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Koji Goto 後藤浩二 (p) [K (piano)]

*KOJI GOTO TRIO (THE EROS) / QUIET THRILL

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後藤浩二(p)、岡田勉(b)、江藤良人(ds)
2009/KuKu/

1 The Fool On The Hill
2 Say Nothing At Dawn
3 SHIROKO
4 The Rainy Day
5 Words And Mood
6 My One And Only Day
7 Cantabile

後藤浩二(p)さんが中心の「The Eros」のアルバム・・・今作もライブ・ハウスで購入しました。
構成を見てみると面白いですね。
メンバーの岡田さんと江藤さんが2曲づつオリジナルを提供していますが後藤さんはなしです。
最初はビートルズから入って最後はミシェル・ペトルチアーニ(p)で〆ています。
これで後藤さんはビートルズ世代でペトが好きだということが伝わってきました。

聴いてもらえばすぐに分かりますが後藤さんには独特の世界があります。
それぞれの演奏には必ず起承転結の物語り性があるんです。
加えて根底にはユッタリとしたスイング感があってとても心地いいんです。
聴いているとまるで揺りかごに乗っているような気がしますよ。
全体的にはバラードからミディアム・テンポで演奏されています。
(6)「MY ONE AND ONLY LOVE」の美しくも深遠な世界にはもう参った。
ライブとは思えないほど完成度が高く後藤さんの実力の証しです。
(5)「WORDS AND MOOD」はテーマがトリッキーで面白く異色な展開になっています。
3人の思い切ったプレイとワイルドな部分を聴くことができました。

ライブ音源には粗さもあるけれどライブでこそ真価が発揮されるトリオだと思います。
機会があったら是非ライブ・ハウスに足を運んでみて下さいね。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)



*KOJI GOTO TRIO / HOPE

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後藤浩二(p), ラリー・グレナディア(b), ハーヴィー・メイソン(ds)
2007/VideoArts/VACM-1304

今作はジャズ仲間のMさんの紹介で知りました。
実は何年か前に名古屋に凄いピアニストがいるとの噂を聞いたことがありました。
それが後藤浩二さんでしたがそれっきりになっていたんです。

まずは聞きしに優る仕上がりで驚きました。
ブラッド・メルドウ・トリオでお馴染みのナンバー・ワン・ベーシストのラリー・グレナディアと
多彩なベテラン・ドラマーのハーヴィー・メイソンと組み合わせは興味津々でした。
後藤さんはがっぷり四つの互角以上に渡り合っています。
オリジナルを多く取り入れた構成も成功していて、自分の世界観を創り出しています。
美しく繊細なタッチ、絶妙の間合いが素晴らしいです。
初めての顔合わせでもこれほどしっくりいくのかと改めて世界のジャズメンの底力を感じました。
後藤さんとグレナディアの共演を考えた人は凄いですね。
メイソンがプロデューサーに名前を連ねているのは後藤さんの実力を認めたからに相違ありません。
ミシェル・ペトルチアーニの曲が2曲含まれているのは今の後藤さんの心境を表しているのかな。
日本発ピアノ・トリオの好盤。是非聴いて欲しい一枚です。

[ ドラ流目立たないけどいいアルバム ]

(中間系)

Kirk Lightsey (p) [K (piano)]

*THE KIRK LIGHTSEY TRIO / IF YOU'RE NOT HAVING FUN BY NOW...

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kirk lightsey(p), steve watts(b), dave wickins(ds,per)
guest:lee goodall(as,fl)
2006Rec/NBT Records/

1 Escapade (K.Dorham)
2 Estate (Martino/Brigetti)
3 Punjab (J.Henderson)
4 Tarde (M.Nascimento)
5 Golden Legacy (S.Debriano)
6 Vappalia (K.Jarrett)
7 Fresh Air (K.Lightsey)

カーク・ライトシーは1937年デトロイト生まれ、現在79歳になりますが健在のようです。
ゴリゴリのようだけど実はオーソドックスなスタイルの持ち主です。
ライトシーは60年代半ばにチェット・ベイカーのグループ入りで知られるようになりました。
30歳近く、いわゆる遅咲きのピアニストです。
それだけに実力は十分で、もう少し早く活躍の場があればもっと有名になっていたと思います。

さて、今作は2006年作品でライトシー69歳時の録音です。
ケニー・ドーハム、マルティーノ、ジョー・ヘンダーソン、ミルトン・ナシメント、デブリアーノ、キース・ジャレット、オリジナルなど・・・構成も凝った選曲で聴きどころが多いです。
ゲストの管楽器が入るのは(5)と(7)の2曲です。

