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John Hart (g) [J (guitar)]

* JOHN HART QUARTET / CROP CIRCLES

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john hart(g),
dick oatts(as), bill moring(b), tim horner(ds)
2019/SteepleChase/

1 How Deep Is The Ocean (I.Berlin)
2 In Traneing (J.Hart)
3 Guernica (J.Hart)
4 Time On My Hands (V.Youmans)
5 Crop Circles (J.Hart)
6 Sophisticated Lady (D.Ellington)
7 We See (T.Monk)
8 Les Feuilles Mortes (J.Kosma)
9 Besame Mucho (L.Miguel)

今作はちょっとシブめのジャズ・ギターが聴きたいと思って手が伸びました。
ジョン・ハート(g)のリーダー作は初めてだけどディック・オーツ(as)のワン・ホーンにも惹かれました。

全9曲は自身のオリジナル3曲とその他6曲の構成です。
デューク・エリントン、セロニアス・モンク、ジョゼフ・コズマの「枯葉」も入っていました。
他にも良く知られたバラードやラテン曲もあるのでバランスの取れた選曲だと思います。
手慣れたそつのない演奏をしているのかと思いきやここは3曲のオリジナルが面白かったです。
ここの緊張感が何とも言えずにいいんですよ。
ぶっつけ本番のオリジナルの方がメンバーの緊張感が違うしハートのギターも切れています。
オーツのサックスはさすがの味わい、名手ティム・ホーナーのドラミングも聴きどころになりました。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)

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Joa Chamorro [J (bass)]

* JOAN CHAMORRO / PRESENTA EVA FERNANDEZ

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joan chamorro(b,sax), eva fernandez(vo,as,ss),
ignasi terraza(p), josep traver(g), esteve pi(ds),
andrea motis(tp), scott robinson(ts), dick oatts(as), etc
2013/Temps Recoeds/

1 These Foolish Things
2 Comes Love
3 Cry Me A River
4 B.A.Blues
5 Whisper Not
6 Cheek To Cheek
7 Souvenir
8 Just Friends
9 My Ideal
10 My Favorite Things
11 I'm Fool To Want You
12 Georgia On My Mind
13 Old Folks

エヴァ・フェルナンデス(vo,as)を聴くのは2枚目になります。
前回が2015年発売↓だったのでこちらがデビュー作になるのかもしれませんね。

* EVA FERNANDEZ QUINTET / THAT DARKNESS (2015/Taller De Musics)

前回私はこんな感想を書いていました。
初リーダー作・・・スペイン期待の若手ジャズ・ミュージシャンだそうです。
初めて耳にした時に「どこかで聴いたことがあったような気がする」と思いました。
2曲目にエイミー・ワインハウス(vo)の曲が入っていました。
・・・そうだワインハウスだった。
ワインハウスは若くして非業の死を遂げたイギリスの女性ヴォーカリスト。
破滅型の人生だったけれど若い女性ミュージシャンに与えた影響は大きかった。
サウンド的にエヴァの持つ雰囲気はワインハウスにそっくりです。

さて今作はマルチ・プレイヤーのジョアン・チャモロがフェルナンデスをフューチャーした作品です。
チャモロはスペインの若手ミュージシャンを発掘しては世界に紹介しています。
チャモロはフェルナンデスの師匠筋に当たるようです。
全13曲は全てスタンダードで占められています。
ここからフェルナンデスの音楽性を探るとジョニー・ホッジスとベニー・カーターの二人が出てきました。
オーソドックスでゆったりとしたジャズが聴けます。
私的ベストはベニー・ゴルソンの名曲(5)「Whisper Not」です。
やわらかでやさしいスイング感がなんとも心地良く、フェルナンデスの歌も最高です。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(くつろぎ系)

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Maggie Green (vo) [M (vocal)]

* MAGGIE GREEN / FIRST SONG

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maggie green(vo),
eric augis(p)(3,5,7,10), jon eshelman(p)(4,8,9,11), chris berg(b)(1,2,3,5,6,7,10),
roger hines(b)(4,8,9,11), joe ong(ds)(3,5,6,7,10), jim ed cobbs(ds)(4,9,11),
seth earnest(ds)(1,2), chris howes(vln)(1,4), stan smith(g)(1,6),
ron hope(per)(1,4), eric paton(per)(11)
2007/Maggie Green/

1 Chega De Saudade
2 No Moon At All
3 First Song
4 So Danco Samba
5 Up Jumped Spring
6 A Felicidade
7 I'm Old Fashioned
8 My One And Only Love
9 All Blues
10 But Not For Me
11 Agua De Beber

マギー・グリーンも初見、彼女もカナダのヴォーカリストでした。
思うにカナダ出身の女性ヴォーカリストを聴く機会が多くなりました。
カナダは女性歌手の層が厚いと思います。
ヴォーカルを意識して聴くようになってから手当たり次第に聴いているところです。
乱読ならぬ乱聴き状態になりました。

今作も自主制作盤でプロデュースは本人自身です。
全体的にちょっと力が入り過ぎるところがあるのは仕方がありませんね。
馴染みがあるスタンダードやラテン中心で自身の音楽性が網羅されていると思います。
声質はしっとりとして艶があります・・・私はとても気に入りました。
落ち着いた大人の歌声と端正で丁寧な歌い方には好感が持てます。
サウンド的にはヴァイオリン入りの(1)、(4)が面白かったです。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(くつろぎ系)

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Melody Gardot (vo) [M (vocal)]

* MELODY GARDOT / THE ABSENCE

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melody gardot(vo,p),
heitor pereira(g), john leftwich(b), peter erskine(ds), etc
2012/Decca/

1 Mira
2 Amalia
3 So Long
4 So We Meet Again My Heartache
5 Lisbos
6 Impossible Love
7 If I Tell You I Love You
8 Goodbye
9 Se Voce Me Ama
10 My Heart Won't Have It Any Other Way
11 Iemanja

メロディ・ガルドー(vo,p)を聴く機会は結構あったので紹介が初めてだとは思わなかったです。
ガルドーは1985年生まれ、ペンシルベニア州のフィラデルフィア出身で現在34歳です。
彼女は交通事故で大ケガをして1年間入院、入院中の音楽セラピーで作曲に目覚めたとのこと。

全11曲は全て自身のオリジナルで占められています。
プロデュースとアレンジはブラジルのヘイター・ペレイラ(g)ですがさすがにギターの使い方が上手い。
イメージとしてはカリブ海の昼下がりの海岸や街角かな・・・爽やかでもあり喧騒的でもあります。
彼女のシンガー・ソングライターとしての実力が存分に発揮されたアルバムです。
聴いていると幅広い音楽性を持っていて、とてもジャズの範疇に収まるものではありません。
才能豊かで世界中の音楽ファンに愛されている理由がよく分かりました。

ところで表題の「The Absence」にどういう意味があるのかを考えました。
曲には入ってないしね。
「Absence」の意味は不在、留守、欠席です。
最後の(11)「Iemanja」は海の女神を意味するらしい・・・これが18分を超える長い曲でした。
演奏と歌は最初の4分間で終わり、空白の10分間があって、最後にまた喧騒が戻ってきます。
これはつまり入院中の1年間の空白を表しているのではないかと思いました。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)

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