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Warne Marsh (ts) [W (sax)]

* WARNE MARSH QUARTET / THE UNLSSUED 1975 COPENHAGEN STUDIO RECORDING

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warne marsh(ts),
dave cliff(g), N-H orsted pedersen(b), alan levitt(ds)
1975/Storyville/

1 Blues In G Flat
2 After You've Gone
3 The Song Is You
4 Lennie Bird
5 It's You Or No One
6 God Bless The Child
7 The Way You Look Tonight
8 Without A Song
9 You Don't Know What Love Is
10 Be My Love
11 Lennie Bird (Alternate Take)


* WARNE MARSH QUARTET / I GOT A GOOD ONE FOR YOU

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warne marsh(ts),
kenny drew(p), bo stief(b), aage tanggaard(ds)
1980/Storyville/

1 I Got A Good One For You
2 Sophisticated Lady
3 On Green Dolphin Street
4 Siooin' At Bells
5 Ev'rytime We Say Goodbye
6 Little Willie Leaps
7 Easy To Love
8 Body And Soul
9 Ornithology
10 Star Eyes
11 Softly As In A Morning Sunrise


ワーン・マーシュ(ts)のストリーヴィル復刻廉価盤を2枚購入しました。
ここで買っておかないと入手困難になるのは確実と思ったからです。
マーシュは日本のジャズ・ファンに人気があるので売り切れるのは時間の問題。
「LP、CDは見つけた時に買え」はジャズ・ファンの鉄則です。
「肩越しからそれを狙っている人がいる」のは事実で私も何度か痛い目に合いました。
日本はジャズ天国なので長いスパンで見ればほとんどのジャズ・アルバムは入手可能です。
でもひとたび見逃してしまえば何年も何十年も待つことになります。
そういえば最近CDショップの中古LPコーナーで外国人を見かけることが多くなりました。
在庫の豊富さと日本人は丁寧なので中古LPの程度が良いというのがその理由だと思います。

ギター・トリオとピアノ・トリオをバックにマーシュのワン・ホーンが堪能できるレア盤です。
クールでかすれたような音色はたまりませんねぇ~。
レニー・トリスターノ派の優等生のマーシュが奏でるスタンダード作品集に惹かれるファンも多いと思います。
トリスターノ派のサックス奏者の良さはクールな中に情熱を秘めているところ。
我慢して我慢してグッと熱情を抑え込んでいるところにある。
切ない気持が伝わってくるんです。
前者はオルステッド・ペデルセン(b)が後者はケニー・ドリュー(p)が聴きどころになりました。
後者の(5)「Ev'rytime We Say Goodbye」はマーシュとドリューのデュオですが息が詰まりそうになりました。
2枚共に素晴らしい演奏を聴くことが出来ます。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)

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Will Vinson (as) [W (sax)]

* WILL VINSON QUINTET / PERFECTLY OUT OF PLACE

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will vinson(as,fl,synth), mike moreno(g),
gonzalo rubalcaba(p,rhodes,synth), matt penman(b), jeff ballard(ds),
the mivos strings quartet(1,4,5), jo lawry(vo)(1,4), jamey haddad(per)(4)
2016/5Passion/

1 Desolation Tango
2 Upside
3 Willoughby General
4 Skyrider
5 IntroTo Limp Of Faith
6 Limp Of Faith
7 Stilskin (Some Drunk Funk)
8 Chalk It Up
9 The Clock Killer
10 Perfectly Out Of Place

ウィル・ヴィンソン(as)は初見です。
以前「ライブ・アット・スモールズ」のアルバムが気になったけどパスしてしまいました。
ここはゴンザロ・ルバルカバ(p)の参加が決め手になりました。

全10曲は全てヴィンソンのオリジナルです。
これがヴィンソンの求めるサウンドか・・・多分に実験的要素も含んでいると思います。
シンセサイザーの使用、ストリングス・カルテットの起用、ヴォイスも入ります。
サックス&ギターのユニゾンは現代の主流派、浮揚感のあるサウンドを生み出す。
それにシンセの電気的な音の広がりを加味していく。
ソロイストに他の楽器を絡ませる手法もいかにも現代的です。
多重録音もあった。