今作は力強く、豪放磊落でライトシーの実力を余すところなく伝えています。
強烈で個性的で味わい深く、ライトシーのピアノはホントにいいです。
1曲目から引き込まれることは確実です。
重厚でキッチリとしたピアノ・トリオが聴けました。
私的ベストはヘンダーソン(ts)の(3)「Punjab」です。
スティーヴ・ワッツのよく伸びるベースに乗ってライトシーが疾走する。
唯一のオリジナル(7)は中近東系、オリエンタルなムードと相まって聴き味十分です

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(まじめ系)



*KIRK LIGHTSEY TRIO / GOODBYE MR.EVANS

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kirk lightsey(p), tibor elekes(b), famoudou don moye(b)
1996/Evidence/

今作はライトシーの私的ベスト・アルバムで強烈なピアノ・トリオが聴けます。
全7曲は自身のオリジナル1曲とメドレーを含むその他6曲の構成です。
こだわりの選曲だと思います。
スタンダードではなくて有名ジャズメンの曲が並んでいます。
ジミー・ヒース、デイブ・ブルーベック、エディ・ハリス、ウエイン・ショーター、
ジョン・コルトレーン、セロニアス・モンク、フィル・ウッズなど、さらにショパンの曲もありました。

(4)「Medley」が圧巻の一語、強力トリオの魅力が全開です。
「Freedom Jazz Dance/Pinocchio/Temptation/Giant Steps」と続きます。
表題曲の「Goodbye Mr.Evans」はフィル・ウッズ(as)のビル・エバンス追悼曲です。
パワフルかつ刺激的なティボール・エレケス(b)とドン・モイエ(ds)の好演もあってカーク・ライトシー・トリオの代表作だと思います。
90年代ピアノ・トリオの名盤の一枚に上げたいです。



*KIRK LIGHTSEY TRIO / FROM KIRK TO NAT

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kirk lightsey(p), kevin eubanks(g), rufus reid(b)
1991/Criss Cross/

カーク・ライトシー(p)のナット・キング・コールのトリビュート盤です。
ピアノ、ギター、ベースはナット・コール・トリオと同じ組み合わせ。
この組み合わせは実にお洒落で洗練されたサウンドを生み出します。
演目はお馴染みの曲ばかり、カークライトも軽々と弾いていてムードを出しています。
「Never Let Me Go」と「Close Enough For Love」では渋い歌声も聴けます。
ケヴィン・ユーバンクスのギター・プレイも聴きどころ。

[You And The Night And The Music], [Sweet Lorraine], [Never Let Me Go],
[Sophisticated Lady], [Close Enough For Love], [Little Old Lady], etc



*KIRK LIGHTSEY DUO / THE MUSIC OF WAYNE SHORTER.....

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kirk lightsey(p), harold danko(p)
1989/Sunnyside/

カーク・ライトシーとハロルド・ダンコのデュオ。
ウエイン・ショーター作品集です。



* KIRK LIGHTSEY TRIO & CHET BAKER / EVERYTHING HAPPENS TO ME

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kirk lightsey(p), david eubanks(b), eddie gladden(ds),
chet baker(tp,vo)(1,2)
1983/Timeless/

1 Ray's Idea
2 Everything Happens To Me
3 Girl With The Purple Eyes
4 Speak No Evil
5 Inner Urge
6 Fee Fi Fo Fum

80年代のチェット・ベイカー(tp,vo)をもう1枚紹介したいと思います。
以前メンバーとして共演歴があるピアニストのカーク・ライトシーの作品に客演したものです。
参加は2曲だけですが曲想が違うので面白かったです。
定番の(2)「Everything Happens To Me」はシブさ全開のヴォーカルとラッパが聴けました。
(1)「Ray's Idea」ではアップ・テンポの演奏なのでこの時期珍しいんじゃないかと思いました。
体調が良かったんでしょうね、中々にスッキリとした演奏を聴かせてくれています。
あとの4曲はピアノ・トリオによる演奏です。
当時このトリオはデクスター・ゴードン(ts)のバックを務めていたと解説にありました。
つまり親分なしで吹き込んでいたところにチェットがフラリと現れて付き合ってくれた感じなのかも。
ライトシーのピアノは良いけれど唸り声が気になる人には向きません。
オランダのタイムレス・レーベルは1980年前後、低迷するアメリカのジャズメンに救いの手を差しのべた。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)

Kiichi Futamura 二村希一 (p) [K (piano)]

*KIICHI FUTAMURA QUINTET / AFRICAN MARKETPLACE

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miyano yuji(as), takahasi yashuhiro(ts),
futamura kiichi(p), takahashi yukihiro(b), harada shuntaroh(ds)
2002/AKETA'S DISK/

1 Nascimento
2 Bolivia
3 Like This !
4 Viva Amour
5 Sua Vez
6 First Song~For Ruth
7 African Marketplace

鉄板の二村希一・クインテットのライブ盤です。
気分良いことこの上なし、お勧め。

Kevin Hays (p) [K (piano)]

