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Diego Garbin (tp) [D (trumpet)]

* DIEGO GARBIN QUINTET / REFUGIO

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diego garbin(tp,fgh), do de carvalho(ts,fl),
salomao soares(p), jackson silva(b), paulo almeida(ds)
2018/Blaxtream/

1 Revoar
2 Refugio
3 Tonin Da Jose
4 Rebuscando
5 Morro Da Urca
6 Pro Mala
7 Popzera
8 Bossa Nonna
9 De Ultima Hora

ディエゴ・ガービン(tp)は初見、先週に引き続いて最近のラテン・ジャズ・サウンズを聴きました。
トランペット&テナー・サックスのフロント2管にピアノ・トリオのクインテット編成です。
この組み合わせはジャズ王道なので聴いてみたいと思いました。

全9曲は全て自身のオリジナルで占められていました。
音が出た途端、まず感じたのは「上手いなぁ~」です。
トランペットの音色が実にクリアでまったく濁りが感じられなかった。
テナー・サックスしかり、ピアノもしかり、余りに洗練された演奏なので驚いてしまいました。
まとまり良く調和が取れている・・・曲想豊かなアレンジとアンサンブルが素晴らしいです。
ギターレスのコンテンポラリーなラテン・ジャズ・グループとはこんなに凄いのか。
ブラジルの若手クインテットの実力に圧倒された一枚です。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)

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Dusko Goykovich (tp) [D (trumpet)]

*DUSKO GOYKOVICH & SCOTT HAMILTON / SECOND TIME AROUND

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dusko goykovich(tp', scott hamilton(ts),
bernhard pichi(p), rudi engel(b), michael keul(ds)
2015/Oganic/

1 A Baptist Beat (H.Mobley)
2 Recardo Bossa Nova (D.Ferreira)
3 You're My Everything (H.Warren/J.Young/M.Dixon)
4 Lotus Blossom (K.Dorham)
5 I Faall In Love Too Easily (J.Styne/Sammy Cahn)
6 Blues For Gianni B (D.Goykovich)
7 Pra Machucar Meu Coracao (A.Brroso)
8 Love For Sale (C.Porter)
9 Luicy Lucy (H.Silver)

ダスコ・ゴイコビッチ(tp)とスコット・ハミルトン(ts)の共演は2枚目になるようですね、
この二人の共演となれば内容はほぼ予想がついてしまいます。

予想通り、全編を覆うゆったりとしたノリはまさに大人の味です。
全9曲は二人の共演が7曲、ゴイコビッチとハミルトンのワン・ホーンが各1曲づつ。
つまり1枚で3度美味しい優れものに仕上がりました。
ベストはハミルトンのワン・ホーンのバラード(7)でこれが実に素晴らしい。
2番手がゴイコビッチのワン・ホーンのバラード(5)です。
この2曲の為に買っても惜しくないと思います。
他にも魅力的な曲が並んでいるのでベテランの味を楽しむには最適のアルバムです。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(くつろぎ系)



*DUSKO GOYKOVICH QUARTET / IN MY DREAMS

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dusko goykovich(tp,flh)
bob degen(p), isla eckinger(b), jarrod cagwin(ds)
2001/ENJA/

ダスコ・ゴイコヴィッチ(tp)の新作は美しい旋律を持つバラード集です。GDになりました。
ダスコも今年で70歳だそうですが意欲的に演奏活動を行っています。
近年、若々しいプレイで好アルバムを連発しているのは驚きです。
ここでは全11曲中7曲がオリジナルで作曲家としての非凡な才能を見せてくれています。
円熟味を増したプレイは素晴らしいですね。心地良く胸の奥に染み込んできます。
バックのメンバーもボブ・デゲン(p)を筆頭に健闘していますよ。

「Skylark」、「One Morning In may」

[ Swing Journal : ゴールド・ディスク ]

(中間系)



*DUSKO GOYKOVICH QUINTET / EUROPEAN DREAM

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dusko goykovich(tp), gianni basso(ts), peter mihelich(p)
luigi trussardi(b), masahiko osaka(ds)
1999/KING/

