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Jeremy Ledbetter(p) [J (piano)]

* JEREMY LEDBETTER TRIO / GOT A LIGHT ?

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jeremy ledbetter(p), rich brown(b), larnell lewis(ds)
eliana cuevas(vo)(3), leila ledbetter(vo)(3), reimundo sosa (bata)(6)
2018/Alma/

1 Amanecer
2 Got A Light ?
3 Her New Wings
4 About Climbing Mountains
5 Mais Um
6 Suspirito
7 Gift Shop (R.Baker/G.Downie)
8 The Pepper Drinker
9 The Tightrope Walker

ジャケ買い、ジェレミー・レドベター(p)はは初見、先週に引き続いてのカナダ盤です。
聴いてみるとフュージョン系のピアノ・トリオでした。
クロスオーバーとかフュージョンが流行ったのは1970年前後でもう50年前になります。
今の若い人からみたらすでに古典なんだけどバップ・ジャズよりは目新しいのかもしれませんね。
ピアノとキーボード、ウッド・ベースとエレキ・ベースの両刀遣いでヴォーカルも入っています。
スタイルとしてはクインシー・ジョーンズ(p,arr)、ボブ・ジェームス(p)、ラムゼイ・ルイス(p)、ハービー・ハンコック(p)、チック・コリア(p)、ジョー・サンプル(p)などがやり尽くしています。
でも久々に聴くと爽やかで清冽な感じがしました。

全9曲は1曲を除いて全てレドベタ-のオリジナルです。
面白かったのは最もフュージョンぽい(3)「Her New Wings」です。
歌手のエリアーナ・クエヴァスは南米ベネズエラ生まれ、カナダ・オンタリオ在住。
この人がとても良い雰囲気を出しているので他でも聴いてみたいと思いました。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)

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Jancy Korossy (p) [J (piano)]

*JANCY KOROSSY & NICOLAS SIMION QUARTET / LIVE IN BRASOV

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nicolas simion(ts,ss),
jancy korossy(p), james singteton(b), peter perfido(ds)
2014(2001Rec)/7dreams Records/

1 Blues For Garay (J.Korossy)
2 You Wouldn't Believe (R.Oschanitzky)
3 Shuffle In Graz (N.Simion)
4 For Oscar (J.Korossy)
5 Meditation (J.Korossy)
6 The Game With The Ball (J.Korossy)
7 Sweet Home (N.Simion)
8 Romanian Boogie(N.Simion)

ピアニストにヤンシー・キョロシーを迎えたニコラス・シミオン(ts)のワン・ホーン作品です。
先日のリー・コニッツ入りが良かったのでもう少し聴いてみたいと思いました。

全8曲は1曲を除いてシミオンとキョロシーのオリジナルです。
ジャズ王道をゆく重厚なカルテットが聴けました。
自由自在かつスムーズに展開するシミオンのサックスとトリッキーなキョロシーのピアノ、
野太い音色で存在感抜群のベースと堅実なドラムスが織りなすサウンドについ聴き惚れてしまう。
13分を超す長丁場の(3)「Shuffle In Graz」がベスト・プレイか。
(4)「For Oscar」はピアノ・トリオで、それこそオスカー・ピーターソン張りのピアノが聴けました。
ソプラノ・サックスとピアノの絡みが面白い(7)「Sweet Hopme」、ピアノレス・トリオで演奏される(8)「Romanian Boogie」の凝った構成など聴きどころも多いです。

これがライブ盤ということを考えるとその完成度の高さに驚いてしまいます。
あっという間に時間が過ぎてしまった。
ルーマニア・ジャズの実力を示した一枚です。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(まじめ系)

Juraj Stanik (p) [J (piano)]

*JURAJ STANIK TRIO / SHAKEN NOT STIRRED

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juraj stanik(p), marius beets(b), owen hart jr(ds)
2003/MAXANTER RECORDS/

1 B-Brite Boogaloo
2 A Room With No View
3 Grey Skies
4 I Wonder
5 Oopsy Daisy
6 Sunsong
7 But Not For Me
8 For Those Who Know
9 Blues
10 Shaken Not Stirred

オランダの新進ピアニストの登場です。
ユーラ・スタニクと読むのでしょうか。
全10曲中9曲がオリジナルなので彼の多彩な音楽性を垣間見ることが出来ます。
いわゆる典型的なヨーロッパのピアノスタイルとはちょっと異質な感じです。
より豊かな表現力があるので「あー、これはいいな」と思いました。
ニューヨークや日本、ヨーロッパでもあちこちで演奏しているのが影響しているのかもしれません。
アップテンポはともかく、バラード・プレイにも見るべきところがあります。
まだ34歳なのでこれからの活躍が楽しみな逸材です。
メンバーにはビーツ・ブラザーズでお馴染みのマリアス・ビーツ(b)が参加しています。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)

