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Melvin Rhyne (org) [M (organ)]

* MELVIN RHYNE TRIO / FRONT & CENTER

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melvin rhyne(org), peter bernstein(g), ray appleton(ds)
2007/Criss Cross/

1 King David 1
2 Yesterday's Child
3 All Blues
4 When Lights Are Low
5 I HearA Rhapsody
6 A.P.J
7 Bamboo
8 I Want To Talk About You
9 Bones
10 Jordu
11 King David 2

メルヴィン・ライン(org)の最後のリーダー作になります。
メルヴィンは2013年に76歳でなくなりました。
ウェス・モンゴメリー・トリオで活躍後に長い間消息不明でしたがクリスクロスが復活させました。
1991年のブライアン・リンチ(tp)盤が最初です。
クリスクロス参加盤は10枚以上あるようですね。
今作でもブルージーでソウル溢れる演奏が聴けました。
ただベースラインは弱いと思います。
ここでもバーンステインが参加していて達者な演奏を聴かせてくれました。
ホントにこの人はソツがなくて安定感、確実性は十分です。
なんか、この数週間はバーンステインばかり聴かされている気がします。
ドラマーのレイ・アップルトンはメルヴィンの旧友でインディアナポリスのローカル・ミュージシャンです。

このところずっとオルガン奏者を聴いてきましたがつくづくジミー・スミスは凄かったですね。
あの強烈なベース・ラインは誰も真似できないものです。
オルガン奏者の最高峰はジミー・スミスで続いてジャック・マクダフがいる順位は変わっていません。



*MELVIN RHYNE QUINTET / STICK TO THE KICK

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ryan kisor(tp), eric alexander(ts),
melvin rhyne(org), peter washington(b), kenny washington(ds)
1995/CRISS CROSS/

ウェス・モンゴメリーとの共演などで知られる伝説のオルガン奏者、
メルヴィン・ラインの最新作。
今話題のエリック・アレキサンダーを含む豪華なクインテット編成。
もう一人のフロント奏者には新鋭のライアン・カイザーを迎え、
ピーター・バーンスタイン、ケニー・ワシントンの強力なバック・アップを得て、
スリリングでソウルフルな快演を繰り広げる。
選曲もスタンダードの「ローラ」をはじめ、タッド・ダメロンの「レディ・バード」、バド・パウエルの「ウェイル」と、バップの名曲も収録。
(帯中よりの抜粋)

メル・ラインはまさに幻のオルガン奏者です。
20年ほど消えていたような気がしますが何をしていたんでしょうか。
あまりアクが強くなくスマートなオルガンを聴かせてくれました。
ここはメンバーも超魅力的だと思います。

メルはクリス・クロスの看板オルガン奏者になりました。

「Lady Bird」、「Laura」



* MEL RHYNE SEXTET / ORGAN-IZING

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mel rhyne(org), blue mitchell(tp), johnny griffin(ts),
gene harris(p), andy simpkins(b), albert"tootie"heace(ds)
1960Rec/Jazzland/

1 Things Ain't What They Used To Be
2 Blue Farouq
3 Barefoot Sunday Blues
4 Shoo, Shoo Baby

今回のオルガニストはメル・ラインことメルヴィン・ラインです。
メル・ラインはウェス・モンゴメリー(g)との共演で知られています。
でも70年にはジャズ界から消えてしまって90年代になってようやく復活してきました。

今作はメル・ラインの初リーダー・アルバムだけど次のリーダー作は1991年になってます。
何と30年間のブランクがあったわけですね。
今作はジャズランド・レーベルですがリバーサイドの系列になるレーベルです。
まったく同じアルバムも出ていたのでリバーサイドの安価版というイメージもありました。

ここはジーン・ハリス(p)の存在がミソです。
なぜここにピアニストが必要なのか?
聴いてみれば一目瞭然ですが明らかにメル・ラインが力不足か体調不良です。
それで実力のあるピアニストがどうしても必要だったということだったと思います。
ブルー・ミッチェル(tp)とジョニー・グリフィン(ts)のフロントは魅力あるけど・・・。
圧倒的にハリスがいいので今作をオルガン・ジャズというにはちょっとつらいかもしれません。


