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John Patton (org) [J (organ)]

* JOHN PATTON QUINTET / BOOGALOO

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vincent mcewan(tp), harold alexsander(ts,fl),
john patton(org), george edward brown(ds), richard "pablo"landrum(cong)
1968Rec/Blue Note/

1 Boogaloo Boogie
2 Milk & Honey
3 Barefootin'
4 Shoutin' But No Poutin'
5 Spirit
6 B & J (Two Sisters)

今回のオルガニストはジョン・パットンです。
ブルーノート4番目のオルガン奏者です。
ジミー・スミス~ベイビー・フェイス・ウィレット~フレディ・ローチ~ジョン・パットンの順になります。
パットンのいわゆるBN正規盤は10枚でジミー・スミスに次いで多く、後発盤も何枚かあります。

今作はお蔵入りになっていた発掘盤の一枚です。
聴きながらお蔵入りになった理由は何だろうかと考えてしまいました。
結論はジャズ度が高く刺激的でオルガン・ジャズらしくないということです。
当時はこういう雰囲気をオルガンに求めてはいなかった。
私はパットンの最高傑作じゃないかと思いましたけど・・・。

パットンは先進性を持つオルガン奏者でラリー・ヤングの音楽性に通じるものがあります。
ここではハロルド・アレキサンダー(ts,fl))が異質の存在です。
コルトレーン派、アヴァンギャルドで強烈な演奏を聴かせてくれました。
(5)「Spirit」は最高のパフォーマンスで続くパットンのオルガンも聴きどころになりました。
ドラムス&コンガのリズム陣が繰り出すグルーヴ感も凄いです。
全体を通してパットンの刺激的なオルガンも魅力的で素晴らしいと思いました。
定番のギターを外してソウル&ファンキーからは一歩踏み出している作品です。
オルガン・ジャズの傑作の一枚です。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)



*JOHN PATTON QUARTET / GOT A GOOD THING GOIN'

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john patton(org), grant green(g), hugh walker(ds), richard landrum(conga)
1966Rec/Blue Note/

マーヴィン・ゲイ・ナンバーを取り上げたソウル・ジャズの人気盤。
コンガ、ギター、そしてB3がバトルする。
(帯中よりの抜粋)

ブルーノートのコテコテ・ファンク・ジャズの1枚です。
ジョン・パットンのオルガン・トリオにコンガが加わるだけでこれだけ熱くなります。
ホーンなしは異色ですが強烈です。



*JOHN PATTON QUARTET / LET'EM ROLL

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john patton(org), grant green(g), bobby hutcherson(vib), otis finch(ds)
1965Rec/Blue Note/

ブルーノートを代表するジャケット・センス。
さらにボビー・ハッチャーソンのヴァイブをフィーチャーした異色の組み合わせでも人気のアルバム。
(帯中よりの抜粋)

ジョン・パットンはブルーノートに10枚くらいリーダー作があります。
オルガン奏者ではジミー・スミスに次ぐ枚数です。
ここは何といってもボビー・ハッチャーソン(vib)の参加が魅力。

スタンダードは「The Shadow Of Your Smile」

Joey DeFrancesco (org) [J (organ)]

* JOEY DEFRANCESCO QUINTET / IN THE KEY OF THE UNIVERSE

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joey defrancesco(org,key,tp), pharoah sanders(ts,vo),(5,6,7)
troy roberts(sax,b), billy hart(ds), sammy figueoa(per)
2019/Mack Avenue/

1 Inner Being
2 Vibrations In Blue
3 A Wake And Blissed
4 It Swung Wide Open
5 In The Key Of The Universe
6 The Creator Has A Master Plan (P.Sanders)
7 And So It Is
8 Soul Perspective
9 A Path Through The Noise
10 Easier To Be

ジョーイ・デフランチェスコ(org)の新譜です。
ジャケットの裏側を見た時ファラオ・サンダース(ts)の名前がちらりと見えたので決めました。
ファラオは3曲に参加していました。
デフランチェスコもマルチプレイヤーでここではオルガン、キーボード、トランペットを駆使しています。
デフランチェスコのトランぺッターとしての実力も知られているでしょうか。

