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Klemens Marktl (ds) [K (drums)]

*KLEMENS MARKTL QUARTET / OCEAN AVENUE

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klemens marktl(ds)
chris cheek(ts,ss), aaron goldberg(p), matt penman(b)
2005/FRESH SOUND NEW TALENT/

1 Anthratx
2 Last Hope
3 Ocean Avenue
4 The Unexpected Happened
5 4.15 AM
6 Fat Cat
7 Lakeside

ここはメンバーの組み合わせに魅力があります。
リーダーのクレメンス・マークトル(ds)はオーソドックスなドラマーですが、クリス・チーク(ts)、アーロン・ゴールドバーグ(p)、マット・ペンマン(b)の人選が見事に成功しています。
特にゴールドバーグのプレイが強く印象に残りました。
美しく華麗、ユニークな展開、これからの活躍が約束される注目すべきピアニストだと思います。
クリス・チークのいつもとはひと味違った熱い演奏を繰り広げているのも聴きどころです。
テナー・サックスではホット、ソプラノ・サックスではクール、彼のルーツはコルトレーンであることが分かります。
ペンマンはライブで見たばかり、あの大きな手でグイグイときているかと思うとライブの興奮が蘇ってきます。
全7曲はクレメンスのオリジナルですが、曲想が変化に富んでいて飽きさせません。
作曲能力にも優れていると思います。
新人発掘に力を入れる”FRESH SOUND NEW TALENT盤”の中でも完成度が高いアルバムです。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)

Keith Copeland (ds) [K (drums)]

*KEITH COPELAND TRIO / THE IRISH CONNECTION

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keith copeland(ds), tommy halferty(g) , ronan guilfoyle(b)
1996/SteepleChase/

アイルランド出身のドラマー、キース・コープランドのギター・トリオ。

[Once I Loved], [All Of You], [The Night Has A Thousand Eyes],
[Falling In Love With Love]

Kazumi Ikenaga 池長一美 (ds) [K (drums)]

*KAZUMI IKENAGA & KJB TRIO/ NEAR AND FAR

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池長一美(ds), john lockwood(b), bert seager(p)
2008/Invisible Music/

池長一美(ds)、ジョー・ロックウッド(b)、バート・シーガー(p)の「k・J・B・TRIO」の3枚目のアルバムです。
2年に1枚の割りでコンスタントにリリースしているのも高く評価されている証拠だと思います。
スタンダードが3曲にオリジナルが7曲の構成、基本的に静謐で耽美的な作風は変わっていません。
前2作のドラ盤入りしていますが今作もいいです。
もっと知られてもいい存在・・・なんか典型的な「目立たないけどいいアルバム」って言う感じがします。
気心の知れた3人のコンビネーションは抜群、全体的にリズム感が出てきたので一番聴き易いと思います。
スタンダードの解釈は新鮮そのもの、(1)「ONE FOR MY BABY」でグイと引き込まれてしまいました。
オリジナルの(4)「ONE NOTE WALTZ」の美しさは特筆もの。
(7)「LEARNING TO TRUST IN LOVE」のバラードもいい。
池長さんもジョンもバートも素晴らしいのでみなさんにも是非聴いてもらいたいです。
私は毎年の日本公演を楽しみにしていますが今年は10月に予定されているそうです。
このトリオが聴きたいと言うと、池長さんはロックウッドが引っ張りだこの忙しさで残念と言っていました。
上質のピアノ・トリオでお薦め。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)



*KAZUMI IKENAGA & KJB TRIO / A CLOSER LOOK

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kazumi ikenaga(ds), john lockwood(b), bert seager(p)
2006/INVISIBLE MUSIC/

1 Don't Go
2 I Remember You
3 My Romance
4 Summer Night
5 O Grande Amor
6 Three Candles
7 All Or Nothing At All
8 Bolivia

池長一美さん(ds)、ジョン・ロックウッド(b)、バート・シーガー(p)の名前を冠したKJBトリオの新譜です。
ロックウッドもシーガーも知る人ぞ知る名手、池長さんは一押しのドラマーで、その独特の感性が光ります。
前作も「ドラ流・・・」入りしましたが、今作も素晴らしいですよ。
前回と比べて今回は有名なジャズ・スタンダードが5曲入っていて、より魅力がアップしました。
「静謐、耽美的な世界」・・・一音一音が凝縮された3人の濃密なコレボレーションが聴けます。
実際、これほどのピアノ・トリオはそうそう聴かれるものではないと思っています。
このトリオは毎年日本公演をしていますが、今年は残念ながら時間が取れずに行けませんでした。
池長さんが出身の関西公演が中心で東京では1回だけ、せめて2回はやって欲しいです。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)



*KAZUMI IKENAGA & KJB TRIO / OPENINGS

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kazumi ikenaga(ds), john lockwood(b), bert seager(p)
2004/INVISIBLE MUSIC/

1 Everybody's Song But My Own
2 What Started As Fun
3 Wayne Drops
4 It's You Or No One
5 One For Dan
6 Pinocchio
7 Bunny Dune
8 I Thought About You

池長一美さんのドラムス(ライブ・レポート2/18参照)に感動して直接彼から手渡しで入手したアルバムです。
今までも時々引っ張り出しては聴いていましたが今回は風邪で寝込んでいた時に何度も繰り返し聴きました。
静けさの中にも激しさを秘めているような、適度な刺激もあり、ちょうど良い按配なんです。
まるで印象派の一枚の絵を見ているような感じでした。
改めて、池長さんのメロディアスで語るドラムスは本当に魅力的で素晴らしいです。
アメリカの二人とのトリオ盤ですがまったく遜色なく、むしろピッタリとはまっているのは驚きでした。
バート・シーガーはエバンス派のリリカルでユニークなピアニスト、ジョン・ロックウッド(b)は安定感のある名手です。
このトリオのバランス感覚は抜群でそのコラボレーション、インタープレイには惚れ惚れします。
特にジュール・スタインの(4)は圧巻、ウエイン・ショーターの(6)もお気に入りです。
これほど上質のトリオ作を紹介しない手はないですね。このまま埋もれさせるには惜しいアルバムだと思います。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)

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