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Kenny Wheeler (tp) [K (trumpet)]

*KENNY WHEELER & BRIAN DICKINSON / STILL WATERS

sonet1348.jpg

kenny wheeler(flh), brian dickinson(p)
1999/HORNBLOWER/

1 The Forks
2 Still Waters
3 Kind Folk
4 Remembrance
5 Winter Suite
6 Spring Sprung In
7 Phrase One
8 Springs Eternal
9 Gentle Piece

ベテランのケニー・ホイーラーとブライアン・ディッキンソン(p)のデュオ・アルバムです。
ホイーラーはパップから前衛まで幅広いキャリアの持ち主です。
アンソニー・ブラクストンやデイブ・ホランドのグループで活躍、ECMにかなりの作品があります。
ディッキンソンもカナダ人ですがこちらはほとんど知られていませんね。
トランペットとピアノのデュオは中々良いものですが、ここではフリューゲル・ホーンが使われているのでより一層まろやかでやさしい雰囲気に仕上がっています。
ケニー・ホイーラーとしてはかなり珍しいタイプの作品だと思います。
曲目は全て2人のオリジナルでスタンダードが一曲もないのも面白いです。
カナダ盤ですけれどイメージ通りの森とか湖とかを感じさせる美しいアルバムです。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(くつろぎ系)

Keiji Matsushima 松島啓之 (tp) [K (trumpet)]

*KEIJI MATSUSHIMA QUARTET / THE SONG IS YOU

s997.jpg

松島啓之(tp),
kenny barron(p), david williams(b), billy drummond(ds)
1997/Alfa Jazz/

1 Just Because
2 Wrap Your Troubles In Dreams
3 Yesterdays
4 Come Sunday
5 It's Only A Paper Moon
6 Until Then
7 The Song Is You
8 Lady Luck
9 Some True Things
10 Here's That Rainy day
11Billy Boy

先日(2011年3月11日)の東日本大震災でCDの棚が崩れました。
整理していた時に見つけたのがこの2枚です。
共に日本人トランペッターのワン・ホーン・アルバムです。
気分的にもトランペットの明るくて輝かしい音色が聴きたかったのでちょうど良かった。
日本が誇る原朋直さんと松島啓之さん。
バックにはそれぞれジョン・ヒックス・トリオとケニー・バロン・トリオが共演しています。
当時よく聴いていた思い出があるけれど、なんか、最高の企画じゃないですか。
原さんの見事にコントロールされた表現力、松島さんの瑞々しいプレイ振りに注目。
それぞれの持ち味を生かした素晴らしい演奏が聴けます。
トランペットのワン・ホーンは意外に少なくて、アメリカのジャズ・メンを配したこの盤も貴重です。

[ ドラ流目立たないけどいいアルバム ]

(中間系)



*KEIJI MATSUSHIMA QUINTET / BRAND NEW

sonet1347.jpg

keiji matsushima(tp), don braden(ts),
rob bargad(p), peter washington(b), billy drummond(ds)
1996/Alfa Jazz/

1 Brand New
2 Driftin'
3 F.B.I.
4 Secret Love
5 Lament
6 If I Were A Bell
7 Pensativa
8 Nommo
9 What's New
10 SpeedBall

衝撃のデビュー作「サムシング・ライク・ジス」から一年、
一躍トランペット・シーンのトップに仲間入りした松島啓之、待望のセカンド・アルバム。
NYの強力サイドメンをバックに、一段と成長した彼の熱いトランペット・プレイが炸裂する、
まさに現代のハード・バップ・アルバム。
(帯中よりの抜粋)

テナーのドン・ブレイデンにも注目です。



*KEIJI MATSUSHIMA QUINTET / SOMETHING LIKE THIS

sonet1346.jpg

keiji matsushima(tp), don braden(ts),
rob bargad(p), ira coleman(b), billy drummond(ds)
1995/Alfa Jazz/

1 Bye Bye Blackbird
2 Without A Song
3 Rakin' & Scrapin'
4 I'll Keep On Loving You
5 Something Like This
6 K.G.B.~Another Broadway
7 Alone Together
8 Morgan The Pirate
9 C.L.A.
10 P.S. I Love You

現在のジャズ・シーンにおいてNo.1の呼び声が高いトランペッター、松島啓之。
NYの一流ジャズ・メンをバックに、敬愛するリー・モーガンらのジャズ・マン・オリジナル曲を中心に収録。
衝撃のデビュー作。
(帯中よりの抜粋)

松島啓之さん27歳、若々しく瑞々しいプレイが聴けます。

Karl Olandersson (tp) [K (trumpet)]

*KARL OLANDERSSON QUARTET / PLAYS STANDARDS

sonet1345.jpg

karl olandersson(tp,vo),
daniel tillingi(p), martin sjostedt(b), mattias puttonen(ds)
2010/Stockholm Jazz/

1 The Groove Merchant
2 Est Of The Sun
3 Cochise
4 You Don't Know What Love Is
5 Stardust
6 Just Friends
7 Donna Lee
8 If I Were A Bell
9 It Might As Well Be Spring
10 Caravan
11 In A Mellow Tone
12 I Can't Get Started

スウェーデンの新人トランペッターはカール・オランダーソンと読めばいいのかな。
トランペットのスタンダード作品集となれば見逃がせないところです。
ジャケットを見れば一目瞭然、狙いも雰囲気もやっぱりチェット・ベイカーでしょうね。
陰影のあるクールなチェットに比べてスマートで明るい響きを持っています。
(6)「JUST FRIENDS」はベースとのデュオで一番の聴きどころになりました。
(9)「IT MIGHT AS WELL BE SPRING」、(12)「I CAN'T GET STARTED」はピアノとのデュオ。
これも良かったです。
最後は追加収録した感じでボツにするのが惜しかった・・・心の動きが分かるようです。
歌は(8)「IF I WERE A BELL」で聴けますがこれはご愛嬌というところか。
共演者ではダニール・ティリングがピアノが目立ちました。

いずれにせよ、トランペッターは層が薄いので新人トランペッターを聴くのは嬉しいものです。
フレディ・ハバード以降、ウィントン・マルサリスはちょっと毛色が違うしロイ・ハーグローブも力不足か。
世界を引っ張る強力なトランペッターの登場が待ち遠しいです。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(くつろぎ系)

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