Junko Onishi 大西順子 (p) [J (piano)]

*JUNKO ONISHI TRIO / MUSICAL MOMENTS

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大西順子(P), 井上陽介(b), gene jackson(ds)
reginald veal(b)(10), herlin riley(ds)(10)
2009/Somethin'else/

大西順子さんは好きなピアニストだったのでアルバムもけっこう持っています。
ライブにもよく行きました。
1999年に出した「FRAGILE」にはちょっと迷いがあったんじゃないかな。

今作はたっぷりと充電期間を置いた大西さんのほぼ10年ぶりの新作です。
エリック・ドルフィー(as,fl,bcl)の3曲が目を引きます。
ピアニストならデューク・エリントンやセロニアス・モンク、バド・パウエルの影響はあるでしょう。
それはもちろんですが以前から私はむしろチャーリー・ミンガス(b)を強くイメージしていました。
おどろおどろしい低音の魅力・・・ミンガスをピアノでやるとこうなるのではないかと・・・。
ミンガス=ドルフィーのラインもあるしね。
普通、女性(男性でも)はこういう音使いはしませんよ。
まずは(1)「ハット・アンド・ベアード」にその特徴がよく出ていると思います。
(3)「バック・イン・ザ・デイズ」と(8)「G.W」の疾走感溢れるトリオが快調です。
グイグイと突っ走れば元気をもらえるし、これはクセになります。
反面、バラードやソロ(2、5、9)の3曲はいまひとつの味、私にはちょっと合わなかった。

井上陽介(b)さんの起用は文句のないところ。
ドラムスは評価が分かれるところですが大西さんは間違いなくこういうドラムスが好みです。
ミンガス・グループのダニー・リッチモンド(ds)を意識しているところがあるかもしれませんね。

それからライブ音源のボーナス・トラックの(10)が素晴らしかったです。
16分強のメドレーに心底痺れた、このノリ、このパワーは大西さんの真髄でしょう。
なぜわざわざここに収録したかが十二分に納得できる内容です。
ライブ盤として独立したCDで出しても良かったと思いますが・・・なんらかの理由ありと推測します。

色んな意見が出ていて、これほどみんなが楽しめて話題になったCDも珍しいです。
いずれにせよ、強烈な個性を発揮しているトリオ・アルバムです。
大西順子さんは健在でした。

(まじめ系)



*JUNKO ONISHI / FRAGILE

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junko onishi(p,key)
reginald veal(b,elb), ol skool jamz/karriem riggins(ds)
motohiko hino(ds), tamaya honda(ds), peace(vo)
1999/somethin'else/

1 Phaethon
2 Complexions
3 You've Lost That Lovin' Feelin'
4 Compared To What
5 Hey Joe
6 eulogia Variation
7 Sunshine Of Your Love

今までの大西順子さんとは、路線が全然違います。
少しは、変わったこともやりたいのでしょうが、これはちょっと。
70年代のフュージョン系が好きな人なら、聞けるかも知れません。

(中間系)



*JUNKO ONISHI TRIO / PLAY, PIANO, PLAY

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junko onishi(p), shigeo aramaki(b), dairiki hara(ds)
1996/Somethin'else/

1 Play, Piano, Play
2 How High The Moon
3 Slugs
4 Trinity
5 Portrait In Blue
6 Ktoubia
7 The Jungular

ジャズ・ディスク大賞「日本ジャズ賞受賞作品」。
(帯中より抜粋)



*JUNKO ONISHI / PIANO QUINTET SUITE

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junko onishi(p), marcus belgrave(tp,vo),eiichi hayashi(as)
rodney whitaker(b), tony rabeson(ds)
1995/somethin'else

1 Piano Quintet Suite
2 Peggie's Blue Skylight
3 Interlude 1
4 Naturally
5 Interlude 2
6 The Tropic Of Capricorn
7 Tony
8 Orange Was The Color Of Her Dress, Then Blue Silk
9 Take The A Train

大西順子さんは、低音をうまく使いますよね。
「TAKE THE A TRAIN」の解釈が新鮮です。
私は、彼女も結構好きで、そのアルバムはほとんど聞いています。



*JUNKO ONISHI TRIO / LIVE AT THE VILLAGE VANGUARD Ⅱ

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junko onishi(p), reginald veal(b), herlin riley(ds)
1995/Somethin'else/