ダスコ・ゴイコヴィッチの最新盤を聴いてみました。
なんかユッタリとして、聴き易くて、とてもいい感じのアルバムです。
たまにはこういうのも、ホントにいいなと思いました。
フロントが2本あるから楽しめるし、ペットとテナーの組合せはジャズ・コンボの王道という気がします。
ジャンニ・バッソもムードがあります。
洒落たバーで水割りかブランデーを片手にこんなのを聴いたらもうたまりませんよ。
出来れば彼女(彼氏)と聴きたいなあ。
これで口説けばイチコロでしょう、みんな頑張って。

[ ドラ流目立たないけどいいアルバム ]

(くつろぎ系)



*DUSKO GOYKOVICH QUINTET / GOLDEN EARRINGS

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dusko goykovich(tp,fhn), gianni basso(ts),
peter mihelich(p), luigi trussardi(b), masahiko osaka(ds)
1999/Paddle Wheel/

胸に染み入るダスコのバラード・プレイの妙味。
レキシントン・ホールで生まれた感動のライブ・アルバム。
(帯中よりの抜粋)

「What A Defference Day Made」、「Golden earrings」、
「The Blues Walk」、「Misty」



*DUSKO GOYKOVICH QUARTET / 'ROUND MIDNIGHT

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dusko goykovich(tp,fhn),
peter mihelich(p), yasuhiko sato(b), masahiko osaka(ds)
1998/Paddle Wheel/

ジャズ・スタンダードに哀愁を。
聴衆を魅了したダスコ・ゴイコビッチの本邦初ライブ盤。
(帯中よりの抜粋))

山形県鶴岡市「レキシントン・ホール」にて

「'Round Midnight」、「I Remember Clifford」、「Lotus Blossom」



*DUSKO GOYKOVICH & GIANNI BASSO QUINTET / LIVE AT BIRDLAND NEUBURG

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dusko goykovich(tp,fhn), gianni basso(ts),
peter mihelich(p), luigi trussardi(b), alvin queen(ds)
1994/Birdland Neuburg/

気心の知れたジャンニ・バッソとのドイツ、バードランド・ニューブルグでのライブ盤。
リラックスした居心地の良いジャズが聴けました。
ダスコの哀愁に満ちたトランペットには本当に癒されます。

「The Man I Love」、「Everything Happen To Me」



*DUSKO GOYKOVICH QUARTET / AFTER HOURS

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dusko goykovich(tp,fhn),
tete montoliu(p), robert langereis(b), joe nay(ds)
1971Rec/Enja/

今や人気、実力ともにナンバー・ワンになったユーゴ出身のトランペッター、
ダスコ・ゴイコヴィッチの哀感あふれる名作が極上のリマスタリングで復刻。
(帯中よりの抜粋)

バックはテテ・モントリュー・トリオ。

「A Child Is Born」、「I Love You」



*DUSKO GOYKOVICH QUINTET / IT'S ABOUT BLUES TIME

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dusko goykovich(tp,fhn), ferdinand povel(ts),
tete montoliu(p), robert langereis(b), joe nay(ds)
1971Rec/Fresh Sound/

いわゆる発掘盤だと思います。
なんといってもテテ・モントリュー(p)の参加が魅力です。
ダスコ40歳、脂の乗りきった溌剌とした輝かしい音色が聴けました。

「Old Folks」

Dominick Farinacci [D (trumpet)]

* DOMINICK FARINACCI / SHORT STORIES

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dominick farinacci(tp,flh),
larry goldings(p,org), christian mcbrid(b), steve gadd(ds),
dean parks(g), jemey haddad(per)(1,2,4,6,8),
gil goldstein(accordion)(1,4,6,8), jacob collier(v)(2,7), etc
2016/Mack Avenue/

1 Bamboleo (T.Baliardo)
2 Senor Blues (H.Silver)
3 Soldier's Things (T.Waits)
4 Doha Blues (D.Farinacci)
5 Sunshine Of Your Love (J.Bruce/E.Clapton/P.R.Brown))
6 Tango (D Reeves)
7 Somebody That I Used To Know (W.A.D.Backer/LBonfa)
8 Afternoon In Puebla (D.Farinacci)
9 Black Coffee(J.F.Burke/P.F.Webster)
10 Parlour Song (L.Goldings)

