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Misha Mengelberg (p) [M (piano)]

* MISHA MENGELBERG TRIO / WHO'S BRIDGE

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misha mengelberg(p), brad jones(b), joey baron(ds)
1994Rec/Avant/

1 Rollo Ⅱ.
2 A Bit Nervous
3 Rumbone
4 Romantic Jump Of Hares
5 Gare Guillemans
6 Crocodile Tear
7 Rollo Ⅲ
8 Peer's Counting Song
9 Elevater Ⅲ
10 Who's Bridge
11 Almost,Almost

ミシャ・メンゲルベルク(p)は1935年生まれ、2017年81歳で亡くなっています。
ミシャはオランダのジャズ・ピアニストでヨーロッパ・フリー・ジャズの雄です。
エリック・ドルフィー(as,fl,bcl)の「ラスト・デイト」(1964年)への参加で知られるようになりました。
またミシャは日本が誇るフリー・ジャズ・ドラマーの豊住芳三郎さんとの共演も多かった。

最近ちょっとフリー・ジャズ系に興味が向いています。
でも聴きたいのは60年代のギンギンのフリー・ジャズじゃありません。
70年以降の伝統に根ざした聴き易いフリー系のジャズです。
予測が出来ないフレージングのちょっと違った音が聴きたくなりました。
つまり今の私の心境は王道を行きながらちょっと外れてみたいというところかな。

フリー・ジャズ・ピアニストの流れはどうなっているのか?
セロニアス・モンク~セシル・テイラーはフリー・ジャズ・ピアノ史上の鉄板の流れです。
その後に続くのがアンドリュー・ヒル、ポール・ブレイ、山下洋輔というジャズ・ピアニスト達。
ここのミシャ・メンゲルベルクも当然この中に入ってきますね。
続いてカーラ・ブレイや菊池雅章らがいると思うけど、その後はよく分かりません。

さて今作はミシャがニューヨークに乗り込んで録音した異色作です。
全11曲は全て自身のオリジナルです。
時折フリー・トーンを交えての演奏は十分に刺激的でした。
ちょうどいい案配の外れ具合でスイング感もある。
今の私の心境にはピッタリのアルバムでした。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)

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JJ Jhonson(tb) [J (trombone)]

* JJ JOHNSON QUINTET / STANDARDS

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jj johnson(tb), ralph moore(ts,ss),
stanley cowell(p), rufus reid(b), victor lewis(ds)
1988/Emarcy/

1 See See Rider.
2 Shortcake
3 Sweet Georgia Gillespie
4 My Funny Valentine
5 Just Friends
6 Misterioso
7 You Stepped Out Of A Dream
8 Misty
9 Autumn Leaves
10 What Is This Thing Called Love

最近ちょっとトロンボーンが気になっている。
トロンボーンならJJ・ジョンソンなんだけど後期JJを聴いてみたくなりました。
今作はJJが64歳時の録音でN.Yヴィレッジ・ヴァンガードでのライブ盤です。
2管フロントの共演者はラルフ・ムーア(sax)です。
ムーアは1980年~90年代によく名前を見たけれど2000年代には表舞台から姿を消しました。
理由は分かりません。
バックにはスタンリー・カウエル(p)、ルーファス・リード(b)、ヴィクター・ルイス(ds)が名前を連ねています。
この時JJは10年ほどブランクがあったようで帯中には10年振りのステージ復帰とありました。

全10曲は題名にもなった通りJJのオリジナル2曲(2)と(3)を含むスタンダードが中心です。
JJはやさしく柔らかくなっています。
力強さや鋭さには欠けるけれどフレージングの滑らかさはさすがでJJ健在を感じさせるものでした。
JJのバップの名曲(2)「Shortcake」は懐かしく聴きました・・・まさにウルウルものですよ。
(4)「My Funny Valentine」、(5)「Just Friends」、(8)「Misty」、(9)「Autumn Leaves」のバラードが聴きどころです。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(くつろぎ系)


