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Helen Merrill (vo) [H (vocal)]

* HELEN MERRILL / THE NEARNESS OF YOU

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helen merrill(vo),
tracks(1,3,4,5,6,8)
mike simpson(fl), fred rundquist(g),
dick mark(p), john frigo(b), jerry slosberg(ds)
tracks(2,7,9,10,11,12)
bobby jasper(fl), george russell(g),
bill evans(p), oscar pettiford(b), jo jones(ds)
1957-58Rec/Emarcy/

1 Bye Bye Blackbird
2 When The Sun Come Out
3 I Remember You
4 Softly As In A Morning Sunrise
5 Dearly Beloved
6 Summertime
7 All Of You
8 I See Your Face Before Me
9 Let Me Love You
10 The Nearness Of You
11 This Time The Dream's On Me
12 Just Imagine

ヘレン・メリル(vo)もまた「ウィズ・クリフォード・ブラウン」の定番以外にほとんど聴いたことがなかったです。
ここでの「You'd Be So Nice To Come Home To」が余りに有名なので損をしたかも知れませんね。
今作はヘレンのやわらかさやしっとり感に焦点を当てていて代表作の一枚になると思います。
ジャケットも優しさに溢れた女性らしい感じがよく出ています。
サウンド作りもフルートをフロントにしてギターとピアノ・トリオを組み合わせる面白さがあります。
2セット目のメンバーが素晴らしいです。
ボビー・ジャズパー(fl)、ジョージ・ラッセル(g)、ビル・エヴァンス(p)、オスカー・ぺティフォード(b)、ジョー・ジョーンズ(ds)ってなんとも豪華で貴重です。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(くつろぎ系)

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Hans Stamer (vo) [H (vocal)]

* HANS STAMER / EVERYTHING HAPPENS TO ME

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hans stamer(vo).
graeme coleman(p), rene worst(b)., chris nordquist(ds),
russell marsland(g), darryl havers(org), tom colclough(ts),
steve hilliam(ts,bs), vince mai(tp), etc
2009/Brouhaha/

1 Now Or Never (C Lewis)
2 The Blues Are Brewin' (L.Alter)
3 Everything Happen To Me (H.Carmichael)
4 You Ca 't Lose A Broken Heart (J.Johnson)
5 When It's Sleepy Time Down South (C.Muse)
6 I Can't Believe That You're In Love With Me (C.Gaskill)
7 Good Morning Heartache (E.Drake)
8 What A little Moonlight Can Do (H.Woods)
9 All For You (R.Scherman)
10 I Can't Face The Music (R.Bloom)
11 Looking For A Place To Park(B.Gaillard)
12 Gimme A Pigfoot And A Bottle Of Beer (W.Wilson)
13 Never Saw A Better Day (H.Stanley)

私は「何が何でも欲しいアルバムなんてもうない」と思っていました。
でもこのアルバムだけは「どうしても欲しい」と思ったんです。
ハンス・スタマー(vo)を知ったのは大好きな曲の「Everything Happen To Me」をYouTubeで検索した時です。
もうね、抜群の雰囲気を持っていて一発で魅了されてしまいました。
ここ何年かは聴きたい時にYouTubeで聴いていたんだけど、CDが欲しくてとうとう我慢できなくなりました。
すでに日本では入手困難になっていたのでアメリカに発注したんです。
2週間程度で着く予定が着かないのでやきもきしてましたが3週間経ってようやく届きました。

全13曲のスタンダードはやはり雰囲気が抜群で「やっぱりなぁ~」と思いました。
ハンス・スタマーの声がいい、バックの演奏がいい、アレンジもいい。
これほど味わいのあるヴォーカルや演奏はそうそう聴けないのではないかと思います。
カナダ盤なんだけどレトロな感覚、ノスタルジックな雰囲気が素晴らしいです。

人にはそれぞれ好みがあって「人がどう思おうが好きなものは好き」なんですね。
音楽、ジャズもそう・・・ジャズ聴きも好きなジャズに出会いたいから聴く。
(3)「Everything Happen To Me」、(6)「I Can't Believe That You're In Love With Me」、(7)「Good Morning Heartache」、(9)「All For You」のバラードはもう最高です。
珠玉の名曲が詰まっていて心に響くジャズが聴けました。
私にとって今作は思い出に残る一枚になりました。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(くつろぎ系)