ドミニク・ファリナッチは収集対象です。
今作のプロデューサーはフュージョン・シーンの名プロデューサーのトミー・リピューマです。
リピューマは現在「ヴァーヴ・グループ」の会長のようですが、プロデューサー時代は3度のグラミーを取っています。
ジョージ・ベンソン、ナタリー・コール、ダイアナ・クラールです。
そんなリピューマがどんなファリナッチの作品をプロデュースしたかは興味深いですね。

例によって色んな要素を組み合わせたクロスオーバー的作品になっています。
凝ったアレンジやリズムが聴きどころになります。
アレンジャーはファリナッチ、ゴールディングス、ジェイコブ・コリアーなど。
曲によってオーケストラ、ストリングス、ヴォイスなどが入ります。

どんな状況でもそつなくこなしてしまうところがファリナッチの長所でもあり欠点でもあります。
真面目な性格なんでしょうね、弾けたところや突き抜けたところがありません。
遊び心というか、色気が足りない気がします。
というわけで比較的スムーズに展開しているエリック・クラプトン作の(5)が私的ベスト・トラック。
ファリナッチ(tp)、マクブライド(b)、パークス(g)が好演しています。
バラードの(3)ではゴールディングスのピアノも光る・・・これが次点になりました。

(中間系)



*DOMINICK FARINACCI QUARTET & QUINTET / DAWN OF GOODBYE

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dominick farinacci(tp,flh),
dan kaufman(p), yasushi nakamura(b), carmen intorre(ds),
keita ogawa(per), guilherme monteiro(g)(3), jonathan batiste(p)(4,7,11),
ernie krivda(ts)(5), ben williams(b)(4,7,10,11)
2012/Cendi Music/

1 YOU DON'T KNOW WHAT LOVE IS (D.Raye)
2 IT'S ALL RIGHT WITH ME (C.Poter)
3 I CONCENTRATE ON YOU(C.Poter)
4 DOMS BLUES (D.Farinacci)
5 MIDNIGHT EMBRACE (D.Farinacci)
6 LOVER MAN (J.Davis/R.R.Ramirez/J.Sherman)
7 WILLOW WEEP FOR ME (A.Ronell)
8 WINDSHADOW (D.Kaufman)
9 DAWN OF GOODBYE (D.Farinacci)
10 YOU MADE ME LOVE YOU (P.D.Rose/J.Trent)
11 MOANIN'(B.Timmons)

CDの聴き直しをしていて最近ハマっているのがトランペッターです。
個人的にテナー・サックスが一番好きなのでどうしてもサックス作品を聴く機会が多くなります。
それで時々思い出したようにトランペットが聴きたくなるんです。
今一番のお気に入りがこのドミニク・ファリナッチです。

ファリナッチは1983年3月、オハイオ州クリーブランド生まれの現在32歳です。
10代から注目されていた逸材ですがウィントン・マルサリスも絶賛するトランぺッターです。
音楽名門校の「ジュリアード」が創設した”ジャズ・スタディーズ」第一期生に選ばれました。
このこと自体がジャズ・ミュージシャンとしての資質と才能を表しています。
ちなみにここで共演している中村恭士(b)さんや東京で活躍中の片倉真由子(p)さんが同窓になります。

まずは柔らかい音色が素晴らしい・・・聴いていて疲れないのがいいです。
確かな技術に裏打ちされたクールでまろやかな音色は決して熱くならずに美旋律を吹き切る。
まさに「トランペットで歌う」という表現がピッタリだと思います。
全11曲はオリジナル4曲とコール・ポーターなどのラブ・バラードが中心になっています。
お気に入りはギター入りの(3)「I Concentrate On You」と切なくほろ苦い(6)「Lover Man」。
自作の(5)「Midnight Embrace」のチャカポコ・リズムも心地良い。

なお輸入盤と国内盤ではジャケットが違います。
国内盤は2曲のボーナス・トラック(10,11)付きですが、いつも「どうかな?」という販売手法です。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)


*DOMINICK FARINACCI / LOVERS, TALES & DANCES

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dominick farinacci(tp,fhn),
kenny barron(p), james genus(b), lewis nash(ds), jamey haddad(per),
joe locke(vib), marc johnson(b), hilary cole(vo), etc
2009/Koch/

