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Tony Kinsey (ds) [T (drums)]

*Tony Kinsey Quintet / Introducing & Play A "Jazz At The Flamingo" Session

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CD1
don rendell(ts), ronnie ross(bs),
bill le sage(p), pete blannin(b), tony kinsey(ds)
1956Rec

1 Love For Sale
2 In A Mellow Tone
3 No-name Flyer
4 Cambridge Blue
5 Take The "A" Train
6 Nice Work If You Can Get It
7 Sweet And Lovely
8 You Are Too Beautiful
9 Caravan

CD2
joe harriott(as), bob efford(ts),
bill le sage(p), pete blannin(b), tony kinsey(ds)
1957Rec

1 Hi-Ya!
2 Fishin' The Blues
3 The Mistery Of The 'Marie Celeste'
4 I'm Beginning To See The Light
5 Pict's Lament
6 Just Goofin'

イギリスの名バンド、トニー・キンゼイ・クインテットの2作品をカップリングしたもの。
貴重な復刻CD化作品。

Toshio Osumi 大隅寿男 (ds) [T (drums)]

*TOSHIO OSUMI TRIO / CARRY ON

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大隈寿男(ds)、
1/2:大野雄二(p)、金子健(b)、3/4:山本剛(p)、横山裕(b)
5/6:青木弘武(p)、横山裕(b)、7/8:石井彰(p)、佐瀬正(b)
9:吉岡秀晃(p)、金子健(b)、10:ハクエイ・キム(p)、金子健(b)
11/12:関根敏行(p)、佐瀬正(b)
2014/M&I/

ベテラン・ドラマー、大隈寿男さんは今年”古希”を迎えるそうです。
今作は大隈さんの活動45周年記念アルバムです。
7人のピアニストと3人のベーシストとの共演盤。
こんな企画は嬉しい・・・色んなピアニストを一度に聴けるのは楽しみが多い。
大野雄二さんとはなんと40年振りの共演だそうです。
選曲も変化に富んでいて、さてどれを聴こうかと目移りしてしまいます。
奇数番はテンポのある曲、偶数番はバラードという構成も分かりやすいです。
ビートルズの(5)「A Hard Day's Night」のジャズ化は珍しいかも。

大隈さんの慌てず騒がずのとても趣味の良いドラミングが聴けました。
近年はドラマーが前面に出てくる場面が多いのでなおさらそう感じます。
きっちりと支えてテンポをキープするのはドラマーの王道です。
それぞれに聴きどころが多いですが大野さんの(2)「Left Alone」が心に沁みた。
山本剛さんの(3)「The Girl From Ipanema」のボサノバは素晴らしい。
ただ一人の若手、ハクエイ・キムさんの才能を感じさせるプレイも光ります。

[ ドラ流目立たないけどいいアルバム ]

(中間系)



*TOSHIO OSUMI TRIO&QUARTET&QUINTET / NEW DEAL

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大隈寿男(ds), 納谷嘉彦(p), 井上陽介(b),
秋田慎治(p), 安ヵ川大樹(b), 太田剣(as), 近藤和彦(as)
2007/M&I JAZZ/

ベテラン・ドラマーの大隈寿男さんのアルバムです。
ドラムを楽しませてくれる親分肌のアート・ブレイキー的なドラマーも少なくなってきました。
ここはメンバーの組み合わせと幅広い選曲が最大の魅力です。
オスカー・ぺティフォードからジョン・レノンまでトリオ、カルテット、クインテットで楽しませてくれました。
注目の納谷嘉彦さんと秋田慎治さんの2組のピアノ・トリオの競演、
現在最も脂がのっている井上陽介さんと安ヵ川大樹さんの二人のベーシストも聴けます。
(1)、(5)はアルト・サックスの太田剣さん、近藤和彦さんのバトルが聴きものです。
聴きどころ満載の作品でお勧め。

[ ドラ流目立たないけどいいアルバム ]

(中間系)

Tony Williams (ds) [T (drums)]

