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Bob Albanese (p) [B (piano)]

*BOB ALBANESE TRIO & IRA SULLIVAN / ONE WAY / DETOUR

sonet204.jpg

bob albanese(p), tom kennedy(b), wlllard dyson(ds)
ira sullivan(ts,ss,afl,per)(2,4,6,8,9,10)
2009/Zoho Music/

ボブ・アルバネス(p)は初見、冷めた目で見つめるジャケットに惹かれました。
加えてアイラ・サリバンの共演です。
裏を見るとサリバンがサックスやフルートを吹いています。
アイラ・サリバンってトランペットじゃなかったけ?・・・サックスも吹くのかと興味を持ちました。
ジャケ買いは運不運があるけれど結果は大当たりでした。
アルバネスは一見北欧風のピアニストかと思いましたが音使いはかなりひねています。
それにアメリカン風味が入るとこうなるのかと思います。
内に秘めた熱を感じて私は大いに気に入りました。
ベスト・トラックはやはり表題曲の(3)「ONE WAY / DETOUR」かな。
ピアノ、ベース、ドラムスのトリオが三位一体となってグングンきました。
純ジャズ路線からはややずれているプレイヤーがリアル・ジャズに挑戦している面白さがあります。
トム・ケネディ(b)はフュージョン系のデイブ・ウェックル(ds)とか木住野佳子(p)さんとかと共演しています。
ドラムスのウィラード・ダイソンも初めてですが存在感がありました。

もう一つの聴きどころ、サリバンのサックスやフルートはクールでいいですよ。
繊細でか細くてなんか頼りない音なんですけどそれがまた新鮮で個性的になっています。
枯れた渋い演奏を聴かせてくれました。やはり、伊達に年を取ってはいませんね。
トリオ良し、カルテット良しの掘り出し物の一枚になりました。

(中間系)
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