聴いていて疲れてしまいました。
何しろ84分の長丁場・・・いかんせん長過ぎる。
(2)や(4)の速いテンポの曲はいいけれど、ボワーンのとしたつかみどころがない曲はイマイチでした。
(6)はルバルカバとのデュオ、表題曲の(10)はギター抜きのカルテット演奏です。

(まじめ系)

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Will Anderson (as) [W (sax)]

* PETER AND WILL ANDERSON QUINTET / BLUES FOR JOE

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peter anderson(ts), will anderson(as),
peter bernstein(g), pat bianchi(org), kenny washington(ds)
2017/Gut String Records/

1 Blue For Joe (P.Anderson)
2 The Royal Standard (P.Anderson)
3 Exceptional Elegance (W.Anderson)
4 Lush Life (B.Strayhorn)
5 Relaxed Beauty (W.Anderson)
6 Minor Joe (P.Anderson)
7 Vitality (P.Anderson)
8 Body And Soul (J.Green)
9 The Truth Will Prevail (W.Anderson)
10 Few And Far Between (W.Anderson)

最近ピーター&ウィル・アンダーソン兄弟の作品を見かけることが多いです。
前回はクラリネット作品だったけど今回はサックスに戻りました。
ただバックがオルガン・トリオというのが新味です。
先日紹介した白人オルガニストのパット・ビアンチと絶好調のピーター・バーンステイン(g)の組み合わせ。
ドラマーは安定感十分のベテラン、ケニー・ワシントンです。
全10曲は二人のオリジナルが8曲とスタンダード2曲の構成です。
二人はクインシー・ジョーンズを尊敬しているようですね。
クインシーのコメントが掲載されていました。
また今作はバリトン・サックス奏者のジョー・テンパーリーに捧げる作品になっています。
テンパーリーに6年間師事したとありました。

ジャケットのようにブルージーに演奏しようという意図はよく分かります。
でもね、そうなり切れなかったのが面白いです。
いかにも彼ららしい軽快で爽やかなオルガン・ジャズになっています。
曲想そのものはファンキー&ソウルなんだけど二人の持ち味はそうは変われません。
「Lush Life」と「Body And Soul」・・・2曲のスタンダードはくつろげました。
相変わらず二人のコンビネーションは抜群です。

オルガン=ファンクは私が持つイメージだけど最近はそのイメージが崩れつつあります。
アメリカやヨーロッパの若いオルガニストを聴いていると現代のオルガン・ジャズはスマートです。
それにしてもバーンステインは超売れっ子のギタリストになりましたね。
寝るヒマがあるんだろうか。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)



*PETER & WILL ANDERSON / CLARINET SUMMIT

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peter anderson(cl)(solo1), will anderson(cl)(solo2),
ken peplowski(cl)(solo3), paquito d'rivera(cl)(solo4)
tardo hammer(p), david wong(b), kenny washington(ds)
2016/Storyville/

1 How About You ? (B.Lane) (solo1,3,2)
2 When You Wish Upon A Star (L.Harline) (solo2,3,1)
3 Very Saxy (Eddie.L.Davis) (solo1,3,2)
4 Prelude To A Kiss (D.Ellington) (solo1)
5 I'll Never Be The Same (M.Malneck) (solo2)
6 Cry Me A River (A.Hamilton) (solo3)
7 Make Someone Happy (J.Styne) (solo2,3,1)
8 How Insensitive (A.C.Jobim) (solo2,1,3)
9 Groovin' High (D.Gillespie) (solo4,2,1,3)
10 Creole Love Call (D.Ellington) (solo4,2,3,1)
11 A Night In Tunisia (D.Gillespie) (solo3,4,2,1)

