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Kalya Ramu (vo) [K (vocal)]

* KALYA RAMU / LIVING IN A DREAM

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kalya ramu(vo),
ewen farncombe(p), connor walsh(b), ian wright(ds),
jacob gorzhaltson(ts,cl), nasan ford(vo)(7), andrew mcansh(tp)(6), etc
2019/Factor/

1 Little One (K.Ramu)
2 Just You Just Me (Greer/Klages)
3 Find In Me (K.Ramu)
4 Four Of Five Times (Gay/Hellman)
5 She Drinks Alone (K.Ramu)
6 Am I Blue (Akst/Clarke)
7 Tea For Two (Youmans/Caesar)
8 What's New (Haggart/Burke)
9 It's A Good Day (Lee/Barbour)
10 You Go To My Head (Coots/Gillespie)
11 Living In A Dream (K.Ramu)

カリア・ラム(vo)は初見です。
先日、ジャズ友のヴォーカル・ファンが紹介していたので気になりました。
ノスタルジックな雰囲気で愛聴していると・・・。
彼女もカナダ出身なのでカナダは女性ヴォーカルの宝庫のようですね。

全11曲は自身のオリジナル4曲とその他7曲の構成です。
スイング時代の古典的な楽曲を取り上げているのが特徴になっています。
加えてジャケットも何となく渋めな配色で古風な感じを演出してますね。
カリアの声質は伸びやかで可愛らしく、歌はとても上手いです。
(7)「Tea For Two」は男性とのデュオでじっくりと聴かせてくれました。
意外にいいと思ったのは4曲のオリジナルで(11)は表題曲に選ばれています。
惜しむらくは録音時間が37分と短いことで、せめて50分は欲しかったと思います。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(くつろぎ系)

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Kate McGarry (vo) [K (vocal)]

* KATE McGARRY / THE SUBJECT TONIGHT IS LOVE

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kate mcgarry(vo), keith ganz(g,b), gary versace(p,key,org)
2017/Binxtown/

1 Prologue: The Subject Tonight Is Love (Ganz/Hafiz/Ladinsky)
2 Secret Love (Fain/Webster)
3 Mr.Sparkle / What A Defference A Day Made (Ganz//Grever/Adams)
4 Gone With The Wind (Magidson/Wrubel)
5 Fair Weather (Golson/Dorham)
6 Playing Palhaco (Gismonti/Lawry)
7 Losing Strategy #4 (Mcgarry)
8 My Funny Valentine (Rodgers/Hart)
9 Climb Down / Whisky You're The Devil (Mcgarry//Trad)
10 She Always Will / River (Cardenas/Mcgarry//Ganz)
11 Indian Summer (Herbert/Dubin)
12 Epilogue: All You Need Is Love (ennon/Mccartney)

ケイト・マクギャリーは初見、アメリカ出身のベテラン・ヴォーカリストのようですが知らなかったです。
第61回グラミー賞「最優秀ジャズ・ヴォーカル・アルバム」最終ノミネート作品とあったので手が伸びました。
透明感のあるアコースティックなサウンドで私は「フォーク・ジャズ」との印象を持ちました。
フォーク・ソング+ジャズならすぐにジョニ・ミッチェル(vo,g)の名前が浮かぶけどそれよりはだいぶ軽い感じです。

全12曲はオリジナル5曲とその他7曲の構成です。
夫君のギタリストのキース・ガンズとピアノ&オルガンのゲイリー・ヴァーサスのみのシンプルな編成です。
やわらかく、やさしく、ふわりと歌っている感じで心地良い風に吹かれているような気がします。
・・・そうか・・・「風に吹かれて」となるとやはりジョーン・バエズ(vo,g)なんだろうね。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(くつろぎ系)

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Ketty K ケティ・ケイ (vo) [K (vocal)]

*KETTY-K MEETS RAY BRYANT / 蓮HASU

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ketty-k(vo), ray bryant(p)
2004/Gemeaux Records/

