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Nariyoshi Miki 三木成能 (p) [N (piano)]

* NARIYOSHI MIKI QUINTET / CHALLENGER

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三木成能(p)、
岡崎好朗(tp,flh)(2,4,8)、三木敏雄(ts)(1,4)、浜崎航(ts,fl)(2,7,8)、
寺屋七大(g)(1,5,9)、上村信(b)、大坂昌彦(ds)(1,2,4,7,8)、藤井学(ds)(3,5,6,9,10)、
ゲスト:布川俊樹(g)(3)、駒野逸美(tb)(7)
2019/Miki/

1 Challenger (N.miki)
2 紫陽花 (N.Miki)
3 英雄ボロネーズ (F.F.Chopin)
4 Open The Door (N.Miki)
5 Evidence (T.Monk)
6 悪循環 (N.Miki)
7 Coffee Samba (N.Miki)
8 背水の陣 (N.Miki)
9 September (M.White/A.Mckay/A.willis)
10 Moonlight Serenade (G.Miller)

先月だったか、三木成能(p)・クインテットのライブを見に行った時に入手しました。
その時のメンバーは三木成能(p)、岡崎好朗(tp)、浜崎航(ts)、上村信(b)、大坂昌彦(ds)でした。
純ハードバップ路線で本当に気持ち良かったです。
ベテラン勢の中に中堅どころの実力者の浜崎さんが入ってメンバー的にも新鮮でしたね。

今作は三木さんの10年振りの2枚目のリーダー・アルバムです。
ゲストを含めて10人が参加していて十人十色の副題も付いていました。
全10曲は自身のオリジナル6曲とその他4曲の構成です。
ピアノの詩人ショパンの(3)「英雄ボロネーズ」は三木さんのこだわりでしょうね。
三木さんの流麗で美しいピアノ音を聴いているとショパンの影響を強く感じられます。
6曲のオリジナルは曲想豊かで現在の三木さんの音楽性を全て網羅していると思います。
まさしく満を持した渾身のアルバムと言えます。
特に表題曲の(2)「紫陽花」は美しく流れるようで印象的なメロディを持っていました。
グレン・ミラーの名曲(10)「Moonlight SErenade」はトリオ演奏でしっとりと聴かせる。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)

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Norman Simmons (p) [N (piano)]

* NORMAN SIMMONS QUINTET / THE ART OF NORMAN SIMMONS

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norman simmons(p), eric alexander(ts),
henry johnson(g), paul west(b), paul wells(ds)
2000/Savant/

1 I'm Your Boogie Man (N.Simmons)
2 Joe (N.Simmons)
3 There Are Such Things
4 My Silent Love
5 Siffed (N.Simmons)
6 Harlem Nocturne
7 6 AM (N.Simmons)
8 The Hour Of Parting
9 Medley:
I'm Getting Sentimental Over You
Roscoe Franbro (N.Simmons)

シカゴ派の重鎮ピアニスト、ノーマン・シモンズの作品です。
作編曲者としてあるいはヴォーカリストのバック・ピアニストとしての評価が高かった。
60年代はジョニー・グリフィン(ts)やカーメン・マクレー(vo)などと共演しています。
今作はエリック・アレキサンダー(ts)との共演盤なので気になっていました。
そういえば去年同じシカゴ派の重鎮ピアニストだったハロルド・メイバーンも亡くなってしまった。
伝統あるシカゴ・ジャズ・ピアノの流れはデヴィッド・ヘイゼルタインあたりが引き継ぐでしょうか。

全10曲は自身のオリジナル5曲とその他5曲の構成で作曲者としての個性も出ています。
その他の5曲は美しいバラード中心、有名曲やレア曲などを絡めてシモンズの選曲センスが光ります。
特に(3)「There Are Such Things」はトミー・ドーシー楽団のフランク・シナトラの歌が好きだった。
シカゴ派のジャズマンの多くはある種のアクの強さを感じるけどシモンズは穏やかでスマートです。
シモンズのコンポーザーとしての才能も高くどの曲もキッチリと練り上げられた作品になっています。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系