Mike Ledonne (p,org) [M (organ)]

* MIKE LeDONNE AND THE GROOVER QUARTET / FROM THE HEART

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mike ledonne(org), eric alexander(ts), peter bernstein(g),
joe farnsworth(ds)(except 2&4), mike clark(ds)(2,4)
2018/Savant/

1 Someday (G.Duke)
2 From The Heart (M.LeDonne)
3 You'll Never know What You Mean To Me (M.LeDonne)
4 Here Comes The Doctor (M.LeDonne)
5 Come Back Baby (R.Charles)
6 Fun Day (S.Wonder)
7 You Send Me (S.Cooke)
8 Then Came You (S.Marshall/P.Pugh)

このマイク・ルドン(org)の新譜は買うか、止めるか、悩まされました。
いつものレギュラー・メンバーだし多分金太郎飴的だと思ったからです。
結果は予想通り「やっぱりなぁ~」という感じで変わり映えしませんでした。
ピーター・バーンステイン(g)やエリック・アレキサンダー(ts)の一つ一つの演奏は悪くありません。
でもルドンのオルガンがちょっと弱いかな。
一時期はルドンのオルガンは面白いと思ったんだけど、どうやらピアノとのどっちつかずになったようです。
ふとエンゼルスの大谷選手を思い出してしまいました・・・やはり二刀流はむずかしいのかと・・・。

全8曲は自身のオリジナル3曲とその他5曲の構成です。
ジョージ・デューク、レイ・チャールス、ステービー・ワンダー、サム・クックといったところが選曲されていました。
特にクックの(7)「ユー・センド・ミー」は好きだったので聴いてみたいと思いました。
今作には「グルーバー・カルテット」との名称が付けられています。
でもオルガン・ジャズとしてはスマートでソウル感やグルーブ感には物足りなさを感じてしまいました。
もう少しブルージーな味わいがあるといいんだけれどね。

(中間系)



* MIKE LEDONNE QUARTET / THAT FEELIN'

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mike ledonne(org), eric alexander(ts), peter bernstein(g), joe farnsworth(ds)
vincent herring(as)(1,5,6)
2016/Savant/

1 I'd Never Chance A Thing About You (M.Ledonne)
2 That Feelin' (M.Ledonne)
3 Lala Means I Love You (T.Bell/W.Hart)
4 Fly Little Bird Fly (D.Byrd)
5 Gravy Blues (R.Brown)
6 Sweet Papa Lou (M.Ledonne)
7 At Last (H.Warren/M.Gordon)
8 This Will Be An Everlasting Love (C.Jackson/M.Yancy)
9 A Lot Of Livin' To Do (L.Adams/C.Strouse)

マイク・ルドンはピアノとオルガンの両刀遣いです。
今作はオルガン作品でエリック・アレキサンダー(ts)とのグルーバー・カルテットです。
ゲストにヴィンセント・ハーリング(as)が3曲に参加しています。
このメンバーだと大体の見当が付きますがほぼ予想通りの内容でした。

全9曲は自身のオリジナル3曲とその他6曲の構成です。
以前私はルドンのオルガンはピアノよりずっと素晴らしいと書いたことがあります。
オルガン奏者には希少価値があるしブルージーでグルーブ感溢れるプレイ魅力的だと。

今回改めて聴いてみると、悪くはないけれどちょっと線が細いかと思いました。
ソウル感というかベタベタ感が不足している感じがします。
全体的に大人しくスマートでエリックやヴィンセントのホーン陣の力強さや迫力を生かし切れなかった。
ピーター・バーンステイン(g)も優等生過ぎるかな。

(中間系)



*MIKE LeDONNE QUINTET / FIVE LIVE

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eric alexander(ts), jeremy pelt(tp),
mike ledonne(p), john webber(b), joe farnsworth(ds)
2008/SAVANT/

