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Russell Malone (g) [R (guitar)]

*RUSSELL MALONE QUARTET / LOVE LOOKS GOOD ON YOU

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russell malone(g),
rick germanson(p), gerald cannon(b), willie jones Ⅲ(ds)
2015/Highnote/

1 Soul Leo (M.Miller)
2 Love Looks Good On You (R.Malone)
3 The Elder (T.Jones)
4 Ellie's Love Theme (I.Hayes)
5 Your Zowie Face (L.bricusse/J.Goldsmith)
6 Mirrors (J.Chambers)
7 Amsterdam After Dark (G.Coleman)
8 Lift Ev'ry Voice And Sing (J.W.Jhonson/J.R.Jhonson)
9 Suite Sioux (F.Hubbard)

ラッセル・マローンは現在のギタリストでは一番好きです。
オーソドックスなスタイルで尖がったところがなくて安心感があります。
ギタリストに関してはロック系よりもジャズ系、ソウル系の方がしっくりきます。
これは私の好みや年齢が影響していると思います。
聴くジャズも先鋭的で過激なものより安らぎを求める保守的なものになってしまったから。
疲れそうなものは避けて通っています。

ここはまたメンバーや選曲もシブいです。
いかにもマローンの好みが表れているようで微笑ましく思いました。
リック・ジャーマンソン(p)、ジェラルド・キャノン(b)、ウィリー・ジョーンズ(ds)の起用はセンス抜群です。
今ひとつ地味な感じがするメンバー構成ですが彼らなら確実にスイングしてくれますから。
隠れたモダン・ジャズの名曲にも陽を当てていますね。
マルグリュー・ミラー(p)、サド・ジョーンズ(tp)、ジョー・チェンバース(ds)、ジョージ・コールマン(ts)、フレディ・ハバード(tp)など。
個人的にはアイザック・ヘイズの(4)「Ellie's Love Theme」は嬉しかった。
(5)、(8)もめったに聴けない曲だけどマローンのこだわりを感じます。
表題曲になった(2)「Love Looks Good On You」はマローンのオリジナルです。
これがまた凄くいいんだなぁ~・・・やさしくて柔らかくて美しい・・・私は一発で参ってしまいました。
落ち着いたギター・カルテットでお勧めです。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(くつろぎ系)



*RUSSELL MALONE TRIO / TRIPLE PLAY

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russell malone(g), david won(b), montez coleman(ds),
2010/MAX JAZZ/

ギターを聴きたいと思い、誰かいないかと探していました。
そういえばラッセル・マローンのアルバムをしばらく買っていないと気が付きました。
それならやはりトリオが聴きたいと思った。

ラッセル・マローンを最初に聴いたのはダイアナ・クラール(vo,p)盤でした。
ベニー・グリーン(p)やロン・カーター(b)などとの共演盤も聴いてきました。
マローンは超絶技巧の持ち主で私はギターのオスカー・ピーターソンと呼びたいです。
バド・パウエルでもいいけど。
その驚異的なテクニックが独学と聞いたらもう唸るしかありませんよ。

さて、今作ですが自身のオリジナル4曲とその他7曲の構成です。
オリバー・ネルソン、クインシー・ジョーンズ、ロン・カーター、
ジョン・ヒックスなどのジャズ・メンの曲を取り上げています。
題名の「Triple Play」は野球用語で三重殺のこと・・・ワン・プレーで3人をアウトにする。
めったに出来ない非常に難しいプレイです。
つまりマローンが難しいプレイをなんなくやり遂げていることを意味しているのか・・・。

たしかに1曲1曲を聴いていると安定感は十分で悪くありません。
でも全体を通すといまひとつ私の心に訴えかけてくるものが足りないのはなぜか。
どれも平均的な仕上がりなのでメリハリがつかない・・・頭抜けた何曲かが欲しいです。
マローンは気持が実にクールだと思います。
いつでも余裕十分で、決して熱くならないような気がする。
根っこにはウエス・モンゴメリーやジョージ・ベンソンがいると思うけどなぁ~。
もっと全速力というか、燃える姿を見せて欲しいです。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)



*RUSSELL MALONE QUARTET / PLAYGROUND

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russell malone(g)
martin bejerano(p), tassili bond(b), E.J.strickland(ds)
gary bartz(as), joe locke(vib)
2004/MAXJAZZ/

