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Keith Oxman (ts) [K (sax)]

* KEITH OXMAN QUINTET / TWO CIGARETTES IN THE DARK

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keith oxman(ts), houston person(ts)(1,3,4,5,7,9),
jeff jenkins(p), ken walker(b), paul romaine(ds),
annette murrell(vo)(3,7)
2020/Capri Records/

1 I've Never Been In Love Before (F.Loesser)
2 Voss Is Boss (K.Oxman)
3 Everything Happens To Me (M.Dennis)
4 Two Cigarettes In The Dark (L.Pollack)
5 Bossa For Baby (H.Mobley)
6 Murphy's Law Impacts L.E.A.P (K.Oxman)
7 Crazy He Calls Me (C.Sigman)
8 Wind Chill (J.Jenkins)
9 Sweet Sucker (J.Griffin)
10 Murrelancholy (K.Oxman)

キース・オックスマン(ts)は初見、2テナー作品です。
ジャズ友のTさんが紹介していたので気になりました。
大ベテランのヒューストン・パーソン(ts)が参加、ヴォーカルも2曲に入っている。
選曲のバランスが良さそうなので安心感がありました。

全10曲は自身のオリジナル3曲を含めメンバー1曲とその他6曲の構成です。
目を引くのはハンク・モブレイ(ts)とジョニー・グリフィン(ts)の2曲が選ばれたことです。
こういうところにオックスマンのこだわりを感じました。
ヴォーカル入りの(3)、(7)はよく歌われる曲だけどアネッタ・モレルのソウルな歌声は渋いです。
オックスマンは実に達者なテナー奏者でここでは艶やかなスタン・ゲッツ(ts)系の演奏が聴けます。
パーソンの深くゆったりとしたテナーと相まってアットホームでくつろいだ雰囲気が漂っています。
コロラド州デンバーで活躍中ということでローカル・ミュージシャンの一人かも知れませんね。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)

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Kim Barth (as) [K (sax)]

* KIM BARTH & MICHAEL P. MOSSMAN SEXTET / LATE NIGHT COFFEE

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kim barth(as,fl), michael mossman(tp), paulo morello(g),
dudu penz(b), cliff almond(ds), heinrich klingmann(cong),
2014/Enja/

1 Late Night Coffee
2 Spanish Fire
3 Song For My Little Daughter
4 Temple Of Dendur
5 Boda En Grinon
6 A Song For Horace
7 Eu Vou Voltar
8 Down In Dumbo
9 Quiero Ir Contigo
10 Blues For Barretto
11 Partido Blue

マイケル・フィリップ・モスマン(tp)の懐かしい名前を見たので手が伸びました。
モスマンは1980年代に大活躍したトランぺッターです。
ジャズ・メッセンジャーズやホレス・シルバー・クインテットに在団しました。
OTB(Out Of The Blue Note)も新生BNの大注目バンドで人気があったのをよく覚えています。
ここのメンバーはマイケル・モスマン(tp)、ケニー・ギャレット(as)、ラルフ・ボウエン(ts)、ハリー・ピッケンス(p)、ロバート・ハースト(b)、ラルフ・ピーターソン(ds)が名前を連ねていました。
ギャレットやピーターソンのその後の活躍は知られていますね。

さてここはドイツのサックス奏者のキム・バースとモスマンのフロント2管。
熱い熱いブラジリアン・ラテン・サウンドが聴けました。
全11曲は全て二人のオリジナルで占められていて定番のボサノバ曲がないのも面白かったです。
今作は同時にホレス・シルバー(p)に捧げるアルバムにもなっているようです。
こういったサウンドに欠かせないのがギターでパウロ・モレロのプレイにも注目しました。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)

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Ken Fowser (ts) [K (sax)]

*KEN FOWSER QUINTET / STANDING TALL

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ken fowser(ts), joshua bruneau(tp),
rick germanson(p), paul gill(b), jason tiemann(ds)
2016/Positone/

1 Head Start
2 Lucid Dreaming
3 Filling InnThe Blanks
4 Off The Path
5 Mode For Red
6 The Fade Away
7 Patience And Optimism
8 Standing Tall
9 Hanging On
10 Brick's Tune
11 Timeless
12 Somebody Got To Do

Ken Fowser(ts)は初見、ジャケットに惹かれました。
全曲自身のオリジナルなので迷いましたがテナーとラッパのフロント2管が決め手になりました。
聴いてみると全員一丸となった熱い演奏が詰まっていました。
ネオ・ハードバップの好盤というところでこれが中々良かったです。