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Halie Loren (vo) [H (vocal)]

* HALIE LOREN / SIMPLY LOVE

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halie loren(vo)
matt treder(p,rhodes,arr) , mark schneider(b) , brian west(ds,per),
william seiji marsh(g) (1, 2, 4, 5, 10) , daniel gallo(g) (13) ,
sergei teleshev(accordion), craig chee(ukulele), ali losik heyer(ukulele),
dale bradley(cello) (2, 7, 8) , dave burham(violin) (2, 7, 8),
lisa mcwhorter(violin) (2, 8), clark spencer(viola) (2, 8)
2013/Justin Time/

1 For Sentimental Reasons.
2 Cuando Bailamos
3 L-O-V-E
4 On The Sunny Side Of The Street
5 I Feel The Earth Move
6 My Funny Valentine
7 I've Got To See You Again
8 Le Premier Bonheur Du Jour
9 Moon River
10 Bare Feet
11 Happy Together
12 Dream A Little Dream Of Me
13 Simply Love

これまた人気の女性ヴォーカリストのハリー・ロレンの作品です。
多くを語ることはありません。
耳元でささやくような歌声に痺れてしまった。
(2)「Cuando Bailamos」が気に入って何度も聴いてしまいました。
私にとって現在最高の癒し系ヴォーカル盤になっています。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(くつろぎ系)



* HALIE LOREN / THEY OUGHTA WRITE A SONG...

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halie loren(vo),
matt treder(p,key), mark schneider(b), brian west(ds)
tim mclaughlin(tp)
2008/White Moon/

1 They Oughta Write A Song
2 A Whiter Shade Of Pale
3 Blue Skies
4 Autumn Leaves
5 Fever
6 God Bless The Child
7 My Rainbow Race
8 Perhaps, Perhaps, Perhaps
9 How Should I Know
10 Summertime
11 I Don't Miss It That Much
12 The Dock Of The Bay
13 As Time Goes By

ヘイリー・ロレン(vo)の今作は「青い影」という邦題が付いています。
ロレンの代表作に上げるファンも多いと思います。

全13曲は自身のオリジナル(作詞)3曲とその他10曲の構成です。
選曲が多彩で幅広く、ロレンの全体像を捉えられています。
私が注目したのは「God Bless The Child」と「Summertime」の2曲でした。
「The Dock Of The Bay」を含めてこういう黒っぽい歌がロレンは好きなんだと思います。
個人的には「このブルース・ソウル系をどうこなすか?」が聴きどころになりました。
語るように囁くように歌う、ハスキーな歌い方は好みが分かれるところかもしれません。

(くつろぎ系)



* HALIE LOREN / FULL CIRCLE

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halie loren(vo,p,org),
james m house(g,b), chris ward(g,b), brian west(ds),
dale bradley(cello), paul biondi(sax)
2006/White Moon/

1 Maybe I'll Fly
2 Alone
3 Sand
4 River (J.Mitchell)
5 Pretty Truth
6 Kitty
7 Full Circle
8 Empty
9 Numb
10 Almost Even
11 Sisters
12 Lucky

ヘイリー・ロレンもまた日本で人気のあるヴォーカリストですね。
珍しいアラスカの出身です。
今作はロレンのアルバムの中でも異色作になると思います。

全12曲は1曲を除いて全て自身のオリジナルで占められています。
いわゆるジャズ・スタンダードは1曲もありません。
シンガー・ソング・ライターとしてのヒントは(4)「River」の作者、ジョニ・ミッチェル(vo,g)にあるかな。
カントリー&フォークが色濃く、ポップス、ロックの味わいもあります。
つまりロレンのやりたい音楽はここいら辺にあるということですね。
より幅広い音楽性を持ったコンテンポラリーなサウンドを目指している言えます。
ただジャズ度は低いのでジャズ・ファンの好みは分かれると思う。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(くつろぎ系)

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Holly Cole (vo) [H (vocal)]

*HOLLY COLE TRIO / BLAME IT ON MY YOUTH

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holly cole(vo), aaron davis(p), david piltch(b), etc
1992/MANHATTAN/

1 Trust In Me
2 I'm Gonna Laugh You Right Out Of My Life
3 If I Were A Bell
4 Smile
5 Purple Avenue
6 Calling You
7 God Will
8 On The Street Where You live
9 Honeysuckle Rose
10 I'll Be Seeing You