このライブではもう一枚↓のアルバムが出ています。
こちらは全12曲でJJのオリジナル6曲を含むモダン・ジャズの名曲を集めています。

JJ JOHNSON QUINTET / QUINTERGY

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Sebastien Chaumont (as) [S (sax)]

* SEBASTIEN CHAUMONT QUARTET / MOONGLOW

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sebastien chaumont(as),
marc devine(p), hassan shakur(b), fukushi tainaka(ds)
2015/ITI/

1 Moonglow (W.Hadson/I.Mills/E.Delange)
2 Tuesday's Rain (S.Chaumont)
3 Sunflowers and Butterflies (S.Chaumont)
4 Short Cut (S.Chaumont)
5 What's This All About (M.Devine)
6 Time Is Yours (K.A.Briscoe)
7 There Is A Small Hotel (Rodgers & Hart)
8 We'll Be Together Again (Fischer & Lane)
9 Slama's (O.Slama)
10 Busted (H.Harlan)

セバスティン・チャウモントと発音すればいいのかな?・・・フランス出身のアルト奏者です。
初めて聴いた時に驚いてしまいました・・・今時こんな演奏が聴けるなんて・・・。
ジャケットを見た時に以前どこかで見たことがあると思いました。
そう、1950年代のシブいモノトーンと佇まいのジャケットはソニー・スティット(as,ts)にそっくりですね。
内容がまたスタイルもサウンドもスティットにそっくりなんです。
つまりチャウモントのお手本はスティットでとても分かり易く、加えて若い頃のアート・ペッパー(as)の味もあります。

全10曲は自身のオリジナル3曲、メンバーが1曲、その他6曲の構成です。
(7)「There Is A Small Hotel」~(8)「We'll Be Together Again」と続くスタンダードは雰囲気抜群。
オリジナルでは(5)「What's This All About」が良かったです。
このアルト・サックスの音色が素晴らしくて古き良き時代を彷彿とさせます。
まさに掘り出し物の一枚で私は参ってしまいました。
みなさんにも是非一度この音色を聴いてもらえればと思います。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)

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Nicki Parrott (vo,b) [N (vocal)]

* NICKI PARROTT / PAPA LOVES MAMBO

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nicki parrott(vo), kenn peplowski(cl,ts),
vince cherico(per), justin poindexter(g), sam reider(accor)
2019/Venus/

1 Papa Loves Mambo (S.Hoffman/D.Mannibg/B.Reichner)
2 Somos Novios (A.Manzanerov)
3 Perfidia (A.Domingues)
4 KIss Of Fire (E,S.Discepolo/A.Villoldov)
5 Historia De Un Amor (C.E.Almaran)
6 Te Extrano (A.Manzanero)
7 Tango (E.Egemann/A.Gaertner)
8 Green Eyes (A.Utrero/N.Menendez)
9 Dos Gardenias (I.Carrillo)
10 Obilivion (A.Piazzolla)
11 Blue Tango (M.Parish/L.Anderson)
12 No Me Platiques Mas (V.Garrido)
13 Moliendo Cafe (J.M.Perroni)
14 Alfonsina Y El Mar (F.Luna/A.Ramirez)

ニッキ・パロット(vo,b)の今作はあまりのタイミングの良さに驚いてしまいました。
最近私の興味はアフロ・キューバン・リズムというか、ラテン・ジャズに向かっている。
それも純ジャズ路線ではなくて軽快なリズムが主体になるアルバムが対象だった。
それが「Papa Loves Manbo」なんて偶然とはいえピッタリ過ぎますよ。
ひょっとしてダンサブルなアフロ・キューバン音楽の復活は世界的なものかもしれませんね。
ニッキのマンボ、タンゴ、ボレロ、ルンバなどが聴けるとなれば喜々として手が伸びました

全14曲は馴染みのある曲も多く、どの曲にもリズムがよく合っています。
ギター、アコーディオン、パーカッションのノスタルジックな組み合わせも良かったと思います。
古典的なリズムをバックにニッキの歌とケン・ペプロウスキーのクラリネットとサックスが乗ります。
ベストはアルベルト・ドミンゲスの名曲(3)「Perfidia」でゆったりとしたボレロのリズムが心地良いです。
思った通りの楽しいアルバムでした。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(くつろぎ系)