*KEVIN HAYS TRIO / YOU'VE GOT A FRIEND

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kevin hays(p), doug weiss(b), bill stewart(ds)
2009/Jazz Eyes/

ケヴィン・ヘイズ(p)の新譜です。
ライブ(ライブ・レポート参照)を見に行った時に購入しました。
キャロル・キングやポール・サイモン、ポール・マッカトニーのヒット曲を取り上げています。
自身のオリジナルが1曲もないのが珍しいのでスタンダード作品集ということになるでしょうか。
当然ながら聴きどころはそれらの曲をどう料理しているかになります。
前3曲はけだるいような独特のリズム感はいかにも新感覚のジャズ・ピアニストだと思います。
若い頃に聴いていた馴染み深い曲でしょうがやや間延びしている感覚はまぬがれませんでした。
やはり本領発揮は後半の4曲で特にモンクの(4)「THINK OF ONE」は聴き応えがありました。
ケヴィンがいかにモンクに傾倒していたのかを物語る内容です。
トリオ全体が生き生きと躍動して(4)~(5)「SWEET AND LOVELY」への流れは最高でした。

[ ドラ流目立たないけどいいアルバム ]

(まじめ系)



*KEVIN HAYS TRIO / FOR HERVEN'S SAKE

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kevin hays(p), doug weiss(b), bill stewart(ds) 
2006/JAZZ EYES/

1 Sonny Moon For Two
2 For Heaven's Sake
3 Lady Day
4 Beatrice
5 Beautiful Love
6 It Could Happen To You
7 If Ever I Would Leave You
8 Caravan

このアルバムは文句なしに良いです。
ケヴィン・ヘイズ(p)を最初に聴いたのはジョシュア・レッドマン(ts)の「Joshua Redman」(1993)でした。
その時はまだ20歳半ば、一般的なジャズ・ファンに知られたのはこのアルバムだったと思います。
それでも20代にして認知されたのはかなりの才能を持つピアニストだったと言えます。
そうでなければ当時の若手サックス奏者の大注目株だったジョシュアに起用されるわけがありません。
今回それが図らずも証明された結果になりました。
つい最近まで私の知る限りではバップ・テイストの強い普通のピアニストの範囲内にあると思っていました。
事実、サイドマンとしての力量はともかく自己のアルバムでは私の評価もそれほど高いものではありませんでした。
それがクリス・ポッター(ts)のライブ盤「LIFT」におけるエネルギッシュで刺激的なプレイで一気に見直しました。
2004年度の私の選んだ「みんなのベスト3」の1枚です。
加えて今回のケヴィン・ヘイズの新譜はさらに今までのイメージを一新するものでした。
リリカルな味を前面に押し出してきて、彼としては今までとは感覚が違う異質なアルバムになったと思います。
こんなプレイが出来るとなるとまだまだ奥が深いピアニストとして考えを新たにしなければなりません。
思ったよりもずっと多様性を持つフレキシブルなプレイヤーで、やはり相当な器のピアニストです。
ヨーロッパ系ピアニストのリリカルな特徴を取り込んで新たな方向を模索しているのかも知れませんね。
ヨーロッパ・ピアノと一味違う絶妙なスイング感と微妙にバップ・テイストを感じさせるところにも特徴があります。
ビル・スチュワート(ds)の存在が大きくて、この二人のコラボレーションも聴きどころの一つです。
ベースのダグ・ウエイスも地味ですが安定感があり、これは魅力的なピアノ・トリオだと思いました。
私の今年のピアノ・トリオ・アルバムの上位にランクされるのは間違いありません。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)



*KEVIN HAYS SOLO PIANO / OPEN RANGE

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kevin hays(p)
2005/ACT/

2005年の発売時にはイマイチ乗り気がなくてパスしたアルバムです。
今回は来日公演中ということで気になって改めて入手してみました。
1曲を除いては全てケヴィン・ヘイズのオリジナルです。
ボイスを入れたりして新しい可能性を探っているようです。
最新作ではそれをさらに展開して色々と試しているようですが私は今のところ手を出していません。
ヘイズは20歳そこそこでメジャー・デビューしていて、天才肌のピアニストと言えると思います。
ブラッド・メルドーと共に新感覚のピアノ界を引っ張っていく存在になるでしょうね。
そういう意味では目の離せないピアニストの一人になりました。
今作は誰にでも勧められるというわけにもいかないので好みが分かれるところではあります。

(まじめ系)



*KEVIN HAYS QUINTET / CROSSROAD

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scott wendholt(tp), freddie bryant(g),
kevin hays(p), dwayne burno(b), carl allen(ds)
1993/Steeplechase/

ケヴィン・ヘイズ(p)のスティープルチェース第3弾のリーダー・アルバムです。
ここではスコット・ウェンドホルト(tp)が大きくフューチュアーされています。

[Nature Boy], [Softly As In A Morning Sunrise]