全12曲、Fowserには作曲の才能があるようで、曲想も変化に富んでいて飽きさせません。
50~60年代のジャズをよく研究していて、どれもどこかで聴いたことがある感じになっています。
それでもやはり全曲オリジナルは辛いと思うので1、2曲のスタンダードが欲しかったです。
ルーツは明らかにウエイン・ショーターだと思います。
こういうのを聴くと改めてショーターの存在は大きいと感じます。

メンバーには現在のニューヨークのハード・バップ・シーンの俊英が揃っています。
まとまりも良くスムーズかつスマートに展開されているのはその実力の現れです。
難曲をいとも簡単にやってのける・・・つくづく現代のジャズマンは凄いと思う。
Ric Germansonはこういったサウンドにはぴったりのバップ系ピアニストでシダー・ウォルトンを、Josh Bruneauはリー・モーガンを、JasonTiemannはトニー・ウィリアムスをイメージしました。

ジャズ・メッセンジャーズ、マイルス・デイビス、ホレス・シルバーなどの黄金のジャズ・クインテットを彷彿とさせる。
1960年代の古き良き時代を思い起こさせる一枚です。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)

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Klas Lindquist (as) [K (sax)]

*KLAS LINDQUIST QUARTET / THE SONG IS YOU

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klas lindquist(as,cl),
erik soderlind(g), svante soderqvist(b), jesper kviberg(ds)
2015/Do Music/

1 I Let A Song Go Out Of My Heart (D.Ellington)
2 Tangerine (V.Schertzinger)
3 I Got It Bat (D.Ellington)
4 At The Mambo In (M.Bauza)
5 Sweet Like You(K.Lindquist)
6 Broadway (B.Bird)
7 Doce De CoCo (J.D.Bandolim)
8 Grandmother's Dream (E.Soderlind)
9 Invitation (B.Kaper)
10 The Song Is You (J.Kern)
11 Nilsie (A.Babs)
12 Minha Saudade (J.Donato)

クラス・リンドクイストはスウェーデンのアルト奏者。
前に聴いたことがあるような気もしましたが初見でした。
ちょうどギター・トリオをバックにしたサックスのワン・ホーン・アルバムが聴きたかった。
そんなことでCDショップですっと手が伸びました。
スタンダード作品集なので安心感もありました。

実に落ち着いた心地良い作品です。
オーソドックスで端正な仕上がりは心に響いてきます。
いかにも北欧風のクールな透明感がありました。
リンドクイストの最大の魅力は美しく澄んだ音色だと思います。
加えてエリク・ソダーリンドのギターが抜群の効果を上げています。
微妙に絡み合うギターとサックスのコラボレーションが聴きどころになるでしょうか。
なおクラリネット使用は(5)、(7)、(9)の3曲です。

やはりバラードがいいと思います。
(8)「Grandmother's Dream」は感動的、(9)「Invitation」、(3)「I Got It Bad」が秀逸かな。
エリントンの(1)「I Let A Song Go Out Of My Heart」も良かった。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(くつろぎ系)

Krister Andersson (ts) [K (sax)]

*KRISTER ANDERSSON QUARTET / LIVE

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krister andersson(ts,cl),
bo skuba(p), filip augustsson(b), ali djeridi(ds),
2010/DO MUSIC/

1 You Stepped
2 Lips And Downs
3 For All We Know
4 ToeTail Moon
5 Configuration
6 Sometime Ago
7 Serenity
8 My One And Only Love

クリスター・アンダーソン(ts)は初見です。
久し振りにCDショップに行った時にスーッと手が伸びました。
サングラス姿のシャレたおじさんに・・・「おい!こっち、こっち」と呼ばれた。
でも、こういうのがけっこう当るものなのです。

聴いてもらえばすぐに分かりますがルーツはジョン・コルトレーン(ts)です。
プレスティジ時代の初期のコルトレーンの雰囲気を色濃く持っていました。
コルトレーンの名作「バラード」の影響もあります。
もう一人はジョー・ヘンダーソン(ts)で(7)「SERENITY」を取り上げています。
野太く男性的なトーンには暖か味があって甘くも辛くもなく、ちょっと苦味がある感じかな。
ちょうどいい案配な味加減・・・リラックスしてオーソドックスで聴いていてホッとするアルバムです。
クリスターは最初クラリネット奏者としてデビューしたようでこちらも達者です。
共演者では同じく初見のボ・スクバ(p)ですがこれも中々に味のある名手で掘り出しものでした。
スウェーデン・ジャズ・シーンの奥深さを感じます。
ライブ盤なので収録時間は74分と長いです。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)