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Nico Morelli (p) [N (piano)]

*Nico Morelli Trio & Quartet / Nico Morelli

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Nico Morelli(p)
Aldo Romano(ds), Bruno Ziarelli(ds), Frederic Delstre(ds)
Luc Isenmann(ds), Marc Buronfosse(b), Stephane Kerecki(b)
Stefano Di Battista(ss)
(2002/Cristal Records)

1.Tarante
2.Blues Zen
3.Il Canto Di Sadone
4.Pezzo X
5.Sogno
6.Love For Sale
7.Findings
8...Chi Legge
9.Alba Di Millennio

イタリアのピアニスト、ニコ・モレリの作品。
1曲を除いてはすべてオリジナルの構成です。
パワフルで躍動感溢れる、いかにもイタリア人ピアニストらしい演奏を聴かせてくれました。
(9)にステファノ・ディ・バティスタのソプラノ・サックスが入ります。

Nikolaj Bentzon (p) [N (piano)]

*NIKOLAJ BENTZON TRIO / TRISKELOS

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nikolaj benton(p), thomas ovesen(b), jonas johansen(ds)
lisbeth diers(per)(on 10)
2013(1991Rec)/Music Mecca/

CDショップの売れ筋No.1にランクされていたので買ってみました。
イラスト・ジャケットに惹かれたのも事実ですが・・・ニコライ・ベンツォン・トリオの1991年作品。
私には初見でしたがピアノ・トリオ・ファンの間では90年代から話題になっていたようです。
聴いてみるとさすがに評判になるだけのことはあると思いました。
実に気持の良いピアノが聴けました・・・まったく世の中は広いですね。

(12)「YEAH !」はただひと言叫んでいるだけなので実質11曲、オリジナル7曲とその他4曲の構成です。
スタンダードより(3)~(8)のオリジナルの方が伸び伸びとしていて断然いい感じです。
若さにまかせて自由自在に突っ走ってる姿が伝わってきました。
(4)「HANDCUFFED」の疾走感、(8)「FUNCUS」における強靭なタッチが聴きどころになるかな。
(9)「I GOT IT BAD」、(10)「MASSAGE IN MORSE」のバラード系も聴かせます。
(3)「THE OPTIMIST」ではフェンダー・ローズを使用してひと味違う方向性も見せてくれました。
曲想も豊かで飽きのこない構成は全体的なレベルが高い一枚です。

日本のピアノ・トリオ・ファンの見る目は確かだと思う・・・さすがだと感心しました。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)

Niels Lan Doky (p) [N (piano)]

*NIELS LAN DOKY & TRIO MONTMARTRE / CASA DOLCE CASA

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niels lan doky(p), lars danielsson(b), jeff boudreaux(ds)
2002/VIDEOARTS/

ニールス・ラン・ドーキー(p)が率いるトリオ・モンマントルのセカンド・アルバムだそうです。
イタリアをモチーフにした作品ですが洗練された美しいアレンジが魅力的です。
ヨーロッパ・ピアノ独特の叙情感としなやかなタッチを持っています。
私としてはかなりお気に入りのピアノ・トリオになりました。

[ Swing Journal : ゴールド・ディスク ]

(中間系)



*NIELS LAN DOKY TRIO / MANHATTAN PORTRAIT

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niels lan doky(p), gary peacock(b), billy hart(ds)
1993/Sarah/

ニールス・ラン・ドーキーのピアノは美しいです。
余韻の残る音色でまさに「ピアノの詩人」とい呼ぶのにふさわしい。
強靭なゲイリー・ピーコックのベースに支えられて存分のプレイを繰り広げています。

「I'll Be Seeing You」、「My Shining Hour」、「Born To Be Blue」、

(中間系)

Najponk (p) [N (piano)]