全10曲は1曲を除いて全て自身のオリジナルです。
その1曲はファラオの良く知られた名曲の(6)「The Creator Has A Master Plan」です。
多分、最初からこのアルバムの方向性は決まっていたと思います。
スピリチュアルなサウンドを目指すと・・・。
それにはどうしてもファラオ・サンダースが欠かせなかった。
やっぱり(6)「The Creator Has A Master Plan」は心を打つ雄大な曲想を持っています。
これを聴いたら他の全ての曲が吹っ飛んでしまいました。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(まじめ系)



*JOEY DeFRANCESCO + THE PEOPLE / PROJECT FREEDOM

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joey defrancesco(org,key,tp),
jason brown(ds), troy roberts(ts,ss), dan wilson(g)
2017/Mack Avenue/

1 Imajine (Plelude) (J.Lennon)
2 Project Freedom (J.Defrancesco)
3 The Unifier (J.Defrancesco)
4 Better Than Yesterday (J.Defrancesco)
5 Lift Every Voice And Sing (J.W.Johnson&J.R.Johnson)
6 One (J.Defrancesco)
7 So Near, So Far (T.Crombie&B.Green)
8 Peace Bridge (J.Defrancesco)
9 Karma (J.Defrancesco)
10 A Change Is Gonna Come (S.Cooke)
11 Stand Up (J.Defrancesco)

最近オルガンが聴きたくなったこともあってチャールス・アーランドにハマっています。
そんな中で久々にジョーイ・デフランチェスコを買ってみました。
オルガンに関してはどうしてもジミー・スミスやジャック・マクダフのイメージが強過ぎます。
それでデフランチェスコにしてもスマートさがネックになってほとんど聴いてなかったです。
色んな楽器が演奏できるマルチプレイヤーの器用さもマイナスだったかもしれません。
今作はいわゆる有名なスタンダードが1曲も入っていなかった。
それが「かえっていいかな」と思って手が伸びました。

全11曲は自身のオリジナルが7曲とその他4曲の構成です。
予想は正解だったです。
サウンド的に最先端のオルガン・ジャズが聴けました。
題名が「Project Freedom」です。
デフランチェスコはこういうものがやりたかったんですね。
広がりのあるサウンドでデフランチェスコのスタイルにはピッタリだと思いました。
サックスのトロイ・ロバーツは初めて聴いたけど中々いいと思いました。
私的ベストは最もジャズっぽい雰囲気を持つ(9)「Karma」でこれはカッコ良かったです。

ジャズ・オルガニストの層は薄いけれどデフランチェスコは経験、実力も十分です。
知名度も高いのでやはりこの人にはオルガン・ジャズの先頭に立って引っ張ってもらいたい。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)



*JOEY DeFRANCESCO QUARTET / LIVE:THE AUTHORIZED BOOTLEG

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joey defrancesco(org)
george coleman(ts), jake langley(g), byron landham(ds)
colleen mcnabb(vo)(4)
2007/CONCORD/

オルガン・ジャズのライブはどんなものだろうかとジョーイ・デフランセスコを買ってみました。
ゲストのジョージ・コールマン(ts)も聴いてみたいと思いました。
結論から言えばやっぱり洗練されていてスマートなオルガンです。
どうにも私にはオルガンはソウルフルで泥臭いというイメージが抜けないようです。
そうなるとどうしてもジミー・スミスやジャック・マクダフは越えられないわけで、
後に続く近年のオルガン奏者はまた違った道を模索しているかも知れませんね。
スタンダード中心の選曲、ヴォーカルが1曲入って変化を与えています。
ジョージ・コールマンはベテランの味でさすがに手慣れています。
私の好きなリー・モーガン(tp)の「CEORA」を取り上げてくれたのも嬉しかったです。
モーガンの曲では「THE SIDEWINDER」が最も有名ですが、
この曲は「SPEED BALL」と共にその次にランクされる馴染みの深い曲です。

(中間系)



* JOEY DEFRANCESCO TRIO / THE CHAMP

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joey defrancesco(org), randy johnston(g), billy hart(ds)
1999/HighNote/

1 The Champ.
2 Mack The Knife
3 When Johnnie Comes Marchin' Home
4 Lover Man Oh Where Can You Be
5 Organ Grinder's Swing
6 OGD (Rord Song)
7 The Preacher
8 Walk On The Wild
9 The Cat

ジョーイ・デフランチェスコのオルガン・トリオ作品です。
今週も先人のトリビュート盤になりました。
先々週、先週はマッコイ・タイナー(p)、キャンボール・アダレイ(as)ときて今回はジミー・スミス(org)です。