ピーター&ウィル・アンダーソン、兄弟(双子)サックス奏者のクラリネット作品です。
普段はピーターがテナー・サックスでウィルがアルト・サックスを吹いています。
二人は軽快でスイング感溢れるクラシカルなジャズ・スタイルを持っています。
柔らかく優しい音色、スマートで優等生、爽やかなウエスト・コーストの風を感じる。
そんな二人のクラリネットならピッタリじゃないかと思いました。
その上共演がケン・ペプロウスキーとパキート・デ’リヴェラときたら興味津々です。
ペプロウスキーはベニー・グッドマンを彷彿とさせる名手でパキートはキューバ出身のアルト奏者。
久々にパキートのクラリネットが聴けるのは嬉しかったです。
ライブ盤ですが4人のクラリネット奏者が並んだステージは壮観だったでしょうね。
つくづく「見てみたいなぁ~」と思いました。

今時、スイング系のクラリネット作品は珍しいのではないかと思います。
でもオールド・スタイルはいつの時代でも一定の支持があるのは確かです。
全11曲は良く知られたスタンダードが中心です。
唯一の例外は(3)「Very Saxy」でエディ”ロックジョウ”デイヴィス(ts)の曲です。
”ロックジョウ”の曲が取り上げられるのは珍しいけどバトル曲としてはピッタリかな。
各曲のソロの順番を書いてくれているのも親切ですね。

ベテランのペプロウスキーとパキートの上手さはすでによく知られています。
ピーター&ウィルの兄弟もそれに勝るとも劣らない好演を聴かせてくれました。
複数のクラリネットによるユニゾンやアンサンブルがまた新鮮です。
クラリネットが堪能出来るジャズ・アルバムとして貴重な作品になると思います。
疲れている時に最適な癒し系・・・4人のクラリネットが一度に聴ける大徳用盤です。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(くつろぎ系)



*PETER AND WILL ANDERSON QUINTET / DEJA VU

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peter anderson(ts), will anderson(as),
jeb patton(p), david wong(b), albert "tootie" heath(ds)(1-4,7,9),
phil stewart(ds)(5,6,10,11)
2015/Gutstring Records/

1 DEJA VU (P.Anderson)
2 PRESQUE VU (W.Anderson)
3 BELFAST BLUES (P.Anderson)
4 DEVIL'S ADVOCATE (W.Anderson)
5 A NIGHTINGALE SANG IN BERKELEY SQUARE (Sherwin/Maschwitz)
6 DEJA INTENDU (W.Anderson)
7 RACHEL (P.Anderson)
8 JAMAIS VU (W.Anderson)
9 LOVER MAN (Davis/Ramirez/Sheman)
10 CATS IN NEW YORK CITY (P.Anderson)
11 JUST ONE OF THOSE THINGS (C.Poter)

ピーター&ウィル・アンダーソン、兄弟サックス奏者の作品。
この二人の作品は何度か目にしていましたが聴くのは今回が初めてです。

全11曲はオリジナル8曲とスタンダード3曲の構成です。
先週に引き続き今一番興味ある曲、コール・ポーターの(11)「Just One Of Those Things」も入っています。
(5)「A Nightingale Sang In Berkeley Square」と(9)「Lover Man」も好きな曲です。
それぞれに美しいメロディ・ラインを持っています・・・オリジナルよりもやっぱりこの3曲が良かった。
ベテラン・ドラマーのアル・ヒースが6曲に参加しています。

二人は軽快でスイング感溢れるクラシカルなジャズ・スタイルを持っています。
技術的には文句なし。
ピーター・アンダーソン(ts)はレスター・ヤング派、ウィル・アンダーソン(as)はチャーリー・パーカー派です。
実に心地良いサウンド・・・オールド・スタイルはいつの時代でも一定の支持があります。

柔らかく優しい音色、スマートで優等生、爽やかなウエスト・コーストの風を感じる。
二人の息の合ったアンサンブルが聴きどころでオリジナルでは(4)がベストか。
疲れている時に最適な癒し系・・・何より安心して聴いていられる良さがあります。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(くつろぎ系)

Willis Jackson (ts) [W (sax)]

*WILLIS JACKSON QUINTET / PLEASE MR.JACKSON

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willis jackson(ts), bill jennings(g),
jack mcduff(org), tommy potter(b), alvin johnson(ds)
1959/Prestige/