1 Lotus Blossom
2 KAREHA~Autumn Leaves
3 Moonlight In Vermont
4 Don'tcha Go Way Mad
5 Bye Bye Blackbird
6 The Nearness Of You
7 Corcovado
8 It's Been A Long Long Time
9 The Man I Love
10 The Man You Were
11 Sophisticated Lady
12 Golden Earrings

ライブで見た(ライブ・レポート4/11参照)Ketty-Kさんのアルバムです。
まずは大御所レイ・ブライアント(p)との共演が凄いですね。
ホンワカとした優しいムード、やわらかい声質が持ち味だと思います。
包み込むような癒し系のサウンドなので寝る前によく聴いていました。
耳元でそっと歌ってくれている感じです。
私は特に(2)の”枯葉”がお気に入りで何度も何度も繰り返し聴いてしまいました。
シャンソン風のヴォーカルから入ってそのあとのブライアントの展開、転調が素晴らしいです。
”KAREHA ~Autumn Leaves”の題名もぴったりだと思いました。
(3)、(8)、もいいですよ。

(くつろぎ系)

Kurt Elling (vo) [K (vocal)]

*KURT ELLING / MAN IN THE AIR

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kurt elling(vo)
laurence hobgood(p,key), rob amster(b), frank parker Jr(ds)
stefon harris(vib), jim gailloreto(ss)etc
2003/BLUE NOTE/

1 Minuano
2 In The Winelight
3 Resolution
4 Time To Say Goodbye
5 The Uncertainty Of The Poet
6 The more I Have You
7 Man In The Air
8 A Secret I
9 Higher Vibe
10 Hidden Jewel
11 Never My Love
12 All Is Quiet

最近よく聴いているカート・エリング(vo)の作品です。
ジャズ・メンが書いた曲に彼自身が詩を付けたボーカリーズはジャズ・ボーカルの伝統的な手法をとったものです。
パット・メセニー(g)、ジョン・コルトレーン(ts)、ハービー・ハンコック(p)、コートニー・パイン(sax)、ボビー・ワトソン(as)、ボブ・ミンツァー(sax)等の曲を取り上げています。
バックにフューチャーされるのはステフォン・ハリス(vib)にローレンス・ホブグッド(p、key)、二人の美しいソロとボーカルとのコラボレーションが楽しめます。
深みのある魅力的な歌声と共に本格的な男性ジャズ・ボーカルが聴けます。
最近のボーカルは甘くてどうも、もう少し歯ごたえのあるものはないのかという方にお薦めします。

(まじめ系)



*KURT ELLING / FLIRTING WITH TWILIGHT

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kurt elling(vo)
clay jenkins(tp), jeff clayton(as), bob sheppard(ts,ss)
laurence hobgood(p), marc johnson(b), peter erskine(ds)
2001/BLUE NOTE/

1 Moonlight Serenade
2 Detour Ahead
3 You Don't Know What Love Is
4 Orange Blossoms In Summertime
5 Not While I'm Around
6 Easy Living
7 Lil' Darlin
8 I Get Along Without You Very Well
9 Blame It On My Youth
10 I'm Thru With Love
11 Sai It
12 While You Are Mine

カート・エリング(vo)のスタンダード・バラード集です。
カート・エリングは30代のバリバリ、伸び盛りの男性ジャズ・ヴォーカリストです。
この作品はブルー・ノートからの5枚目のリーダー・アルバムになるようです。
私は特定の人以外にはほとんど男性シンガーを聴く機会がありませんがこれはいいなと思いました。
声質、声の伸び、ムード共に申し分ありません。
ゆったりとしたスイング感と心地良い乗りを楽しむことが出来ました。
マーク・マーフィ(vo)をソフトにした感じをイメージしてもらえれば分かり易いと思います。

注:マーク・マーフィは1960年前後に最も活躍したジャズ・ヴォーカリスト。
興味のある方は是非聴いてみて下さい。
代表作は「ラー」です。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)



