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Eliot Zigmund (ds) [E (drums)]

* ELIOT ZIGMUND QUARTET / LIVE AT SMALLS

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eliot zigmund(ds),
matt garrison(ts,ss), allen farnham(p), david kingsnorth(b)
2018/Smalls Live/

1 9 Doyers Street (M.Garrison)
2 Tenderly (W.Gross)
3 The Glide (R.Towner)
4 The Remembered (B.Evans)
5 Remediation (E.Zigmund)
6 For Heaven's Sake (E.Bretton/S.Edwards/D.Meyer)
7 Re: Person I Knew (B.Evans)
8 You'll Know When You See Herr (M.Garrison)

エリオット・ジグムンド(ds)の懐かしい名前を見かけたので手が伸びました。
元ビル・エヴァンス・トリオのドラマーで「アフィニティ」(1979)はエヴァンスの後期名盤として知られています。

全8曲はメンバーのオリジナル3曲とエヴァンスが2曲、その他3曲の構成です。
マット・ギャリソンのワン・ホーン・アルバムでエヴァンス派のアラン・ファーナム(p)の起用はピッタリだと思います。
ジグムンドは多弁になってもどうるさくない・・・端正で趣味の良いドラミングが聴けました。
ライブとは感じさせない落ち着いてシットリとした作品に仕上がっています。
スタンダードの(2)「Tenderly」とギャリソンのソプラノが熱い(3)「The Glide」がお気に入りになりました。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)

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Eric Harland (ds) [E (drums)]

*ERIC HARLAND QUINTET / VOYAGER Live By Night

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eric harland(ds),
walter smith III(ts), julian lage(g), taylor eigsti(p), harish raghaven(b)
2010/Space Time/

1 Treachery
2 Intermezzo 1
3 Turn Signal
4 Voyager
5 Intermezzo 2
6 Development
7 Eclipse
8 Intermezzo 3
9 Cyclic Episode
10 Get Your Hopes Up part 1
11 Get Your Hopes Up part 2
12 Get Your Hopes Up part 3
13 Get Your Hopes Up part 4

注目のドラマー、エリック・ハーランドの初リーダー・アルバムです。
バックも有能な若手で固めて自分達の音楽を発信しています。
まずは一番の聴きどころはパワー・・・力強さに溢れる演奏にあると思います。
聴き手にも体力が要るのでロートルにはややきつかった。

2曲を除いては全てハーランドのオリジナルで占められています。
(1)「TREACHERYFOR」でガツンときた・・・一筋縄ではいかないサウンドが詰まっていました。
面白かったのは(10)~(13)「GET YOUR HOPES UP PART」の組曲です。
「1」はジュリアン・レイジのギター、「2」はウォルター・スミスのテナー、
「3」はテイラー・エイグスティのピアノ、「4」にはハーランドのドラムスがフューチャーされています。
サム・リバース(ts)の曲、(9)「CYCLIC EPISODE」が入っているのも特徴的かな。
サム・リバースはマイルス・デイビス・クインテットに参加したこともある鬼才です。
その後はフリーの道に進みましたが重要なジャズマンの一人だと思っています。
そう考えるとフリーとのはざ間で揺れるハーランドら若手の心境が垣間見えるようです。

迫力十分の新感覚現在進行形ジャズが聴けます。
ただ、ドラム・ソロには馴染めなかったけど・・・。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(まじめ系)

Elvin Jones (ds) [E (drums)]

*ELVIN JONES QUARTET / WHEN I WAS AT ALSO MOUNTAIN

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elvin jones(ds),
sonny fortune(fl,ts), takehisa tanaka(p), cecil mcbee(b)
1993/enja/

今作もまた去年のベスト3に選ばれた一枚です。
田中武久さんは大阪ジャズ・ピアニスト界の重鎮です。
以前、ジャズ仲間に紹介されて1枚だけ聴いたことがあります。
*TAKEHISA TANAKA TRIO / TOO YOUNG(2008/Jewel Sound)
田中武久(p)、井上陽介(b)、大坂昌彦(ds)
そんなことでこんなアルバムがあるなら是非聴いてみたいと思いました。

田中武久さんが持つフィーリングが素晴らしいのでエルヴィン・ジョーンズも魅せられました。
それがこのアルバムを作るキッカケになったと思います。
エルヴィン名義ではあるけれど主役は明らかに田中さんです。

エルヴィン、セシル・マクビー(b)、ソニー・フォーチュン(ts,fl)は重量級プレイヤー。
それに田中さんが合うのか?・・・一抹の不安がありました。
「柔よく剛を制す」・・・聴いてみたらそんな懸念は一発で吹っ飛んでしまいましたよ。
田中さんの真髄は実は硬派にあると思った次第です。

私が特に注目したのは(3)「YOU DON'T KNOW WHAT LOVE IS」です。
これがまた素晴らしい出来で、ここで田中さんが醸し出す雰囲気は最高です。
田中~セシル~エルヴィンのトリオにフォーチュンが加わるカルテットはどれも聴き応えが十分です。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)



*ELVIN JONES QUARTET / TRIBUTE TO JOHN COLTRANE
Live At Pit Inn Tokyo Japan

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elvin jones(ds), marcus roberts(p), reginald veal(b),
wynton marsalis(tp)
1994(1992Rec)/Sony/

伝説のライブ盤。
ゲストにウィントン・マルサリス(tp)を迎えた”至上の愛”です。



*ELVIN JONES JAZZ MACHINE / LIVE AT PIT INN

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elvin jones(ds), fumio karashima(p), richard davis(b),
pat labarbera(ts,ss), sonny fotune(ts,fl)
1985Rec/Polydor/