1 The House Of Blue Lights
2 Never Let Me Go
3 Brilliant Corners
4 Ringo Oiwake
5 Tea For Two

ジャズ・ディスク大賞「銀賞」受賞の”パート1”を凌ぐ迫力、そして繊細の美。
(帯中より抜粋)



*JUNKO ONISHI TRIO / LIVE AT THE VILLAGE VANGUARD Ⅰ

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junko onishi(p), reginald veal(b), herlin riley(ds)
1995/Somethin'else/

1 So Long Eric
2 Blue Skies
3 Concorde
4 How Long Has This Been Goin' On
5 Darn That Dream
6 Congeniality

JUNKOが翔いたNYの6日間。
(帯中より抜粋)

[ Swing Journal : ゴールド・ディスク ]



*SHIGEHARU MUKAI JQUINTET / FEATURING JUNKO ONISHI

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向井滋春(tb)、山口真文(ts)、大西順子(p)、ロドニー・ウィテカー(b)、グレッグ・ハッチンソン(ds)
1994/Somethin'else/

強力無比!話題を呼ぶJクインテット・スペシャル・エディション。
(帯中よりの抜粋)



*JUNKO ONISHI TRIO / CRUISIN

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junko onishi(p), rodney whitaker(b), billy higgins(ds)
1993/Somethin'else/

1 Eulogia
2 The Shepherd
3 Summertime
4 Congeniality
5 Melancholia
6 Caravan
7 Roz
8 Switchin' In
9 Blue Seven

ハード・コアなピアニズム。叫ぶように、囁くように、舞うように。

衝撃のベスト・セラー"WOW"に続く最新作は初のNY・トリオが記録した鮮烈のセッション。
ワールド・デビュー決定!!
(帯中より抜粋)



*JUNKO ONISHI TRIO / WOW

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junko onishi(p), tomoyuki shima(b), dairiki hara(ds)
1993/Somethin'else/

1 The Jungular
2 Rockin' In Rhythm
3 B-Rush
4 Prospect Park West
5 Point-Counter-Point
6 Brilliant Corners
7 Nature Boy
8 Broadway Blues

刺激的で官能的で挑戦的で冒険的で劇的。
New YorkからTokyoへ、そして世界へ。
話題の大型ピアニストのデビュー・アルバム。
(帯中より抜粋)

強烈な印象を残したデビュー作だったです。

[ Swing Journal : ゴールド・ディスク ]

Junko Moriya 守屋純子 (p) [J (piano)]

*JUNNKO MORIYA ORCHESTRA / POINTS OF DEPARTURE

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守屋純子(p)、納浩一(b)、大坂昌彦(ds),
tp:エリック・ミヤシロ、木幡光邦、奥村晶、岡崎好朗
tb:中路英明、片岡雄三、佐藤春樹、河野聡
sax:近藤和彦、緑川英徳、小池修、アンディ・ウルフ、宮本大路
2005/SOLJP/

1 Highway
2 Departure
3 I Love You
4 Wind Farm
5 25% Solution
6 All Blues
7 My Funny Valentine
8 Mobius
9 Fragments
10 Heat Song
11 Fascinating Rhythm

日本を代表するビッグバンドを率いる女性ピアニストのオーケストラ作品第2弾。
ソロイストの力量を生かしつつ、緻密なアンサンブルをバランスよく構成。
リーダーのピアノが秀逸。メロディの美しさを際立たせたアレンジで、初心者にも楽しめる作品に。

-- 内容(「CDジャーナル」データベースより)

「Points of Departure」守屋純子ライナーノーツ

わたしは常々、アドリブとアンサンブルがバランスよく混合したビッグ・バンドという形態は、ジャズを聴きはじめるきっかけとして最適なのではないかと思っています。
わたし自身カウント・ベイシーからジャズを聴きはじめましたので・・・。
本作品はコアなジャズファンにも、ジャズにあまり馴染みのない方にも、楽しんでいただけるアルバムにしたいと思って作りました。
そのためあまり難解になりすぎないよう、メロディーの美しさを重視した作編曲をこころがけたつもりです。
アンサンブル・プレイヤーとしては勿論のこと、ソリストとしても評価の高いミュージシャンたちのソロが、一度に聴けるのもこのCDの大きな聴きどころだと自負しています。
個性あふれる16人のミュージシャンが醸し出す、ここにしかないハーモニーを楽しんで聴いていただければ幸いです。

Junko Koike 小池純子 (p) [J (piano)]

*JUNKO KOIKE QUINTET / UH HUH !

