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J (trombone) ブログトップ

JJ Jhonson(tb) [J (trombone)]

* JJ JOHNSON QUINTET / STANDARDS

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jj johnson(tb), ralph moore(ts,ss),
stanley cowell(p), rufus reid(b), victor lewis(ds)
1988/Emarcy/

1 See See Rider.
2 Shortcake
3 Sweet Georgia Gillespie
4 My Funny Valentine
5 Just Friends
6 Misterioso
7 You Stepped Out Of A Dream
8 Misty
9 Autumn Leaves
10 What Is This Thing Called Love

最近ちょっとトロンボーンが気になっている。
トロンボーンならJJ・ジョンソンなんだけど後期JJを聴いてみたくなりました。
今作はJJが64歳時の録音でN.Yヴィレッジ・ヴァンガードでのライブ盤です。
2管フロントの共演者はラルフ・ムーア(sax)です。
ムーアは1980年~90年代によく名前を見たけれど2000年代には表舞台から姿を消しました。
理由は分かりません。
バックにはスタンリー・カウエル(p)、ルーファス・リード(b)、ヴィクター・ルイス(ds)が名前を連ねています。
この時JJは10年ほどブランクがあったようで帯中には10年振りのステージ復帰とありました。

全10曲は題名にもなった通りJJのオリジナル2曲(2)と(3)を含むスタンダードが中心です。
JJはやさしく柔らかくなっています。
力強さや鋭さには欠けるけれどフレージングの滑らかさはさすがでJJ健在を感じさせるものでした。
JJのバップの名曲(2)「Shortcake」は懐かしく聴きました・・・まさにウルウルものですよ。
(4)「My Funny Valentine」、(5)「Just Friends」、(8)「Misty」、(9)「Autumn Leaves」のバラードが聴きどころです。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(くつろぎ系)


このライブではもう一枚↓のアルバムが出ています。
こちらは全12曲でJJのオリジナル6曲を含むモダン・ジャズの名曲を集めています。

JJ JOHNSON QUINTET / QUINTERGY

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Julian Priester (tb) [J (trombone)]

*JULIAN PRIESTER QUARTET & QUINTET / KEEP SWINGIN'

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julian priester(tb), jimmy heath(ts)(1,2,4,6,7),
tommy flanagan(p), sam jones(b), elvin jones(ds)
(1960Rec)/Riverside/

ジャズ再発廉価版シリーズの1枚です。
ジュリアン・プリスター(tb)の珍しい名前を見つけました。
地味なプレイヤーの1人でリーダー作は寡作ですがキャリアが長いので色んな人と共演しています。
私が最初に聴いたのはジョニー・グリフィン(ts)の代表作として名高い「The Little Giant」でした。
マックス・ローチ(ds)、ブッカー・リトル(tp)、ジョン・コルトレーン(ts)などとも共演しています。
ユニークなサン・ラ・オーケストラの一員でもありました。
トロンボーン奏者は少ないので60年代は超売れっ子プレイヤーだったと思います。
共演者を見てみても実に幅広くて、フュージョンからアヴァンギャルドまでをこなす才人です。
もちろん、モダン・トロンボーン奏者の場合はJ・J・ジョンソンの影響はまぬがれません。

今作はジュリアン・プリスターの初リーダー・アルバムです。
ジミー・ヒース(ts)、トミー・フラナガン(p)、サム・ジョーンズ(b)、エルヴィン・ジョーンズ(ds)
の人選は中々に興味深いものがありますね。
特にフラナガンとエルヴィンはそのままJ・J・ジョンソンのグループで活躍していました。
名プロデューサーのオーリン・キープニュースは明らかにJ・Jを意識したアルバム作りだと思う。
ジミー・ヒースを音楽監督として迎えてグループとしてのサウンドも追求しています。
そんなわけで(1,2,4,6,7)のクインテットはどれも凝ったアレンジと構成になっています。
このクインテットが聴きどころで、(3,5,8)のカルテットはちょっと物足りないかもしれません。

アメリカでのジャズ人気低迷と共にヨーロッパに渡ってアヴァンギャルドに突入しました。
プリスターが超寡作なのと私の意欲不足で他のリーダー作を聴いたことがありません。
結果、1枚を選ぶならやはり今作になりますね。

「Just Friends」、「Once In A While」

(中間系)

John Fedchock (tb) [J (trombone)]

*JOHN FEDCHOCK NY SEXTET / LIVE AT THE RED SEA JAZZ FESTIVAL

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john fedchock(tb), scott wendholt(tp,fhn), walt weiskopf(ts),
allen farnham(p), david finck(b), dave ratajczak(ds)
2010/Capri Records/

ジャケットを見た時にトロンボーンがリーダーの3管編成は面白そうと思いました。
3管といえばジャズ・メッセンジャーズやアート・ファーマーのジャズテットを思い出します。
しかし、イメージはちょっと違ってビックバンド風というか、よりモダンな展開を見せています。
ここはメンバー構成も興味深いものがありますね。
リーダーのジョン・フェドコック(tb)をはじめ、ビック・バンドで活躍したプレイヤーが多いです。
フェドコックのオリジナルが4曲にトム・ハレル(tp)とデューク・エリントンを取り上げています。
分厚いアンサンブルとハーモニーを十分に楽しむことができました。
(3)「ELVIN'S EMPIRE」~(4)「MOON ALLEY」はライブとは思えない完成度の高い演奏。
(5)「キャラバン」の盛り上がりも楽しめました。
ウォルト・ワイスコフ(ts)、スコット・ウェンドホルト(tp)、多才なアレン・ファーナム(p)のプレイも聴きどころ。
ビック・バンド・ファンにもお薦めできます。