私は一時期コテコテ・ファンク・ジャズに凝ったことがあります。
ソウルやフュージョン、ジャズ・ロックも大好きだったので当然かな。
このウィリス・ジャクソン(ts)もそんな中の一人です。
コテコテでもその実力は確か、豪快な音色も素晴らしい。
プレスティジの看板プレイヤーの一人ですね。
ジャック・マクダフ(org)も聴きどころ。

「Come Back To Sorrnto」、「Memories Of You」

Wayne Shorter (ts) [W (sax)]

*WAYNE SHORTER / ALEGRIA

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wayne shorter(ts,ss), danilo perez(p), brad mehldau(p)
john patitucci(b), brian blade(ds), terri lyne carrington(ds), etc
2003/VERVE/

1 Sacajawea
2 Serenata
3 Vendiendo Alegria
4 Bachianas Brasileiras No.5
5 Angola
6 Interlude
7 She Moves Through The Fair
8 Orbits
9 12th Century Carol
10 Capricorn Ⅱ

ウエイン・ショーター(sax)の新譜は久し振りのスタジオ録音盤だそうです。
ここでもショーターは圧倒的な存在感を示しています。
まさに現代のジャズの巨人、自分の世界を持っています。
ホーン・セクションをバックに迫力十分の演奏を聴かせてくれました。
サウンドも新鮮、ジャズに年齢は関係ないことを痛切に感じさせられます。
特に3曲目の表題曲は良かったですよ。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(まじめ系)



*WAYNE SHORTER QUARTET / FOOTPRINTS LIVE !

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wayne shorter(ts,ss)
danilo perez(p), john patitucci(b), brian blade(ds)
2002/VERVE/

久し振りのウェイン・ショーターのライブ・アルバムと言えば聴かざるを得ませんね。
全8曲、1曲を除いて彼のオリジナルです。
聴き終った後、さすがに一味違うなというのが感想です。
バックのリズム・セクションも素晴らしいですね。
特にダニーロ・ペレス(p)とブライアン・ブレイド(ds)が新鮮でした。
トータルとしての完成度は高い作品だと思いますが、聴き続けるのは少々疲れます。
それはショーターが吹き切らずに緊張感を高めているからだと思います。
楽器は違うけれどマイルス・デイヴィス(tp)の影を感じました。
そんなわけで私は休み休み聴いています。

(まじめ系)

Walter Smith Ⅲ (ts) [W (sax)]

*WALTER SMITH Ⅲ QUINTET / LIVE IN PARIS

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walter smith Ⅲ(ts), ambrose akinmusire(tp),
aaron goldberg(p), matt brewer(b), marcus gilmore(ds)
2009/Spece Time/

ウォルター・スミス・三世を聴くのは3枚目になります。
西藤ひろのぶ(g)さんとSEAN JONES(tp)のアルバムでした。
先進のテナー奏者として若手の注目株の一人といえると思います。

ウォルター・スミスはジャケットの雰囲気からしてジョン・コルトレーン(ts)にソックリですね。
演目にはオリジナルの他、ベニー・ゴルソン(ts)やサム・リバース(ts)の曲が取り上げられています。
どうやらここいらへんにルーツがあるようです。
ライブ盤ということもあって熱い演奏を聴くことができました。
構成の面白さもあって(1)~(4)までのメンバーのオリジナルが真骨頂だと思います。
続くゴルソンの(5)、ゴールド・バーグの(6)、リバースの(7)の解釈、展開も面白かったです。
特に(4)「HIMORME」と(6)「SHED」が聴きどころか。
Ambrose Akinmusire(tp)とMatt Brewer(b)は初見ですが各所で突き抜ける演奏が聴けました。
先週紹介したアーロン・ゴールドバーグがここでも素晴らしいプレイを聴かせています。
彼がいなかったら何処へ飛んでいたのか分からない危うさがあるので救われたのではないかな。
マーカス・ギルモア(ds)はダニー・グリセット(p)のライブで見たばかりなので記憶に新しいです。
少々重たいですが聴き応えのある好盤です。

[ ドラ流目立たないけどいいアルバム ]

(まじめ系)

