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Laurence Hobgood (p) [L (piano)]

* LAURENCE HOBGOOD TRIO / HONOR THY FATHERS

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laurence hobgood(g), john patitucci(b), kendrick scott(ds)
2015/Circumstantial/

1 Sanctuary (Hobgood)
2 Straighten Up And Fly Right (I.Mills)
3 Triptich (Hobgood)
4 Give Me The Simple Life (H.Ruby)
5 The Waltz (Hobgood)
6 The Road Home (Hobgood)
7 If It's Magic (S.Wonder)
8 Shirakumo No Michi (Whiteb Cloud Way) (Hobgood)

いや~、これは出だしのピアノの音に参ってしまった。
抜群の雰囲気を持っています。
ローレンス・ホブグッド(p)は初見、聞けばチャーリー・ヘイデン(b)とのデュオが話題だったらしい。
CDショップのお勧めコーナーにあったので買ってみました。
共演のジョン・パティトゥッチ(b)とケンドリック・スコット(ds)にも興味を惹かれました。
メンバー的にも間違いのないピアノ・トリオということです。

全8曲は自身のオリジナル5曲とその他3曲の構成です。
スティーヴィ-・ワンダーの(7)「If It's Magic」が異色でしょうか。
(8)「白雲の道」は日本での印象を書いたものでしょうね。
ホブグッドは物凄いテクニシャンでキッチリとクラシックを勉強したのがよく分かります。
余裕十分のタッチとよどみのないフレーズには魅力あります。
何といっても滋味に溢れて深みのあるピアノ音が素晴らしいと思いました。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)

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Lynne Arriale (p) [L (piano)]

*LYNNE ARRIALE TRIO / ARISE

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lynne arriale(p), jay anderson(b), steve davis(ds)
2003/DIW/

リン・アリエール(p)は2000年発売の「INSPIRATION」という作品を持っています。
しかし、見ている人は見ているものですね。彼女の日本製作盤が出ました。
繊細さと力強さを兼ね備えた魅力的な女性ピアニストです。
美しいメロディ・ラインを持つオリジナルが4曲、作曲能力にも優れています。
理解度と表現力の違いかな、演奏は圧倒的にオリジナル曲の方が良いと思います。
オリジナルだけなら文句なしのAランク入りです。

(中間系)



*LYNNE ARRIALE TRIO / INSPIRATION

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lynne arriale(p), jay anderson(b), steve davis(ds)
2000/TCB/

美形ピアニスト、リン・アリエール(p)の作品です。
エリントン、モンク、ジャレット、コリアなどの曲を取り上げています。

「America」、「It Don't Mean A Thing」、「Blackbird」、「Bemsha Swing」、
「Feeling Good」、「The Nearness Of You」、etc

Luis Perdomo (p) [L (piano)]

*LUIS PERDOMO TRIO / PATHWAYS

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luis perdomo(p), hans glawischnig(b), eric mcpherson(ds)
2008/Criss Cross/

ベネズエラ出身のルイス・ペルドモ(p)はミゲール・ゼノン(as)の作品で聴いたことがあります。
今作は何となく愛嬌のあるジャケットの写真に引かれて購入しました。
ジャケットからはもっとごつくて硬い感じがしますが持ち味は繊細かつ流麗なものです。
年齢も38歳で思ったよりも若く、失礼ながらだいぶ写真のイメージとは違っていました。
音楽性はラテン感覚が強いかといえばそうでもなく、ちょうど中間点にいるような感じがします。
オールラウンド・プレイヤー・・・若い時のチック・コリア(p)をイメージすると分かりやすいかもしれませんね。
(1)「SPEAK LOW」における前奏部から湧き上がってくるようなピアノ・プレイは聴きものです。
美しいタッチとスピード感、ペルドモの才能はここで十分に感じることが出来ると思います。
とは言うものの彼の真髄はやはりラテン系の曲にあると思いました。
ベスト・トラックは(4)「FULIA CHANT」で印象的なフレーズが満載、トリオのバランスも頭一つ抜けています。
続いて(7)「CHIMANTA」の雨が滴り落ちる風情のソロも魅力的です。
オリジナルとスタンダードの構成もいいですが個人的にはオリジナルの方が良かったです。
最後に「悪くない、手慣れている、上手いんだけどなぁー」・・・正直、もう一つ刺激が欲しい気がします。