*KURT ELLING / LIVE IN CHICAGO

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kurt elling(vo),
laurence hobgood(p), rob amster(b), michael raynor(ds),
edward peterson(ts), von freeman(ts), eddie johnson(ts)
1999/Blue Note/

1 Downtown
2 My Foolish Heart
3 Smoke Gets In Your Eyes
4 On My God
5 Night Dream
6 For Sentimental Reason
7 Intro
8 Esperanto
9 Don't Get Scared
10 Intro
11 Goin' To Chicago
12 Intro
13 Thevrent Party
14 Blue Chaser



*KURT ELLING / THIS TIME IT'S LOVE

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kurt elling(vo),
laurence hobgood(p), rob amster(b), michael raynor(ds),
dave onderdonk(g)(3,6,9,11), paul wertico(ds)(6,11),
brad wheeler(ss)(6,11), eddie Johnson(ts)(2), johnny frigo(vln)(3)
1998/Blue Note/

1 My Foolish Heart
2 Too Young To Go Steady
3 I Feel So Smoochie
4 Freddie's Yen For Jen
5 My Love, Effendi
6 Where I Belong
7 The Very Thought Of You
8 The Best Things Happen While You're Dancing
9 Rosa Morena
10 She's Funny That Way
11 A Time For Love
12 Every Time We Say Goodbye
13 A World Away

カート・エリングのバラード作品集です。
じっくりとしっとりと歌い込んでいます。
(2)「Too Young To Go Steady」なんかホントに素晴らしいです。



*KURT ELLING / THE MESSENGER

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kurt elling(vo),
laurence hobgood(p), rob amster(b), paul wertico(ds),
1997/Blue Note/

1 Nature Boy
2 April In Paris

Suite:
3 The Beauty Of All Things
4 The Dance
5 Prayer For Mr.Davis

6 Endless
7 Tanya Jean
8 It's Just A Thing
9 Ginger Bread Boy
10 Prelude To A Kiss
11 Time Of The Season
12 The Messenger



*KURT ELLING / CLOSE YOUR EYES

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kurt elling(vo),
laurence hobgood(p), rob amster(b), eric hochberg(b), paul wertico(ds),
edward peterson(ts), von freeman(ts), dave onderdonk(ts)
1995/Blue Note/

1 Close Your Eyes
2 Dolores Dream
3 Ballad Of The Sad Young Men
4 Salome
5 Married Blues
6 Storyteller Experiencing Total Confusion
7 Never Say Goodbye
8 Those clouds Are Heavy, You Dig
9 Wait Till You See Her
10 Hurricane
11 Now It Is Time That Gods Came Walking Out
12 Never Never Land
13 Remembering Veronica

カート・エリングは深みのある素晴らしい歌声を持っています。
ちょっと癖のあるヴォーカリストですがハマるとこれがたまらなく良くなります。

Koji Moriyama 森山浩二 (vo) [K (vocal)]

*KOJI MORIYAMA / LIVE AT MISTY

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森山浩二(vo)
弘勢憲二(p,elp), 森泰人(b), 渡辺毅(ds)
高柳昌行(g)
1979Rec/Think ! Records/

1 I'm In The Mood For Love
2 Our Love Is Here To Stay
3 Somebody Loves Me
4 For Once In My Life
5 The Girl From Ipanema
6 When I Fall In Love
7 'S Wonderful
8 I Only Have Eyes For You
9 My Funny Valentine
10 On A Clear Day
11 Milestones

