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Fumio Watanabe 渡辺文男 (ds) [F (drums)]

*FUMIO WATANABE TRIO / ALL OF US

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渡辺文男(ds), 吉田桂一(p), 佐々木悌二(b)
2008/KING RECORDS/

1 Ah Leu Cha
2 All Of Us
3 'Round Midnight
4 Ye Headeadeadee
5 Oleo
6 The Other Part Of Town
7 Bitty Ditty
8 This Could Be The Start Of Something Big
9 Beautiful Adela

ベテラン・ドラマーの渡辺文男さんの新作です。
文男さんはライブではよく見かけるというか、ちょうど好みに合うので出会う機会が多いです。
文男さんの持っているフランクで明るい雰囲気がとてもいいですね。
いかにもジャズを楽しんでいる感じがして聴いているこちらまで楽しく明るくなります。
このメンバーは現在のレギュラー・トリオと言えるもので気心が知れています。
お互いのコンビネーションもぴったりで安定感、安心感があります。
選曲は中々に凝っていますがビ・バップの香りがプンプンしますね。
吉田さんは歌心のある人気ピアニストで超多忙、あちこちのセッションに引っ張りだこの存在です。
佐々木さんはベースのみならずチェロの指弾きも見事です。
チェロで弾くメロディ・ラインやソロはユニークで私は聴くたびに感心しています。
帯中には・・・「大人限定!、大人のジャズ・ファンになりたければ文男チャンを聴きな」・・・
となっていますがいかにもの仕上がりで落ち着いて聴いていられます。
私は車の運転中に聴いていますがちょうどいい案配です。

(くつろぎ系)

Ferit Odman (ds) [F (drums)]

*FERIT ODMAN QUINTET / AUTUMN IN NEW YORK

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terell stafford(tp), vincent herrring(as),
anthony wonsey(p), peter washington(b), ferit odman(ds)
2011/EQUINOX/

1 Step Lightly
2 Alter Ego
3 Autumn In New York
4 The Soulful Timmons
5 Hindsight
6 My Ideal
7 Changing Of The Guard

フェリト・オドマン(ds)は初見です。
ジェームス・ウィリアムス(p)を3曲取り上げているように彼に捧げるアルバムになっています。
あとはベニー・ゴルソン(ts)にシダー・ウォルトン(p)とくれば狙いは一目瞭然ですね。
アート・ブレイキー&ジャズ・メッセンジャーズのラインです。
もちろん私もそれが聴きたくて買いました。
テレル・スタッフォード(tp)とヴィンセント・ハーリング(as)のフロント2管、注目すべきはアンソニー・ウォンジー(p)の参加でしょうか。
内容は予想通り、典型的なハード・バップ演奏が聴けました。
スタンダードの2曲、表題曲の(3)「AUTUMN IN NEW YORK」はスタッフォード、(6)「MY IDEAL」はハーリングのワンホーンで今作の聴きどころになっています。
聴き味の良い安心感を与えるアルバム・・・ホッとしますよ。
ただ録音時間45分は短くて物足りないです。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(くつろぎ系)

Ferenc Nemeth (ds) [F (drums)]

*FERENC NEMETH QUARTET / TRIUMPH

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ferenc nemeth(ds), joshua redman(ts,ss), kenny werner(p), lionel loueke(g),
barbara togander(voice), Juampi di leone(fl), carlos michelini(cl),
martin paotyrer(bcl,bs), richard nant(tp,flh), maria noel luzardo(bassoon)
2012/Dreamers Collective Records/

新感覚ドラマー、フェレンク・ネメスの新作を買ってみました。
狙いはジョシュア・レッドマン(sax)とケニー・ワーナー(p)という才人2人との共演です。
まぁ、一筋縄ではいかない作品というのは最初から分かっていました。
予想通りの個性的なサウンドで好き嫌いがハッキリと分かれる作品だと思います。

全てフェレンクのオリジナルで占められた意欲作です。
ジョシュアはともかく先進のドラマーがなぜワーナーを選んだのか?
ワーナーがそれだけの幅広い音楽性を持っている証拠ですね。
ほとんど違和感は感じられなかった。
ここでもやはりジョシュアの革新的なプレイは素晴らしいと思いました。
特に「Interlude 2」が聴きどころになります。
ギターのリオーネル・ルエケも独特の雰囲気を持っていてその存在感に注目しました。
フェレンクの目指すサウンドにはリオーネルは必要不可欠のギタリストだと思います。
フェレンクとが繰り出す多彩なリズムに乗って各人のソロが乗るという構図です。

「Interlude 1,2,3,4」はそれぞれギター、サックス、ドラムス、ピアノがフューチャーされていて、
「Hope 1,2」は組曲風でリズム感が面白いです。

現在のフェレンクの音楽性を表した作品。
コンテンポラリーなサウンドもあり色々と挑戦しています。
ただちょっと凝った内容なのですんなりと聴けるわけではありません。
聴く人を選ぶアルバムでもあります。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(まじめ系)
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