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Shamie Royston (p) [S (piano)]

* SHAMIE ROYSTON QUINTET / BEAUTIFUL LIAR

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jaleel shaw(as,ss), josh evans(tp),
shamie royston(p), yasushi nakamura(b), rudy royston(ds)
2018/Sunnyside/

1 Sunday Nostalgia
2 Push
3 Beautiful Liar
4 Precious Lullaby
5 Dissimulate
6 Lovely Day (B.Withers)
7 Circulo Vicioso
8 Uplifted Heart
9 A Tangled Web We Weave
10 Precious Lullaby (Outro)

シャミー・ロイストン(p)は初見、黒っぽいジャケットに何となく惹かれて手が伸びました。
メンバーにニューヨークで活躍中の注目している中村恭士(b)さんがいたので購入を決めました。
他にはJD・アレン・トリオのルディ・ロイストン(ds)とジャリール・ショウ(as)の名前を聞いたことがある。
解説には亡くなったジェリ・アレン(p)とテレンス・ブランチャード(tp)、ミミ・ジョーンズ(b)の名前が出ていました。
シャミーがジェリ・アレンの後を継いでくれたら嬉しいと思います。
シャミーはコロラド州出身、・・・シャミーとルディはご夫婦のようで二人の子供を持つママさんです。

全10曲は1曲を除いて全て自身のオリジナルです。
作編曲とコンポーザーの能力・・・つまり現在の彼女の全てが詰まっているアルバムと言えますね。
トランペットのサックスの2管クインテットはモダン・ジャズの王道で現代版ハードバップが聴けました。
ここは中村さんのベースとルディのドラムスが繰り出すリズムのコンビネーションが素晴らしいです。
安定感は十分でリズムがいいとソロもばっちりと決まります。
ガツンとくるインパクトはないけれど女性らしい繊細な作品に仕上がっています。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)

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Sacha Perry (p) [S (piano)]

* SACHA PERRY TRIO / THE THIRD TIME AROUND

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sacha perry(p), ari roland(b), phil stewart(ds)
2007/Smalls/

1 Lea
2 Monkey And Dog
3 Incident At D
4 Farewell Brother
5 Chuckleheads
6 Time's Up
7 Noctambule

サシャ・ペリー(p)は以前ドラマーのフィル・ステュワートの作品で気になっていました。
これがSmalls・レーベルの3枚目のアルバムになるようです。
聴けば一目瞭然ですがサシャはバド・パウエル直系のバップ・ピアニストになります。
パウエル~バリー・ハリス系は現在では珍しいと思います。
頑なにそのスタイルに固執するというのも相当なこだわりと頑固さを持っている。
実はこういう人は面白いんです。
全7曲は全て自身のオリジナルでスタンダードは1曲もありません。
つまり聴く人に迎合せずに自分のスタイルを存分に表現出来ているということですね。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)

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Sumi Tonooka (p) [S (piano)]

*SUMI TONOOKA TRIO / LONG AGO TODAY

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sumi tonooka(p), rufus reid(b), bob braye(ds)
2005/ARC/

1 Be The Dance
2 All Of You
3 The Clinging
4 Dreaming Of Tibet
5 Quanturm Question
6 LOng Ago Today
7 Renewal
8 Morrocan Daze
9 Just For Now
10 Nami's Song

スミ・トノオカ(p)は初見、明らかに日系ですね。
これを聴いた時、いささかショックを受けてしまいました。
このピアノ・トリオが思いのほかに素晴らしかったからです。
実に新鮮、これほどの女性ピアニストがいたのかと思うと世の中は本当に広いです。
一般的に知られているのはベースのルーファス・リードだけ、ピアノとドラムスの知名度は低いと思います。
ところがこの二人が強力、3人のコンビネーションも抜群なのでご機嫌なアルバムに仕上がっています。
1曲を除いては全て彼女のオリジナルですが、私は一気に聴いてしまいました。
曲想も変化に富み、(4)では日本的情緒のアプローチもあって飽きさせません。
近年、私が聴いた中で断トツの女性ピアニストじゃないかと思います。
それほどガツンときました。
タッチやフレーズ、リズム感が琴線に触れたというか、好みのピアノというか、感性が合いました。
但し、やや多弁に思えるこのドラムスは好みが分かれるんじゃないかと思っています。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)