モダン・ジャズにおけるオルガン奏者と言えばジミー・スミスが第一人者なるのは間違いありませんね。
現代のオルガン奏者のナンバー・ワンのジョーイ・デフランチェスコもジミーの信奉者の一人です。
今作はそのジミー・スミスの愛奏曲を集めた一枚で楽しめました。
(9)「The Cat」と(5)「Organ Grinder's Swing」は大ヒット曲、ウエス・モンゴメリー(g)の名曲(6)「Road Song」も聴けます。
どれもジミーのアルバムで馴染みのある曲ばかりなので安心して聴ける作品に仕上がっています。
ランディ・ジョンストンのギターとビリー・ハートのドラムスもシブいです。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)

Jimmy Smith (org) [J (organ)]

*JIMMY SMITH / DOT COM BLUES

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jimmy smith(org)
russell malone(g), reggie mcbride(b), harvey mason(ds)
Dr.john(vo,p), B.B.king(vo,g), etta james(vo), taj mahal(vo), etc
2000/BLUE THUMB REC/

ジミー・スミス(org)の4年振りの新作はブルースをコンセプトにしたアルバムです。
B・B・キング、ドクター・ジョン、タジ・マハール、エッタ・ジョーンズ等の大物が参加しています。
ブルース・フィーリングが強いのでジャズ・ファンにはどうでしょうか。
その分、より幅広い音楽ファンに受け入れられているようでCDの売れ行きは良いそうです。
ジミー・スミスはあくまでもマイペースで楽しみながらプレイしていますね。
1月に東京BNで公演がありました。私はどうしょうか迷いましたが結局パスしました。
今は行っておけばよかったと思っています。
ブルース・ファンにとっては貴重なアルバムになると思います。

(中間系)



*JIMMY SMITH & WES MONTGOMERY / THE DYNAMIC DUO

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jimmy smith(org), wes montgomer(g),
oliver nelson(arr,cond)
1966Rec/Verve/

ジミー・スミスとウエス・モンゴメリーの共演です。
オリバー・ネルソンのアレンジと相まってジミーの人気盤の一枚。

「Down By The Riverside」、「Night Train」、「Baby It's Cold Outside」



*JIMMY SMITH WITH STANLEY TURRENTINE / PRAYER MEETIN'

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jimmy smith(org), stanley turrentine(ts),
quentin warren(g), donald bailey(ds)
1963Rec/Blue Note/

ヴァーヴ移籍直前、盟友スタンリー・タレンタインを迎え、グルーヴ感溢れる演奏を展開する二人、
名曲「聖者が町にやってくる」他、時代を反映した感覚も素晴らしい。

二人の共演は「ミッドナイト・スペシャル」や「バック・アット・ザ・チキン・シャック」などでも聴けるが、このアルバムではギターをクエンティン・ウォーレンがつとめ、よりタレンタイン的ソウルに傾倒した繰り広げられる。
(帯中よりの抜粋)

「When The Saints Go Marchin' In」



*JIMMY SMITH / HOUSE PARTY

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jimmy smith(org), lee morgan(tp), curtis fuller(tb),
lou donaldson(as), george coleman(as), tina brooks(ts),
kenny burrell(g), eddie mcfadden(g), art blakey(ds), donald bailey(ds)
1958Rec/Blue Note/

当時のブルー・ノート・オールスターズによる最強のジャム・セッション・アルバム。
(帯中よりの抜粋)

やっぱりこの頃のジャズには輝きと勢いがあります。

「Lover Man」、「Just Friends」

Jimmy McGriff (org) [J (organ)]

*JIMMY McGRIFF & HANK CRAWFORD QUARTET / RIGHT TURN ON BLUE

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jimmy mcgriff(org), hank crawford(as),
rodney jones(g), jesse hameen(ds)
1994/TELARC/

この半月ほど体調不良で好きなライブも外出も出来ずじまい。
家に篭っていたのでネット・ショッピングをしてしまいました。
久し振りにCDの爆買いをしたんだけどコテコテ系サックス奏者のアルバムです。
アーネット・コブ、ジミー・ホレスト、アイク・ケベック、ウィリス・ジャクソン、ドン・ウィルカーソン、
スタンリー・タレンタイン、メシオ・パーカー、ハンク・クロフォードといったところです。
しばらくはギンギンのソウル、ファンク、ブルース路線に浸ってみたいと思っています。
ワン・パターンなんだけど、ノリのいいこういうのを聴いているとなんか元気が出るような気がしました。