私が森山浩二さんを初めて聴いたのはもう30年ほど前のことになります。
当時懇意にしていたジャズ喫茶のマスターに「Night And Day」というアルバムを紹介されました。
その歌声とスタイルは一度聴いたら忘れられない強烈な個性を放っていました。
ガーンときて日本にもこんなジャズ・ボーカリストがいたんだと思いました。
ただその時はボーカルにあまり興味がなかったのでアルバムを買うまでには至りませんでした。
ていうか、手元不如意でその余裕がなかったというのが正直なところです。
でも、今ではなぜ買ったおかなかったのかと後悔しています。
それがどこか頭の片隅に引っかかっていて、後年何度かまた聴いてみたいと思ったからです。
そんな彼の3枚目のアルバムが復刻されたというので早速購入しました。
森山さんのアルバムはたった3枚しかなく、これは六本木のミスティでのライブ盤。
ちょっと粗さも目立ちますが彼の生のステージを十二分に表現しています。
もうずっと前に引退したようですが、彼のようなボーカリストが歌い続けられない日本の土壌は寂しいですね。

このアルバムのもうひとつの魅力はバック・ミュージシャンにあります。
なんと高柳昌行(g)さんと現在スカンジナビア・コネクションで大活躍の森泰人(b)さんの参加です。
高柳さんのボーカルのバッキングはそれだけで価値があります。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(くつろぎ系)



*KOJI MORIYAMA & TSUYOSHI YAMAMOTO TRIO / SMILE

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森山浩二(vo)、
山本剛(p)、井野信義(b)、大隈寿男(ds)
1977Rec/three blind mice/

森山浩二(vo)さんの2枚目のアルバムです。
私が森山さんを初めて聴いたのはもう35年以上前のことになります。
当時懇意にしていたジャズ喫茶のマスターに「Night And Day」というアルバムを紹介されました。
その歌声とスタイルは一度聴いたら忘れられない強烈な個性を放っていました。
ガーンときて日本にもこんなジャズ・ボーカリストがいたんだと思いました。
ただその時はボーカルにあまり興味がなかったのでアルバムを買うまでには至りませんでした。
でも、ず~っと「あの時なぜ買ったおかなかったのか」と後悔していました。
後年何度かまた聴いてみたいと思ったからです。
彼のようなボーカリストが歌い続けられない日本の土壌は寂しいですね。

森山さんのアルバムはたった3枚しかなく、長い間復刻されませんでした。

*KOJI MORIYAMA / NIGHT AND DAY (1975/Three Blind Mice)
*KOJI MORIYAMA / SMILE (1977/Three Blind Mice)
*KOJI MORIYAMA / LIVE AT MISTY (1979/Think ! Records)

でも今回でようやくその3枚が手元に揃いました。
日本はやはりジャズ天国だと思います。
その時は入手できなくても10年、20年のスパンでみるとほとんどが再発されますから。
焦らずにそのチャンスを待てばいいんですよ。
この森山さんのアルバムはいい例になっています。
まさか3枚が揃うとは思ってもいませんでした。

内容は推して知るべしの満足のいくものでした。
山本剛・トリオをバックに独特のパフォーマンスを発揮しています。
私的にはアップ・テンポの曲がいいかな。
(4)「AROUND THE WORLD」における抜群のスイング感が素晴らしい。
その日本人離れしたスキャットが聴きどころです。
(7)「DAY BY DAY」はボサノバのリズムに乗って軽快な仕上がり。
随所できらめく山本剛さんのピアノも最高です。

(1)「LOVER COME BACK TO ME」はドラマチックな展開、
超スローで歌われる(9)「ALL OF ME」にも注目しました。
バラードの(2)「SMILE」、(3)「WHEN JOHANNA LOVED ME」、
(5)「I ONLY HAVE EYES FOR YOU」、(6)「THE VERY THOUGHT OF YOU」、
(8)「I DON'T KNOW WHY」など、
選曲も良く森山さんの実力を十分に感じさせるものです。
寄り添うような山本さんのピアノが心に沁みます。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)



*KOJI MORIYAMA / NIGHT AND DAY

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森山浩二(vo)
山本剛(p)、 井野信義(b)、小原哲次郎(ds)
1975Rec/Three Blind Mice/

1 Night And Day
2 The More I See You
3 There Will Never Be Another You
4 My Foolish Heart
5 For Once In My Life
6 My Funny Valentine
7 Bye Bye Blackbird