*KEVIN HAYS TRIO / UGLY BEAUTY

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kevin hays(p), larry grenadier(b), jeff willams(ds)
1991/Steeplechase/

ケヴィン・ヘイズ(p)の3枚目のリーダー・アルバムです。
初のピアノ・トリオ作品でヘイズ23歳時の録音。
ジョー・ヘンダーソン(ts)、ウエイン・ショーター(ts)、ボビー・ハッチャーソン(vib)の作品を取り上げ、モンク、コルトレーンの曲もあります。
その他オリジナル1曲、スタンダード2曲が含まれています。
ヘイズのルーツを探る上にも重要かもしれませんね。
ストレートに弾きまくる・・・若さ溢れる瑞々しいプレイが魅力です。

[Shade Of Jade], [Chelsea Bridge], [Ugly Beauty], [Detour Ahead], etc



*KEVIN HAYS QUINTET / SWEET EAR

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eddie henderson(tp), vincent herring(as,ss),
kevin hays(p), james genus(b), joe chambers(ds)
1991/Steeplechase/

ケヴィン・ヘイズ(p)のスティープルチェース第1弾は2枚目のリーダー・アルバムです。
エディ・ヘンダーソン(tp)、ヴィンセント・ハーリング(as)をフロントに迎えてのクインテット編成。
全8曲は自身のオリジナル2曲とその他6曲の構成です。
(6)「You And The Night And The Music」はピアノ・トリオ演奏です。
ストレート・アヘッドなハード・バップ・アルバム。

Kenny Werner (p) [K (piano)]

ケニー・ワーナー(p)も密かに聴いていた一人です。
幅広い音楽性が持ち味でどうにもつかみどころがありません。
むずかしいことをやるかと思えばボサノバに登場したり、歌手のバックをつとめたりもします。
ロザンナ・ヴィトロ(vo)を売り出したり、鈴木重子さんのアルバムでも活躍しました。
一筋縄ではいかないピアニストで、私はそんなところに惹かれました。
ケニー・ワーナーの頭の中はどういう構造になっているのか、いまだにわかりません。
ただ、リーダー・アルバムは聴いていて楽しいかというとそうでもないので、ほとんど紹介する機会がありませんでした。



*KENNY WERNER & JENS SONDERGAARD / A TIME FOR LOVE

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kenny werner(p), jens sondergaard(as)
2008/STUNT RECORDS/

このケニー・ワーナー(p)とイェンス・ソンダーゴー(as)の作品はmanaさんとGAKOさんのベスト3です。
存在は知っていましたがなんとなく買わなかったアルバム。これは見事に1本取られました。
副題に”Play Ballads”とあるようにスタンダードのバラード集なんだけど、もうね、素晴らしいの一語です。
もしもこのアルバムを聴いていたら私もベスト3入りは間違いありませんでした。
二人の緊張感溢れるコラボレーションには唸るばかり、今年どころか近年でもベスト3を争うアルバムです。

「最近の愛聴盤」↓でケニー・ワーナーはつかみどころがなくイメージがわかないと書いたばかりです。
ところがこれを聴いてワーナーは根っからのロマンチストだと思いました。
そうでなければこれほどロマンチックなピアノはとてもじゃないが弾けません。
私の好みからいえばこれがワーナーのベスト・アルバムと言えます。
イェンス・ソンダーゴーの前作は「MORE PEPPER」というライブ盤でした。
多いにアート・ペッパーを意識した作品でしたが自由に吹いているこちらのほうが断然いいです。
二人のあまりの素晴らしさに(5)「OVER THE RAINBOW」では涙が出た。

いろいろ書いたけど、本当は何も言いたくない感じがします。
ただ、聴いていたいだけです。

[ ドラ流目立たないけどいいアルバム ]

(中間系)



*KENNY WERNER TRIO / WITH A SONG IN MY HEART

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kenny werner(p), johannes weidenmueller(b), ari hoenig(ds)
2008/Venus Records/

ケニー・ワーナー(p)は興味が尽きない、気になるピアニストです。
普通は聴いているとイメージが固まってくるものですがこのワーナーだけはどうにもつかみ所がありません。
それでついまた聴いてみたくなります。
結果、かなりの枚数を持っていますが未だにイメージが固まらないです。
独特の感性と表現力を持っていてユニークなアプローチを見せてくれます。
このスタンダード作品集でも同様の感想を持ちました。
引き出しが多くてとても一筋縄ではいかない展開です。
聴く人にイメージを固まらせないのは、ワーナーの方が一枚も二枚も上手かも知れませんね。
このトリオは2000年代に入ってからのレギュラー・トリオといえるものです。

[ ドラ流目立たないけどいいアルバム ]

(まじめ系)



