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Lorenzo Tucci (ds) [L (drums)]

*LORENZO TUCCI TRIO & QUARTET / SPARKLE

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lorenzo tucci(ds), luca mannutza(p), luca Fattorini(b),
flavio boltro(tp)(3,6,9,10), karima(vo)(10)
2016/Jando/

1 Sparkle Suite
2 Past
3 So One
4 Grow
5 Keep Calm
6 L & L (A Sorgini)
7 Two Years
8 Seven Days (Sting)
9 Tari
10 E Po' Che Fa (P.Daniele)

ロレンツォ・トゥッチは「ハイ・ファイブ」のドラマーとして知られているかな。
そんな関係でファブリジオ・ボッソ(tp)のアルバムでもよく名前を見ます。
ピアノのルカ・マヌッツアもそうですね。
そんなドラマーの作品も面白いかもと思って手が伸びました。
フラヴィオ・ボルトロ(tp)も参加しています。

全10曲は自身のオリジナル7曲にその他3曲の構成です。
ハード・バップ・テイストの「ハイ・ファイブ」とはまったく違った顔を見せてくれました。
ヨーロッパ・ドラマーの一つの行き方である特徴的なドラミングを聴かせています。

これが現在のヨーロッパの流行りのサウンドになんでしょうね。
ドラム、ピアノ、ベースが一体になって曲を盛り上げていく感じがします。
一種独特のリズムとサウンドを持っていて不思議感があります。
多重録音方式を取っているせいで音の厚みに違和感が出てきます。
最初はピアノを録音して次はそのピアノを聴きながらドラムを足していく。
最後にそれを聴きながらベースというように音を積み上げていく方法です。
もちろん順番は色々とあるし、同じ楽器を重ねるということもあると思います。
この方法はミュージシャンがよく使いますが、ライブではこれが出来ないので物足りなくなってしまうのです。
CDとライブが違う・・・CDの方がずっといいとの評価にもなります。

シャシャシャっと細かくリズムを刻んでパタパタと多弁なドラミングはメロディも感じさせる。
このスイング感がなんとも心地いいんですよ。
ジャズの発展性を見ているようで面白いと思いました。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)

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Louis Hayes (ds) [L (drums)]

* LOUIS HAYES SEXTET / SERENADE FOR HORACE

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louis hayes(ds), dezron douglas(b), david bryant(p),
abraham burton(ts), jose evans(tp), steve nelson(vib),
gregory porter(vo)(3)
2017/Blue Note/

1 Ecaroh
2 Senor Blues
3 Song For My Father
4 Hastings Street
5 Strollin'
6 Juicy Lucy
7 Silver's Serenade
8 Lonely Woman
9 Summer In Central Park
10 St.Vitus Dance
11 Room 608

ルイス・ヘイス(ds)は1937年生まれ、ミシガン州のデトロイト出身です。
現在82歳ですが健在で数が少なくなってきたモダン・ジャズの生き字引的な存在になっています。
それもそのはずで15歳でプロ入り、19歳で大人気のホレス・シルバー(p)・クインテット入団、その後はキャノンボール・アダレイ(as)・クインテットに参加となれば超一流のドラマーとして認知されました。
ジョン・コルトレーン(ts)をはじめカーティス・フラー(tb)、フレディ・ハバード(tp)等々、参加アルバムも数多いです。

さて今作は恩師ホレス・シルバーに捧げるアルバムになっています。
馴染みのあるシルバーの手になる曲が並んでいて懐かしさで一杯になりました。
実は私がブルーノートで一番最初に好きになったのはホレス・シルバーだったんです。
良くも悪くもワンマンでファンキーなシルバー・サウンドがジャズ・メッセンジャーより好きだった。
やっぱり心に残っているのは(3)「Song For My Father」になるかな。
ここではグレゴリー・ポーターのヴォーカルがフューチャーされています。
サウンド的にはスティーヴ・ネルソンのヴァイブが入ったことでひと味違う感じに仕上がりました。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)