*SUMI TONOOKA QUARTET / TAKING TIME

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sumi tonooka(p),
craig handy(ts,ss), rufus reid(b), akira tana(ds)
1990/ARC/

上記のアルバムが良かったのでもう一枚買ってみました。
全9曲は1曲を除いて全て彼女自身のオリジナルです。
15年前なのでまだ線が細いです。

「Night And Day」

Stewy Von Wattenwyl (p) [S (piano)]

*STEWY VON WATTENWYL TRIO / LIVE AT MARIANS

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Featuring Eric Alexander
stewy von wattenwyl(p), reggie johnson(b), kevin chesham(ds),
eric alexander(ts)
2009/B.J.L/

スチュイ・フォン・ワッテンヴィル(p)とエリック・アレキサンダー(ts)の組み合わせ。
この組み合わせは何枚かありますがその中の1枚です。
スイスのライブ・ハウス、「Marians」におけるライブ盤です。

スチュイは1962年、スイス生まれ、強烈なスイング感を持つピアニストです。
ヨーロッパのピアニストとしては珍しいタイプかもしれません。
主流派ジャズ・テナーの先頭を走るエリックとの相性はピッタリだと思います。

近年の私はエリックにゾッコンなのでどれを聴いても「いいなぁ~」と思ってしまう。
波長がバッチリ合うんです。
エリックが影響を受けたテナー奏者達の手になる演目も興味深いものでした。
ジョン・コルトレーン、ソニー・ロリンズ、スタンリー・タレンタインが選ばれています。
コルトレーンとロリンズはもちろんですがエリックの根っこにはタレンタインもいますね。
エリックのベストはバラードの(3)「All The Way」・・・まさに堂々たる歌いっぷりです。
スチュイが選んだピアニストはビル・エバンスで(5)「Very Early」でした。
でも私のイメージはマッコイ・タイナーで(1)「Fried Pies」はその真髄が聴けました。
エリックの師匠格のハロルド・メイバーンも十分に意識している気がします。
(6)「Sonnymoon For Two」ではスチュイのブルース・フィーリングが全開です。

全8曲の多彩な選曲はどれを聴いても聴き味は十分です
アップ・テンポで突っ走り、バラードでしっとり、ブルースもフォークソングもある。
ここでのエリック・アレキサンダーもやっぱり良かった。
その自在な表現力と艶やかな音色は「素晴らしい」としか言いようがありません。

[ ドラ流目立たないけどいいアルバム ]

(中間系)



*STEWY VON WATTENWYL TRIO / COOKIN' LIVE

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stewy von wattenwyl(p), daniel schlappi(b), peter horiberger(ds)
2002/P.J.L/

2002年最も美しいヨーロッパのジャズ・ピアノ・トリオ。
「グレート・アメリカン・ソングブック」を演奏した新録音。
(帯中よりの抜粋)

「Take Five」、「Estate」、「Stablemates」、「Body And Soul」
「Autumn Leaves」、「Stella By Starlight」



*STEWY VON WATTENWYL TRIO / EVERYTHING I LOVE

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stewy von wattenwyl(p), daniel schlappi(b), peter horiberger(ds)
1998/Brambus Records/

スイス発、限りなく美しいピアノ・トリオ。
90年代、お勧めのピアノ・トリオ。

Steve Kuhn (p) [S (piano)]

*STEVE KUHN TRIO / WISTERIA

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steve kuhn(p), steve swallow(b), joey baron(ds)
2012/ECM /

1 Chalet
2 Adagio
3 Morning Dew
4 Romance
5 Permacent Wave
6 A Likely Story
7 Pastorale
8 Wisteria
9 Dark Glasses
10 Promises Kept
11 Good Lookin' Rookie