Walt Weiskopf (ts) [W (sax)]

*WALT WEISKOPF SEXTET / OVERDRIVE

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walt weiskopf(ts), behn gillece(vib), yotam silberstein(g),
peter zak(p), david wong(b), donald edwards(ds)
2014/Positone/

1 THE PATH IS NARROW
2 LIKE MIKE
3 JEWEL AND A FLOWER
4 NIGHT VISION
5 OVERDRIVE
6 WALTZ FOR DAD
7 FOUR HORSEMEN
8 MIDWINTERS NIGHT'S DREAM
9 WHAT ARE YOU DOING THE REST OF YOUR LIFE ? (M.Legrand)
10 NO BIZ

好漢ウォルト・ワイスコフ(ts)の新譜です。
ストレートなハード・バッパーのワイスコフを聴くのも久し振りです。
師匠格はルー・タバキン(ts)と秋吉敏子(p)さん。
若い頃にトシコ&タバキン・ビック・バンドで腕を磨いた逸材です。

リーダー作を買ったのはほぼ10年ぶりです。
ここはメンバー構成が面白いと思いました。
3コード楽器・・・ヴァイブ+ギター+ピアノの組み合わせは珍しいですね。
どんな風にまとめているのか?に興味がありました。
聴いてみるとやはり3つが絡むというのはなかったです。
曲によりバックが変化します。
全10曲はミシェル・ルグランの1曲を除いては全て自身のオリジナルです。

表題の「Over Drive」通りにドライブ感溢れる演奏が聴けました。
突っ走る演奏を聴いていると実に気持が良く、もちろんコンテンポラリーな雰囲気も持っています。
全体的にリズムがはっきりとしてメリハリの効いた演奏です。
アンサンブルやハーモニーにも興味があるようなのでいずれ大編成にも挑戦するかもしれませんね。
私的ベスト・トラックは(7)「Four Horsemen」で4ビートの疾走感が素晴らしいです。
オリジナルが続くのでルグランの(9)でホッとしました。

[ ドラ流目立たないけどいいアルバム ]

(中間系)



*WALT WEISKOPF SEXTET / SIGHT TO SOUND

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walt weiskopf(ts), john mosca(tb), andy fusco(as)
joel weiskopf(p), doug weiss(b), billy drummond(ds)
2003/CRISS CROSS/

たまには分厚いハーモニーでもいうわけでウォルト・ワイスコフ(ts)の三管編成を選んでみました。
ワイスコフの2001年のワン・ホーン・アルバムの「MAN OF MANY COLORS」はかなり好評でした。
ここでの目玉はウォルトとジョエル・ワイスコフ(p)の兄弟とビリー・ドラモンド(ds)です。
特にウォルトとジョエルのプレイが聴きどころ、あとの3人は若手でしょうか、あまり目立っていません。
1曲を除いて全て彼のオリジナル、ダリやピカソ、ゴッホなどの画家の影響を受けた組曲だそうです。
こういった発想は彼が在団した秋吉敏子さんの影響を強く受けているのかもしれませんね。
私は絵のことはよく分からないのでイメージがわかずに残念でしたが分かる人には分かるかも。

(まじめ系)



*WALT WEISKOPF QUARTET / MAN OF MANY COLORS

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walt weiskopf(ts)
brad mehldau(p), john patitucci(b), clarence penn(ds)
2002/CRISS CROSS/

ウォルト・ワイスコフ(ts)、こちらも買ったのは初めてのプレイヤーです。
全8曲中6曲が自身のオリジナルです。
なんと言ってもバックのリズム・セクションに魅力がありました。
今や人気急上昇中のピアニスト、ブラッド・メルドーの参加が貴重ですね。
オールラウンド・プレイヤーの売れっ子ベーシスト、ジョン・パティトゥッチと
小曽根真トリオでお馴染みのクラレンス・ペン(ds)というメンバーです。
全8曲中、オリジナルが6曲と気合も十分、中々に強力なテナー・トーンを聴かせてくれました。
聴き込み型のジャズ・ファンには最適な王道を行くワン・ホーンの作品です。

(まじめ系)

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