マイク・ルドン・クインテットのライブ盤は生きのいいハード・バップが聴けます。
ここの興味はジェレミー・ペルト(tp)とエリック・アレキサンダー(ts)の組み合わせにありました。
結果はエリックの大差勝ちです。
このアルバムではエリックが圧倒的な存在感で一番の聴きどころになりました。
主流派テナー奏者としてテナー・マスターへの道を順調に歩んでいると思います。
多くのアルバムに参加してタフネスぶりが目立ちましたが他流試合が財産として生きてきました。
惜しくも亡くなったマイケル・ブレッカーを継ぐ存在になりつつあります。
反面、ジェレミー・ペルトはこじんまりとまとまってしまったような感じがします。
デビュー時のはつらつとしたプレイは影を潜めてしまいました。
安全志向はまだまだ早いと思いますが・・・良くも悪くももっと暴れたほうがいいです。
リーダーのマイク・ルドンは安定感のあるプレイで好演しています。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)



*MIKE LEDONNE TRIO / NIGHT SONG

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mike ledonne(p), ron carter(b), joe farnsworth(ds)
2005/SAVANT/

最近のマイク・ルドンの活躍には目覚しいものがありますね。
エリック・アレキサンダー(ts)との共演が有名でしょうか。
今作はベテラン・ベーシストのロン・カーターの参加が新味です。
よく言われることですがロンのボンボン・ベースにどう対応するのか、興味がありました。
ジョー・ファーンズワーズはエリックのメンバーでお馴染みの気心の知れた仲です。
全体的にオーソドックスで落ち着いた仕上がりで安心して聴けるピアノ・トリオ・アルバムと言えます。
しかし、標準的な域は出ていないので刺激はほとんどありません。
車の中に持ち込んで聴いたらちょうど良いかも。
ルドンは現在のところピアノとオルガンの両刀使いですがしばらくはこのまま続けるつもりでしょうか。
私としては「二兎を追うものは一兎をも得ず」の状態になってほしくありません。
どちらにしても中途半端が一番悪い選択だと思っています。
余談ですが私が今車の中で聴いているトリオ盤はキース・ジャレット、エディ・ヒギンス、ヨーロピアン・ジャズ・トリオです。

(中間系)



*MIKE LEDONNE QUARTET / SMOKIN' OUT LOUD

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mike ledonne(ogn)
eric alexander(ts), peter bernstein(g), joe farnsworth(ds)
2004/SAVANT/

1 One For Don
2 Delilah
3 After The Love Has Gone
4 You'll See
5 Superstar
6 Silverdust
7 French Spice
8 They Long To Be Close To You
9 Pisces Soul

先日見に行ったベニー・ゴルソン・カルテットのピアニスト、マイク・ルドンの新譜を入手してみました。
最近はエリック・アレキサンダー(ts)と共演することが多いようです。
去年のエリックの日本公演にも同行し、エリックのバラード・アルバムでも共演していますね。
さて、私はピアノだとばかり思っていたのですがここで演奏していたのはオルガンでした。(苦笑)
考えてみればギター、ドラムスのフォーマットはオルガン・トリオそのものなんですよね。
しかし、このオルガンが予想に反してピアノよりずっと素晴らしいと思いました。
オルガン奏者には希少価値があるし、ジミー・スミスが亡くなった今、時代を担うニュー・タレントが欲しいところです。
ブルージーでグルーブ感溢れるプレイは魅力的で、ピアニストよりオルガニストとして名を残すような気がします。
最近のオルガン奏者はどうもいまひとつ乗れない感じが強かったのですがこのマイク・ルドンのスイング感は買いです。
今作はオリジナルが2曲、(2)のヴィクター・ヤングの名曲「Delilah」、(5)のレオン・ラッセルの「Superstar」などが良かった。
エリックもバラードの表現力が大幅にアップして、ピーター・バーンステイン(g)、ジョー・ファーンズワーズ(ds)も好演しています。
オルガン・ジャズの好盤だと思います。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)



*MIKE LEDONNE / BAGS GROOVE

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(A Tribute To Milt Jackson)
mike ledonne(ogn), steve nelson(vib), bob cranshaw(b), mickey roker(ds),
jim snidero(fl,as), steve wilson(as), jim rotondi(tp), steve davis(tb)
2001/Double Time Records/

マイク・ルドン(p)のミルト・ジャクソン(vib)のトリビュート盤です。
分厚いアンサンブルとグルービー溢れる演奏が聴けます。

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