スティーブ・キューン(p)の新譜です。
オリジナルが6曲にその他5曲の構成で気合十分、時間は70分近くになりました。

キューンもステーブ・スワロー(b)もジョーイ・バロン(ds)も長い経歴の持ち主ですね。
それぞれ2人の共演はあってもこの3人の組み合わせは初めてだそうです。
世の常ですがジャズの世界でも環境を変えて刺激を求めるのは必要不可欠だと思います。
さて、仕上げはどうかといえばバッチリとハマっていました。
もっともこの3人ならこのくらい出来て当たり前と思われてしまうのがミソですが。

キューンが叙情感溢れるピアノでリードし、それにスワローとバロンがついて行くパターン。
それぞれの曲を三位一体で持ち上げる・・・まるで大事なものを運んでいるようです。
時折ギターのように聴こえるのはスワローのエレベでしょうが抜群の効果を生んでいます。
バラードは静かでも内に秘めた思いが伝わってきます。
(6)「PASTORALE」は美しく、(8)「WISTERIA」は緊張感に溢れています。
でも実は、私はキューンの疾走感のあるスピード感溢れる演奏が好きです。
(6)「A LIKELY STORY」で堪能できました。・・・バロンのドラミングも凄いよ。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)



*STEVE KUHN TRIO & JOE LOVANO / MOSTLY COLTRANE

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steve kuhn(p), david finck(b), joey baron(ds)
joe lovano(ts)
2009/ECM/

スティーブ・キューン・トリオ&ジョー・ロバーノのジョン・コルトレーン作品集です。
去年の「みんなのベスト3」にも挙げられていました。
ドイツのECMは確固たるポリシーを持っている数少ないレーベルの一つだと思います。
独特の音作りに惹かれるファンも多いのではないかな。

演目はコルトレーン9曲、キューンのオリジナル2曲とスタンダード2曲を含めて全13曲です。
コルトレーン作品集でも一般的にはあまり馴染みのない曲を多く取り上げているようですね。
選曲良し、構成良し、あくまでキューンがコルトレーンをやるとこうなるという感じで個性があります。
キューンはライブで何度か見ましたがいわゆる異相の持ち主で目が鋭く天才肌のピアニストだと思いました。
同じような感覚をチック・コリア(p)にも持った思いがあります。

ベーシストのデヴィッド・フィンクは共演歴も長く、気心が知れています。
ドラマーはビリー・ドラモンドからジョーイ・バロンに代わっていますが絶妙な人選でしょうね。
サウンド的にピタリとハマっていると思います。
さて、ここのジョー・ロバーノ(ts)はどうだろう?
ロバーノも一癖二癖ある個性派のサックス奏者なのでぶつかるかも知れないと思っていました。
ところが聴いてみると直球勝負で相性抜群、キューンの相手ならこのくらいの力がないといけません。
二人が堂々と五分に渡り合っているので実にバランスがいい仕上がりになっています。
どれから聴いても楽しめるアルバムは少ないですがこれはそんな中の一枚です。
75分を超える収録時間もただ長いだけじゃない、制作者の意気込みと好意を感じました。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)



*STEVE KUHN TRIO / LIVE AT BIRDLAND

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steve kuhn(p), ron carter(b), al foster(ds)
2007/BLUE NOTE/

1 If I Were A Bell
2 Jitterbug Waltz
3 Two By Two
4 La Plus Gue Lente / Passion Flower
5 Little Waltz
6 Lotus Blossom
7 Stella By Starlight
8 Slow Hot Wind
9 Clotilde
10 Confirmation

