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Native Son (grp) [N (group)]

* NATIVE SON / NATIVE SON

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本田竹広(key), 峰厚介(ts,ss),
大出元信(elg), 川端民生(elb), 村上寛(ds)
1978/JVC/

Side A
1 Bump Crusing
2 Heat Zone
3 Breezin & Dreamin
4 Wind Surfing
Side B
1 Whispering Eyes
2 wilight Mist
3 Super Safari
4 Whiepering Eyes

日本のフュージョン人気に火を付けたのが先週紹介した渡辺貞夫(as)さんです。
多くのジャズメンがフュージョンに向かっていた、そんな時代もありました。
中でも鬼才本田竹広(p)さんを中心にした「ネイティヴサン」は忘れてはならないグループです。
ジャズ・フィーリングに満ちた切れっ切れのフュージョン・サウンドを聴かせてくれました。
竹広さんと峰厚介(ts)さんのコンビネーションが最大の聴きどころになります。
竹広さん、川端民生(b)さん、大出元信(g)さんは早くに亡くなってしまいました。
現在は峰さんと村上寛(ds)さんが健在で二人共に第一線で活躍中なのが嬉しいです。

ジャケットを見ていて気付いたことがあります。
この頃ジャズメンの間ではむさくるしい髭スタイルが流行っていました。

(くつろぎ系)

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Northbound Trio [N (group)]

* NORTHBOUND TRIO / NORTHBOUND
Featuring Seamus Blake

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tuomo uusitalo(p), myles sloniker(b), olavi louhivuori(ds),
aeamus blake(ts)
2017/Cam Jazz/

1 Counterparts (M.Sloniker)
2 Awakening (T.Uusitalo/M.Sloniker/O.Louhivuori)
3 Forgotten (O.Louhivuori)
4 Rumble (O.Louhivuori)
5 Song For Mr. Moorhead (O.Louhivuori)
6 Quietus (T.Uusitalo/M.Sloniker/O.Louhivuori)
7 Gomez Palacio (M.Sloniker)
8 Focus (T.Uusitalo/M.Sloniker/O.Louhivuori)
9 Pablo's Insomnia (T.Uusitalo)
10 Burst (T.Uusitalo/M.Sloniker/O.Louhivuori)
11 The Aisle (T.Uusitalo)

たまには新感覚のコンテンポラリーなジャズを聴かなくてはと思って手が伸びました。
フィンランド出身のピアニストとドラマーにアメリカ出身のベーシストのトリオ作品です。
シーマス・ブレイク(ts)の参加が決め手になりました。

全11曲は全てメンバーのオリジナルで合作も4曲あるという構成です。
偶数曲は1分台でトリオ中心に演奏され、奇数曲にシーマスが参加する実験的な要素もあります。
ところが私は1、2曲目を聴いてガックリとしてしまいました。
(1)「Counterparts」はセロニアス・モンクの「ブリリアント・コーナーズ」のパクリ、(2)「Awakening」はアーマッド・ジャマルの「ザ・アウェイクニング」のパクリだった。
これで聴く意欲が半減しました。
ぼんやりと聴いていると面白いサウンドも出てくるけれど特別目新しいものはなかったです。
フリー・インプロビゼーションでシーマスは好演していると思います。

(まじめ系)

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New Sound Quartet (grp) [N (group)]

*THE NEW SOUND QUARTET / SUMMER KNOWS

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joe locke(vib), geoffrey keezer(p)
ed howard(b), terreon gully(ds)
2004/EIGHTY-EIGHT'S/

1 Tulipa
2 Emily
3 All The Things You Are
4 Dear Old Stockholm
5 Ray Brown Suite, Movement 1
6 The King
7 Come Rain Or Come Shine
8 Bye Bye Blackbird
9 Summer Knows