1 Don't Explain (A.Herzog/B.Holiday)
2 Libertango (A.Piazzolla)
3 Estate (B.Martino)
4 Vision (D.Farinacci)
5 Ne Me Quitte Pas (J.Brel)
6 E Lucevan Le Stelle (G.Puccini)
7 Erghen Diago (P.Lyondev)
8 Silent Cry (D.Farinacci)
9 Love Dance (I.Lins)
10 Bibo No Aozora (R.Sakamoto)
11 Lonely Woman (O.Coleman)
12 The Theme From The Pawnbroker (Q.Jones)

現在私には収集対象のトランぺッターが二人います。
一人はライアン・カイザーで、もう一人はこのドミニク・ファリナッチです。
カイザーは1973年生まれの今年42歳、ファリナッチは1983年生まれの32歳です。
10歳差があるのでライバルとは言えないけれど対照的な持ち味を持っています。
不良っぽいのがカイザーで優等生がファリナッチかな。
テナー・サックスのエリック・アレキサンダーとハリー・アレンにもそんな感じがしています。

ファリナッチはジュリアード出身の逸材で実に上手いです。
技術的には文句なし、端正でキッチリとしたトランペット奏法を聴かせてくれます。
ウィントン・マルサリス系統。
マルサリスと同様に余りに上手過ぎて面白くないという評価もあると思います。

さて今作はそんなファリナッチが歌い上げた究極のロマンティック・バラード集です。
ケニー・バロン・トリオがバックで、曲によりオーケストラやストリングスが加わる一大抒情歌です。
ファリナッチならではの上品でクールで穏やかな世界が広がっています。
「Libertango」、「Estate」など、スムーズなフレージングと柔らかな音色が素晴らしいです。
こういう企画構成はファリナッチ以外には無理かもしれませんね。
プロデューサーが見事・・・ファリナッチにとっても異色作品になったと思います。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(くつろぎ系)



*DOMINICK FARINACCI QUARTET & QUINTET / SOUNDS IN MY LIFE

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dominick farinacci(tp),
片倉真由子(p), 中村恭士(b), carmen intorre jr(ds)
stacy dillard(ts)(1,4,7,10)
2006/M&I/

1 The Thing To Do (J.Heath)
2 Flamenco Sketches (M.Davis)
3 What Is This Thing Called Love (C.Poter)
4 The Pursuit (D.Farinacci)
5 I Can't Get Started (V.duke)
6 Visions (D.Farinacci)
7 Peyote (B.Maupin)
8 My Funny Valentine (R.Rodgers)
9 Memories (C.Intorre.Jr)
10 Mona's Mood (J.Heath)

ドミニク・ファリナッチ(tp)も収集対象です。
ライアン・カイザー(tp)と対で聴くことが多いかな。
ちょうどテナー・サックスにおけるエリック・アレキサンダーとハリー・アレンのような関係。
片方を聴くとなぜかもう一方も聴きたくなります。
Hot&Cool、硬と柔、動と静、暴れん坊と優等生・・・みたいな感じで興味深いです。

ファリナッチは抜群のテクニックの持ち主で柔らかく高らかに鳴り響く音色が素晴らしいです。
ここでのファリナッチも相変わらず実に端正で真面目です。
キッチリと一音も外していない感じがしました。
良くも悪くもこれがファリナッチの持ち味で個性と言えます。
そんなリーダーの意向を汲んでメンバーも確実にプレイしています。

演目を見てみると最初と最後にジミー・ヒース(ts)の曲を配しているのが目に付きました。
なんかこれだけで「いいアルバムに違いない」と思ってしまいました。
ファリナッチにはバラードがよく似合う・・・(8)「My Funny Valentine」のミュート・プレイに痺れた。
(4)「What Is This Thing Called Love」も良かった。
随所で輝きを見せる片倉真由子さんのピアノにも注目です。

余談ですがジャケットの片倉さんの名前が「Miyako Katakura」になっています。
先日ライブ・ハウスで片倉さんに聞いてみたところ単なる間違いだそうです。
日本人なら「まゆこ」を「みやこ」に間違えないけど外人には同じように聞こえるのかもしれませんね。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)