スティーヴ・キューン(p)の新譜はライブ盤です。
キューン、ロン・カーター(b)、アル・フォスター(ds)のベテラン3人が集えば悪かろうはずがありません。
やはり安心感、安定感のある落ち着いたプレイを展開しています。
キューンはスタン・ゲッツ(ts)、ケニー・ドーハム(tp)、アート・ファーマー(tp)などのグループに参加しました。
その頃からビル・エバンス(p)派の逸材として将来を嘱望されていました。
ヨーロッパに渡ってからの深いリリシズムや退廃的、耽美的な演奏は好みが分かれるところではあります。
80年代の後半からはよりオーソドックスなスタイルに戻って魅力的なピアニストの1人になりました。
ピアノの音色も美しくタッチも自在、色々な経験を踏まえているので表現力が多彩で興味深い存在です。
ドーハムの「LOTUS BLOSSOM」は大のお気に入りのようでライブではよく演奏しているようです。
キューンの特徴の一つにワルツを得意としているのでここでも2曲披露してくれています。
圧巻はヘンリー・マンシーニの美しい曲、(8)「SLOW HOT WIND」です。
4ビートのこのノリ、この心地良さはベテラン・トリオならではの味わいです。
親しみのある「LOTUS BLOSSOM」と共に何度聴いても「いいなあー」と思いました。
興味があれば是非ご一聴あれ。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)



*STEVE KUHN TRIO / PLAYS STANDARDS

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steve kuhn(p), buster williams(b), al foster(ds)
2007/Venus/

1 Alone Together
2 Golden Earrings
3 I Wish I Knew
4 Left Alone
5 Blue Bossa
6 Nature Boy
7 Softly As In A Morning Sunrise
8 You Leave Me Breathless
9 Ocearns In The Sky
10 I See Your Face Before Me
11 Love Letters
12 Beautiful Love

「スティーヴ・キューン・トリオで聴きたい曲をリクエストしたら?」というコンセプトの基に録音!。
有名スタンダード曲満載のベスト・ヒット曲内容のとても親しみやすいジャズ・ピアノ・トリオ作品。
音楽的にはあくまで重厚で華麗なトリオ・サウンドの快感がたまらない傑作!
(帯中よりの抜粋)

[ Swing Journal : ゴールド・ディスク ]



*STEVE KUHN TRIO / EASY TO LOVE

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steve kuhn(p), david finck(b), billy drummond(ds)
2004/VENUS RECORDS/

近年、絶好調と思えるスティーヴ・キューン(p)の新作です。
この組み合わせはレギュラー・トリオとも言えるもので十二分に気心の知れたメンバー構成になっています。
今年の来日公演時もこのメンバーでした。
レギャラー・トリオは安定感、安心感があると同時に刺激に欠ける部分があるのも事実です。
このアルバムについても、ふとそんなことを感じました。
私のベストは明るい表情を見せながら軽快なスイング感が心地良い(9)の「BE MY LOVE」です。
表題曲の(10)の「EASY TO LOVE」はもっとも緊張感のあるトラックでこのトリオの魅力が垣間見れます。
あとは(3)、(5)、(8)のバラード演奏も聴きどころです。
このレーベルのキューンの作品、「WALTZ」(2002年)のブルーサイド、レッドサイドは実に良い企画でした。

(中間系)

[Dear Old Stockholm], [Emily], [Airegin], [Dream Dancing],
[Two For The Road], [Be My Love], [Easy To Love]



*STEVE KUHN TRIO / PROMISES KEPT

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steve kuhn(p), david finck(b), strings
2004/ECM/

スティーヴ・キューン(p)はプロ入り後、ケニー・ドーハム(tp)のグループで活躍しています。
のちにスタン・ゲッツ(ts)やアート・ファーマー(fhn)と共演、やはり彼もビル・エヴァンスの影響を強く受けていました。
70年代はヨーロッパに渡ってポール・ブレイ(p)やセシル・テイラー(p)の影響でやや難解なプレイになりました。
その後は再びオーソドックスなスタイルに戻って好アルバムを連発しているのはご承知の通りです。
ヴィーナス・レーベルの「WALTZ」(2002年)のブルーサイド、レッドサイドの2枚セットは面白い企画でした。
今作品はストリングスとの共演で全曲彼のオリジナルで占められロマンティックな演奏が聴けます。
彼にとっては新境地を開拓した作品といえるでしょう。
ジャズ・ファンにとっては少々物足りないかもしれませんがより幅広いピアノ・ファンに受け入れられると思います。

(中間系)



*STEVE KUHN TRIO / WALTZ Blue Side

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steve kuhn(p), gary peacock(b), billy drummond(ds)
2002/VENUS/