* NICKI PARROTT / STOMPIN' AT THE SAVOY

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nicki parrott(vo,b), byron stripling(tp,vo),
john di martino(p), alvin atkinson(ds)
2018/Venus/

1 It Ain't Necessarily So (I&G.Gershwin)
2 Gee, Baby, Ain't I Good To You (A.Razaf/D.Redman)
3 They Can't Take That Away From Me (I&G.Gershwin)
4 It Don't Mean A Thing (I.Mills/D.Ellington)
5 Cheek To Cheek (I.Berlin)
6 Everytime We Say Goodbye (C.Porter)
7 Dream A Little Dream Of Me (G.Kahn)
8 Stompin' At The Savoy (A.Razaf/B.Goodman)
9 Mr Paganini (S.Coslow)
10 Summertime (I&G.Gershwin)
11 Tea For Two (I.Caesar/V.Youmans)
12 Our Love Is Here To Stay (I&G.Gershwin)
13 Evil Gal Blues (L.Feather/L.Hampton)
14 This Time The Dream's On Me (J.Mercer/H.Arlen)

ニッキ・パロット(vo,b)の新譜を買ってみました。
帯中には「エラ・フィッツジェラルド&ルイ・アームストロングに捧ぐ」とありました。
パロットは人気があるので枚数も多く「手を替え品を替え」の手法を取らねばなりません。
相手はトランペットとヴォーカルのバイロン・ストリップリングです。

全14曲は古いスタンダードが中心でガーシュイン兄弟の4曲が目を引きます。
どうも今作は企画先行だったような気がします。
私にはパロットとストリップリングは合わなかった・・・ムード不足かな。
ストリップリングの張り切り過ぎもあったと思います。
というわけでトランペット抜きのソロで歌われた4曲が聴きどころになりました。
(6)「Everytime We Say Goodbye」、(9)「Mr. Paganini」、(11)「Tea For Two」、
(14)「This Time The Dream's On Me」がそうです。
特に「Everytime We Say Goodbye」は好きな曲なので入っているとつい手が伸びてしまいます。

(くつろぎ系)



* NICKI PARROTT / YESTERDAY ONCE MORE
The Carpenters Song Book

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nicki parrott(vo,b),
ken peplowski(cl,ts), john di martino(p), frank vignola(g), alvin atkinson(ds)
2016/Venus/

1 Rainy Days And Mondays
2 I'll Never Fall In Love Again
3 There's A Kind Of Hush
4 We'vev Only Just Begun
5 Please Mr Postman
6 I Won't Last A Day Without You
7 Sing
8 For All We Know
9 Ticket To Ride
10 Top Of The World
11 It's Going To Take Some Time
12 The Rainbow Connection
13 Yesterday Once More
14 Close To You

ニッキ・パロット(vo,b)もお気に入りの一人でぽつぽつと集めていて10枚ほどになりました。
今作はご存知カーペンターズのヒット曲を歌ったものです。
バート・バカラック(2,14)やキャロル・キング(11)、ビートルズ(5,9)も入っています。
ジャズ・ヴォーカルというにはちょっと柔らか過ぎるけどメロディが奇麗なので許せるかな。
パソコンでもやりながらBGMでのんびりと聴くなら問題ないと思います。

(くつろぎ系)



* NICKI PARROTT / UNFORGETTABLE
Nat King Cole Song Book

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nicki parrott(vo,b),
john di martino(p), frank vignola(g), lisa parrott(bs,bcl)
2016/Venus/

1 Walkin' my Baby Back Home
2 Let's Fall In Love
3 The Very Thought Of You
4 Hit That Jive Jack
5 Mona Lisa
6 Meet Me At No Special Place
7 A Nightingale Sang In Berkeley Square
8 Unforgettable
9 Straighten Up And Fly Right
10 For Sentimental Reasons
11 When I Fall In Love
12 L-O-V-E
13 Anser Me My Love
14 Perfidia