森山浩二さんのデビュー・アルバムです。
山本剛・トリオをバックに抜群のスイング感が素晴らしい。
その日本人離れしたパフォーマンスには痺れました。
(2)「The More I See You」や(4)「My Foolish Heart」、(5)「For Once In My Life」、(6)「My Funny Valentine」のバラードが最大の聴きどころになります。
山本さんのピアノも切なくて絶品です。

(中間系)

Kimiko Kasai 笠井紀美子 (vo) [K (vocal)]

*KIMIKO KASAI / MY FAVORITE SONGS VOL1-LOVE-

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akiko kasai(vo),
cedar wolton(p),ron carter(b),al foeter(ds),
joe sample(p),ray brown(b),shelly manne(ds),
原信夫とシャープス&フラッツ、etc
1999/SME/

1 My On And Only Love
2 I Want To Talk About You
3 My Romance
4 Moody Mood For Love
5 I Didn't Know What Time It Was
6 Stardust
7 I Will Wait For You
8 Melody Of Love
9 It Never Entered My Mind
10 How Insensitive
11 'Round Midnight
12 Day By Day
13 Harvest Time

Jazzyな吐息が夜を包む。
伝説のシンガー、笠井紀美子のジャズ・セッション。
「LOVE」をテーマにしたスタンダード・ナンバーの数々があなたを魅了します。
(帯中よりの抜粋)

1973年から1985年までのアルバムからのベスト盤。

(中間系)



*KIMIKO KASAI / KIMIKO IS HEAR

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笠井紀美子(vo)、cedar walton(p), sam jones(b), billy higgins(ds)
1974Rec/Sony/

1 Dat Dere
2 I Am The Girl
3 No Tears
4 Meaning Of The Blues
5 It Could Happen To You
6 Sad Song
7 I Didn't Know What Time Is It
8 Moondance
9 'Round About Midnight
10 Jazz Ain't Nothin' But Soul

シダー・ウォルトン・トリオとのコラボレーションで、
スタンダード・ヴォーカルの魅力を堪能させてくれるキミコのライブ名盤。
70年代新宿ピット・インの熱い一夜。

Kimiko Itoh 伊藤君子 (vo) [K (vocal)]

*KIMIKO ITOH / KIMIKO

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伊藤君子(vo)
makoto ozone(p,org), kiyoshi kitagawa(b), clarence penn(g)
chris minh doky(b), greg hutchinson(ds), etc
2000/VIDEOARTS MUSIC/

1 A Boy From Ipanema
2 Send In The Clowns
3 Who I Can I Turn To
4 Like A Lover
5 Can't Help Lovin' Dat Man
6 I'll Be Seeing You
7 When The World Turns It Was
8 I Don't Know What Time It Was
9 Isn't It Romantic
10 Soldier InThe Rain
11 My Favorite Things
12 Everytime We Say Goodbye

小曽根真さんがプロデュースした伊藤君子さんの5年振りの新作だそうです。
一口で言うと、とてもロマンティックでビューティフルなアルバムです。
端正で美しい歌声とピアノの音色を持つ二人のコンビネーションは素晴らしいと思いました。
7曲目のジョー・サンプルの名曲、「WHEN THE WORLD TURNS BLUE」なんかは嬉しかったなあ。
ジャズ・ヴォーカルとしてはちょっとキレイ過ぎるかも知れませんが私の好みではあります。
小曽根真さんのアレンジも聴きものです。

[ Swing Journal : ゴールド・ディスク ]

(くつろぎ系)

Kevin Mahogany (vo) [K (vocal)]

*KEVIN MAHOGANY / MY ROMANCE

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kevin mahogany(vo), bob james(p), charles fambrough(b)
billy kilson(ds), kirk whalum(ts), michael brecker(ts)
1998/WARNER BROS/

1 Teach Me Tonight
2 Everything I Have Is Yours
3 My Romance
4 I Know You Know
5 Don't Let Me Be Lonely Tonight
6 Stairway To The Stars
7 May I Come In ?
8 Wild Honey
9 I Apologize
10 How Did She Look ?
11 Lush Life