このスティーヴ・キューンのワルツ2連作はヴィーナス・レーベルの中でも抜群の企画と出来だと思います。
書家の岡安千尋氏の題字ジャケットといい、いつまでも心に残るアルバムです。
私のはキューンのサイン入りで「お宝」というべきものです。

演目が↓のレッド・サイドとダブっているのでベーシストの違いがよく分かります。

全編ロマンティックな3拍子のワルツ曲をスイングさせてジャズの楽しさを表現してくれる
現代ピアノ・マスターのスティーヴ・キューンが自身の音楽性に大胆に取り組んだ傑作。
ブルー・サイドはキース・ジャレットのベーシスト、ゲイリー・ピーコックをフューチャーしたクールでブルーなフィーリング。
ベースにエディ・ゴメスをフューチャーしたレッド・サイドと同時発売。
(帯中よりの抜粋)

[Charede], [Remember], [Once Upon A Summertime],
[When I Grow Too Old To Dream], [My Buddy], [I'm Grad There Is You]



*STEVE KUHN TRIO / WALTZ Red Side

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steve kuhn(p), eddie gomez(b), billy drummond(ds)
2002/VENUS/

全編ロマンティックな3拍子のワルツ曲をスイングさせてジャズの楽しさを表現してくれる
現代ピアノ・マスターのスティーヴ・キューンが自身の音楽性に大胆に取り組んだ傑作。
レッド・サイドはビル・エバンス・トリオのエディ・ゴメスをフューチャーしたホットで熱いフィーリング。
ベースにゲイリー・ピーコックフューチャーしたブルー・サイドと同時発売。
(帯中よりの抜粋)

[Charede], [Remember], [Once Upon A Summertime],
[How Am I To Know], [My Buddy], [I'm Grad There Is You]



*STEVE KUHN TRIO / TEMPTATION

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steve kuhn(p), buster williams(b), billy drummond(ds)
2001/VENUS RECORDS/

スティーブ・キューン(p)のこのシリーズはこれが4作目になります。
未だに色褪せないのは彼の実績がダテではないことを証明しています。
今作品の目玉はバスター・ウィリアムス(b)の参加でしょうね。
トリオのサウンドがぐっと引き締まりましたよ。
キューンの力強いプレイとあいまって強烈な印象を残してくれました。
私はかなり気に入っているので骨太のピアノ・トリオとしてお薦め出来ます。

[ Swing Journal : ゴールド・ディスク ]

(中間系)

[Temptation], [Dark Eyes], [You Better Go Now], [The Summer Knows],
[Love Is Here To Stay], [Django], I Can't Get Started]



*STEVE KUHN TRIO / QUIEREME MUCHO

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steve kuhn(p), david frinck(b), al foster(ds)
2000/VENUS/

スティーヴ・キューンの新作は前回に引き続きGDになりました。
彼がヴィーナス・レコードに吹き込んだ日本企画の第3弾です。
ここでも彼は、アフロ・キューバン・ジャズを気持良く聴かせてくれています。
ビル・エバンス系のピアニストでしたが最近はリリシズムだけでなく力強さも加わりました。
スティーブ・キューンも60歳を越えましたのでね、独自のスタイルを感じさせます。
ヴィーナス独特の24ビット、ハイパー・マグナム・サウンドと共に日本人好みの作品です。
ジャケットも男性向きなのでジャケ買いも多くなるかも知れませんね。

[ Swing Journal : ゴールド・ディスク ]

(中間系)

[Andalucia], [Besame Mucho], [Siempre En Mi Corazon],
[Duerme], [Quiereme Mucho], [Tres Palabras]



*STEVE KUHN TRIO / LOVE WALKED IN

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steve kuhn(p), buster williams(b), bill stewart(ds)
1998/VENUS/

ヴィーナス・レーベル2枚目の作品。

ブルージーでグルービー、そしてスリリングな演奏の連続、
ピアノ・トリオの頂点を極めたスティーブ・キューンの新たな魅力が開花。
(帯中よりの抜粋)