*KENNY WERNER TRIO VOL.2 / BEAT DEGENERATION

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kenny werner(p), johannes weidenmueller(b), ari hoenig(ds)
2002/Night Bird/

新生ケニー・ワーナー・トリオのライブ盤の第二弾。
2000年11月パリのサンセット・クラブです。



*KENNY WERNER TRIO VOL.1 / FROM AND FANTASY

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kenny werner(p), johannes weidenmueller(b), ari hoenig(ds)
2000/Night Bird/

新生ケニー・ワーナー・トリオのライブ盤。
2000年11月パリのサンセット・クラブです。
スタンダードをどう料理するか。
個性溢れるワーナーのピアノに注目しました。

[Nardis], [Tears In Heaven], [Dolphin Dance], [My Funny Valentine]



*KENNY WERNER TRIO / BEAUTY SECRETS

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kenny werner(p), drew gress(b), billy hart(ds), etc
1999/BMG/

全12曲は2曲を除いて自身のオリジナルです。
ワーナーのリリカルで美しいピアノにスポット・ライトが当りました。
曲によってジョー・ロバーノ(ts)、デイブ・バーロウ(tp)などのゲストが加わります。

[With The Song In My Heart], [Send In The Clowns]



*KENNY WERNER TRIO / UNPROTECTED MUSIC

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kenny werner(p), marc johnson(b), joey baron(ds)
1998/Double-Time Records/

今作のバックはマーク・ジョンソン(b)とジョーイ・バロン(ds)です。
全12曲は全て自身のオリジナルです。



*KENNY WERNER TRIO / A DELICATE BALANCE

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kenny werner(p), dave holland(b), jack dejohnette(ds)
1997/BMG/

ケニー・ワーナーがデイブ・ホランド(b)とジャック・ディジョネット(ds)を迎えたトリオ作品。
全8曲は1曲を除いて自身のオリジナルです。

[Work Song]



*KENNY WERNER DUO / & CHRIS POTTER

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cris potter(ts,ss,bcl), kenny werner(p)
1996/Concord Records/

クリス・ポッターとケニー・ワーナーのデュオは聴いてみたような気がします。
二人の才能のほとばしりを感じる内容です。
少々重たくなるのはやむを得ません。

「Istanbul」、「September Song」、「Epistrophy」、「Giant Steps」



*KENNY WERNER TRIO / LIVE AT VISIONES

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kenny werner(p), ratzo harris(b), tom reiney(ds)
1995/Concord/

ケニー・ワーナーのレギュラー・トリオによるライブ盤。

[Stella By Starlight], [Fall], [All the things You Are], [Blue In Green],
[There will Never Be Another You], [Blue Train], [Windows],
[oul Eyes], [I Hear a hapsody]



*KENNY WERNER SOLO / AT MAYBECK

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kenny werner(p)
1994/Concord/

コンコード・レーベルの名物ソロ・ピアノ・シリーズの一枚。
ワーナーはソロ・ピアノは得意です。

[Someday My Prince Will Come], [In Your Own Sweet Way/Naima],
[Autumn Leaves], [Try To Remember/St.Thomas], [A Child Is Born]



*KENNY WERNER SEXTET / PAINTINGS

kenny werner(p), ratzo harris(b), tom reiney(ds)
tim hagans(tp), billy drewes(ts), mark feldman(vln), etc
1994/Pioneer/



*KENNY WERNER SOLO PIANO / COPENHAGEN CALYPSO

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kenny werner(p)
1994/Steeplechase/31346

こちらのソロ・ピアノはスタンダード集。

[If I Should Lose You], [My Romance], [What Is This Thing Called Love],
[Naima], [Watch What Happens], ['Round Midnight], [Yesterdays]



*KENNY WERNER SOLO PIANO / MEDITATIONS

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kenny werner(p)
1993/Steeplechase/31327

ケニー・ワーナーのスティープル・チェース第一作目になるのかな。
いきなりのソロ・アルバムは珍しいですね。

[Stella By Starlight], [Giant Steps]



*KENNY WERNER TRIO / PRESS ENTER

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kenny werner(p), ratzo harris(b), tom reiney(ds)
1991/Sunnyside/

サニー・サイドからの3枚目のアルバムです。
全9曲は自身のオリジナル7曲とその他2曲の構成です。
独特のタッチが楽しめます。

[Blue In Green]



*KENNY WERNER QUINTET / UNCOVERED HEART

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randy brecker(tp), joe lovano(ts),
kenny werner(p), eddie gomez(b), john riney(ds)
1990/Sunnyside/

フロントにランディ・ブレッカー(tp)とジョー・ロバーノ(ts)を迎えたクインテット編成。



*KENNY WERNER TRIO / INTRODUCING

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kenny werner(p), ratzo harris(b), tom reiney(ds)
1989/Sunnyside/