*LOUIS HAYES QUINTET / RETURN OF THE JAZZ COMMUNICATORS

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louis hayes(ds),
steve nelson(vib), abraham burton(ts), david bryant(p), dezron douglas(b)
2014/Smoke Sessions/

1 SOUL-LEO(M.Miller)
2 SHAPE SHIFFING(S.Nelson)
3 LUSH LIFE(Intro)
4 LUSH LIFE(B.Strayhorn)
5 GROOVIN' FOR NATE.Wilkins)
6 IT'S TO YOU(A.Burton)
7 WITH OUT A SONG(V.Youmans/B.Rose/E.Eliscu)
8 SIMPLE PLEASURES(C.Walton)
9 VAGABOND RON(D.Douglas)
10 PORTRAIT OF JENNIE(J.R.Robinson)
11 LOU'S IDEA(L.Hayes)
12 VILLAGE GREENE(B.Greene)

ルイス・ヘイス(ds)は1937年、ミシガン州デトロイト生まれ、今年77歳になりました。
15歳でプロ入りなんて、この頃のジャズ・メンはみんな早熟です。
NYに出てホレス・シルバー・クインテット~キャノンボール・アダレイ・クインテットに加入。
当時の絶頂期にある人気バンドで活躍しました。
ジャズの黄金期を知る貴重なドラマーの一人です。
こうして元気な姿を見られるのは嬉しい限りです。

ルイス・ヘイスの「ザ・ジャズ・コミュニケイターズ」というのは知りませんでした。
1967年に結成されたそうです。
メンバーはフレディ・ハバード(tp)、ジョー・ヘンダーソン(ts)、ケニー・バロン(p)、
ハービー・ルイス(b)、ルイス・ヘイス(ds)という垂涎ものの組み合わせです。
ジャズにとっては厳しい時代、残念ながらレコーディングの機会はなかったようです。

ハード・バップ・バンドの一般的な組み合わせはトランペット&サックスですね。
ここではスティーブ・ネルソンのヴァイブ入りが新味です。
全11曲には昨年相次いで亡くなったマルグリュー・ミラーとシダー・ウォルトンの曲もあります。

ライブ盤なんだけど内容は思ったよりずっと大人しくてスマートだったです。
メンバーが高齢のルイに気を遣ったのかもしれませんね。
それぞれのオリジナル、スティーブ・ネルソン(vib)の(2)「Shape Shifting」、
エイブラハム・バートン(ts)の(6)「It's To You」がいい感じで聴きどころになりました。
ベストはバラードの(10)「Portrait Of Jennie」でバートンのテナーが心に沁みた。
ピアノのデヴィット・ブライアント、ポール・チェンバース張りのデズロン・ダグラス(b)にも注目しました。

[ ドラ流目立たないけどいいアルバム ]

(中間系)



*LOUIS HAYES QUINTET / DREAMIN' OF CANNONBALL

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louis hayes(ds), vincent herring(as)
jeremy pelt(tp), rick germanson(p), vincent archer(b)
2002/TCB/

ルイス・ヘイス(ds)のキャノンボール・アダレイ(as)の追悼盤です。
どんな内容か、ある程度の予想がつくので迷いましたが結局購入してしまいました。
アルトにヴィンセント・ハーリングを迎えたのは順当なところですね。
しかし、ここで驚かされたのはトランペッターの素晴らしさです。
ジェレミー・ペルトと読むのでしょうか。私は初めて聞きました。
新進気鋭、元気溌剌として切れ味の鋭い音色の持ち主です。
これが今アルバムの最大の目玉だと思います。

(中間系)



*LOUIS HAYES QUINTET / THE CANDY MAN

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abraham burton(ts), riley mullins(tp)
dave hazeltine(p), santi debriano(b), louis hayes(ds)
2001/TCB/

前作の「クィンテセンシャル・ルー」に引き続いてのルイス・ヘイス五重奏団の第2弾です。
サウンド的にはジャズ・メッセンジャーズか、ホレス・シルバーかというところだと思います。
今作は若手トランペッターのリロイ・マリンズにスポットが当てられています。
リー・モーガンを彷彿とさせる若々しいプレイは素晴らしいですよ。
エイブラハム・バートンのうねくるテナーも健在でベニー・ゴルソン系コルトレーン派と言えます。
テナーサックスにトランペットのフロントはジャズ・コンボの王道なので頑張って欲しいです。
全体的な印象も悪くないですがサウンドが少々古めかしいと感じるかも知れません。

