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David Mattews (p) [D (piano)]

* DAVID MATTHEWS SEXTET / IMPRESSIONS

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david matthews(p,arr,cod),
ryan kisor(tp), jim pugh(tb), aaron heick(ts),
chip jackson(b), jimmy madison(ds)
2002/Videoarts/

1 Impressions
2 Whisper Not
3 Li'l Darling
4 The Moldau
5 These Foolish Things
6 Rachmanioff Symphony #2
7 Concorde
8 Piano Concierto #1
9 Blue Monk
10 I Can't Get Started

いやぁ~、これは良かったです。
デヴィッド・マシューズ(p)といえば「マンハッタン・ジャズ・クインテット」なんだけどこんな作品がポツンとあるなんてね。
M・J・Q(モダン・ジャズ・カルテット)と紛らわしいM・J・Q(マンハッタン・ジャズ・クインテット)は1984年の結成です。
M・J・Qじゃないこの作品がどんな経緯で出されたのか・・・ちょっと見逃がしてしまうアルバムです。
これはピアニストとしてのマシューズよりアレンジャーとしてのマシューズに焦点を当てたものだと思います。
アレンジャーとして、コンダクターとしてのマシューズの実力が十二分に発揮されています。
私は聴き始めてからグイグイと引き込まれていく自分に気付きました。

全10曲はジョン・コルトレーン(ts)の(1)、ベニー・ゴルソン(ts)の(2)、ジョン・ヘンドリックス(vo)の(3)、
ジョン・ルイス(p)の(7)、セロニアス・モンク(p)の(9)など、モダン・ジャズの名曲が並んでいて圧巻です。
特に(6)、(8)のクラシック曲がこれほど上手くジャズ化されているのは聴いたことがありません。
ラフマニノフやチャイコフスキーがこんなジャズになっちゃうなんて・・・マシューズは凄いです。
ちなみに私はクラシックのジャズ化が好きじゃないのでCDに入っていても普段は飛ばしてしまいます。
ライアン・カイザーの鋭いトランペットの響きとチップ・ジャクソンの強靭なベース・プレイも聴きどころです。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(くつろぎ系)

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Duke Pearson (p) [D (piano)]

*DUKE PEARSON SEXTET / WAHOO

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donald byrd(tp), james spaulding(as,fl), joe henderson(ts),
duke pearson(p), bob cranshaw(b), mickey roker(ds)
1964Rec/Blue Note/

デューク・ピアソン(p)が持つポップな雰囲気は好きでした。
中々に多才なプレイヤーです。
今作はジャズ・ロック調で時代の流れにも敏感です。

Duke Jordan (p) [D (piano)]

*DUKE JORDAN / TWO DUKES NAMED DUKE

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duke jordan(p), hugo rasmussen(b), ed thigpen(ds)
1997/MELDAC/

ふたりの「デューク」の偉大なる才能の結実。
彼自身隠れたソング・ライターである、デューク・ジョーダンが敬愛するデューク・エリントンの
スタンダード作品を集め、オリジナル曲を加えて、ピアノ・トリオで味わい深く聴かせる最新作。
(帯中よりの抜粋)

「Jordu」、「Sophisticated Lady」、「Take The A Train」、
「Satin Doll」、「Solitude」、etc



*DUKE JORDAN TRIO / TIVOLI ONE

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duke jordan(p), wilbur little(b), dannie richmond(ds)
1987/SteepleChase/

デューク・ジョーダン・トリオのライブ盤。
ダニー・リッチモンドのドラミングが個性的。

スタンダードは「Embraceable You」、「I Remember April」

Duke Ellington (p) [D (piano)]

*DUKE ELLINGTON & JOHN COLTRANE

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duke ellington(p), john coltrane(ts,ss),
aaron bell(b), jimmy garrison(b), elvin Jones(ds), sam woodyard(ds)
1962Rec/Impulse/

デューク・エリントンとジョン・コルトレーンの二大巨匠の組み合わせ。
考えることは出来ても実現は難しそうな企画です。
でもそれが実現しました。
異色かつ貴重なアルバムです。

「In A Sentimental Mood」

Dorothy Donegan (p) [D (piano)]

*DOROTHY DONEGAN TRIO / LIVE IN COPENHAGEN 1980

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dorothy donegan(p), mads vinding(b), ed thigpen(ds)
1980Rec/Storyville/

シカゴ出身のドロシー・ドネガンのピアノ・トリオのライブ盤。
共演がマッズ・ヴィンディング(b)とエド・シグペン(ds)という強力メンバー。
クラシックをバック・ボーンにした確かなテクニックと美しいタッチが聴きどころ。
アート・テイタムを彷彿とさせるスタイルの持ち主です。

「When I Fall In Love」、「Take The A train」、「You're So Beautiful」、「Satin Doll」

Don Randi (p) [D (piano)]

*DON RANDI TRIO / WHERE DO WE GO FROM HERE ?