多才で特異なピアニスト、ケニー・ワーナーのデビュー作です。
全9曲は自身のオリジナル4曲とメンバーの曲が2曲とその他3曲の構成です。
マイルスの「Nardis」、エバンスの「Time Remembered」が含まれ、
ハービー・ニコルス(p)に捧げた曲もあります。
ここいらへんがワーナーのルーツになると思います。

[Nardis], [Time Remembered], [I Hear A Rhapsody]





Kenny Kirkland (p) [K (piano)]

*KENNY KIRKLAND TRIO & QUARTET / KENNY KIRKLAND

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kenny kirkland(p), charnett moffett(b), jeff"tain"watt(ds),
braford marsalis(ts), etc
1991/GRP/

ジャズ・シーンの最後の大物=ケニー・カークランド待望のデビュー・アルバム。
ジャズの快感がいっぱいに詰まったマスター・ピースの誕生だ。
(帯中よりの抜粋)

早世したケニー・カークランドの代表作です。

[Celia], [Ana Maria], [Criss Cross]

Kenny Drew Jr (p) [K (piano)]

*KENNY DREW JR TRIO / AUTUMN

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kenny drew jr(p), george mraz(b), tony jefferson(ds)
2001/LEAFAGE JAZZ/

ケニー・ドリュ-・ジュニアの新作は秋がテーマのスタンダード作品集です。
美しい音色と切れ味の持ち主で一聴した途端に上手いなあと感じます。
抜群のテクニックが持ち味であり個性だと思います。
その分、音を使い過ぎるきらいがありますのでちょっとクドイと感じるかも知れませんね。
これからの季節に美しいピアノを満喫したい人向きです。

[Lullaby Of The Leaves], [Autumn In New York], [September Song],
[Early Autumn], [When October Goes], [Autumn Leaves], [Try To Remember]

(くつろぎ系)



*KENNY DREW JR QUARTET / HOLLOW THE SPIRIT

kenny drew jr(p)
steve wilson(as,ss), lynn seaton(b), tony jefferson(ds)
1998/Sirocco Jazz/

ケニー・ドリュー・ジュニアだから所詮オヤジにはかなわないだろうと、
単純に考えておりました、とんでもない間違えであることが分かりました。
なんと彼を聴いたのはこれが初めてです。やはり先入観は良くない。
物凄いテクニシャンでバラード・プレイも上手いです。
テクニックをひけらかすところは少々イヤミですがそれを補って余りがあります。
トリオならこれがクドイです。しかしホーンが一本入っていて救われました。
アルトのスティーヴ・ウィルソンはデイブ・ホランドやチック・コリアのグループで
鍛えられただけあって中々の実力者なのです。
全員、40才前後のメンバーだけに安定感もあります。
ドラゴン流に入れるか、入れないかのギリギリの評価をしています。

[Soldier In The Rain], [All The Things You Are], [Four In One]

(まじめ系)



*KENNY DREW JR QUARTET / A LOOK INSIDE

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quartet1: kenny drew jr(p), david sanchez(ts), george mraz(b), lewis nash(ds)
quartet2: kenny drew jr(p), joshua redman(ts), charnett moffett(b), codaryl moffett(ds)
1993/ANTILLES/

なんと2セットのカルテットが聴ける大徳用盤です。
それもデヴィッド・サンチェスとジョシュア・レッドマンなら見逃すわけにはいきません。

[Ugly Beauty], [Mr.P.C], [Nefertiti], [Giant Steps], etc

Kenny Drew (p) [K (piano)]

*KENNY DREW TRIO / PIANO NIGHT

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kenny drew(p), niels-henning orsted pedersen(b), alvin queen(ds)
1996(1992Rec)/MELDAC JAZZ/

幻のライブ、ケニー・ドリューが蘇る。
ベスト・メンバーでも最高のライブ。

ケニー・ドリューは後期、ロンドンを中心に演奏活動を行なっていた。
このライブはめずらしくスイスに遠征した時の録音で、ニールス・ペデルセンが保管していたもの。
非常にコンデションが良く、素晴らしい演奏が収録されている。
彼が得意としたナンバーのオン・パレード。
(帯中よりの抜粋)

[In Your Own Sweet Way], [It's Might As Well Be Spring], [Bluesology],
[Yesterdays], [My Shining Hour], [St. Thomas]

[ Swing Journal : ゴールド・ディスク ]



*KENNY DREW TRIO / THE FIRST & THE LAST

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kenny drew(p), george mraz(b), lewis nash(ds)
1997(1990Rec)/BAYBRIDGE/

新たに発掘された、最初で最後のメンバーによるスペシャル・トリオ。
(帯中よりの抜粋)

[The Autumn Leaves], [Stella By Starlight], [All Blues],
[Django], [In Your Own Sweet Way]