[ ドラ流目立たないけどいいアルバム ]

(中間系)

J.J. Johnson (tb) [J (trombone)]

*J.J.JOHNSON QUARTET / PROOF POSITIVE

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j.j.johnson(tb), harold mabern(p), arthur harper(b), frank gant(ds)
j.j.johnson(tb), mccoy tyner(p), richard davis(b), elvin jones(ds), toots thielemans(g)
1964/Impulse/

J.J..ジョンソンのワン・ホーン・アルバム。
1曲でジョン・コルトレーンのリズム・セクションとトゥーツ・シールマンスのギターが共演しています。

「Stella By Starlight」、 「My Funny Valentine」



*J.J.JOHNSON & KAI WINDIND / THE GREAT KAI & J.J

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j.j.johnson(tb), kai winding(tb)
bill evans(p), paul chambers(b), tommy williams(b), roy haynes(ds), art taylor(ds)
1960/Impulse/

大好評を博したJ&Kの一枚でアレンジが冴え渡る。
ビル・エヴァンス(p)の参加が貴重かな。

「This Could Be The Start Of Something」、「Georgia On My Mind」、「Blue Monk」、
「Alone Together」、「Side By Side」、「I Concentrate On You」、「Theme From Picnic」



*J.J.JOHNSON QUINTET / DIAL J.J. 5

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j.j.johnson(tb), bobby jasper(sax,fl),
tommy flanagan(p), wilber little(b), elvin jones(ds)
1957/CBS/

J.J..ジョンソンの代表作の一枚です。
バックのトミー・フラナガン・トリオは名盤「オーヴァー・シーズ」を生みました。

「Love Is Here To Stay」、 「It's Could Happen To You」、「Old Devil Moon」



*STAN GETZ AND J.J.JOHNSON AT THE OPERA HOUSE

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stan getz(ts), j.j.johnson(tb),
oscar peterson(p), herb ellis(g), ray brown(b), connie kay(ds)
1957Rec/Verve/

1 Billie's Bounce
2 My Funny Valentine
3 Crazy Rhythm
4 It Never Entered My Mind / mono:Yesterdays
5 Blues In the Closet

邦題:「オペラ・ハウスのゲッツとJ.J」
ジャズ・ファンにジャズの名盤を100枚選べと言ったらほとんどの人が選ぶであろう傑作です。
スタン・ゲッツ(ts)とJJ・ジョンソン(tb)の稀代の名手二人による対決盤です。
それにバックがオスカー・ピーターソン(p)・トリオにコニー・ケイ(ds)という豪華盤です。
有名プロデューサーのノーマン・グランツならではの作品になりました。

グランツはさらに凝った演出をしていて、これがファンにとっては悩ましいものになりました。
上記のジャケットのステレオ盤(上)とモノラル盤(下)の2枚が発売されたのです。
ステレオ盤は10月19日の「オペラ・ハウス」でモノラル盤は10月25日のLA録音で別物です。
曲名も同じなので紛らわしいこと、この上ありません。
ステレオ盤にはゲッツのソロ「It Never Entered My Mind」がモノラル盤にはJJのソロ「Yesterdays」が入っていました。
LPを両方買えということですね・・・で、買わされました・・・もちろんCDには全部入っているので問題ありません。

ヴァーヴ盤のゲッツは馴染み深く、ボサノバを始めとして多くのヒット盤がありますね。
一方のJJの方はCBSの看板スターでヴァーヴ盤にはあんまり馴染みがありません。
この二人の組み合わせがどういう成り行きで企画されたのか・・・つまり異色の顔合わせだったと思います。
ピーターソン・トリオはバッキングに徹していて目立ちたがりのピーターソンとしては珍しいです。
コニー・ケイもいつになく多弁なドラミングを聴かせてくれているのでこれまた貴重な作品になっています。

これは私もレコード盤がすり切れるほど良く聴きました。
普段のゲッツとは程遠い、ホットでエモーショナルなゲッツの姿がここにはあります。
至難の楽器、トロンボーンをこれ程自在に操るJJも凄いです。
ここにはジャム・セッションにおける二人のソロイストとしての実力が存分に発揮されています。

Jimmy Knepper (tb) [J (trombone)]

*JIMMY KNEPPER QUINTET / DREAM DANCING

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jimmy knepper(tb), ralph moore(ts),
dick katz(p), george mraz(b), mel lewis(ds)
1986Rec/Criss Cross/

チャールス・ミンガス・グループやサド・メル楽団で名を上げたジミー・ネッパー(tb)の作品。
メル・ルイス(ds)の参加はその関係でしょうか。
ベテランの落ち着いた演奏が聴けました。

スタンダードは「Dream Dancing」、「Goodbye」、「All Through The Night」、「This Time The Dream Is On Me」
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