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keiji matsushima(tp), yoshiyuki yamanaka(ts),
junko koike(p), koji yamashita(b), junji hirose(ds)
1999/SONOKA

小池純子・クインテット・・・今作も発売時に気になりながら忘れてしまったアルバムです。
近年こういうことが多いので困ったものです。
でも先日中古盤コーナーで見つけた時には未開封盤だったのでラッキーでした。

ここはメンバーも興味深いですね。
フロント2管が松島啓之(tp)さんと山中良之(ts)さん、ラッパ&テナーはジャズの王道、
リズム・セクションに山下弘治(b)さんと広瀬潤次(ds)さんという組み合わせです。
顔ぶれを見ただけで生粋のハード・バップ・アルバムというのが一目瞭然です。

全10曲はオリジナル4曲とその他6曲の構成です。
ジミー・ヒースが2曲とタッド・ダメロンが選ばれたところに小池さんのこだわりを感じます。
前半4曲にオリジナルを並べたのも面白い試みだと思いました。

それぞれがオトナなので安定感と安心感を感じる作品です。
とても聴きやすく心地良いノリ、特筆すべきは小池さんのブルース・フィーリングかな。
黒く粘っこいピアノ・・・小池さんの発するオーラがアルバム全体を覆っています。
ソロ・ピアノで演奏される(4)「BLUES FOR CHILDREN」は強烈な印象を残しました。
(4)「MATCHAN-NO BALLADE」では松島さんのバラード・プレイが冴える。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)

Junior Mance (p) [J (piano)]

*JUNIOR MANCE TRIO / GROOVIN' BLUES

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junior mance(p), chip jackson(b), idris muhammad(ds)
eric alexander(ts)(2,4,5,7)
2002/M&I/

ジュニア・マンス・トリオとエリック・アレキサンダー(ts)は前回と同じ組み合せです。
この二人はちょっと合わないのではないかと思いましたがそんなことはなかったです。
ジュニア・マンスみたいなフィーリングを持ったピアニストは少なくなりましたね。
ベタベタとまとわりつくような粘っこいピアノを聴かせてくれました。
題名通り、グルービーでブルージーな作品です。
最近はあっさりタイプに慣れているのでこれが新鮮で良かったです。
エリック・アレキサンダーは4曲にゲスト出演していますがソウルフルかつ
ブルース感覚溢れるプレイで好演、スロー・バラードに長足の進歩がうかがえます。

「Night Train」、「Blueberry Hill」、「Blues In The Closet」、
「Lonely Avenue」、「Blue'N' Boogie」、「I Got Mojo Workin」、
「All Blues」、「Bag's Groove」、「America The Beautiful」

[ Swing Journal : ゴールド・ディスク ]

(中間系)



*JUNIOR MANCE TRIO+1 / YESTERDAYS

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junior mance(p), chip jackson(b), jackie williams(ds)
eric alexander(ts)
2001/M & I/

シンプルな表現の奥深さ、軽やかでセンシティブなプレイ!
エリック・アレキサンダーをゲストにマンスの魅力が100%!!
(帯中よりの抜粋)

ジュニア・マンス(p)の新作は日本人プロデューサーによるスタンダード作品集です。
やはり、根っこにあるのはブルース・フィーリングですね。
ここでも独特の粘りのあるプレイを聴かせてくれています。
ゲストのエリック・アレキサンダー(ts)は抑えたプレイで珍しいです。
かなり我慢した感じですがやや欲求不満とみましたがどうでしょうか。

「Willow Weep For Me」、「Yeaterdays」、「Georgia On My Mind」、
「C Jam Blues」、「Summertime」、「Something」、「Cry Me A River」、
「Blue Monk」、「What Are You Doing The Rest Of Your Life」

[ Swing Journal : ゴールド・ディスク ]

(中間系)

Jose Albert Medina (p) [J (piano)]

*JOSE ALBERT MEDINA TRIO / FIRST PORTRAIT

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jose albert medina(p), francisco frieri(b), juan pablo balcazar(ds)
2004/FRESH SOUND NEW TALENT/

1 Mico In Green
2 Flor De Queralt
3 Lisboa
4 De Patanel
5 Los Suenos Y El Tiempo
6 Arrorro
7 Al Azar
8 Maiden Voyage
9 De Patanel