[ Swing Journal : ゴールド・ディスク ]

[No Problem], [Sunny], [Love Walked In], [Prelude To A Kiss],
[All Alone], [Autumn Leaves], [You've Changed]



*STEVE KUHN TRIO / COUNTDOWN

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steve kuhn(p), david finck(b), billy drummond(ds)
1998/Reservoir/

前作と同メンバーですが1年後の録音です。
コンビネーションもびったりでより濃密な演奏になっています。

[Count Down], [Why Did I Choose You ?],
[When Lights Are Low], [Speak Low]



*STEVE KUHN TRIO / DEDICATION

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steve kuhn(p), david finck(b), billy drummond(ds)
1998/Reservoir/

知的で透明感のあるピアノ・トリオが素晴らしいです。
デヴィッド・フィンク(b)とビリー・ドラモンド(ds)は地味ですが雰囲気ピッタリ。

[It's You Or No One], [For Heaven's Sake],
[Like Someone In Love], [Blue Bossa]




*STEVE KUHN TRIO / SING ME SOFTLY OF THE BLUES

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steve kuhn(p), george mraz(b), pete laroca sims(ds)
1997/VENUS/

ビル・エバンス亡きあと白人ジャズ・ピアニストの巨人、
スティーブ・キューンの最新にして最高傑作ピアノ・トリオ・アルバム。
知的でアーテイスティックなフレーズが美しく綴られていくメロディ・ラインと
ブルージーなスイング感の融合がたまらなくカッコイイ。
(帯中よりの抜粋)

[ Swing Journal : ゴールド・ディスク ]

[This Is New], [Dance Only With Me], [Chicken Feather],
[My Funny Valentine], [Naima], [Who Cares], [Lament],
[The Very Thought Of You]



*STEVE KUHN TRIO & QUARTET / SEASONS OF ROMANCE

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steve kuhn(p), george mraz(b), al foster(ds),
tom harrell(tp)(3,6,9), bob mintzer(ts)(1,5,7)
1995/Post Cards/

全9曲、トリオ3曲、カルテット6曲の構成です。
トム・ハレル(tp)とボブ・ミンツァー(ts)はそれぞれ3曲づつで共演はありません。
スティーヴ・キューンの持ち味が発揮された落ち着いた作品です。

[There Is No Greater Love], [Good Morning Heartache]



*STEVE KUHN TRIO / OCEANS IN THE SKY

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steve kuhn(p), miroslav vitous(b), aldo romano(ds),
tom harrell(tp), bob mintzer(ts)
1989/SUNNYSIDE/

スティーブ・キューン(p)、ミロスラブ・ヴィトウス(b)、アルド・ロマノ(ds)の醸し出す雰囲気が素晴らしい。
今でも時々は聴きたくなる愛聴盤です。
80年代、ピアノ・トリオ名盤の一枚です。

(中間系)

[The Island], [Lotus Blossom], [Passion Flower], [Angela],
[In Your Own Sweet Way], [The Music That Makes Me Dance]



*STEVE KUHN TRIO / CHILDHOOD IS FOREEVER

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steve kuhn(p), steve swallow(b), aldo romano(ds),
1998(1969Rec)/Charly/

オリジナルは1969年のBYG盤。
スティーブ・キューン(p)、スティーヴ・スワロー(b)、アルド・ロマノ(ds)の強力トリオ。
ジャケットはやさしくかわいいですが中味は相当に濃い演奏が詰まっています。

(中間系)

[The Night Has A Thousand Eyes], [The Meaning Of The Blues], [All That's Left],

Stephan Noel Lang (p) [S (piano)]

*STEPHAN NOEL LANG TRIO / ECHOES

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stephan noel lang(p), robin draganic(b), rainer winch(ds)
2003/NAGEL HEYER/

ドイツの新人ピアニスト、ステファン・ノエル・ラングの作品です。
全13曲、1曲を除いては全て彼のオリジナルになっています。
元々ソウル・ミュージック好きらしいですが当然ながらヨーロッパ・ピアノの伝統も持っています。
色々な表情を見せてくれました。
そういう点では割と幅の広い音楽性の持ち主だと思います、それが彼の個性でしょうか。
一辺倒ではない、一枚を飽きずに楽しむことが出来るアルバムです。