*TONY WILLIAMS QUINTET / NEPTUNE

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wallace roney(tp), bill pierce(ts),
malgrew miller(p), iracoleman(b), bob hurst(b), tony williams(ds)
1992/Blue Note/



*TONY WILLIAMS QUINTET / NATIVE HEART

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wallace roney(tp), bill pierce(ts),
malgrew miller(p), iracoleman(b), bob hurst(b), tony williams(ds)
1990/Blue Note/

トニー・ウィリアムス・クインテットは80~90年代の名コンボです。
トニーの早すぎる死が惜しまれます。



*TONY WILLIAMS / FOREIGN INTRIGUE

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wallace roney(tp), donald harrison(as), bobby hutcherson(vib),
malgrew miller(p), ron carter(b), tony williams(ds)
1986/BLUE NOTE/

ボビー・ハッチャーソン(vib)の参加が評価を高めています。
名曲「シスター・シェリル」が聴けます。
私も大好きで、ホントにいい曲だと思う。



* ANTHONY WILLIAMS QUINTET & QUARTET & SOLO / SPRING

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sam rivers(ts), wayne shorter(ts)(B/1 out),
herbie hancock(p)(A/1 out), gary peacock(b), tony williams(ds)(A/2 solo)
1964/Blue Note/

Side A
1 Extras
2 Echo
3 From Before
Side B
1 Love Song
2 Tee

モダン・ドラム奏法の開祖はケニー・クラークと言われています。
次に重要なのがマックス・ローチとアート・ブレイキーでフィリー・ジョー・ジョーンズ、ロイ・ヘインズも素晴らしい。
現代のジャズ・ドラマーに最も影響を与えているのはここのトニー・ウィリアムスとエルヴィン・ジョーンズだと思います。
ドラマーも多士済々で名前を上げればキリがありません。
あとビリー・ヒギンズとエド・シグペン、ジャック・デジョネットとスティーヴ・ガッドを上げておきます。

今作はトニー・ウィリアムスの2枚目のアルバムです。
弱冠18歳のデビュー作の1枚目↓とどちらを選ぶか?迷いました。

* ANTHONY WILLIAMS / LIFE TIME (1964/BN4180)
anthony williams(ds),
sam rivers(ts), herbie hancock(p), bobby hutcherson(vib),
richard davis(b), gary peacock(b), ron carter(b)

1枚目よりも2枚目の方が好きなことが出来たのではないかと思いました。
ベーシストをゲイリー・ピーコックに固定してサム・リバースとウエイン・ショーターの2テナー・サックスを配置する。
さらにA/2ではドラム・ソロまで収録している。
こちらは19歳のトニー・ウィリアムスですが5曲は全て自身のオリジナルです、これは1枚目も同じでした。
フリー・トーンを含む2テナーの競演はA/1、A/3、B/2の3曲で聴けました。
聴きどころはA/1のピアノレスのフリー系2テナー・バトルとB/1におけるハンコックの強烈なピアノになります。
存在感十分のピーコックのベースと創造力に溢れたウィリアムスのドラミングがこの緊張感を生みました。
もちろんあちこちでウィリアムスの師匠格であるリバースの影響力を感じることが出来ます。

(まじめ系)

Taro Koyama 小山太郎 (ds) [T (drums)]

*TARO KOYAMA QUARTET / DRUMGENIC

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小山太郎(ds),
近藤和彦(as,ss), 田中裕士(p)、井上陽介(b)
2005/M&I JAZZ/

今作も先日のライブの時に小山太郎さんから手渡しで購入しました。
見た瞬間にまずはメンバーに注目しました。
録音時、全員が同年代でほぼ40歳前後、まさに脂が乗りきっている年頃です。
特に近藤和彦さんのワン・ホーンは魅力があります。
小山さんと井上陽介(b)さんはツー・カーの仲、共にトップ・プレイヤーに成長しています。
田中裕士さんには黒い感覚があるし幅広い音楽性を持つユニークなピアニストだと思います。