1曲目の「TRUST IN ME」がヒット、ぐっと引きつけられました。

Hiroshi suzuki 鈴木博 (vo) [H (vocal)]

*HIROSHI SUZUKI / NOW IN THE NIGHT

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鈴木博(vo)、
鈴木勲(b)、杉本喜代志(g)、市川秀男(p)、日野元彦(ds)、etc
(1982Rec)

1 ティー・フォー・トゥ
2 マイ・ワン・アンド・オンリー・ラブ
3 ウェン・アイ・フォーリン・ラブ
4 ザ・ウェイ・ウィー・ワー・
5 ビーイン・グリーン
6 モナ・リサ
7 ミスティ
8 ニューヨーク・ステイト・オブ・マインド
9 ラブ・レター
10 P.S. アイ・ラブ・ユー

鈴木勲をして「最高のヴォーカリスト」と言わしめた鈴木博の貴重なアルバム。
最高のメンバーと最高の歌を。

本当に素晴らしい声をしています。
こんな日本人ジャズ・ヴォーカリストがいたなんて感動しました。

(くつろぎ系)

Hideko Shimizu 清水秀子 (vo) [H (vocal)]

*HIDEKO SHIMIZU & NORIO MAEDA / MIGHT AS WELL

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清水秀子(vo)、前田憲男(p,arr)、斉藤誠(b)、関根英雄(ds)
数原晋(tp)、奥村晶(tp)、鈴木正則(tp)、Neil Stalnaker(tp)
平原まこと(as)、上里稔(as)、Andy Wulf(ts)、つづらのあつし(ts)、原田忠幸(bs)、
Fred Simmons(tb)、三塚知貴(tb)、松尾直樹(tb)、堂本雅樹(tb)
2012/Dekoration/

清水秀子(vo)さんと前田憲男(p,arr)さんのコラボレーションです。
近頃、これほど豪華なCDには中々お目にかかれませんね。
全8曲はビック・バンド4曲、トリオ4曲の構成です。

清水秀子さんはマーサ三宅さんの愛弟子で正統派のジャズ・ヴォーカリストです。
抜群の歌唱力と表現力を持っているので安定感は十分、安心して聴いていられます。
端正で深く丁寧に歌うところが魅力で原曲の良さを存分に引き出す唱法が持ち味です。
声量も豊かで声質も好み、歌は上手いし味もあります。
加えてファッション・センスも素晴らしくて、ライブに行くと熱心なファンも数多いです。

多くの色んなプレイヤーと共演して益々幅を広げていると思います。
デコさんは何年か前に渋谷毅(p,arr)さんのバンドでエリントン集に客演しました。
今度は前田憲男さんのビック・バンドと共演と精力的な活動を続けています。
最近の日本ではビック・バンドをバックに歌うのは珍しいんじゃないかな。
それだけでも実に贅沢なアルバムだと思います。
ここは選曲も魅力で古き良きスタンダード・ナンバーが聴けました。
(3)「It Had To Be You」は好きな曲、(4)「It Might As Well Be Sprinng」や
(5)「I've Got The World On A String」も歌われるのは珍しいと思います。
前田さんのアレンジ、特にバックで奏でるピアノの存在感は凄いと思う。
奥行きがあって懐の深い演奏を聴かせてくれました。

ただ一つの弱点は収録時間が極端に短いことです。
もっと聴きたかったなぁ~。
32分弱はいかにも短すぎると思います。
高齢の前田さんの体調を考えるとやむを得ない部分があったのかもしれませんね。

余談ですが、以前、この二人のライブを見たことがあります。
普通、ボーカルのバッキングは縁の下の力持ちとか、
後ろからそっと支えるというような表現をしますが前田さんは明らかに違っていました。
ボーカルと一緒にピアノもグーッと盛り上がっていくんです。
これは本当に素晴らしいことだなぁーと思いました。
アンコールに応えて、「これからみなさんの知っている曲を演奏します」と前田さんが言いました。
何だろう?・・・観客はシーン・・・始まったのは「枯葉」・・・
スーッと引きずられて取り込まれ、ポイと放され、またフッと戻るような凄い感覚の枯葉が聴けました。
天才音楽家、前田憲男がそこに居た・・・その音の魔術に心底翻弄されてしまった。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(くつろぎ系)