このJ・A・M・TRIOはホセ・アルベルト・メディナ(p)が中心のバランス感覚に優れたトリオです。
「FIRST PORTRAIT」の表題から、これがデビュー作と思われます。
全9曲、メンバーのオリジナルは4曲です。
まずは(8)のハービー・ハンコック(p)の名曲「Maiden Voyage」を聴いてみて下さい。
私は唸りましたよ、このトリオのほとばしる才能がうかがえる演奏です。
ヨーロッパ特有の静謐感とスペインの持つラテン的な情感を秘めていて、
なんとも魅力的なサウンドを生み出しています。
ひと言で言えば聴かせるピアノ・トリオで、これにはぐっと引き込まれてしまう人も多いのではないでしょうか。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(まじめ系)

Jos Van Beest [J (piano)]

*JOS VAN BEEST TRIO / EXCLUSIVEL FOR YOU

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jos van beest(p), erik schoonderwoerd(b), nanning van der hoop(ds)
2007/Jaka-Jazz Records/(澤野工房)

久し振りなのでまずは聴き易いものから・・・ヨス・ヴァン・ビーストの新譜を選んでみました。
澤野工房が紹介したピアニストの私的ベスト・スリーはウラジミール・シャフラノフと
ジョヴァンニ・ミラバッシ、それにこのヨス・ヴァン・ビーストです。
ビーストのアルバムは癒されるというかいつでも安心して聴くことができます。
さて、今作品は先日亡くなったオスカー・ピーターソンへのオマージュとか。
ジョビン、ボンファのボサノバが3曲入っているのも目を引きました。
ヨーロッパ・ピアノの魅力は美しいメロディ・ラインでアメリカのリズム感、スイング感重視とは一線を画します。
それがスイング感を出そうとすると何となくチグハグに感じてしまうのは私だけでしょうか。
彼ならどこまでもロマンチックで美しいままでいい・・・このアルバムを聴いていてそんな印象を持ちました。
ビーストのベスト・アルバムは細君と共演した↓の作品だと思います。
「Marielle Koeman & Jos Van Beest / Between You & Me」

(くつろぎ系)



*JOS VAN BEEST TRIO / SWINGIN' SOFTLY

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jos van beest(p), evert j. woud(b), rolf breemer(ds)
2004/Atelier Sawano/

1 Stella By Starlight
2 Telkens Weer
3 You Are The Sunshine Of My Life
4 Autumn Leaves
5 Have You Met Miss Jones
6 Manha De Carnaval
7 Satin Doll
8 Here's That Rainy Day
9 Flamingo
10 Dreamland

澤野工房が紹介した人気ピアニスト、ヨス・ヴァン・ビーストの新録音の新譜です。
前作のトリオ盤、「EVERYTHING FOR YOU」は良かったですね、私のお気に入りでしたよ。
今作はそれよりもやや硬質の仕上がりになっていると思います。
それでも美しいメロディ・ラインと上品なタッチは際立っています。
演奏といい選曲といい、安心してお勧め出来るピアノ・トリオ・アルバムです。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)



*JOS VAN BEEST TRIO / EVERYTHING FOR YOU

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jos van beest(p), evert j.woud(b), rolf breemer(ds)
2001/Sawano/

1 Marielle Plus Belle
2 Yesterdays
3 Bye Bye Blackbird
4 The Windmills Of Your Mind
5 Triste
6 Out Of The Blues
7 Misty
8 All The Things You Are
9 Brabezieux
10 But Not For Me

今、巷で話題のヨス・ヴァン・ビースト(p)の新作を購入しました。
2曲のオリジナルと8曲のスタンダードの構成です。
さすがに評判通りの上品で美しい、端正なピアノ・トリオを聴かせてくれました。
私は思わず一音でその世界に引き込まれてしまいましたよ。
その瑞々しいピアノの音色はまったく素晴らしいですね。
ウラジミール・シャフラノフ(p)の時もそうでしたが世の中は広いです。
知られていない名手がいくらでもいるのでしょうね。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)

Johnny O'Neal (p) [J (piano)]

*JOHNNY O'NEAL TRIO / IN GOOD HANDS

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johnny o'neal(p), peter washington(b), lewis nash(ds)
2002/JAZZEBEL/

ジョニー・オニール(p)は70年代から活躍、レイ・ブラウン(b)やミルト・ジャクソン(vib)、
ジャズ・メッセンジャーズにも在籍したそうですが私は聴いたことがないと思います。
一聴した途端、これは凄いなあと思いました。
アート・テイタム(p)、オスカー・ピーターソン(p)系の名手です。
題名の「IN GOOD HANDS」は言い得て妙です。
その力強いタッチとスピード感には魅力があります。
世の中は本当に広いですね。隠れた?名手がいっぱいいます。
バックはお馴染みのピーター・ワシントン(b)とルイス・ナッシュ(ds)で好演しています。

(中間系)

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