ラッセル・マローン(g)が一般的に知られるようになったのはダイアナ・クラール(vo.p)の作品からだと思います。
R&B系でブルージー、しっとりと落ち着いた奏法が持ち味、最近では珍しいタイプのギタリストです。
私は日本公演を見る機会がありましたが、それは雰囲気、テクニック共に素晴らしかったですよ。
まあー、しかし地味で大人しいのでどちらかというと脇役として力を発揮するプレイヤーだと思っています。
この作品はオリジナルが6曲、カーペンターズやキャロル・キングの曲を取り上げていて楽しめます。
静かな夜にBGMで流すには最適でしょう。
ゲストとしてゲイリー・バーツ(as)とジョー・ロック(vib)が1曲づつに参加しています。

(中間系)

[Something To Live For], [We've Only Just Begun], [You've Got A Friend]



*RUSSELL MALONE / HEARTSTRINGS

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russell malone(g)
kenny barron(p), christian mcbride(b), jeff "tain" watts(ds)
2001/VERVE/

ラッセル・マローン(g)の新譜は初のストリングス入りアルバムとなりました。
プロデュースはベテランのトミー・リピューマ、アレンジはラッセル・マローン自身がやっています。
日本では一般的にストリングス入りの評価は低いですね。
今作品は普段はあまり取り上げられない歌物を中心に選曲しています。
独学でマスターしたというギター奏法のテクニックはもちろん素晴らしいですが、
特筆すべきはその歌心の豊かさでしょうね。ブルージーなバラード・プレイにも魅力があります。
ただ、この作品では彼の特性が十分に生かされたとは思えませんでした。
くつろぎ系ヒーリング・アルバムの一枚というところでしょうか。

(くつろぎ系)

[How About Me],



*RUSSELL MALONE / LOOK WHO'S HERE

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russell malone(g,vo)
anthony wonsey(p), richie goods(b), byron landham(ds)
2000/IMPULSE/

ラッセル・マローンの新作です。
ウェス・モンゴメリーやジョージ・ベンソン直系の野太いギター・プレイに魅力があります。
今作はプロデューサーにトミー・リピューマを迎えてフュージョンやポップテイストを加味した
新境地を聴かせてくれています。ヴォーカルも一曲披露していますよ。
共演者ではアンソニー・ウォンジーがいつもとは一味違うプレイでリラックスしている印象です。
色々とやらせてみて売れ筋を探る作品かも知れませんね。

(くつろぎ系)

[Alfie], [Get Out Of Town], [You Will Know], etc



*RUSSELL MALONE QUARTET / WHOLLY CATS

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russell malone(g),
larry willis(p), rodney whitaker(b), yoron israel(ds)
1999/Venus/

オープニングを飾るチャーリー・クリスチャンの「ホリー・キャッツ」から
シングル・ノートによるテーマで快調に飛ばす熱血のプレイが素晴らしい。
本格派ジャズ・ギタリストとして豪快でスィンギーな演奏が聴ける。
(帯中よりの抜粋)

[I Concentrate On You], [After All], [Yestyerdays]



*RUSSELL MALONE QUARTET / SWEET GEORGIA PEACH

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russell malone(g)
kenny barron(p), ron carter(b), lewis nash(ds)
1998/Impulse/

ラッセル・マローンはダイアナ・クラ―ルとの共演で知られていますが、
骨太のサウンドで個性的だと感じました。
共演者もケニ―・バロン(p)、ロン・カーター(b)、ルイス・ナッシュ(ds)
と渋い組み合わせで、好感がもてます。ここでは、特にピアノがいいです。

(中間系)

[Bright Mississippi], [Yesterdays]



*RUSSELL MALONE QUARTET / BLACK BUTTERFLY

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russell malone(g)
gary motley(p), paul keller(b), peter siers(ds)
steve nelson(vib)(2,4)
1993/Sony Music/

ウエスの再来とも称されるラッセル・マローンのセカンド・アルバム。
ウエス・モンゴメリーとケニー・バレルに捧げたオリジナルや、
エリントン、コール・ポーターのナンバーに挑んだ意欲作。
(帯中よりの抜粋)

[I Say A Little Prayer For You], [Black Butterfly], [All Through The Night]

Russ Freeman (g) [R (guitar)]

*RUSS FREEMAN & THE RIPPINGTONS / LIFE IN THE TROPICS

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russ freeman(g,b,key), kim stone(b), dave kochanski(key)
ramon yslas(per), dave hooper(ds)
bob james(key), eric marienthal(sax), dave koz(sax), etc
2000/PEAK RECORDS/

ラス・フリーマン(g)が率いるリッピントンズの季節外れのトロピカル・アルバムです。
今時には似合わないラテン・フュージョン・サウンドだけれど気分は爽快、明るく元気になれます。
カリブ海をテーマにしているそうですが私はハワイに行きたくなりましたよ。
ゲスト陣も華やかだし遊び心を感じさせるジャケットも楽しいですね。

(くつろぎ系)