*ESSENTIAL ELLINGTON & HIDEKO SHIMIZU / SONGS

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渋谷毅(p)、松風鉱一(fl,cl,as,bs)、峰厚介(ts)、関島岳郎(tuba)、外山明(ds)、
清水秀子(vo)
2009/Carco/

1 Prelude To A Kiss
2 Caravan
3 I Let A Song Go Out Of My Heart
4 I Got It Bad And That Ain't Good
5 Everything But You
6 I'm Biginning To See The Light
7 Do Nothin' Till You Hear From Me
8 It Don't Mean A Thing
9 Sophisticated Lady
10 Take The A Train
11 Come Sunday

清水秀子(vo)さんも大好きなので時々ライブを見に行っています。
今作は渋谷毅(p)さんが中心の「エッセンシャル・エリントン」に清水さんが参加したものです。
実はメンバーがメンバーだけに買うのを逡巡していたアルバムです。
ひねて重たいんじゃないかとの先入観を持っていました。
「今さらデューク・エリントン集もなぁ~」という思いがあったのも事実です。
ライブで清水さんの歌を聴いていて、「やっぱり聴いてみようか」と思いました。
でも聴いてみて良かったです。
エリントンはいわばジャズの原点でいくら引き出しても枯れるということはありませんね。
その魅力的なメロディやハーモニーは永遠に不滅です。
渋谷さんのアレンジがいい・・・清水さんの歌がいい・・・関島岳郎さんのチューバがいい。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)



*HIDEKO SHIMIZU / MY TREAT

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清水秀子(vo)
大徳俊幸(p)、斉藤誠(b)、関根英雄(ds)、山口真文(ts)
1995/Dekoration/

1 Like Someone In Love
2 You Stepped Out Of A Dream
3 Like A Lover
4 No More Blues
5 East Of The Sun
6 When I Fall In Love
7 So Many Stars
8 Too Close For Comfort
9 Bluesette
10 Fly Me To The Moon
11 Just In Time
12 Will You Still Be Mine ?
13 The Late, Late Show
14 A Nightingale Sang In Berkeley Square

初めてCDという形で皆さんのお耳に届くことになりました。
ふだんライブハウスやコンサートにはなかなか出かけられない、
という方とも何とかお近づきになる方法はないものかと考えて作った1枚です。
長い間可愛がってきた・・・私を可愛がってくれた・・・たくさんの歌の中から、
ほんの少しだけここに選んでみました。
あなたのお気に入りになれるものが1曲でもあると嬉しいのですが。
聴いてくださる方の耳に少しでもおいしいこと祈って、
大切な友達に初めて小さな贈り物をする時のような
ちょっと照れくさい居心地の悪さを感じながら、この1枚をお届けします。
(DEKO)

いかにも手作りを感じさせるアルバムです。
デコさんの文章にも人柄が表れていますね。
男性ファンよりも女性ファンの方が多いかもしれません。

Hibari Misora 美空ひばり (vo) [H (vocal)]

*HIBARI MISORA 美空ひばり / JAZZ & STANDARDS

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美空ひばり(vo)

1.虹の彼方に
2.ラヴ・レター
3.上海
4.恋人よ我に帰れ
5.アイ・ラヴ・パリ
6.ばら色の人生
7.セ・マニフィック
8.クライ・ミー・ア・リヴァー
9.スターダスト
10.アゲイン
11.ダニー・ボーイ
12.愛さないなら棄てて
13.ブルー・ベリー・ヒル
14.A列車で行こう
15.愛のタンゴ
16.慕情

美空ひばりは何を歌っても自分の世界にしてしまう。
恐れ入谷の鬼子母神
本当に稀有の女性歌手だと思います。

(12)「愛さないなら棄てて」の原曲は「Love Me Or Leave Me」です。
もう少し何とかならなかったのかな。

Herman van Doorn (vo) [H (vocal)]

*HERMAN VAN DOORN / FOR WHAT YOU ARE IS NEVER SEEN

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herman van roorn(vo),
manuel dunkel(ts,ss), sid hille(p), ari-pekka antilla(b), teppo makynen(ds)
1999/A Records/