(中間系)

Stefano Bollani (p) [S (piano)]

*ENRICO RAVA & STEFANO BOLLANI / THE THIRD MAN

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enrico rava(tp) stefano bollani(p)
2007/ECM/

イタリアのエンリコ・ラヴァ(tp)とステファノ・ボラーニ(p)のデュオ・アルバムです。
ラヴァとECMなのでほぼ予想は付きますが別の味を聴いてみたいということで購入しました。
予想通りのリリシズム溢れる内容で秋の夜長にじっくりと聴くには最適のアルバムだと思います。
円熟のラヴァと気鋭のボラーニのコラボレーションが最大の聴きどころ。
この二人は気心の知れた旧知の間柄で今年の5月には東京BNで来日公演をしています。

(まじめ系)



*STEFANO BOLLANI TRIO/ GLEDA

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stefano bollani(p), jesper bodilsen(b), morten lund(ds)
2004/STUNT RECORDS/

1 Aldrig Som Aldrig
2 Den Allersidste Dans
3 Moder, Jeg Er Traet, Nu Vil Jeg Sove
4 ArMband
5 Dansen Og Valsen
6 Morgenlys Over Kobenhavn
7 Kimer I Klokker
8 Glemmer Du
9 Gleda

このメンバーによる2枚目のアルバムになります。
イタリアのステファノ・ボラーニ(p)は期待の新進ピアニストで日本での人気も急上昇中です。
イェスパー・ボディルセン(b)とモーティン・ルンド(ds)はデンマークの時代を担う主流派プレイヤー。
3人のコンビネーションは抜群で、30代の若手プレイヤーによる最先端のヨーロッパ・ピアノ・トリオが聴ける逸品です。
前作の「MI RITORNI IN MENTE」(2003年)も素晴らしかったけれど、それより増してこのトリオは進化しています。
トリオそのものが醸し出す雰囲気には独特の個性があって聴く者の心に沁みてきます。
それほどにステファノ・ボラーニ(p)を中心とした三位一体のサウンドには魅力があります。
選曲もスカンジナビアの良く知られた曲を取り上げているようで、曲想も興味深く、そのアプローチも新鮮です。
これを言葉で言い表すのはむずかしいですね。
どのトリオにもない、独自の世界を持っていると思います。
月並みですがこればかりは聴いて感じてもらわなくてはどうしょうもありません。
前作に引き続きボラーニのベスト・プレイが聴けるので一聴の価値は十分にあります。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)



*STEFANO BOLLANI TRIO / FALANDO DE AMOR

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stefano bollani(p), ares tovolazzi(b), walter paoli(ds)
2003/Venus/

ステファノ・ボラニのアントニオ・カルロス・ジョビン作品集です。
単純なボサノバ・アルバムになっていないところが聴きどころ。

[ Swing Journal : ゴールド・ディスク ]



* STEFANO BOLLANI TRIO / BLACK AND TAN FANTASY

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stefano bollani(p), ares tavolazzi(b), aslter paoli(ds)
2002/Venus/

1 Just One Of Those Things
2 Black And Ta Fantasy
3 Day Dream
4 I'm Thru With Love
5 It's Always You
6 It's You Or No One
7 La Ultima Noche
8 Flower Is A Lovesome Thing
9 The Sophisticated Lady

イタリア出身のステファノ・ボラニもまた硬派なピアニストです。
中々にユニークな展開力の持ち主でオリジナリティーを感じます。
力強いタッチと切れ味の鋭さを兼ね備えているので好きなピアニストの一人です。

全9曲は全てスタンダードで占められています。
スタンダード演奏でも曲想豊かでアプローチが新鮮です。
ここはボラニのレギュラー・トリオということもあって縦横無尽に展開しています。
甘さは控えめのスリリングな演奏が聴けました。
(1)「Just One Of Those Things」は好きな曲でヴォーカル・ライブではリクエストすることがありますよ。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(まじめ系)