*DOMINICK FARINACCI QUARTET / ADORO

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dominick farinacci(tp)
milton fletcher(p), yasushi nakanura(b), camen intorre, jr(ds) 
2006/M&I/

ライブ会場で入手したドミニク・ファリナッチ(tp)の5枚目のニュー・アルバムです。
彼の作品を購入したのは19歳のデビュー盤以来のことになります。
天才肌のトランペッターがどう進化しているのか、興味がありました。
ケニー・ドーハム、アート・ファーマー系のまろやかでソフトな音作りになってきたと思いました。
これでまだ23歳というのですから末恐ろしいというか、多いに楽しみにしています。
これからだってどんどんと変化していくでしょうね。
ドラムスを除いてはライブと同メンバーです。
ライブ・レポートにも書きましたがベースとのデュオが素晴らしかったです。
最後の曲(10)「I WISH YOU LOVE」でその一端が聴けます。

「Adoro」、「Summertime」、「Body And Soul」、「Love Dance」、
「I Wish You Love」

(中間系)



*DOMINICK FARINACCI QUINTET / SMILE

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dominick farinacci(tp), jon Irabagon(as,ss),
dan kaufman(p), yasushi nakamura(b), camen intorre, jr(ds) 
2005/M&I/

順風満帆!ふくよかな音色、小粋で気品あるフレイズ。
ドミニクがNo.1と呼ばれる日も近い・・・。
(帯中よりの抜粋)

ドミニクの4枚目のアルバムです。
今回の相手はマルサリス門下のジョン・イラバゴン(as)です。

「Swing Journal ゴールド・ディスク」

(中間系)



*DOMINICK FARINACCI QUARTET / BESAME MUCHO

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dominick farinacci(tp)
adam birnbaum(p), peter washington(b), camen intorre, jr(ds) 
2004/M&I/

驚異のバラード吹き、天才児ドミニクが更に深味と輝きを増した。
(帯中よりの抜粋)

「Ghost Of A Chane」、「It's All Right With Me」、「Besame Mucho」、
[Libertango」、「Nostalgia」、「You Go To My Head」

「Swing Journal ゴールド・ディスク」

(中間系)



*DOMINICK FARINACCI QUARTET & QUINTET / SAY IT

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dominick farinacci(tp), Ira Sullivan(ts,ss)(1,2,3,8,11),  
mulgrew miller(p), chip jackson(b), joe farnsworth(ds)
2003/M&I/

バラード・プレイが絶品。
ジャズ界の若きエリート、ドミニク・ファリナッチ!
マルサリスの薫陶を受けた驚異の新人、第2作。
(帯中よりの抜粋)

アイラ・サリヴァンとのフロント2管が聴けます。

「スイング・ジャーナル選定・ゴールド・ディスク」

(くつろぎ系)



*DOMINICK FARINACCI QUARTET / MANHATTAN DREAMS

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dominick farinacci(tp)  
mulgrew miller(p), chip jackson(b), joe farnsworth(ds)
2003/M&I/

弱冠19歳の天才型トランペッター、ドミニク・ファリナッチの登場です。
昔ならともかく最近では19歳のデビューは驚きを隠せませんが、
さすがにウィントン・マルサリス(tp)がその実力を認めただけのことはあります。
穏やかで丸みのある音色には魅力が溢れています。
「ゴッドファーザー愛のテーマ」、「ある恋の物語」、「マイ・ウェイ」などの選曲に、
その特徴がよく現れています。
表題曲の「マンハッタン・ドリームズ」のバラード・プレイも素晴らしいです。
心地良い一時を過ごすことが出来ました。
のんびりとBGMで流し続けていても疲れないのがいいなあー。
それにしても驚異的な新人が出てきました。
このまま順調に成長してしてほしい逸材だと思います。

「Embraceable You」、「Stablemates」、「My Way」、「Maybe September」

「スイング・ジャーナル選定・ゴールド・ディスク」

(くつろぎ系)

Dave Scott (tp) [D (trumpet)]

*DAVE SCOTT QUINTET / SONG FOR AMY

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dave scott(tp), rich perry(ts),
gary versace(p), john hebert(b), carl allen(ds)
2004/Steeplechase/