先週に続いてニッキ・パロット(vo,b)をもう一枚紹介しておきます。
今度はナット・キング・コール(vo)で彼女のお気に入りの歌を集めたものだと思います。
キング・コールはある意味、全てのジャズ・ヴォーカリストのバイブルでもありますね。
歌っている歌も数多いので男性歌手はもちろん、女性歌手でも参考になるんじゃないかな。
ニッキはスイング感に溢れ軽い感じで歌っています。
やっぱりキング・コールにはギターのバッキングがしっくりきました。

(くつろぎ系)



* NICKI PARROTT / SENTIMENTAL JOURNEY

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nicki parrott(vo,b),
john d martino(p), adrian cunningham(ts,cl,fl), frank vignola(g), alvinatkinson(ds)
2015/Venus/

1 It's Magic
2 Again
3 Just One Of Those Things
4 Fools Rush In
5 If I Give My Heart To You
6 I'll See You In My Dream
7 Que Sera,Sera
8 That Old Feeling
9 My One And Only Love
10 Blue Skies
11 Quizas,Quizas,Quizas
12 Secret Love
13 Sentimental Journey
14 Dream A Little Dream Of Me

意識してヴォーカルを聴くようになって、現在はニッキ・パロットがマイ・ブームになっています。
ニッキはヴィーナス・レーベルの看板ヴォーカリストですがようやくそのわけが分かりました。
声がいい、歌が上手い、癒される。
毎度のことだけど私は気付くのが遅いです。

今作は特にドリス・デイのトリビュート・アルバムになっているのでお気に入りの一枚になりました。
(2)「アゲイン」、(4)「フールズ・ラッシュ・イン」、(7)「ケセラ・セラ」などはドリスのヒット曲です。
(10)「ブルー・スカイ」や(11)「キサス・キサス・キサス」の懐かしい曲も入っている。
大好きな(3)「ジャスト・ワン・オブ・ゾーズ・シングス」も入っていた。
選曲的にも申し分ありませんでした。
バックを飾るロマンティックなピアノを聴かせるジョン・ディ・マルティーノの存在も大きいです。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(くつろぎ系)



* NICKI PARROTT / WINTER WONDERLAND

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nicki parrott(vo,b),
houston person(ts), lisa parrott(bs),
paul meyers(g), john di martino(p), tim horner(ds)
2012/Venus/

1 Have Yourself A Merry Little Christmas
2 Christmas In New Orleans
3 I'll Be Home For Christmas
4 The Christmas Song
5 Blackberry Winter
6 Blue Christmas
7 I've Got My Love To Keep Me Warm
8 Christmas Time Is Here
9 White Christmas
10 June In January
11 My Favorite Things
12 Winter Weather
13 Baby, It's Cold Outside
14 Winter Wonderland
15 What Are You Doing New Year's Eve ?

ニッキ・パロット(vo,b)の「四季の歌シリーズ」の冬版です。
クリスマス・ソングも多いので今の時期にはピッタリかもしれませんね。
ヒューストン・パーソン(ts)の甘いテナー・サックスをバックにしっとりと歌い上げています。
(13)「Baby, It's Cold Outside」ではジョン・ディ・マルティーノ(p)との洒落たデュオが聴けました。

「クリスマス・ソングで好きな曲は何だろうか?」と考えてみました。
一番馴染みがあるのはメル・トーメ(vo)の名曲「The Christmas Song」かな。
ブルージーでジャズっぽい雰囲気のある「Blue Christmas」もいいね。

なぜここに「My Favorite Things」が入っているかを考えるのも面白いと思います。

(くつろぎ系)



* NICKI PARROTT / AUTUMN LEAVES

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nicki parrott(vo,b), john di martino(p),
lisa parrott(bs), paul meyers(g), tim horner(ds),
harry allen(ts), james greening(tb)
2012/Venus/