*STEFANO BOLLANI TRIO/ LES FLEURS BLEUES

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stefano bollani(p), scott colly(b), clarence penn(ds)
2001/LABEL BLEU/

全13曲は自身のオリジナル8曲にその他5曲の構成です。
ステファノ・ボラニ(p)にの才気溢れるピアノが聴けました。



*ENRICO RAVA & STEFANO BOLLANI DUO / RAVA PLAYS RAVA

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enrico rava(tp), stefano bollani(p)
1999/PHILOLOGY W/

エンリコ・ラヴァ(tp)とステファノ・ボラニ(p)のデュオ・アルバムです。
全曲ラヴァの作品を演奏する企画。
それもデュオでいうことなので相当思い切った企画ですね。
ラヴァのトランペットはまるで一遍の詩を聞いているようです。
それだけに説得のある演奏と言えます。
対するボラニも才能をあちこちに感じさせるプレイを聴かせてくれました。
ただ変化に乏しいので1枚を通して聞き続けるのはちょっとつらいかもしれません。

(まじめ系)

Stefan Karlsson (p) [S (piano)]

*STEFAN KARLSSON TRIO & FRIENDS / MUSIC BOX

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stefan karlsson(p), tom warrington(b), ed soph(ds)
guest : marc solis(ts)(4,7), phil wigfall(as,fl)(5,7,8), rocky winslow(tp)(4,7)
1998/TNC/

全9曲は全てステファン・カールソン(p)のオリジナルです。
カールソンはビル・エバンス~キース・ジャレットの流れを汲むオーソドックスなピアニストです。
2曲に2管クインテット、3曲にワン・ホーンを配し変化に富んでいます。
管楽器が入ると一気にコンテンポラリーなサウンドになるのが面白い。

(中間系)

Stanley Cowell (p) [S (piano)]

*STANLEY COWELL TRIO / DANCERS IN LOVE

sonet1596.jpg

staley cowell(p), tarus mateen(b), nasheet waits(ds)
2000/VENUS/

アート・テイタム、バリー・ハリスをベースに正統派ジャズ・スタイルで気持ちよくスイングする
カウエルの輝かしいばかりの鮮烈さが一気に開花したジャズ・ピアノ2000年スタイルがこれだ。
(帯中よりの抜粋)

スタンダード作品集ですがさすがに一筋縄ではいきません。

[ Swing Journal : ゴールド・ディスク ]

[Confirmation], [Dancer In Love], [But Not For Me]



*STANLEY COWELL SEXTET / SETUP

sonet1595.jpg

eddie henderson(tp), rick margiza(ts), dick griffin(tb),
stanley cowell(p), peter washington(b), billy hart(ds)
1994/Steeplechase/

スタンリー・カウエルはセシル・テイラー~アンドリュー・ヒルの流れを汲むピアニスト。
60年代には先進のピアニストとして注目されていました。
今作はエディ・ヘンダーソン(tp)、リック・マルギッツァ(ts)などをフロントに迎えたバップ盤。
全7曲は全て自身のオリジナルです。

Silvano Bazan (p) [S (piano)]

*SILVANO BAZAN TRIO / I WISH I KNEW

s703.jpg

silvano bazan(p), antoine ogay(b), philippe staehli(ds)
george robert(as), phil collins(vo)
2003/TCB/

シルバノ・バザン・トリオのスイス盤です。
ジョージ・ロバート(as)が4曲、フィル・コリンズ(vo)が1曲にゲスト出演しています。
全11曲、自身のオリジナルは3曲、全員のリラックスした演奏が聴けます。
スムースで切れの良いタッチでトリオとしての安定度も高いです。
ジョージ・ロバートも好調だと思いました。
フィル・コリンズはもう1曲くらい聴いてみたいと思ったのは私だけではないでしょう。
この「ティーチ・ミー・トゥナイト」は良かったなー。

(中間系)

[Dear Old Stockholm], [Teach Me Tonight], [What Is This Thing Called Love],
[Moonlight In Vermont], [Get Happy]

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