Kohsuke Mine 峰厚介 (ts) [K (sax)]

*KOHSUKE MINE TRIO / RENDEZVOUS

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峰厚介(ts)、渋谷毅(p)、林栄一(as)
2004/VIDEOARTS MUSIC/

1 Lost In The Stars
2 Ellen David
3 Song For
4 Oleo
5 Ballad Medley (Lover Man~After The Check Out~A Flower Is A LoveSome Thing)
6 My Ship
7 Kai
8 My Old Dream
9 Mr.Monster
10 Love Me

峰厚介さん(ts)の新作はトリオ盤、この組み合わせも興味深かったです。
最近は今までとは違った変則的な組み合わせの作品も多くなってきました。
従来通りでは飽き足らなくなっているのかもしれませんが実験的な要素もあると思っています。
いつの時代も制作者や演奏者が意図したこととリスナーが受け入れるかどうかは別問題なんでしょうね。
トリオ、デュオ、ソロと構成も考えられていて1曲づつもだらだらと長くしなかったのも良かったです。
ここでは3人の円熟した演奏とコラボレーションを聴くことが出来ました。
峰さんの艶のある滑らかな音色は素晴らしいです。
バラード・メドレーの中の「ラバー・マン」の林栄一さん(as)のプレイも素晴らしかった。
いずれにしても今年の日本ジャズ界の注目の一枚になることは間違いありません。

(中間系)

Koichi Matsukaze 松風鉱一 (ts) [K (sax)]

*渋谷毅 & 松風鉱一 / BLUE BLACKの階段

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渋谷毅(P)、松風鉱一(as, ts ,bs, fl, bcl,bamboo sax)
2009/CARCO/

先日、ライブ(ライブ・レポート参照)を見た時にこのアルバムを購入しました。
全曲、松風さんのオリジナル。
渋谷&松風のデュオは超個性的で相性バッチリ・・・・・もうね、文句なしに素晴らしいです。
実はこの二人の魅力はライブでなければ到底味わうことはできないと思っていたんです。
でも、これは間違っていました。
二人の濃密で深遠なロマンチックな世界はこのCDでも十二分に味わうことができます。
涙が出そうになりました。・・・・・実際、言葉が浮かばないほどいいんです。
根っこには演歌の心が・・・日本人で良かった・・・。

(中間系)



*MATSUKAZE KOICHI QUARTET / GUESTHOUSE DE HIRUNE

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matsukaze koichi(ts,as),
kato takayuki(g), mizutani hiroaki(b), sotoyama akira(ds)
2006/Studio Wee/

1.ライフタイム・ブルース
2.あや
3.オールド・伝馬町ストリート
4.川の中へ
5.焼酎島の黒木さん
6.ゲストハウスで昼寝
7.ちりめんじゃこの歌
8.泣いたり笑ったり
9.バンブー・ジャム
10.ずっとふたりで

懇意にしているライブ・ハウスに出演しています。
このCDの発売記念のライブを聞き終わってからの第一印象は「面白かった~!」です。
実に個性的なこのカルテットは魅力がありました。
オリジナルが中心ですが、ジャズの醍醐味である即興演奏にその真髄があります。
ライブでこそ、彼らのインタープレイの魅力と実力が十分に味わえると思います。
松風鉱一さんはマルチ・リード奏者、この日はアルトサックス、テナーサックス、フルートを聴かせてくれました。
演っていることは相当に過激でも音色はやわらかく涼しげ、まさに松風のようです。(笑)
特に誰に似ているわけでもなく独自の世界を持っています。
こういうジャズ・プレイヤーは日本でも珍しいのではないでしょうか。
年季の入ったバラードもいいし、私は一発でノックアウトされてファンになってしまいました。
この4人が醸し出す音楽空間の広がりは実に魅力的です。
リーダーの松風さんの飄々とした雰囲気がそのままこのカルテットの個性になっていると思いました。

Kirk Whalum (ts) [K (sax)]

*KIRK WHALUM / UNCONDITIONAL

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kirk whalum(ts)
roberto vally(key), tim heintz(key), tony maiden(g)
paul jackson jr(g)  alex al(b) paul brown(ds)  etc
2000/WARNER BROS/

カーク・ウェイラム(ts)の新作です。
最近はフュージョン、スムース・ジャズ系を良く聴いていますのでその一環です。
やはりこの人がポスト・グローバー・ワシントン・ジュニアの一番手なんでしょうか。
雰囲気がとても良く似ていますね。
奇をてらわないストレートなスムース・ジャズで気分がいいです。
BGMで流したり気軽に聴くには最適な一枚だと思います。