*KENNY DREW & HANK JONES GREAT JAZZ TRIO / NEW YORK STORIES

kenny drew(p), hank jones(p)
mads vinding(b), billy hart(ds)
1989/Alfa Records/

ケニー・ドリューとハンク・ジョーンズの共演企画盤。



*KENNY DREW / DUO LIVE IN CONCERT

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kenny drew(p)
niels-henning orsted pedersen(b)
1987/SteepleChase/

ケニー・ドリュー(p)とペデルセン(b)の白熱のライブ盤です。

[In Your Own Sweet Way], [You Don't Know What Love Is], [My Shining Hour],
[Oleo], [All Blues], [There's No Greater Love], etc



*KENNY DREW TRIO / BY REQUEST Ⅱ

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kenny drew(p), niels-henning orsted pedersen(b), ed thigpen(ds)
1985Rec/Baystate/

リクエストの2枚目。
こちらはジャズ名曲が多くなっています。

「Alone」、「Yesterdays」、「Bye Bye Blackbird」、
「Night In Tunisia」、「Autumn In New York」、
「Georgia On My Mind」、「Waltz For Debby」、「Whisper Not」、
「Over The Rainbow」、「I'll Remember April」



*KENNY DREW TRIO / BY REQUEST

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kenny drew(p), niels-henning orsted pedersen(b), ed thigpen(ds)
1985Rec/Baystate/

ファン投票による人気曲をケニー・ドリュー・トリオに演奏させようという企画です。
いかにも日本制作盤らしい試みですね。
ペデルセンのベースの存在感が凄い。

「Softly As Is A Morning Sunrise」、「Misty」、
「On Green Dolphin Street」、「Smoke Gets In Your Eyes」、
「You'd Be So Nice To Come Home To」、「My Funny Valentine」、
「Lover Come Back To Me」、「As Time Goes By」、
「Fly Me To The Moon」、「Round Midnight」

Kenny Barron (p) [K (piano)]

*KENNY BARRON / CANTA BRASIL

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kenny barron(p), nilson matta(b), duduka da fonseca(ds),
romero lubambo(g), anne drummond(fl), valtinho(per), maucha adnet(vo)
2002/Emercy/

ケニー・バロン(p)のトリオ・デ・パズをフューチュアーしたブラジル音楽編。



*KENNY BARRON & REGINA CARTER / FREEFALL

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kenny barron(p), regina carter(vln)
2001/Verve/

1 Softly As In A Morning Sunrise
2 Fragile
3 Misterioso
4 Phantoms
5 What If
6 Squatty Roo
7 Freefall
8 Shades Of Gray
9 Footprints
10 A Flower

先週に引き続いてというか、今度はケニー・バロン(p)とレジーナ・カーター(vln)のデュオです。
名義は先輩のケニーが先にきていますがズバリ、レジーナを聴くアルバムだと思いました。
ジャズ・ヴァイオリンは日本が寺井尚子ならアメリカはレジーナ・カーターですね。
全10曲中ケニーが3曲、レジーナが1曲、表題曲は二人の合作になっています。
2曲目の「FRAGILE」はスティングの曲ですが、まさに感動ものの演奏を聴かせてくれました。
ヴァイオリン・ジャズとしては曲風も刺激的で新鮮な感じがしますよ。
ヴァイオリン・ファンなら必聴のアルバムだと思います。
是非ご一聴下さい。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(まじめ系)



*KENNY BARRON TRIO / LIVE AT BRADLEY'S

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kenny barron(p), ray drummond(b), ben riley(ds)
2001(1996Rec)/Verve/

これこそ、NYジャズ・ピアノの真髄!
ライブならではのリラックスした雰囲気がたまらない、大人のトリオ・アルバム。

久々のトリオ・アルバムとなる今作は、
’96年にNYの伝説のジャズ・バー”ブラッドレイズ”(96年10月に閉店)でのライブ録音。
不動のレギュラー・トリオによるくつろぎのスタンダード集。
臨場感溢れる録音も秀逸。
(帯中よりの抜粋)

「Everybody Loves My Baby...」、「Solar」、「Blue Moon」、
「Alter Ego」、「Canadian Sunset」



*KENNY BARRON QUINTET / SPIRIT SONG

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eddie henderson(tp), david sanchez(ts),
kenny barron(p), rufus reid(b), billy hart(ds),
regina carter(vln)(3,4), russell malone(g)(2,8,10), etc
2000/Verve/

全10曲は全て自身のオリジナルで占められた意欲作です。
エディ・ヘンダーソン(tp)とデヴィッド・サンチェス(ts)のフロント2管。
レジナ・カーター(vln)、ラッセル・マローン(g)といったところがゲスト出演しています。
典型的なハード・バップが聴けました。



*KENNY BARRON QUARTET / SPHERE

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kenny barron(p)
gary bartz(as,ss), buster williams(b), ben riley(ds)
1998/Verve/

