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Freddie Deronde (b) [F (bass)]

*FREDDIE DERONDE QUINTET / SPONTANEOUS EFFORT

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J.R.monterose(ts), philip catherine(g)
michel herr(p), freddie deronde(b), jan de haas(ds)
1990/IGLOO/

1990年の発売でちょっと古いですが、最近興味を引いているミシェル・ハー(p)絡みで購入しました。
リーダーはベースのフレディー・デロンデでゲストにベテラン・ハード・バッパーのJ・R.モンテローズ(ts)を迎えたものです。
モンテローズが4曲、デロンデが3曲のオリジナルを提供しています。
私は、リーダーには悪いけれどモンテローズ(ts)とフィリップ・カテリーン(g)にも興味がありました。
ミシェル・ハーは最近注目のイヴァン・パデゥア(p)の師匠格ということで気になっていました。
たしかに印象的なピアノを聴かせてくれます。ベルギー・ジャズ・ピアノ界の至宝という位置付けでしょうか。
モンテローズの野太い音色にはテナー・サックス本来の魅力があります。
彼もまたチャールス・ミンガス・ファミリーの出身、名盤「直立猿人」のプレイで注目を集めました。
カテリーンはバルネ・ウィラン(ts)との共演でも感じたのですがテナーとの相性が抜群です。
すでに亡くなってしまったモンテローズの晩年の演奏が聴けるということで貴重なアルバムだと思います。

「What's New」、「All The Things You Are」、「Concerto」

(中間系)

Frank Tate (b) [F (bass)]

*FRANK TATE QUINTET / LIVE IN BELFAST

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frank tate(b), harry allen(ts)
howard alden(g), dave mckenna(p), butch miles(ds)
2001/NAGEL HEYER/

フランク・テイト(b)は目立たないけれど堅実な伴奏型のプレイヤーですね。
ここでの注目は何と言ってもハリー・アレン(ts)でしょうね。
1996年の録音ですから彼がまだ余り知られていない頃の作品です。
さすがにスタン・ゲッツの流れを汲む素晴らしいクール・テナーを披露しています。
その後のハリー・アレンの活躍はみなさんがよくご承知の通りです。
特に3曲目、ピアノとのデュオのバラードは素晴らしいですよ。ただ音が歪むのが残念でした。
ハワード・アルデン(g)、デイブ・マッケンナ(p)も好演しています。
軽快なスイング系ジャズが楽しめる作品ですがライブの緊張感もあり私の評価は高いです。

(中間系)

Francois Moutin (b) [F (bass)]

*MOUTIN REUNION QUARTET / RED MOON

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francois moutin(b)
louis moutin(ds), baptiste trotignon(p), rick margitza(sax)
2003/NOCTURNE/

1 La Mer
2 Red Moon
3 Apollo 13
4 Soraya
5 Jazz Married
6 Taking Off
7 Sailing Through The Clouds
8 New-York Silly
9 Elle Aime
10 Stompin' At The Savoy

「最近購入したアルバム」で紹介しているジャン-ミシェル・ピルク・トリオのベーシストの作品です。
フランコ・モウティンと読むのでしょうか。
ドラムスのルイスとは双子の兄弟だそうです。
そんなわけでリズムのコンビネーションは抜群、息の合ったプレイを聴かせてくれました。
ピアノのbaptiste trotignonも最近注目されているプレイヤーの一人ですね。
このところ絶好調のリック・マルギッツア(as,ss)との組み合わせでクールで聴き応えのある作品に仕上がっています。
初めはとっつきにくいかもしれませんが聞き込むほどに味が出てくると思います。
今の私には少々疲れるけれどワン・ホーン・アルバムとしては一級品です。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(まじめ系)

Fernando Huergo (b) [F (bass)]

*FERNANDO HUERGO QUINTET / JAZZ ARGENTINO

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fernando huergo(b), chris cheek(ts,ss), bruce barth(p)
jeff ballard(ds), franco pinna(bomgo)
2002/FRESH SOUND WORLD JAZZ/

1 EsPejos
2 Lo Que No Fue
3 Truco
4 Adan Buensayres
5 La Bosa De Cobre
6 Che
7 Exilio
8 Serrana
9 Chicos De Malvinas
10 Volvere Siempre A San Juan

アルゼンチンの若手ベーシストのフェルナンド・ヒューゴの2002年の作品です。
近年、アルゼンチン・ジャズが注目されていますが彼の影響もあるでしょうか。
アルゼンチンはアルゼンチン・タンゴの国、それこそタンゴのリズムが身体に沁み込んでいます。
美しくも情熱的で、これが聴く者に新しい感動を与えてくれます。
全10曲中、1曲を除いてはフェルナンドのオリジナルで作曲能力にも秀でていると思います。
フェルナンドのエレクトリック・ベースとジェフ・バラードのリズムに触発されて、
ここでもクリス・チークの切ないソプラノ・サックスが冴えます。
またそれ以上にブルース・バースのピアノが素晴らしいと思いました。
今までは勉強不足でこの人のピアノがこんなにいいとは思っていなかったので驚きでした。
ちょっと変わった雰囲気を持つジャズ・アルバムで新鮮味に溢れていて面白かったです。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)

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