1 Autumn Leaves
2 Early Autumn
3 Autumn In New York
4 Autumn Nocturne
5 Autumn Serenade
6 Autumn in Rome
7 Tis Autumn
8 September Song
9 Lillaby Of The Leaves
10 Willow Weep For Me
11 Maybe September
12 September In The Rain
13 Whe October Goes
14 Stormy Weather

現在ニッキ・パロット(vo,b)を何枚か入手して集中的に聴いています。
何枚か聴いているうちにベスト盤に上げたいのは先週と今週の2枚です。
特に今作はマルティーノに加えて名手ポール・メイヤーズ(g)とハリー・アレン(ts)が共演なので鉄板です。

ニッキには春、夏、秋、冬の歌を歌った「四季の歌」というシリーズがあります。
今作の「枯葉」は当然ながら「秋の歌」ですが4枚の中では一番のお気に入りになりました。
やはり秋は何となく物悲しくてジャズのテーマには向いているような気がします。
(1)~(7)までのオータム並びが面白い・・・「オータム」が付く歌はみんないいですね。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(くつろぎ系)



* NICKI PARROTT / SUMMERTIME

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nicki parrott(vo,b),
john di martino(p), paul meyers(g), tim horner(ds),
dominick farinacci(tp), ,lisa parrott(as,ss,bcl),
2012/Venus/

1 Too Darn Hot
2 That Sunday, That Summer
3 Indian Summer
4 The Summer Wind
5 Midnight Sun
6 On The Sunny Side Of The Street
7 Estate
8 Here Comes The Sun
9 In The Heat Of The Night
10 When The Sun Comes Out
11 Summertime
12 The Things We Did Last Summer
13 The Summer Knows
14 You Are The Sunshine Of My Life

現在ニッキ・パロット(vo,b)を何枚か入手して集中的に聴いています。
ニッキには春、夏、秋、冬の歌を歌った「四季の歌」というシリーズがあります。
今作その中の「夏の歌」です。
全14曲中「Summer」入りが6曲、「Sun」入りが6曲と分かり易い選曲ですね。
ニッキの声の良さとリズム感が抜群でさすがにベース奏者と唸らせるところがある。
夏らしくドミニック・ファリナッチのトランペットが明るく空を駆けるようです。
ポール・メイヤーズ(g)のアコースティックなサンバのリズムが心地良いです。
ここにジョン・ディ・マルティーノのロマンチックなピアノが加わる贅沢な一枚に仕上がっています。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(くつろぎ系)



* NICKI PARROTT / SAKURA SAKURA

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nicki parrott(vo,b),
john di martino(p), lisa parrott(ss,bs), paul meyers(g),
tim horner(ds), martin wind(cello), dominick farinacci(tp)
2012/Venus/

1 April In Paris
2 April Showers
3 Cherry Pink And Apple Blossam White
4 It Might As Well Be Spring
5 Sakura Sakura
6 Some Other Spring
7 I Love Paris
8 Spring Can Really Hang You Up The Most
9 Spring Is Here
10 Suddenly It's Spring
11 There'll Be Another Spring
12 They Say It's Spring
13 You Must Believe In Spring
14 I'll Remember April

ニッキ・パロット(vo,b)には春、夏、秋、冬の歌を歌った「四季の歌」というシリーズがあります。
すでに夏、秋、冬は紹介済なので今回の「春」が最後になりました。
題名通りの桜、スプリング(春)、エイプリル(4月)と春の題名が並んでいます。
最近は暗いニュースばっかりなのでせめて明るく爽やかな春を早く迎えようと聴いています。
ニッキのやわらかで優しい歌声が心地良く、ドミニック・ファリナッチのトランペットが心に響いた。

(くつろぎ系)



* NICKI PARROTT & KEN PEPLOWSKI / LIKE A LOVER

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nicki parrott(vo,b), ken peplowski(ts,cl)
2011/Venus/

1 Blue Moon
2 Everything I Love
3 Hey There
4 Sway/Whatever Lola Wants
5 I've Grown Accustomed To His Face
6 Sleepin'Bee
7 In The Wee Small Hours Of The Morning
8 When I Grow Too Old To Dream
9 Like A Lover
10 Mad About The Boy
11 Here, There, And Everywhere
12 What'll~I Do ?
13 How Could You Do A Thing Like That To Me
14 For No One

