴らしいデュオ作品だと思います。
(9)「Ballad For An Unborn」ではアヴィシャイの切ないソロ・ピアノが聴けます。

ただ収録時間の35分は極端に短いです。
最初に聴いた時には「えっ、もう終わりなの?」と思ってしまった。
1番短い曲は2分半、長くても5分弱で明らかに物足りない部分もあります。
その分くっきりとした印象を与えるんだけど惜しいなぁ~。
「山椒は小粒でもぴりりと辛い」が狙いか。
でも、せめてあと4曲、トータル50分は欲しいところかな。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)



*AVISHAI COHEN TRIO + 2 / AS IS...LIVE AT THE BLUE NOTE

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avishai cohen(b,elb), sam barsh(p,key), mark guilliana(ds)
jimmy greene(sax), diego urcola(tp)
2007/HALF NOTE/

CD
1 Smash
2 Elli
3 Etude
4 Bass Suite
5 Feediop
6 Remembering
7 Caravan

DVD
1 Feediop
2 Samuel
3 One For Mark
4 NU Nu
5 Smash
6 Remembering
7 Caravan

チック・コリア&オリジンで名前を上げたイスラエル出身のアヴィシャイ・コーエン(b)の新譜です。
(7)の「CARAVAN」を除いては自身のオリジナル、CD&DVDの2枚セットは大徳用盤です。
パワフルでエネルギッシュ、その強靭なベース・プレイは当代随一と言っても過言ではないと思います。
中近東の香りを強く滲ませた個性的なサウンドはズシンと重たく響いてきます。
加えてエレキ・ベースのコンテンポラリーで濃い味付けは独自の音の世界を持っています。
この重厚さが今の私にはちょっとしんどいですが個性が強いだけにどっぷりとハマる人もいるでしょうね。
そんなわけで私はDVDの方が良かった・・・映像を見ながらの演奏でないと身が持ちません。
今作はアヴィシャイ・トリオにホーン奏者がゲスト出演するという形式です。
期待のサックス奏者のジミー・グリーンのソプラノ・サックスも満喫出来ます。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(まじめ系)



*AVISHAI CHOEN / CONTINUO

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avishai cohen(b), sam barsh(p), mark guiliana(ds)
amos hoffman(oud)
2006/NOCTURNE/

1 Nu Nu
2 Elli
3 One For Mark
4 Ani Maamin
5 Samuel
6 Emotional Storm
7 Calm
8 Arava
9 Smash
10 Continuo

”チック・コリア&オリジン”で強烈で印象深いベース・プレイを聴かせてくれたアビシャイ・コーエンの新譜です。
全10曲は全てアビシャイのオリジナルで占められていて、地域性に富んだ音楽を楽しみ事が出来ます。
アビシャイはイスラエル出身のベーシストなので中近東のリズムやサウンドを特徴としています。
今回は"ウード”という楽器を前面に押し出して新たな展開を試みてきました。
珍しい音色と雰囲気なのでワールド・ミュージック・ファンや新しいもの好きのジャズ・ファンには最適です。
個性的で私もなかなか面白いと思いました、最初にインドのシタールを聴いた時と同じ感覚です。
もちろん、ビンビンと響いてくるアビシャイの強力で強靭なベース奏法にも聴きどころがあります。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)



*AVISHAI COHEN / COLORS

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avishai cohen(b,p,vo)
jason lindner(p), jimmy greene(ts,ss,fl), amos hoffman(g)
avi lebovich(tb), steve davis(tb), jeff ballard(ds,per) etc
2000/STRETCH/

アビシャイ・コーエンの3枚目のアルバムです。
やはりこの人のベースは強烈な印象を与えるので只者ではありませんよ。
中近東の香りを感じさせる独自のサウンドを持っています。
久し振りに強力な個性を持つベース奏者が現れた感じですね。
このまま順調に成長してほしい逸材だと思っています。
現在はトータル・サウンドを追求しているのか、ややホーン・セクションが物足りません。
彼のリズムに大物のホーン・プレイヤーを組み合わせてみたいです。
もう誰かと共演していますかね、どこかで企画してくれると有難いと思います。

(まじめ系)



*AVISHAI COHEN SEXTET / DEVOTION

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avishai cohen(b,p), jason lindner(p), jeff ballard(ds,per),
jimmy greene(ts,ss,fl), amos hoffman(g), steve davis(tb),
1999/STRETCH/

全米ジャズ誌絶賛のチック・コリア&オリジンのベーシスト=アヴィシャイ・コーエン、セカンド作。
敬愛するチック・コリア、ホレス・シルバーに捧げた入魂の作品。
(帯中よりの抜粋)

Alex Blake (b) [A (bass)]

*THE ALEX BLAKE QUINTET featuring PHAROAH SANDERS / NOW IS THE TIME

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alex blake(b,elb,per,vo)
pharoah sanders(ts), john hicks(p), victor jones(ds), neil clark(per)
2000/BUBBLE CORE/

1 On The Spot
2 intro-Neil Clark
3 The Chief
4 Little Help Solo
5 intro-Alex Blake
6 Now Is The Time
7 Mystery Of Love

アレックス・ブレイク(b)の22年振りのリーダー作だそうです。
何と言っても、ファラオ・サンダース(ts)とジョン・ヒックス(p)の参加が注目されます。
このところ、ファラオもジョンも大人しい感じのバラード・アルバムが多かったですが、
ここではライブ盤ということもあり久し振りに熱く燃えたプレイを披露してくれています。
表題曲の「NOW IS THE TIME」はアフロ・テイストで盛り上がりました。
最近はこういうアルバムには中々出会いませんが真剣勝負のスリルと興奮を覚えた一枚です。
それにしても日本盤をよく出してくれました。
普通は気が付きませんよ。
やはり日本はジャズ天国か。
今だファラオ・サンダースの人気が衰えていない証拠ですね。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(まじめ系)

Abraham Laboriel (b) [A (bass)]

*ABRAHAM LABORIEL TRIO / 3 PRIME

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abe laboriel(elb), tom ranier(p), peter donald(ds)
2001/Fuzzy Music/

フュージョン・シーンの名ベーシスト、エイブラハム・ラボリエルを中心に結成されたピアノ・トリオです。
ラボリエルは2005年のリー・リトナー(g)のライブでも見ましたが巨体から繰り出すグルーブ感は凄かったです。

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