(くつろぎ系)

Kirk MacDonald (ts) [K (sax)]

* PAT LABARBERA & KIRK MACDONALD QUINTET / TRANE OF THOUGHT

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pat labarbera(ts), kirk macdonald(ts),
brian dickinson(p), neil swainson(b), joe labarbera(ds)
2019/Cellar Live/

1 On A Misty Night (T.Dameron)
2 Village Blues
3 26-2
4 Naima
5 Impressions
6 Acknowledgement / Resolution

今作はジャケットを見た時にすぐに欲しいと思いました。
カナダのシブいテナー・サックス奏者二人のジョン・コルトレーン・トリビュート盤です。
現代のテナー奏者は誰でも一度はコルトレーンを通過していますね。
トレーンがすでに古典化しているのも確かなことです。
これからも折に触れトリビュート盤が出ると思いますがまさしくジョン・コルトレーンは不滅です。

パット・ラバーベラ(ts)、カーク・マクドナルド(ts)、ブライアン・ディッキンソン(p)、ニール・スウェインソン(b)、ジョー・ラバーベラ(ds)はまさによだれの出そうなメンバーです。
全6曲は1曲を除いて全てコルトレーンの作曲になるものです。
まずはタッド・ダメロンの名曲「On A Misty Night」からスタートしました。
徐々に熱を帯びてきてお馴染みの「ネイマ」~「インプレッションズ」~「至上の愛」で最高潮に達します。
パットもカークも純粋なコルトレーン派に比してやわらかいスタイルですがまったく違和感はありません。
ライブなのでパワフル&エネルギッシュに吹いてるけど粗くもなくピッチに乱れは感じず安定感は十分です。
実に聴き心地が良くて、むしろ私にはトレーン的ながらその端正で荒れない音色に新鮮さを感じました。
バックのリズムセクションも申し分ありません・・・3人共に大張り切りなのが伝わってきます。
特にマッコイ・タイナーを彷彿とさせるディッキンソンに注目しました。
全員が熱く突っ走る「インプレッションズ」が素晴らしい・・・私は久々に背筋がゾクゾクとしました。
コルトレーンならジャズ・ファンの誰でもが知っている・・・盛り上がるのも当然だと思いました。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(まじめ系)



* PAT LABARBERA & KIRK MACDONALD QUARTET / SILENT VOICES

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pat labarbera(ts), kirk macdonald(ts),
adam nussbaum(ds), kieran overs(b)
2017/Jazzcompass/

1 Days Of Old (A.Nussbaum)
2 Walk The Talk (K.Macdonald)
3 We Three (A.Nussbaum)
4 Messin' With Messiaen (P.Labarbera)
5 Silent Voices (K.Macdonald)
6 Message To Andre (P.Labarbera)
7 Manhattan Getaway (K.Macdonald)
8 Sideways (K.Macdonald)
9 Baby Blues (P.Labarbera)
10 22nd SAtreet Waltz (K.Overs)
11 The Hang (P.Labarbera)
12 Days Of Old (A.Nussbaum)

パット・ラバーベラ(ts)とカーク・マクドナルド(ts)の作品です。
ちょっと前に聴いた二人のアルバム↓が良かったのでもう一枚聴いてみる気になりました。
*PAT LABARBERA & KIRK MACDONALD QUINTET / TRANE OF THOUGHT
これは2019年の私のベスト3の一枚に選びました。

今作はゲストにアダム・ナシュバム(ds)を迎えた2テナーのピアノレスの双頭カルテットです。
特筆すべきは全12曲は全てメンバーのオリジナルで占められていることです。
パットとマークが4曲づつとアダムが3曲、キーラン・オバース(b)が1曲。
聴いていて思うのはせめて2曲のスタンダードが欲しかった気がします。
正直なところピアノレスのオリジナルだけを聴き続けるのは少々つらかったです。
もちろん多様性があるので1曲1曲は悪くないけれどやはり目玉に欠けると思いました。

(中間系)



*KIRK MACDNALD QUARTET / PURE & SIMPLE

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kirk macdonald(ts,ss),
john taylor(p), neil swainson(b), terry clarke(ds)
2001/Justin Time/

Kim Waters (sax) [K (sax)]

*KIM WATERS / FROM THE HEART

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2001/SHANACHIE/

キム・ウォータースはケニー・G路線のサックス奏者です。
クールな音色を持つ中々魅力的な新進プレイヤーですよ。

(くつろぎ系)

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