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Ondrej Stveracek (ts) [O (sax)]

*ONDREJ STVERACEK QUARTET / SKETCHES

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ondrej stveracek(ts),
klaudius kovac(p), tomas baros(b), gene jackson(ds)
2016/Stvery Records/

1 Song Nr.226 (O.Stveracek)
2 I Want To Talk About You (B.Eckstine)
3 Bunch Of Gypsies (T.Baros)
4 Sketches (O.Stveracek)
5 It Could Happen To You (J.V.Heusen)
6 Three Card Molly (E.Jones)
7 Before Then (G.Jackson)
8 Lullaby-dedicated to my daughter Anna (O.Stveracek)

ondrej stveracekは初見ですが何と読めばいいんでしょうか。
チェコのベテラン・テナー奏者だそうです。
サングラスにテナー・サックスとくればブルー・ノートのハンク・モブレー(ts)を思い出します。
いかにも1960年代のジャケットが気に入って手が伸びました
馴染み深いジーン・ジャクソン(ds)の名前があるのも安心感がありました。

聴いてみると中身はモブレーではなくてジョン・コルトレーンそのものでした。
1曲目からグイグイと飛ばす飛ばす、その圧倒的なスピード感に引き込まれてしまいました。
2曲目になるとまるでコルトレーンの「バラード」を聴いているみたいに錯覚してしまうほどです。
サウンド的に一番面白かったのは(3)「Bunch Of Gypsies」で独特のお国柄が出ていました。
表題曲の(4)「Sketches」はピアノとドラムスのコンビネーションが凄いです。
アルバム全体を覆う重量感があります・・・コルトレーン・カルテット風味がする。
全員が一丸となって切れ味鋭く強靭なタッチで迫ってくるという表現が一番ピッタリときます。
チェコのジャズ・シーンの底力を見た思いがしました。

ジーン・ジャクソンの名前は東京のライブ・ハウスでもよく見かけます。
大の親日家のようでしょっちゅう日本にも来ているようです。
私も何度か聴く機会がありました。
当然ながら彼の多彩なドラミングも聴きどころになります。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)

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Ove Ingemarsson (ts) [O (sax)]

*RONNY JOHANSSON TRIO & OVE INGEMARSSON / PERMANENT VACATION

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ronny johansson(p), yasuhito mori(b), raymond karlsson(ds),
ove ingemarsson(ts)(3,5,6,7,9)
2010/ronnyjo collection/

ロニー・ヨハンソン(p)の磐石のピアノが聴けます。
スウェーデンのロニー・ヨハンソンは日本でも人気の高いピアニストです。
トリオに森泰人(b)さんの参加も大きいかな。
明るく清清しい雰囲気を持っているので馴染みやすいのだと思います。
スイング感も十分で自然に身体が揺れてくるんです。

ベテランの風味・・・安心感、安定感のあるアルバムです。



*OVE INGEMARSSON QUARTET / HEART OF THE MATTER

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ove ingemarsson(ts),
lars jansson(p), lars danielsson(b), adam nussbaum(ds)
1995/IMOGENA/

1 Heart Of The Matter
2 Third Star
3 Grafenast Hotel
4 Aima
5 The Masquerade Is Over
6 Hotel Trianon
7 Seams Like Yesterday
8 Unio Mystica

ここで目を引いたのはラース・ヤンソン(p)の存在です。
強靭なタッチと力強いピアノの音色はもう一方のラース・ヤンソンを見た思いがしました。
12年前のプレイは今をときめくラースとは別人の感があります。
内容はストレート・アヘッドなテナー・サックスのワン・ホーン・アルバムで申し分のない出来です。
オリジナルでも変化に富んでいて十分に楽しむことができました。
スウェーデン発の名盤の1枚。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)

Osamu Koike 小池修 (ts) [O (sax)]

*OSAMU KOIKE / THE NEW YORK QUARTET

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osamu koike(ts),
joey calderazzo(p), david finck(b), lewis nash(ds)
2001/aosis records/

1 You Don't know What Love Is
2 Cappuccino
3 The Masquerade Is Over
4 My One And Only Love
5 She was Too Good To Me
6 Manhattan 'Cafe'
7 Cadillac Blues

ニューヨークのリズム・セクションに乗って小池修が突き抜けます。
ジョーイ・カルデラッツオ(p)も強烈なプレイで続く。



*OSAMU KOIKE with Strings / APRIL IN PARIS

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osamu koike(ts),
alan pasqual(p), makoto aoyagi(p), david carpenter(b), joe labarbera(ds)
2000/aosis records/

1 Lura
2 April in Paris
3 I didn't Know What Time It Was
4 Everything HappensTo Me
5 黒い帽子とフロック・コート
6 A Little Giant

小池修のウィズ・ストリングス。
ピアノがアラン・パスクァとは粋です。
力強いバラード・プレイが堪能できます。



*OSAMU KOIKE / INSIDE

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osamu koike(ts),
makoto aoyagi(p), yasunari nakamura(key), kenichiro shinzawa(key),
koichi osamu(b), michiaki tanaka(per), masaharu ishikawa(ds)
guest:masato honda(as), kazuki katsuta(as)
1999/P-Vine/