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don randi(p), leroy vinnegar(b), mel lewis(ds)
1998(1962Rec)/Verve/

これぞピアノ・トリオの名盤!!
超一流のリズム・セクションを率いて吹き込んだ、ランディの代表作。
世界初CD化
(帯中よりの抜粋)

ピアノ・トリオ・ファンにとっては幻の名盤の1枚だったと思います。
たしかにリロイ・ヴィネガー(b)とメル・ルイス(ds)のバックはシブいです。
でも、あんまり大きな期待はどうかな。
私は1曲目のブルースの余りに長いリフレインに引きました。

「Waltzing Matilda」、「I Love Paris」、「That's All」、「Autumn Leaves」、etc

(中間系)

Don Pullen (p) [D (piano)]

*DON PULLEN / KELE MOU BANA
& THE AFRICAN. BRAZILIAN CONNECTION

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don pullen(p),
carlos ward(as), nilson mattaq(b), guiherme franco(per), etc
1992/ Blue Note/

夢果てぬ大地に踊るリズム&メロディ、甘く切ない出会いの宴。
(帯中よりの抜粋)

こういう企画はドン・プーレンの得意とするところか。
アフリカ&ブラジル・・・ゴリゴリのリズムがグイグイと迫ってきます。



*DON PULLEN TRIO / NEW BEGINNINGS

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don pullen(p), gary peacock(b), tony williams(ds)
1989/ Blue Note/

ドン・プーレンのピアノ・トリオ作品。
バックもゲイリー・ピーコック(b)&トニー・ウィリアムス(ds)と磐石です。
全7曲は全て自身のオリジナル。
プーレンのトリオ作の代表作になると思います。
鍵盤転がし奏法も冴える。



*DON PULLEN SOLO / EVIDENCE OF THINGS UNSEEN

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don pullen(p)
1983/Black Saint/

個性派ピアニスト、ドン・プーレンのソロ・ピアノです。
全5曲は全てオリジナル。
フリー・フォームで鍵盤を転がすような独特のタッチは忘れがたい。

Don Friedman (p) [D (piano)]

*DON FRIEDMAN TRIO / TIMELESS

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don friedman(p), john patitucci(b), omar hakim(ds)
2004/VILLAGE RECORDS/

1 Alone Together
2 Star Eyes
3 Body And Soul
4 Emily
5 Turn Out The Stars
6 What Is This Thing Called Love ?
7 Bouncing With Bud
8 'Round Midnight

まずはこのドン・フリードマン(p)の新作はメンバーの意外性に驚かされました。
ビル・エヴァンス系の知性派ピアニストに、共にフュージョン系出身のリズム・セクションとは・・・。
ジョン・パティトゥッチ(b)の場合は達者な両刀使いなので分からないではありませんが、ドラマーにオマー・ハキムを起用したのにはびっくりしました。
しかし、これが見事に成功しています。
この新鮮な組み合わせを考えた制作プロデューサーに拍手を送りたいです。
ドン・フリードマンといえば名作「サークル・ワルツ」をつい思い浮かべてしまいます。
ジャズ・ファンの間には良くも悪くもこの一枚の印象が強く残っているのではないでしょうか。
フリードマンはこのところコンスタントにリリースしていて精力的に活動しています。
実力的にはもっと評価されていいピアニストでしょうね。
今作品はハキムの叩き出すリズムに触発されてフリードマンも新しい創造力を発揮しています。
特に1曲目の「Alone Together」の出来は素晴らしいです。
意表をついてアップ・テンポで始まるこの1曲はこのトリオの特徴を凝縮させていると思います。
年齢を感じさせない生き生きとした瑞々しいピアノを聴くことが出来ました。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)



*DON FRIEDMAN TRIO & QUARTET / MY FOOLISH HEART

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don friedman(p)
jed levy(ts), tim ferguson(b), tony jefferson(ds)
2003/STEEPLECHASE/

1 Positivity
2 My Foolish Heart
3 DEsafinado
4 Memory Of Scotty
5 Bye Bye Blackbird
6 Petite Fleur
7 Swans
8 Almost Everything