デイブ・スコット(tp)は1953年生まれ、カンサス・シティ出身です。
最も影響を受けたのがマイルス・デイビスとケニー・ドーハムだそうです。
その他、フレディ・ハバード、ウディ・ショー、ブッカー・リトル、クラーク・テリーの名前も上がりました。
スコットはオーソドックスなスタイルを持つトランペッター、演目は全て自身のオリジナルです。

Dave Douglas (tp) [D (trumpet)]

*DAVE DOUGLAS / SOUL ON SOUL

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dave douglas(tp), chris speed(cl,ts), greg tardy(cl,bcl,ts)
joshua roseman(tb), uri caine(p), james genus(b), joey baron(ds)
2000/BMG/

1 Blue Heaven
2 Ageless
3 Soul On Soul
4 Moon Of The West
5 Canticle
6 Aries
7 Mary's Idea
8 Waltz Boogie
9 Multiples
10 Kyrie
11 Zonish
12 Eleven Years Old
13 Play It Momma

現在アメリカで最も注目されているトランペッターのデイヴ・ダグラスのアルバムです。
これはピアニストとしても活躍したメリー・ルー・ウィリアムスのトリビュート・アルバムで珍しいです。
彼女の作品が4曲で、その他の曲は全て彼のオリジナルで占められています。
影響を受けた人の中にレスター・ボウイ、オーネット・コールマン、ジョン・ゾーン等々が入っていて、
彼自身もアバンギャルドの経験者だそうです。
前衛出身者のメインストリーム・ジャズは面白いのが普通です。
ここでも分厚い、個性的なサウンドを聴かせてくれています。
非凡な才能を感じさせるアルバムで、俗に言う玄人好みの作品だと思います。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(まじめ系)

Dave Ballou (tp) [D (trumpet)]

*Dave Ballou Quartet / Amongst Ourselves

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dave ballou(tp),
tony malaby(ts) , michael formanek(b), jeff Williams(ds)
1998/SteepleChase/

Damon Brown (tp,cor) [D (trumpet)]

*DAMON BROWN QUARTET WITH STEVE GROSSMAN
/ THIS TIME THE DREAM'S ON ME

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damon brown(cor), steve grossman(ts),
robin aspland(p), mark hodgson(b), sebastian de krom(ds)
2012/Nomad Jazz Records /

1 This Times The Dream's On Me
2 On A Misty Night
3 Don't Finger The Biscuits
4 Im Confessing That I Love You
5 I Remember You
6 Soul Train
7 Little Hands
8 Blues For Damon
9 My Ideal

ダモン・ブラウン(tp)は初見、イギリスのトランペッターでよく知られているようです。
メンバーのロビン・アスプランド(p)とセバスチャン・デ・クロム(ds)も初見、
ただマーク・ホッジソン(b)はビル・チャーラップ・トリオで聴いたことがあります。
全9曲はオリジナル3曲、その他6曲の構成でタッド・ダメロン(p)が2曲入っています。
5曲がスティーブ・グロスマン(ts)が加わってのクインテット編成で4曲がカルテットです。
実は共演のグロスマンに惹かれて買いましたが意外にカルテット演奏が良かった。

これは典型的なハード・バップ・アルバムです。
カルテットの(3)「DON'T FINGER THE BISCUITS」、(5)「I REMEMBER YOU」、(7)「LITTLE HANDS」、(9)「MY IDEAL」でクールで軽快な演奏を聴かせてくれました。
でも全編これでは一本調子になるので目先を変える意味でもグロスマン入りは正解だと思います。
クインテットではソフトなダモンとゴリゴリなグロスマンの対比が聴きどころになります。
いつもと違いやや抑えた表情を見せるグロスマンが面白く、もどかしい感じもいいです。
オーソドックスでストレート・・・聴きやすく好盤です。

今作でダモン・ブラウンはコルネットを使用しています。
コルネットはトランペットより小型でやわらかくまろやかな音色が特徴です。
著名なジャズ・コルネット奏者にはナット・アダレイやルビー・ブラフがいますね。
現在ではコルネットを聴ける機会はほとんどないので貴重盤かもしれませんよ。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)
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