エルヴィン・ジョーンズがコルトレーン・グループ脱退後の2テナー・サックスを迎えたメンバーで録音。
ピット・イン20周年を記念したライブ・アルバム。
(帯中よりの抜粋)

辛島文雄(p)さんが参加。

「My One And Only Love」



*ELVIN JONES QUINTET / MIDNIGHT WALK

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elvin jones(ds), thad jones(tp), hank mobley(ts),
dollar brand(p), donald moore(b), steve james(elp), etc
1966Rec/Atlantic/

今作も再発廉価盤の一枚です。
エルヴィン・ジョーンスは1927年生まれ、2004年に76歳で亡くなっています。
ジャズ界で有名なジョーンズ3兄弟の末弟、兄はハンク・ジョーンズ(p)とサド・ジョーンズ(tp)。
ジョン・コルトレーン・カルテットのドラマーとして後世に与えた影響は大きいです。
コルトレーンのパワーに負けないドラマーなんてそうそう居るものでありませんよ。
その力強いドラミングと繰り出すパルス的複合リズムはドラマーの可能性を大きく広げました。
ジャズ・メンの中でも特に日本通として知られていて奥さんはタミコ・ジョーンズさんです。

今作は1966年の作品です。
エルヴィンがコルトレーンから離れてすぐの録音で当時の彼の心中が分かるような気がしますね。
ホント疲れた~・・・もっと分かりやすいジャズがやりたい・・・でも単純ではイヤだ・・・てな感じかな。
フロントには次兄のサド・ジョーンズ(tp)とハンク・モブレイ(ts)を迎えてのハード・バップ盤。
ここが初共演というフロント2人も嬉しいけれど、リズムセクションにも一工夫あります。
ピアノが南アフリカ出身のダラー・ブランド、ベースがアヴァンギャルドなN.Y.C.5のドン・ムーア。
さらにエレクトリック・ピアノを起用してひと味違うサウンドを作り出しています。
ここはなんといってもダラー・ブランドの参加が貴重です。
まさに異色の存在で1曲目を聴いただけでその個性に驚かされると思います。
それほどに異彩を放っていてこの作品を価値あるものにしています。
バックが強烈なのでサドとモブレイも大張り切り、元気溌剌のプレイを聴かせてくれました。
思い切り良く、切れ味鋭く、この時期の二人のベスト・プレイと言えるんじゃないかな。
サド・ジョーンズとハンク・モブレイの相性はいいです。

全7曲は自身を含むメンバーのオリジナルが6曲とその他1曲の構成です。
演目は曲想豊か、それぞれの曲が個性的で聴きどころが多いです。
リズムが多彩で凝った内容だけどコンテンポラリーな味わいもあるので聴き易く面白いです。
ダラー・ブランドをフューチュアーした(3)「Tintiyana」、サド・ジョーンズの(6)「All Of Us」が秀逸。
この「オール・オブ・アス」はバップ・バンドの定番で魅力的なテーマを持つ名曲です。
サドは作曲家としても知られていますね、モダン・ジャズの名曲、「A Child Is Born」は代表曲。

今作も日本初CD化だそうです。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)



*ELVIN JONES SEXTET / ELVIN !

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elvin jones(ds), thad jones(cor), frank wess(fl),
frank foster(ts), hank jones(p), art davis(b),
1961Rec/Riverside/

エルヴィン・ジョーンズ、サド・ジョーンズ、ハンク・ジョーンズの兄弟共演盤。
兄弟が共に超一流ミュージシャンというのも珍しいです。

「You Are Too Beautiful」


Ed Thigpen (ds) [E (drums)]

*ED THIGPEN / THREE IMPACTS

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ed thigpen(ds), monty alexander(p), christian mcbride(b)
1997/Meldac/

エド・シグペン、モンティ・アレキサンダー、クリスチャン・マクブライドの3人のコンビネーションが素晴らしいアルバムです。
中々凝ったピアノ・トリオを聴くことが出来ます。
ピアノ・トリオ特有の甘さはほとんどないので、くつろぎを求めている方には向きません。
若手の売れっ子ベーシストをベテラン2人が迎え撃つという構図です。

[ ドラ流目立たないけどいいアルバム ]

(まじめ系)



*TRIO SUPREME / MASQUERADE IS OVER

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monty alexander(p), ron carter(b), ed thigpen(ds)
1996/Meldac Jazz/

最も歌うピアニスト、モンティ・アレキサンダー。
最も知的なベーシスト、ロン・カーター。
センシティヴなドラマー、エド・シグペンの3巨人が本国話題の中、初共演!
ジャズの醍醐味を満喫できることうけあい!
(帯中よりの抜粋)

「Caravan」、「Autumn Leaves」、「The masquerade Is Over」、
「Nocturne」、「Who Cares?」、「Satin Doll」

[ Swing Journal : ゴールド・ディスク ]



*ED THIGPEN TRIO / MR TASTE

sonet650.jpg

ed thigpen(ds), tony purrone(g), mads vinding(b)
1992/Justin Time Records/

エド・シグペン(ds)の珍しいギター・トリオのアルバムです。
超絶テクを誇るトニー・プーローン(g)と名手マッズ・ヴィンディング(b)の組み合わせ。
いかにも職人的仕上がりの作品で聴かせます。
グリーンを主体にしたジャケットの雰囲気が抜群です。

「A Child Is Born」、「Invitation」、「Round Midnight」
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