久し振りに中古盤コーナーを覘いていて、ふと目に止まった1枚です。
2003年発売と新しく、状態も新品同様、それが半値近くで入手できました。
私はちょっとしたことで幸せな気分になれる男です。(^_^)
ずばり、疲れた時やホッとしたい時に聴くアルバムとしては最適です。
心地良いテナーの響き、しみじみと聴かせるピアノの調べ、サウンドがまろやかでとても優しいです。
トリオで聴かせる「MY FOOLISH HEART」や「BYE BYE BLACKBIRD」などはベテランならではの味わいです。
ドン・フリードマン(p)の近年の活躍には目を見張るものがありますね。
80年代は一時期低迷していましたが、90年代から復活してきて、その評価も上がっています。
日本では「サークル・ワルツ」が余りにも有名ですが、いつまでもこれだけでは寂しいと思っていました。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(くつろぎ系)



*DON FRIEDMAN TRIO / STANDARDS IN CAGLIARI

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don friedman(p), jeff fuller(b), tommy bradascio(ds)
2003(1999Rec)/Soul Note/

ドン・フリードマン(p)の1999年、イタリア・ジャズ・フェスのライブ盤です。
ビル・エバンスの陰に隠れているけどフリードマンもまた名手の一人です。
抒情詩的ピアノの真髄が聴けました。

「In Your Own Sweet Way」、「The Shadow Of Your S,ile」、「Solar」、
「Stella By Starlight」、「My Foolish Heart」、「Confirmation」

(中間系)



*DON FRIEDMAN TRIO / THE PROGRESSIVE

don friedman(p), frank luther(b), billy hart(ds)
1978Rec/Progressive/

斬新な音列。強力なタッチ。そしてリリシズム。
理想的なメンバー構成、選曲によるピアノ・トリオ。
(帯中よりの抜粋)

「Stella By Starlight」、「I Love You」、「Billie's Bounce」、
「Straight No Chaser」、「I Remember You」、「Moment Notice」、
「All The Things You Are」

(中間系)

Domenico Capezzuto (p) [D (piano)]

*DOMENICO CAPEZZUTO TRIO / PICCOLA LUCE

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domenico capezzuto(p), andrea avena(b), luca chiaraluce(ds)
javier girotto(ss)
2001/SPLASC(H) REC/

1 Piccola Luce
2 Two For Two
3 A Bientot
4 First Song
5 Nunca Se Val, Quando Se Deixa Algo
6 Come In Un Film
7 Arabesque
8 To Michel
9 La Marcia Della Mela
10 Piccola Luce

聞いたことがないプレイヤーの作品を紹介するのは中々勇気がいります。
ドメニコ・カペッズト(p)と読むのでしょうか、ピアノ・トリオのイタリア盤です。
全10曲中8曲がオリジナルでミシェル・ペトルチアーニ(p)に捧げた曲もあります。
メロディ・ラインが美しく、微妙なタッチと共に印象に残るアルバムです。
2曲にホーンが入るので変化もあります、長く愛聴出来るのではないかと思っています。
これからの活躍が期待出来るプレイヤーなのでご紹介することにしました。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)

Dag Arnesen (p) [D (piano)]

*DAG ARNESEN TRIO / NORWEGIAN SONG

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dag arnesen(p), terje gewelt(b), pal thowsen(ds)
2007/RESONANT MUSIC/

1 By The Rondane Mountains
2 Oh,Oh,Oh, I Love You Dearly
3 Margit Hjukse
4 Arietta
5 I See You Shadow Yonder
6 Aagot's Mountain Song
7 Havar Hedde
8 Gjendine's Lullaby
9 Norwegian Valley Song
10 Falkvor Lomansson
11 The Chalet Girl's Sunday

ダグ・アーネセン・トリオのノルウェーの曲の作品集です。
長い間、歌い続け演奏され続けてきた曲なのでやさしくてやわらかなメロディ・ラインを持っています。
疲れている時やホッとしたい時に聴くには最適なアルバムだと思います。
派手さはありませんがほのぼのとするので時々思い出しては長く聴けるような気がしています。
以前、ヤン・ラングレン(p)がスウェーデン作品集を出しましたがこれも素晴らしかったです。
ひっそりとして目立たない・・・案外こういう癒しの作品が得てして愛聴盤になるのかもしれません。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム 」

(くつろぎ系)



*DAG ARNESEN TRIO / MOVIN'

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dog arnesen(p), terje gewelt(b), svein christiansen(ds)
2003/VIDEOARTS/

ノルウェーのダグ・アーネセン・トリオの再発盤です。
1994年に録音されたものをジャケットを新しく変えての登場です。
オリジナルが多いですが1、2曲目も良かった。特に「ボディ・アンド・ソウル」は圧巻です。
北欧ピアノ独特の美しいメロディラインが印象に残ります。
ベースのテリエ・ゲヴェルトも好演、北欧ピアノ・トリオの一級品でしょう。

「Body And Soul」、「Alone Together」

(中間系)

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