Rodney Jones (g) [R (guitar)]

*RODNEY JONES QUARTET / DREAMS AND STORIES

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rodney jones(g),
kenny kirkland(p), marc johnson(b), jeff"tain"watts(ds)
2005(Rec ?)/SAVANT/

先日紹介した近藤和彦(as)さんのアルバムとライブでケニー・カークランド(p)の話題が出ました。
カークランドは「DOCTONE」と呼ばれていたようですね。
それで聴きたくなって何かないかなと探して選んだのがこのアルバムです。
2005年の「みんなのベスト3」でMさんが挙げていた作品です。

以前、最初に聴いた時に「へぇー、こんな演奏が埋もれていたのか・・・」と思いました。
カークランドのピアノがいいのでここでも惜しい人を亡くしました。
今作は2005年発売ですがカークランドは1998年に亡くなっているのでその前の録音です。
でも録音データがまったく残っていなくて多分1985年頃じゃないかということです。
それもマーク・ジョンソン(b)の日記だか記憶だかの頼りない話でハッキリしたことは分かりません。
でも内容も録音もいいし、きちんと企画して収録されたものだと思います。
いずれにせよ、こうして陽の目を見たことは幸運でした。

もちろん、ここではロドニー・ジョーンズ(g)のプレイも聴きどころになります。
ロドニーは1990年代になるとソウル・ファンキー路線に行くのでまだこの頃は進路を模索中かな。
師匠はジョン・ルイス(p)で約2年間、ニューヨークでじっくりと指導してもらったとありました。
自身のオリジナルが8曲にジャズ・スタンダードが4曲の全12曲は意欲的な作品になっています。
最後にウエス・モンゴメリー(g)の曲が入っているのがミソ、心の師匠はウエスだったんでしょうね。
カークランドとの付き合いは10代からだそうです。
他のメンバーもマーク・ジョンソン(b)にジェフ・ワッツ(ds)とくれば魅力十分で絶好調のプレイを聴かせてくれました。
カークランドの参加はもちろんのこと、興味あるメンバー構成からも貴重盤の一枚といえます。

[ ドラ流目立たないけどいいアルバム ]

(中間系)

[Star Eyes], [The Song For You], [Summertime], [Road Song]

Rob Wilkerson (g) [R (guitar)]

*ROB WILKERSON / IMAGINARY LANDSCAPE

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rob wilkerson(g), chris cheek(ts),
jesse chandler(org), adam thomas(b), billcampbell(ds)
2003/fresh sound

ロブ・ウィルカーソン(as)は初見、全8曲は1曲を除き自身のオリジナル。
クリス・チーク参加が嬉しい。
浮揚感のあるコンテンポラリーなサウンドで聴き応えあり。

[Confirmation]

Reg Schwager (g) [R (guitar)]

*REG SCHWAGER DUO / LIVE AT MEZZETTA

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reg schwager(g), don thompson(b)
1992/Sackville/

カナダ、トロントでのライブ盤です。
ギターとベースの珠玉のスタンダード作品集です。

[Wonder Why], [In A Sentimental Mood], [How Deep Is The Ocean],
[Willow Weep For Me], [You And The Night And The Music], [Old Forks],
[Gone With The Wind], [My Foolish Heart]

Rale Micic (g) [R (guitar)]

*RALE MICIC QUINTET / SERBIA

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rale micic(g)
tom harrell(tp,fhn), bob reynolds(ts), sean conly(b), gregory hutchinson(ds)
2006/CTA RECORDS/

1 Dimitrije, Sine Mitre
2 Song For Alma
3 Through The Night
4 Lucky Number
5 Far From Home
6 Together
7 Blessing
8 By Your Side
9 Happiness
10 Serbia

レイル・ミシック(g)は初見ですがセルビアの出身のようです。
私のここでの興味はトム・ハレル(tp)にありました・・・ハレルを聴くのも久し振りです。
全10曲は2曲を除いてミシック自身のオリジナル、アコースティック・ギターの演奏もあって楽しめます。
曲想や構成も変化に富んでいて、至極丁寧に作られたアルバムということが分かります。
ジャズに”真面目も端正もあるのか”と問われれば困りますが、これは”真面目で端正”なジャズ・アルバムです。
元々、トム・ハレルはある種のひたむきな特性を持っているので、こういう作品にはぴったりだと思いました。
安定感があり、多彩な表現力を持つ深く奥行きのあるミシックのギター・プレイもいいです。
テナー奏者のボブ・レイノルズも案外の掘り出し物かも知れません。
今のところはまだまだ硬いですが、こなれてくれば面白い存在になるのではと思っています。

[ ドラ流目立たないけどいいアルバム ]

(中間系)

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