[ ドラ流目立たないけどいいアルバム ]

(中間系)

Loston Harris (p,vo) [L (piano)]

*LOSTON HARRIS TRIO / COMES LOVE

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loston harris(p,vo), david grossman(b), clarence penn(ds)
mark shim(ts)
1999/ENCODED MUSIC/

お洒落なアメリカン・エンタテイメントを愉しむ。
歌うピアニスト、ロストン・ハリスの小粋なピアノ&ヴォーカル・アルバム。
(帯中よりの抜粋)

師匠はエリス・マルサリスとジェリ・アレン、ビリー・テイラー。
4曲で粋なボーカルが聴けます。
メンバーにクラレンス・ペン(ds)、ゲストにマーク・シム(ts)が参加。

「Moonlight In Vermont」、「Close Your Eyes」、「Comes Love」、etc

Llew Matthews (p) [L (piano)]

*LLEW MATTHEWS / A CERTAIN SMILE

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llew matthews(p), stanley gilbert(b), harvey mason(ds)
hubert laws(fl)
1999/M&I/

CDを探している時に、何となくこれは良いぞとカンが働く場合があります。
これもそんな中の1枚です。
作詞家のポール・フランシス・ウェブスターのヴォーカル曲を取り上げて、
ルー・マシューズ・トリオとヒュ―バート・ロウズに演奏させるという企画物です。
唄物ですから当然ですが、美しいメロディ・ラインを持っています。
どりらかというとフュージョン系の爽やかジャズのイメージを持ちますけれど、
ジャズ・アルバムとしても十分に楽しめると思いますよ。
ヒュ―バート・ロウズも久し振りです、さすがに味のある演奏を披露しています。

(中間系)

「Love Is A Many-Sprendored Things」、「The Green Leaves Of Summer」、
「Black Coffee」、「Invitation」、「Ricardo's Bossa Nova」、「A Certain Smile」、
「The Shadow Of Your Smile」、「Secret Love」、「A Time For Love」



* LLEW MATHEWS TRIO / NATHALIE
Featuring Jackie McLean

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llew mathews(p), stan gilbert(b), albart heath(ds),
guest:jackie mclean(as)(1,5)
1998/Key'Stone/

1 Dark Eyes
2 Take The A Train
3 Roundabout
4 Golden Earrings
5 My Funny Valentine
6 A Child Is Born
7 Un Forgettable
8 Thoughtful
9 Girl Talk
10 Second Hands Smoke

ルー・マシューズ(p)の名前はほとんど知られていないと思います。
解説によると1946年のニューヨーク生まれで名門ジュリアードに学んでいます。
70年代のほとんどを空軍の音楽隊で過ごしたとありました。
除隊後はジャズマンとして地道な活動を続けていたようですがまだ表舞台には登場していません。
80年代後半になってナンシー・ウィルソン(vo)のピアニスト兼音楽監督として知られるようになりました。

日本ではマシューズをポスト・ケニー・ドリュー(p)として売り出したかったようですね。
知名度が低いのでジャッキー・マクリーン(as)をゲスト出演させたと思います。
マクリーンなら私もちょっと聴いてみたいと思ったのでこの作戦は成功したかも。
でもマクリーンが参加しているのはたった2曲なので拍子抜けしたのも事実です。
その上、マクリーンの出来はいまひとつのような気がする。

全10曲は自身のオリジナルが2曲とその他スタンダードが8曲の構成です。
マクリーン参加は(1)「Dark Eyes」と(5)「MY Funny Valentine」の2曲だけです。
バッキングは抜群でピアノ・トリオ演奏では上品でリリカルな演奏が聴けました。
全体的な印象ではマシューズのピアノはちょっと線が細いような気がします。
ヴォーカルのバックを長く務めたピアニストはあまり目立とうとしない傾向にあるから。

(中間系)

Leeann Ledgerwood (p) [L (piano)]

*LEEANN LEDGERWOOD TRIO / PARADOX

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leeann ledgerwood(p), ron mcclure(b), billy hart(ds)
2001/Steeplechase/