1 Inside
2 Hello! Mr.Matsuoka
3 African Dance
4 黒い帽子とフロック・コート
5 Black Hat
6 Foggy Forest
7 The Clock That Lost The Time
8 Bob's Note
9 Caribbean Waltz

数々の賞に輝き日本のジャズ/フュージョン・シーンに金字塔を打ち建てたバンド、SOURCE、
その中心人物、小池修が、よりいっそう力強く成熟したサウンドを引っ提げて初のソロ・アルバムを発表。
メンバーも超豪華、元ナニワ・エクスプレスのキーボード、青柳誠、SOURCEのドラマー石川雅春、
ベースは現在人気急上昇中の辣腕、納浩一、名サウンド・クリエーター、
新澤健一郎と中村ヤスナリの二人がプログラミング&キーボードを担当、
パーカッションはオルケスタ・デ・ラ・ルスで知られる田中みちあき!!
現在日本最高峰と言われる小池修のサックスを堪能して欲しい。
(帯中よりの抜粋)

Oliver Lake (as) [O (sax)]

*OLIVER LAKE & TRIO 3 / TIME BEING

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oliver lake(as,ss), reggie workman(b), andrew cyrille(ds)
2006/INTAKT RECORDS/

先週の若手ピアノレス・トリオがしっくりとこなかったので、それならこれはどうか?
選んだのはベテラン・ピアノレス・トリオの新作です。
オリバー・レイク(sax)、レジー・ワークマン(b)、アンドリュー・シリル(ds)がメンバーです。
写真を見るとみんないい顔していますね。
それぞれがフリー、アバンギャルドをくぐり抜けた猛者達、やはりこちらの方が安定感、安心感がありました。
若手と比べると尖がっていない分だけ感性が合うということだと思います。
逆に言えば双方とも年を取ったということでこれも良し悪しですが・・・。
これを小音量でBGMにしてあれこれやっていると心地良くて仕事がはかどります。
大音量だとつい聴き入ってしまうので逆効果になります。

(まじめ系)



*OLIVER LAKE / TALKIN' STICK

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oliver lake(as), jay hoggard(vib)
geri allen(p), belden bullock(b), cecil brooks Ⅲ(ds)
2000/PASSIN' THRU REC/

オリバー・レイク(as)の新作は曲は美しく中味はパワフルに仕上っています。
特に1曲目の表題曲のテーマは印象に残るメロディを持っていて中々良いですよ。
レイクはドルフィ系のアルト奏者で「ワールド・サキソフォン・カルテット」でのプレイが有名ですね。
レイクのプレイはフリー・トーンを交えながら刺激的でスリルがあります。
ジェイ・ホガード(vib)はフュージョン~フリーまで幅広い音楽性の持ち主ですが
最近はまったく音沙汰がありませんでした。本当に久し振りで懐かしかったです。
彼のバイブが程良い味付けになっていると思います。
ジェリ・アレン(p)は先進的なスタイルを持つ女性ピアニストです。
セシル・ブルックス(ds)はプロデューサーもこなす才人、ということでメンバーに魅力を感じます。
じっくりとジャズを聴き込みたい人向き、私の評価はかなり高いです。

(まじめ系)



*OLIVER LAKE QUARTET / AGAIN AND AGAIN

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oliver lake(as,ss),
john hicks(p), reggie workman(b), pheeroan ak laff(ds)
1991/Gramavision/

オリバー・レイク(as)のワン・ホーン・バラード作品集。
全8曲は全て自身のオリジナルです。
フリー、ロフト系のサックス奏者のバラードは甘辛く、苦味もあって切ないです。
ぜい肉をそぎ落とした美しくも鋭い演奏が聴きどころ。
ジョン・ヒックス以下のバックも素晴らしい。

Ole Jacob Hystad (ts) [O (sax)]

*OLE JACOB HYSTAD QUARTET / TUNE IN - TAKE OUT

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ole jacob hystad(ts,ss,bs)
ben besiakov(p), sigurd ulveseth(b), alex riel(ds)
2002/TAURUS/

ノルウェーのオレ・ヤコブ・ハイスタッド(ts)は聴いたことがあるような気もしますが覚えていません。
写真ではちょっと老けた感じですがまだ40代前半のバリバリです。
やさしくてまろやかな音色の持ち主でこれから人気が出るプレイヤーだと思います。
共演者ではベテランのアレックス・リール(ds)とユニークなベン・ベシアコフ(p)に興味がありました。
全9曲中本人のオリジナルは1曲のみ、サックス奏者ではロリンズとデクスターの作品を取り上げています。
刺激はありませんがゆったりとした気分で聴くことが出来るオーソドックスなワンホーン・アルバムです。

(中間系)

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