(中間系)



*LOUIS HAYES QUINTET / QUINTESSENTIAL LOU

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louis hays(ds), abraham burton(ts)
riley mullins(tp), dave hazeltine(p), santi debriano(b)
1999/TCB/

ルイス・ヘイスが今だに健在なので驚きました。
50年代から活躍していますからキャリアは長いですね。
ホレス・シルバー、キャノンボール・アダレイ、オスカー・ピーターソン、フレディ・ハバード等々、
有名プレイヤーと共演した作品はそれこそ数知れずあると思いますよ。
ここでも懐かしい感じのハード・バップ・ジャズを聴かせてくれています。
メンバーも中々面白いですね、
エイブラハム・バートン(ts)はマクリーン派のアルト奏者でしたがコルトレーン的テナーも魅力があります。
リレイ・マリンズ(tp)はクリフォード・ブラウン~リー・モーガン系の若手トランペッターです。
デヴィッド・ヘイゼルタイン(p)は中堅の注目すべきピアニスト、
サンティ・デブリアーノ(b)はフリー系もこなすベーシストです。

(中間系)

Lewis Nash (ds) [L (drums)]

*LEWIS NASH TRIO / IT DON'T MEAN A THING

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lewis nash(ds), steve nelson(vib), peter washington(b)
jeb patton(p)
2004/M&I JAZZ/

ルイス・ナッシュは現在最も売れっ子なドラマーの一人と言ってもいいでしょうね。
あわてず騒がず、きっちりとサポートするタイプで私も大好きなプレイヤーです。
こういうプレイヤーは起用する方にとっても貴重なんでしょうね、安心感が持てます。
堅実な現代の名脇役と言っても過言ではありません。
ここでもリーダーといっても特に目立つところも少なくていかにも人柄を表しています。
むしろスティーブ・ネルソンのアルバムといってもいいくらいですよ。
なまじピアニストを使わずにヴァイブを起用したのが成功したと思います。
ピーター・ワシントンも同タイプのベーシストですからリズム・セクションは万全です。
この作品も人柄同様に地味なのですが案外と長く愛聴出来るのではと思っています。

(中間系)

「It Don't Mean A Thing」、「Caravan」、「Sophisticated Lady」、
「Tico Tico」、「Body And Soul」、「Close Your Eyes」、「How Insensitive」

Lenny White (ds) [L (drums)]

*MILLER・PETRUCCIANI・LANGRENE・WHITE・GARRETT
/ DREYFUS NIGHT IN PARIS

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marcus miller(b), michel petrucciani(p),.
bireli lagrene(g), lenny white(ds), kenny garrett(as)
2003/DREYFUS/

さすがにこれだけのメンバーが揃うと物凄いことになっています。
ヨーロッパからミシェル・ペトルチアーニ(p)とビレリ・ラグレン(g)、
アメリカからマーカス・ミラー(eb)、ケニー・ギャレット(as)とレニー・ホワイト(ds)の出演です。
曲目は3曲ですが1曲16分強の熱演、1994年の録音です。
久し振りに血沸き肉躍るというか、身体が熱くなりました。
気合の入った各人のグルーブ感溢れる演奏でライブの熱気が伝わってきます。
ペトルチアーニの名曲「ルッキング・アップ」には、みなさんも興味あるでしょう。
稀に見る強力なライブ盤の一枚です。

[ ドラ流目立たないけどいいアルバム ]

(中間系)



*LENNY WHITE / EDGE

s188.jpg

lenny white(ds), bennie maupin(ts), patrice rushen(p),
foley(b), nick moroch(g), victor bailey(b),
danny walsh(ss), donald blackman(org), etc
1998/Silva Screen Records/

共演者にベニー・モウピン(ts)、パトリース・ラッシェン(p)、ヴィクター・ベイリー等が名を連ねています。

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