1 We See
2 Isfahan
3 Uncle Bubba
4 Hornin' In
5 Buck And Wing
6 Twilight
7 The Surry With The Fringe On Top

最近超多忙のケニー・バロンのモンク・サウンドを中心にした「スフィア」の再結成アルバム。
なんか、こういうのを聞くと、私はホッとしますね。
懐かしい感じがして、とても落ち着けます。ゲーリー・バーツも好調ですよ。
あまり目立たないけど、いいアルバムだと、つくづく思います。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)




*KENNY BARRON QUINTET / THINGS UNSEEN

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eddie henderson(tp), john stubblefieldts),
kenny barron(p), david williams(b), victor lewis(ds),
naoko terai(vln), john scofeild(g), etc
1997/Verve/



*KENNY BARRON TRIO / THE MOMENT

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kenny barron(p), rufus reid(b), victor lewis(ds)
1992/Reservoir/

全9曲は自身のオリジナル3曲とその他6曲の構成です。
ジジ・グライス、セロニアス・モンク、マル・ウォルドロン等の曲を取り上げています。
1曲づつが長くバロンの安定したピアノ・プレイが堪能できました。

「Minority」、「Fragile」、「I'm Confessin'」、「Jackie-ing」、
「Soul Eyes」、「How Deep Is The Ocean」



*KENNY BARRON QUINTET / QUICKSTEP

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eddie henderson(tp), john stubblefieldts),
kenny barron(p), david williams(b), victor lewis(ds)
1991/Enja/

ベテラン人気ピアニスト、バロンの最新作です。
数々のセッションを経たあと、76年ロン・カーターのグループで脚光を浴び、
以来多くの来日で人気を定着させました。
またサイドマンとしての活躍も盛んです。
この新譜は彼の最も得意にするクインテットでゴキゲンな演奏を繰り広げています。
(帯中よりの抜粋)

全7曲は2曲を除いてメンバーのオリジナルです。
ご機嫌なハード・バップ・サウンドが聴けます。

「Once Upon A time」、「Hindsight」



*KENNY BARRON TRIO / THE ONLY ONE

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kenny barron(p), ray drummond(b), ben riley(ds)
1990/Reservoir/

1943年生まれのケニー・バロンはちょっと遅れてきたハード・バッパーといえるでしょうか。
どちらかといえば脇役としての評価が高かったと思います。
フレディ・ハバード(tp)、ジョー・ヘンダーソン(ts)など、特にスタン・ゲッツ(ts)との共演は名高いです。
そんなバロンのトリオ作はモンクやバド・パウエルのジャズ・ピアノの王道をいくものです。
全11曲はオリジナル2曲とその他9曲の構成です。

「Surrey With The Fringe On Top」、「On The Sunny Side Of The Street」、
「Warm Valley」、「Love For Sale」、「All God's Children」、etc



*KENNY BARRON / WHAT IF

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wallace roney(tp), john stubblefield(ts)  
kenny barron(p), cecil Mcbee(b), victor lewis(ds)
1986Rec/ENJA/

久し振りに旧譜のアルバムを買いました。80年代は私にとっては空白の時期に当たります。
このケニー・バロン(p)の作品はメンバー的に興味がありました。
フロントの2管がウォレス・ルーニー(tp)とこれは珍しいテナー奏者のジョン・スタブルフィールド、
リズム・セクションにはセシル・マクビー(b)とヴィクター・ルイス(ds)、当時の新旧を取り混ぜた組み合わせです。
全7曲中4曲がバロンのオリジナルでソロ、デュオ、トリオ、クインテットのフォーマットに分かれています。
それぞれに楽しめますがやはり聴きどころはクインテット編成になると思います。
当時は新しい感覚のジャズだったんでしょうが今聴くと至極オーソドックスな感じに聞こえます。
各人の個性が出ていてなかなか面白い作品でした。特にスタブルフィールドの参加が貴重です。
全7曲は2曲以外はメンバーのオリジナルです。

「Dexterity」、「Trinkle Tinkle」

(中間系)

Kenichi Yoshida 吉田賢一 (p) [K (piano)]

*KENICHI YOSHIDA TRIO / STARDUST

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吉田賢一(p)、山村隆一(b)、木村由紀夫(ds)
/AKL/

AKLレーベル初のピアノトリオ・アルバム。
ケニーミネのバックを務めた吉田賢一トリオ。
演奏に勢いがある、一発録りの利点に加え、フレゼレス豊から高音質録音。
特に、NO.6の"Take The A-Train"が光る。
さらに、Bassソロのウナリはオーディオチェックに最適。
(ライナーノーツ)

録音の良さは特筆ものです。

「The Shadow Of Your Smile」「Shiny Stockings」「Stardust」
「It Could Happen To You」「Take The A Train」
「There's No Greater Love」「Stella By Starlight」など。

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