トニー・ベネットを除いては何年振りでしょうか、
本格的な男性ジャズ・ヴォーカルのアルバムを購入しました。
バリトン・ヴォーカリストのケヴィン・マホガニーと言います。
現在は41歳で、日本にもすでに2回来ているそうです。
R&B系の歌手だと思いますがここではジャズのスタンダードを熱唱しています。
やわらかい、男性的なトーンで中々素晴らしいですよ。
特に、表題曲の「マイ・ロマンス」は絶品です。もう30回以上聴きましたがこれはホントにいいぜよ。
バック・ミュージシャンも魅力的でフュージョン系のプレイヤーが、アコースティックに徹して、歌伴をやっています。
これがまた、意外とシブイので驚いてしまいました。
ボブ・ジェームス(p)、チャールス・ファンブロー(b)、ビリー・キルソン(ds)のトリオを中心に、カーク・ウエイラム(ts)とマイケル・ブレッカー(ts)がフューチャーされていて超豪華盤です。
彼らのプレイも聴き物ですよ。
普段、ジャズ・ヴォーカルはどうもという人でもこれなら十分満足して楽しめると思います。
久し振りに男性ヴォーカルのおすすめが登場しました。
それからもうひとつ、みなさんも良くご存知の「日本盤のみボーナス・トラック収録」という物、
大体がどうでもいいものが多いですが、ここの「ボディ・アンド・ソウル」だけは別です。
なぜ本選に入らなかったのか、ワケが分かりません。世の中、不思議なことがあるものですねえ。
これがある限り、日本盤を買わないといけませんよ。
紹介文が長くなりましたが、それだけお薦め出来る一枚ということで、ご容赦願います。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)

Kelly Johnson (vo) [K (vocal)]

*KELLY JOHNSON / MUSIC IS THE MAGIC

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kelley johnson(vo)
brian lynch(tp)(1,5,6,9,10), geoffrey keezer(p)(1,2,7,8,10), john hansen(p)(3,6,9)
steve wilson(sax), essie essiet(b), jon wikan(ds)
renato thomas(per)
2005/SAPPHIRE/

1 Luckey To Be Me
2 Tea For Two
3 Without A Song
4 The tender Trap
5 Old Devil Moon
6 Moon And Sand
7 Music Is The Magic
8 Brother,Can You Spare A Dime ? /God Bless The Child
9 When Springtime Turns To Fall
10 What The World Needs Now Is Love

これは先日の「CD聴きの会」で参加者の一人が聴かせてくれたものです。
私はヴォーカルには疎く、時々ポツンポツンと購入する程度の知識しかありません。
このケリー・ジョンソン(vo)も、もちろん初見でしたが、一聴した途端、これは好みの声質だと申告しました。
スタンダードが中心の選曲ですが、バックのメンバーにも恵まれてどれも聴きどころが多いです。
しかし、なんと言っても表題曲の「MUSIC IS THE MAGIC」が素晴らしかったです。
極端に言えばこの1曲のためだけにこのアルバムを買っても惜しくないと思いました。
ケリーとジェフ・キーザー(p)の掛け合いが最大の聴きもの、私は一発でノックアウトされましたよ。
プロデュースはここにも参加しているブライアン・リンチ(tp)です。
久し振りに大当たりのヴォーカル盤です。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)

Keith Ailer (vo) [K (vocal)]

*KEITH AILER / SPACES & PLACES

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keith ailer(vo),
marc cary(p), michael bowie(b), harold summey(ds),
gary bartz(as,ss), y.c.laws(fl), vinnie valentino(g). etc
1999/Jazzateria/

キース・アイラーはソフトで奥行きのある歌声の持ち主です。
ナット・キング・コールの影響があるのは明らかです。
マーク・キャリーのオーソドックスなピアノが聴けるのも貴重、ゲイリー・バーツも参加しています。

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