そんな中でまず気に入ったのは比較的新しいジミー・マクグリフ&ハンク・クロフォードのこのアルバムです。
レイ・チャールス・グループに在団したクロフォードはソウル系サックス奏者の見本みたいな存在です。
クロフォードは今年の1月に亡くなったばかり、74歳でした。・・・合掌。
今作はコテコテではあるけれどスマートな雰囲気を併せ持っているのが特徴です。
オルガンのマクグリフとクロフォードのコンビネーションも定評のあるところで聴き易いです。
(4)、(8)のバラードでは泣きアルト、(7)、(8)の強烈なグルーブ感が一番の聴きどころになります。
ただ、(6)「TEACH ME TONIGHT」はもっとムードが欲しかったけど。
もう一つの聴きどころはロドニー・ジョーンズのギター・プレイにあります。
彼には↓の素晴らしいアルバムがあるので是非聴いてみて下さい。
ケニー・カークランドの参加が貴重です。

*RODNEY JONES QUARTET / DREAM AND STORIES (Savant/2005)
rodoney jones(g), kenny kirkland(p), marc johnson(b), jeff"tain"watts(ds)

[ ドラ流目立たないけどいいアルバム ]

(くつろぎ系)

Jesse Chandler (org) [J (organ)]

*JESSE CHANDLER QUARTET / SOMEWHERE : BETWEEN

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jesse chandler(org,key), bill campbell(ds), mike moreno(g)
kris bauman(as,cl), john ellis(ts), albert sanz(p)
2003/Fresh Sounds/

オルガン、キーボード奏者のジェシー・チャンドラーの作品。
フレッシュ・サウンド・レーベルはそのまま新人の登竜門になっています。
魅力的なプレイヤーが目白押しで、ここでもマイク・モレノ(g)、クリス・ボウマン(as)、アルバート・サンズ(p)といったところが参加しています。

Jared Gold (org) [J (organ)]

*JARED GOLD TRIO / INTUITION

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jared gold(org), dave stryker(g), mcclenty hunters(ds)
2013/Positone/

ジェアド・ゴールドは初見、新進のオルガン・プレイヤーということで気になりました。
顔もちょっと濃い感じだし・・・。
全9曲はメンバーのオリジナル6曲にその他3曲の構成です。
キャロル・キングの曲が2曲含まれているのが目を引きました。

ジェアド・ゴールドは新しいタイプのオルガニストかもしれませんね。
先進のオルガン奏者はラリー・ヤング(org)の影響は避けられない。
ジェアドのオルガンはピアノ的で音使いが多彩です。
ギターとのユニゾンが新鮮でタイトなリズムに乗ったロック調の演奏を繰り広げています。
ゆったりとしたブルージーなオルガン・サウンドを期待していると肩透かしを食います。
急速調の演奏が断然いいのでオルガン・トリオのイメージが狂わされました。

オルガン、ギター、ドラムスはオルガン・トリオのオーソドックスな組み合わせです。
ギターのデイブ・ストライカーはスティープル・チェース盤で聴いたことがあるけどあんまり印象に残っていなかった。
ストライカーの向こう側にはパット・マルティーノ(g)の顔が見えます。
ストライカーの出番も多くてジェアドとの双頭バンドと言ってもいいと思います。

ベストは超高速の(3)「PRO ZECA」です。
こんなに速いオルガン・トリオの演奏は聴いたことがありません。
バックのマックレンティ・ハンターズの激しいドラミングにも驚きました。
ドラマーが前面に出てくる・・・多弁、手数の多さは現在のジャズの流行ですね。
ここにこのトリオの特徴が濃縮されていると思います。
キャロルの大ヒット曲(5)「YOU'VE GOT A FRIEND」はバラード演奏で一息入りました。
オルガン奏者は中々出てこないので貴重だと思います。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)



* JARED GOLD QUARTET / SOLIDS & STRIPES

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jared gold(org),
seamus blake(ts), randy napoleon(g), mark ferber(ds)
2008/Posi-Tone Records/

1 Black
2 O-O-H Child
3 The Nest
4 On The Cusp
5 Angela
6 Queen's Gambit
7 Isn't It Romantic ?
8 Splat
9 It Ain't Necessarily So
10 Moonstone