*NAJPONK TRIO / AND TENER TITANS

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ondrej stveracek(ts), osian roberts(ts),
najponk(p), taras voloschuk(b), marek urbanek(ds)
2017/Gats/

1 Introdiction By Glenn Spicker
2 All Crean (D.Gordon)
3 Rhythm-a-Ning (T.Monk) / dedicated to Hans Groiner
4 Take The Coltrane (D.Ellington)
5 Blue Monk (T.Monk) / dedicated to Hans Groiner
6 Impressions (J.Coltrane)
7 All Crean (D.Gordon) - afternoon rehearsal take

もう10年位前になるのかな、チェコのナイポンク・トリオが大きな話題になったのは。
ナイポンクが紹介されるや否や確かな実力と個性的な名前で日本のピアノ・ファンを席巻してしまった。
バド・パウエル系のジャズの王道をいくピアニストで、メリハリのある切れ味鋭い演奏が素晴らしいです。
どれを聴いても間違いないという安定感と安心感があって聴き味がとても良いです。
やはり大人気のようで毎年新作も次々に発売されています。

ジャケットを見た途端に「これはいいぞ」という予感がありました。
3週間前に紹介したばかりのチェコのOndrej StveracekとイギリスのOsian Robertsの2テナーの競演です。
企画は日本の「ガッツ・プロダクション」なので演出もバッチリと決まりました。
テナー二人の個性がハッキリしているので聴いていて面白かったです。
共にコルトレーン系でパワフルであるけれどOndrej Stveracekは切れ味、Osian Robertsはうねるテナーが特色です。
デクスター・ゴードン(ts)を彷彿とさせる豪快さも持っています。
そのデックスの1曲目の「All Crean」でギュッと心を鷲づかみにされました。
(7)「Impressions」では二人の個性が浮き上がる・・・ナイポンク・トリオの素晴らしいバッキングにも注目です。
チェコ・ジャズの最高峰が聴けたと思います。
テナー・バトルの作品は数多く存在しているけれど、これもまた記憶に残る一枚になりました。
最後にリラックスしたリハーサルの1曲が加えられているのもプロデューサーの心の中が見えるようです。
雰囲気がいいので「どうしてもお蔵入りにしたくはなかった」という気持が・・・。

なお(3)と(5)の2曲はモンク研究のオーストリアのピアニスト、ハンス・グロイナーに捧げるものになっています。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)



*NAJPONK TRIO / THE REAL DEAL

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najponk(p), jaromir honzak(b), matt fishwick(ds)
2012/Animal Music/

1 Love Letters
2 I'll Remember April
3 Softly As In A Morning Sunrise
4 Too Young
5 Listen Here
6 Sonora
7 Just A Closer Walk With Three
8 Smile
9 Wahoo
10 Solitude
11 Based On Bach, Bird & Trane
12 Je Te Veux

ナイポンクはチェコの人気ピアニストだそうです。
名前はあちこちで見聞きしていましたが聴いたのは初めてです。
去年のベスト3にも選ばれた一枚でジャズ仲間の評価も高いです。
聴いてみるとたしかに聴き味がいいですね。
メリハリのある切れ味鋭いピアノは気持いいです。
演目はスタンダード中心で聴きやすく気分爽快になりました。

ナイポンクはバド・パウエル系のジャズの王道をいくピアニストで安心感があります。
(3)「SOFTLY AS IN A MORNING SUNRISE」ではよく伸びるベースに支えられてその神髄が聴けました。
(4)「TOO YOUNG」、(10)「SOLITUDE」も聴きどころ、最後にポツンとあるソロ・ピアノは憎い演出です。
その他にも(5)でエディ・ハリス(ts)のゴスペル、(6)ではハンプトン・ホーズ(p)のブルースが聴けます。
全体的にベースとの相性はいいですがドラムスはややアマイところがあるかも。

ところでジャケット写真の真ん中はドラマーだったんですね。
てっきりこの人がナイポンクだと思っていました。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)

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