曲目構成もよく考えられていて太郎さんの全貌を網羅している感じがします。
リズム・パターンも多彩なのでこれを聴けば全てが分かる仕掛けになっています。
一番良かったのはオリジナルの(2)「TAIL TO NOSE」です。
ジャケット写真にあるように太郎さんは車好きのレース好き。
まさに疾走するレース・カーのようにドライブ感溢れる演奏が聴けました。

[ ドラ流目立たないけどいいアルバム ]

(中間系)

Tamaya Honda 本田珠也 (ds) [T (drums)]

*TAMAYA HONDA / PLANET X

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本田珠也(ds), 五十嵐一生(tp),
津村和彦(g), 野力奏一(p), 米木康志(elb)
2000/SOMETHIN'ELSE/

1 Planet X
2 Loud Mouth
3 Double Trouble
4 Out Of The Town
5 Masqualero
6 Camellia
7 Hobbies
8 Snake Oil
9 Shuffle Boil
10 Betty On The Bed
11 Planet X-Full Length

本田珠也さんが率いるプラネットXの初アルバムです。
これは中々に強烈なサウンドを聴かせてくれました。
ジャズ・ファンからみると相当に異質ですが、ロックやフュージョン、テクノ等が好きな人達には、比較的受け入れ易いアルバムだと思いました。
最近は聴衆に媚びずにやりたいことをやるミュージシャンも少なくなったので貴重な存在かな。
若いジャズ・ファンの評価を知りたい作品ではあります。

(まじめ系)

Takayuki Koizumi 小泉高之 (ds) [T (drums)]

*TAKAYUKI KOIZUMI TRIO / MY MAN'S GONE NOW

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小泉高之(ds)、スガダイロー(p)、是安則克(b)
2011/Koizumi/

小泉高之さんも好きなドラマーの一人です。
リズム感や疾走感は勿論だけどやわらかな音色が心地良くて私の感性に合うんですね。
このアルバムをCDショップで見つけた時に意外な感じがしました。
小泉さんとスガダイロー(p)さん、是安則克(b)さんのトリオで所沢「スワン」でのライブ盤。
ダイローさんは中央線ジャズのフリー系ピアニスト、是安さんはフリーもいける両刀遣い。
反面、小泉さんは後藤輝夫(ts)さん率いる「ごめんね」に代表されるグルービーなドラマー。
意外性のある組み合わせだったので、正直「合うのかな?」と思いました。
もっとも小泉さんがリーダーなので私の知らないところで共演も多かったかも。

結局、今作は小泉さんから手渡しで購入しました。
私:「合いますか?」・・・先ほどの疑問。
小泉さん:「ダイローにフリーじゃなくてスタンダードを弾かせたい」
「ギリギリのところが面白いかな、是非聴いてみて下さい」

今作は2011年に突然亡くなった是安則克さんの追悼盤になっています。
是安さんは多くのミュージシャンにも慕われた人気ベーシストでしたが残念です。

小泉さんの新しい一面を見ました。
フレキシブルで変幻自在に対応するドラミングが素晴らしい。
「ははぁ~、こういうこともやりたかったのか」ってね。
たしかにフリーとのはざ間が実に刺激的で面白かったです。
(3)「My Man's Gone Now」では是安さんの達者なアルコ・ソロが聴けました。
(4)「All Blue」は圧巻のひと言。
16分超の長丁場で我慢出来なくなったダイローさんのフリー・トーンが出てくる。
ランディ・ウェストン(p)の名曲(5)「Hi Fly」はピッタリの選曲だと思います。

今作は正規な録音ではなく小泉さんの私的録音をCDにしたものです。
飾り気のないライブの雰囲気がそのまま伝わってきます。

ちなみに所沢の「スワン」は老舗ですね。
私も若い頃に何度かお邪魔したことがありますよ。
もう40年以上も前の話・・・・一緒に行った破滅的な友人はもう逝ってしまった。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(まじめ系)

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