ジェアド・ゴールド(org)を聴くのは2枚目になります。
前回の「INTUITION」(2013)はドラ盤になりました。
前回はトリオでしたが今作は気鋭のテナー奏者のシーマス・ブレイクを加えたカルテット編成です。
先進のオルガン奏者は突っ走る・・・多弁、多彩な表現方法を持っています。
ラリー・ヤング(org)の影響下にあるけれどタイトなリズムに乗ったロック調のサウンドが特徴です。

全10曲は自身のオリジナル4曲とその他6曲の構成です。
ここはシーマス・ブレイクの参加に最大の魅力があります。
シーマスは幅広い音楽性を持っているのでそう単純ではないけれど期待のテナー奏者です。
以前シーマスをライブで見た時には普通のサラリーマン風で真面目で端正な感じがしました。
ジャズマンらしくなく、とても先進のテナー奏者には見えなかったのが面白かったです。
緊張していて人見知りするタイプかもと思いました。
シーマスはマイケル・ブレッカー(ts)~ボブ・バーグ(ts)を継承するのではと思っていた時もあります。

サウンド的にジェアド&シーマスの相性はバッチリでスピード感溢れる演奏が聴けました。
ランディ・ナポレオン(g)とマーク・フェーバー(ds)も好演していてこの二人のプレイにも注目です。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)

Jack McDuff (org) [J (organ)]

*JACK McDUFF QUARTET / MOON RAPPIN'

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jack mcduff(org),
bill fhillips(ts,bs,fl), jerry bird(g), joe duke(ds), plus orchestra
1969/Blue Note/

ブラザー・ジャック・マクダフ(org)のブルーノート2枚目のリーダー・アルバム。
これも大好きだったです・・・今でも時々は聴きたくなる愛聴盤です。
時代を反映してか、ダンサブルでカッコいいこの独特のリズムがしっくりとくるんです。
全5曲はすべてマクダフのオリジナルですが印象的なテーマを持っています。
「Loose Foot」はブルースの名曲だと思うが誰か演奏してくれないかな。



*BROTHER JACK McDUFF QUINTET / DO IT NOW !

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jack mcduff(org), melvin sparks(g),
leo johnson(ts,fl), danny turner(ts,as,fl), ray appleton(ds)
1966-67Rec/Atlantic/

マグマのような熱いオルガン・プレイを聴かせるジャック・マクダフのアトランティック移籍第3弾に当たる作品。
2人のサックス奏者に加えてテキサス生まれのブルース・ギタリスト、メルヴィン・スパークスが活躍、いやが上にも濃厚なソウル色を持つサウンドが繰り広がれてゆく。
マクダフと同じオルガン奏者のワルター・ワンダレイがヒットさせた「サマー・サンバ」のホーン入りヴァージョンが最大の聴きものだ。
(帯中よりの抜粋)



*JACK McDUFF QUARTET / TOUGH 'DUFF

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jack mcduff(org),
jimmy forrest(ts), lem winchester(vib), bill elliot(ds)
1960/Prestige/

何をいまさらという感じですがジャック・マクダフを聴いています。
マクダフの代表作の一枚です。
ブルー・ノートの看板オルガニストがジミー・スミスならプレスティッジの看板はマクダフです。
ジミーにはある種の明るさやユーモアを感じますがマクダフはファンキー&ソウル色がより濃厚です。
アーシーでブルージーな感覚は他の追随を許しません、聴いているとこちらまでドロドロになりそうです。
まぁーね、それがものすごい魅力になっているんですが今作のもう一つの魅力はメンバーにあります。
「Night Train」の作者でも知られるテキサス・テナーのジミー・フォレストとレム・ウィンチェスター(vib)です。
特に惜しくも早世したウィンチェスターの参加が貴重でこのアルバムの評価をぐんと高めています。
ヴァイブ・ファンならずとも興味を持つのは当然の成り行きです。
スタンダードの(5)「AUTUMN LEAVES」や(2)「MEAN TO ME」がどう料理されているかが聴きどころになります。
ヴァイブの音色が軽快さを増して、まったく肩の凝らないアルバムに仕上がっているのでリラックスできました。
ところでみなさんはLPにこだわりがありますか。
私はこだわりなしで、特にオーディオに凝っているわけでもなく、最近はほとんどLPを聴いていません。
それで聴きたくなると便利なCDを買い増す場合も多いです。
加えてLPでは時間の関係でカットされた曲目がCDには追加収録されているのも動機付けになります。

「AUTUMN LEAVES」、「MEAN TO ME」

(くつろぎ系)
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