ザ・ニュー・サウンド・カルテットはジョーロック(vib)とジェフ・キーザー(p)が組んだ新しいユニットです。
この組み合わせではジョン・ルイス(p)とミルト・ジャクソン(vib)のモダン・ジャズ・カルテットが
あまりにも有名で、洗練された美しいサウンドとして定型化してしまった感があります。
ボビー・ハッチャーソン(vib)+ハービー・ハンコック(p)の名盤、「ハプニングス」もそうでした。
デュオではゲイリー・バートン(vib)とチック・コリア(p)の「クリスタル・サイレンス」が知られています。
だからでしょうね、最初は正直異質な感じがしましたよ、ドラムがかなりうるさいと感じました。
私の頭の中ではヴァイブ+ピアノのカルテットのイメージが固まっていたからです。
しかし何回か聴いているうちにこれがこのグループの良さだと気が付いたのです。
この作品でキーになっているのは間違いなくテリオン・ガリーのドラムスだと思います。
この太鼓をどう感じるかが評価の分かれ目になります。
煽るような強力なリズムが大人しくなりがちなサウンドに刺激を与えています。
上品で洗練されたサウンドに新しい息吹を吹き込んで、ロックもキーザーも活き活きとした演奏を繰り広げています。
迫力のあるジャズ・フィーリングとブルース感覚は新鮮な感動を与えてくれました。
録音もいいですが、この組み合わせでこんなに迫力のある演奏が聴けるとは思いませんでした。
ドラムスが強烈な(1)、(6)はお薦め、(8)の表題曲はイメージ通りの美しい演奏です。
(2)のデュオで演奏されるコラボレーションも素晴らしいです。
特にジャズ・メッセンジャーズの最後のピアニストとして知られるジェフ・キーザーが絶好調です。
(8)のプレイには痺れました。選曲もよく考えられていますね。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)

New Direcions (grp) [N (group)]

*NEW DIRECIONS / BLUE NOTE YOUNG ALL STARS

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greg osby(as), mark shim(ts), stefon harris(vib)    
jason moran(p), tarus mateen(b), nasheet waits(ds)
1999/Blue Note/

1 Theme From Blow Up
2 The Sidewinder
3 No Room For Squares
4 Ping Pong
5 Song For My Father
6 Tom Thumb
7 Big Bertha
8 Recorda-Me
9 20 Questions

ブルーノート・レーベルの若手プレイヤー達による往年のBNヒット曲集です。
ブルーノート創立60周年の特別企画盤です。
中心は現在注目のグレッグ・オズビー、マーク・シム、ステフォン・ハリス、そしてジェイソン・モランですが中々聴かせるアルバムですよ。
まずはこの有名曲をお手軽に演っていないところに好感が持てます。
それぞれが個性的なアプローチをしていて、アレンジが斬新です。
モーガンの「サイドワインダー」、モブレイの「ノー・ルーム・フォー・スクエアーズ」、シルバーの「ソング・フォー・マイ・ファーザー」なんかも聴けて私は満足しています。
新しいコンセプトのジャズを感じさせる作品だと思います。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)

New Century Jazz Quintet (grp) [N (group)]

* NEW CENTURY JAZZ QUINTET / SOUL CONVERSION

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benny Benack III(tp), tim green(as,ss),
takeshi ohbayashi(p), yasushi nakamura(p), ulysses owens jr(ds)
2017/Spice Of Life/

1 Soul Conversion (Ohbayashi/Ulisses)
2 Mochi Melon Man (T.Green/Ohbayashi)
3 Not For The "Hip Impaired" (T.Green)
4 Soul Conversation (Ohbayashi/Ulisses)
5 Tinder Madness (B.Benack)
6 James (P.Metheny)
7 Blue Dahlia (B.Benack)
8 Afro-Centric (J.Henderson)
9 Chan's Song (H.Hancock)
10 Spontaneous Combustion (C.Adderley)

「New Century Jazz Quintet」は2014年に結成されました。
ユリシス・オーウェンズ・ジュニア(ds)と大林武司(p)が中心となる双頭バンドです。
毎年1枚づつの作品を出していて今作が4枚目になります。
トランペットとサックスのフロント2管の王道クインテットは益々まとまりを強めています。
スピード感に溢れ、切れ味鋭く、爽快なサウンドが特徴です。
特にピアノ、ベース、ドラムスのリズムセクションの素晴らしさは特筆ものです。
ちなみに大林さんと中村さんはテレビの「報道・ステーション」のテーマ音楽を演奏している「J Squad」にも参加しています。

全10曲はメンバーのオリジナル6曲とその他4曲の構成です。
キャノンボール・アダレイ(as)、ジョー・ヘンダーソン(ts)、ハービー・ハンコック(p)の曲が入っています。
パット・メセニー(g)が選ばれたところにいかにも若い世代の感性だと思いました。