1 My Love Is You
2 A Timeless Place
3 Something's Coming
4 Clearly Beloved / Dealy Beloved
5 Stranger In The Night
6 Cancioneiro
7 Someone Mst Know
8 Brother, Where Are You
9 The Good Life
10 I'm Old Fashioned
11 You And I

ジャズ・フィーリングは抜群、目茶苦茶に上手いボーカリストです。
甘さ控え目の本格的なジャズ・アルバムで聴かせます。

Harry Connick Jr (vo,p) [H (vocal)]

*HARRY CONNICK.JR / YOUR SONGS

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harry connick jr(vo,p)
solo:branford marsalis(ts)(1), wynton marsalis(tp)(3,12),
leroy jones(tp)(5), jerry welden(ts)(14)
2009/Sony/

1 All The Way
2 Just The Way You Are
3 Can't Help Falling In Love With You
4 And I Love her
5 Close To You
6 Basame Mucho
7 The Way You look Tonight
8 First Time Ever I Saw Your Face
9 Your Song
10 Some Enchanted Evening
11 And I I Love You So
12 Who Can I Turn To
13 Smile
14 Mona Lisa
15 Killing Me Soltly With His Song
16 Who's Sorry Now
17 Answer Me My Love

先々週にマイケル・ブーブレを聴いて良かったので今度はハリー・コニック・Jrです。
ハリー・コニックを買うのも2枚目ですがなんと10年以上も間が空いてしまいました。
デビューからコンスタントにアルバムをリリースしているので根強い人気があるのだと思います。

今作はビック・バンドをバックにしたラブ・ソング集です。
17曲が網羅されていて(15)~(17)は日本盤のみのボーナス・トラックだそうです。
(よくあることですがこういう売り方はあまり感心しません)
スタンダードと比較的新しいポップス系の曲がバランス良く配合されていました。

ハリーがフランク・シナトラを意識しているのは間違いありません。
たしかにそれは感じます・・・でも彼の魅力は別のところにあるのではないかな。
声がとてもやわらかいです・・・ペリー・コモやアンディ・ウィリアムスを思い浮かべました。
この耳にやさしい歌声が最大の特徴で、聴いていてまったくストレスを感じません。
ヴォーカルの場合は特に「この疲れない」ということはとても大事なことだと思います。
人の声は直接耳に入ってきて人にはそれぞれ好みの声というものがあるからです。

ビリー・ジョエルの(2)「JUST THE WAY YOU ARE」、ビートルズの(4)「AND I LOVE HER」、バート・バカラックの(5)「CLOSE TO YOU」、エルトン・ジョンの(9)「YOUR SONG」、ドン・マクリーンの(11)「AND I LOVE YOU SO」などが新鮮でした。
なお、ブランフォード&ウィントンのマルサリス兄弟がソロで参加しています。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(くつろぎ系)



*HARRY CONNICK JR / COME BY ME

sonet956.jpg

harry connick jr(vo,p), etc
1999/SME RECORDS/

1 Nowhere With Love
2 Come By Me
3 Charade
4 Change Partners
5 Easy For You To Say
6 Time After Time
7 Next Door Blues
8 Easy To Love
9 There's No Business Like Show Business
10 A Moment With Me
11 Danny Boy
12 Cry Me A River
13 Love For Sale

ハリー・コニック・ジュニアの久々のビック・バンドものだそうです。
全14曲中オリジナルが5曲で残りがスタンダード、バランスの良い構成になっています。
白人男性ヴォーカルの場合は大きく分けてシナトラ派とキングコール派になると思います。
彼は間違いなくシナトラ派の筆頭ですね。
爽やかなビック・バンド・ジャズ・ヴォーカルをどうぞ。

(くつろぎ系)



*HARRY CONNICK JR / WE ARE IN LOVE

sonet955.jpg

harry connick jr(vo,p),
benjamin jonah wolfe(b), shannon powell(ds), russell malone(g), etc
guest: branford marsalis(ts.ss)
1990/SME RECORDS/

ジャズ・エイジのときめきを歌う男、ハリー・コニック・ジュニアが
ストリングスそしてコンボをバックに本格的なボーカルを聴かせる待望のアルバム。
ハリーの歌は未来のスタンダード・ナンバーだ。
(帯中よりの抜粋)

「A Nightingale Sang In Berkeley Square」、「It's Alright With Me」
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