Leeann Ledgerwoodはオハイオ生まれ、バークリー出身の女性ピアニスト。
スタイルはビル・エバンス系です。
今作はスティープルチェース4枚目のアルバムです。
表題曲の「Paradox」はリッチー・バイラークの曲。

[The Night Has A Thousand Eyes], [My Funny Valentine],
[Wise One], [India], [Spring is Here], [Blues On the Corner],
[Some Other Time], [Paradox}

Laurent De Wide (p) [L (piano)]

*LAURENT DE WILDE TRIO / THE PRESENT

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laurent de wilde(p), darryl hall(b), laurent robin(ds)
dion parson(ds)(3,6)
2006/NOCTURNE/

フランス発のピアノ・トリオのイタリア盤です。
ロウレント・ディ・ワイルデは初見ですが幅広い音楽性を持つ多才なプレイヤーだと思いました。
事実、ここでも色々なことを演っています、2ドラムスなんかもその試みの一環でしょうね。
キャリアは豊富で何でも出来てしまうのがミソ、この作品だけではとても把握できません。
ちなみに初リーダーアルバムはフュージョン路線だそうです。
本人自身もまだどちらに向かったらいいのか、迷っている状態なのかもしれませんね。
こういうプレイヤーはある日突然とんでないアルバムを出すのでジャズ・ファン泣かせでもあります。
器用貧乏にならないことを祈って今後の活躍に期待しましょう。

(中間系)

Laurent Courthaliac (p) [L (piano)]

*LAURENT COURTHALIAC TRIO / THE SCARLET STREET

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laurent courthaliac(p), gilles naturel(b), philippe soirat(ds)
2005/NOCTURNE/

何と読むのでしょうか、ローレン・コーザリアク?、私にはむずかしいです。
知らずに聴いていたらこれがとてもフランスのピアノ・トリオとは思わないでしょうね。
それほどにビバップ・テイストが強いトリオ盤でこの傾向が好きなファンならイチコロです。
ルーツはもちろんバド・パウエル(p)でバリー・ハリス(p)の影響を強く受けているようです。
叙情的で洗練されたピアノ・トリオが多い中、意外性もあり、新鮮な感じがしました。

[Body And Soul], [If You Are Hire], [In Walked Bud]

(中間系)

Laurent Cog (p) [L (piano)]

*LAURENT COG QUARTET / EIGHT FRAGMENTS OF SUMMER

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laurent cog(p),
jerome sabbagh(ts), joe sanders(b), damion reid(ds)
2009/88TREES/

ローレント・コグ(p)をはじめメンバー全員が初見です。
涼しげなジャケットに惹かれて購入してみました。
全てコグのオリジナルで夏の日の思い出を綴った組曲風になっています。
コンテンポラリーなサウンドですがやさしく穏やかな仕上がりでした。
最先端の尖がっている刺激的なサウンドは「どうにもきつい」と思っている方もいるでしょう。
そんな方には最適じゃないかな。
今風ながらもきつ過ぎず、やわらか過ぎずのちょうどいい案配になっています。
(4)「K.K」は故ケニー・カークランド(p)に捧げたレクイエムで彼らの思いが伝わってくるようです。
全体を通して美しいピアノとクールなサックスの絡みが聴きどころになります。
すんなり乗れるわけではないけれど、メンバーのバランスも良く完成度は高いです。

(中間系)

Laszlo Gardony (p) [L (piano)]

*LASZLO GARDONY TRIO / NATURAL INTINCT

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laszlo gardony(p), john lockwood(b), yoron israel(ds)
2006/SUNNYSIDE RECORDS/

ベテラン・ピアニストのラズロ・ガードニーの新譜です。
メンバーのジョン・ロックウッド(b)とヨロン・イスラエル(ds)の渋い人選にも興味を引かれました。
自身のオリジナルが中心でメロディ・メーカーとしての持ち味は十分に生かされています。
手慣れている感じがしますが、インパクトはやや薄いかもしれません。
ピアノ・トリオ・アルバムとしては可もなし不可もなしの平均点というのが私の評価です。

[Peace], [Softly As In A Morning Sunrise]

(中間系)

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