全体的にクリアでスマートな演奏はとても聴き易いです。
メンバーがいわゆるジャズ・エリートの集まりなので優等生的ではあります。
もう少し荒っぽく弾けて欲しいと思うのはないものねだりかもしれません。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)



*NEW CENTURY JAZZ QUINTET / IN CASE YOU MISSED US

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benny benack(tp), tim green(ts),
takeshi ohbayashi(p), yasushi nakamura(b), ulysses owens jr(ds)
guest:braxton cook(as)
2015/Spice Of Life/

1 In Case You Missed Us(B.Watson)
2 Revolution
3 Swag Jazz
4 Upon Closer Look
5 Burden Hand
6 Kaze No Torimiti(久石譲)
7 Uprising
8 View From Above
9 Naima(J.Coltrane)
10 Light That Grew Amongst Us
11 Eleventh Hour(M.Miller)
12 Love's In Need Of Love Today(S.Wonder)

アメリカの若手ハード・バップ・バンド「New Century Jazz Quintet」の第二弾です。
ユリシス・オーウェンス(ds)と大林武司(p)さんをリーダーとする次世代バンド。
中村恭士(b)さんを加えた二人の日本人が参加しているのも嬉しいです。

デビュー作の「TIME IS NOW」ほどのインパクトはないけれどご機嫌な演奏を聴かせてくれました。
一番の聴きどころは天才の呼び声が高いユリシス・オーウェンスのドラミングになります。
特にアップ・テンポにおける突っ込んでくるドラミングが素晴らしいです。
オリジナルの(4)「Upon Closer Look」とマルグリュー・ミラー(p)の(11)「Eleventh Hour」が良かった。
久石譲さんの(6)「風の通り道」なども取り上げています。
全体的にリズム・セクションの健闘が目立ちます。
各曲におけるピアノ・トリオの演奏部分に耳が向きました。

今年も日本公演があったけれどタイミングが合わずに見逃してしまいました。
次回こそはと思っている。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(くつろぎ系)




*NEW CENTURY JAZZ QUINTET / TIME IS NOW

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benny benack(tp), tim green(ts),
大林武司(p), 中村恭士(b), ulysses owens jr(ds)
special guest : michael dease(tb)
2014/Spice Of Life/

新進気鋭の「New Century Jazz Quintet」が登場しました。
ちょうど活きの良いグループ・サウンズ・ジャズが聴きたかったのでピッタリとハマった。
1曲目のベース音が出た途端に「これだよ、こでなくちゃいけない」と嬉しくなりました。
中心は期待のユリシス・オーエンス(ds)と大林武司(p)さんのようですね。

全10曲はメンバーのオリジナル7曲にその他3曲の構成です。
注目すべきはマルグリュー・ミラー(p)の曲(2)を取り上げていることです。
大林さんの狙いがミラーとなれば明らかに「ジャズ・メッセンジャーズ」の流れ、
さらに80年代の「テレンス・ブランチャード&ドナルド・ハリソン・クインテット」にも繋がっています。
そのブランチャード&ハリソンの曲は(9)で聴くことができました。

フロント2管&3管編成・・・全体を通して居心地の良いサウンドが聴けました。
リズム感がハッキリとしているので安心感、安定感があります。
ピアノ~ベース~ドラムスのリズム・セクションが実に魅力的です。
さらにアンサンブルやハーモニーが洗練されていて美しい。
アレンジが良く、計算されています。
私的ベストは前述のブランチャード&ハリソンの曲(9)とミラーの曲(2)です。
中村さんのアルコ・プレイから始まるバラードの(7)も聴きどころ。
これらを聴けば誰もこのグループの実力を疑わないと思います。
まさしく現代のハード・バップ・サウンドがここにありました。

デビュー作とは思えないまとまりで完成度は高いです。
この7月に早くも来日公演が予定されていますが時間が取れずに残念でした。
”見逃した魚は大きい”という感じがする。
早くも次作が楽しみなグループです。

[ ドラ流目立たないけどいいアルバム ]

(中間系)

NBS TRIO (grp) [N (group)]

*NBS TRIO / PLAYS KOMEDA

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klaudius kovac(p), robert ragan(b), peter solarik(ds)
2010/BCD Records/

ポーランド、ピアノ・トリオの一枚です。
2011年の「みんなのベスト3」にも選ばれました。
深遠なピアノ・トリオが聴けます。

なお正式名称は「Nothing But Swing Trio」です。

(まじめ系)

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