ニッキ・パロットもまた日本で人気のある女性ジャズ・ヴォーカリストですね。
女性のベーシストは珍しいけれどさらに歌手というのはこのニッキ・パロットしか知りません。
声質はセクシーながらクセがなく、ストレートでオーソドックスな歌い方が魅力です。
本人がベーシストだということが大きく影響していると思います。

全14曲はスタンダード中心だけど(11)、(14)のレノン&マッカートニーの作品が新味です。
基本的にベース1本で作りたかったヴォーカル盤だと思います。
でもいくら何でもそれでは重いかとケン・ぺプロウスキーのサックスとクラリネットが加わった感じがしました。
パロットとペプロウスキーのデュオ・アルバムとして聴いても面白いのでその狙いは成功です。
つまりベース&ヴォーカル/ベース&サックス、クラリネット/サックス、クラリネット&ヴォーカルの3つが楽しめます。
パロットとしてもヴォーカル異色盤になりました。

私はヴォーカルと楽器1本という組み合わせがけっこう好きです。
ヴォーカル&ピアノ、ヴォーカル&ギターは定番だけど、デュオだとヴォーカリストの力量がそのまま伝わってくるから。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(くつろぎ系)



* NICKI PARROTT / BLACK COFFEE

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nicki parrott(vo,b), john di martino(p), harry allen(ts),
lisa parrott(bs,ss,bcl), paul myers(g), dion parson(ds)
2010/Venus/

1 Dark Eyes
2 Black Coffee
3 Why Don't You Do Right
4 Alright, Okay, You Win
5 Don't Smoke In Bed
6 Fever
7 Go Slow
8 Hallelujah,I Love Him So
9 I've Got My Love To Keep e Warm
10 Just One More Chance
11 No Moon At All
12 Our Day Will Come
13 So In Love
14 Where Or When
15 When I Fall In Love

現在ニッキ・パロット(vo,b)を何枚か入手して集中的に聴いています。
今作の帯中にはジュリー・ロンドンとペギー・リーに捧げるとありました。
ペギー・リーはともかくジュリー・ロンドンはちょっと無理じゃなかったかな。
表題曲の(2)「Black Coffee」には違和感を抱いてしまいました。
ニッキにセクシーな歌い方は向いていません。
普通に歌ってもらえば十分なんだけどねぇ~。

(くつろぎ系)



* NICKI PARROTT / MOON RIVER

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nicki parrott(vo,b)
john di martino(p), paul myers(g), billy drummond(ds),
harry allen(ts)
2007/Venus/

1 Moon River
2 Is You Is Or Is You Ain't My Baby ?
3 Sai It Isn't So
4 You'd Be So Nice To Come Home To
5 Takin' A Chance On Love
6 I Don't Know Enough About You
7 Makin' Whoopee
8 Cry Me A River
9 What A Difference A Day Made
10 Besame Mucho
11 I Can't Give You Anything But Love
12 Nicki's Blues
13 The More I See You

遅ればせながらニッキ・パロット(vo,b)の初リーダー・アルバムを入手しました。
ニッキは1970年生まれ、オーストラリア出身です。
1994年にニューヨークに渡り、名手ルーファス・リード(b)に師事したとあります。
日本のヴィーナスとのつながりはレーチェルZのアルバム↓からだそうです。

*RACHEL Z TRIO / FIRST TIME EVER I SAW YOUR FACE (2003/Venus)
rachel z(p), nicki parrott(b), bobbie rae(ds)

実は8年前の2011年にニッキ・パロットのコンサートに行ってるんです。

■ニッキ・パロット・カルテット&スコット・ハミルトン
ニッキ・パロット(b,vo)、スコット・ハミルトン(ts)
ヤコブ・フィッシャー(g)、ジョン・ディ・マルティーノ(p)、ティム・ホーナー(ds)

ニッキ・カルテットだけでは売れないのでゲストにスコット・ハミルトン(ts)を入れた感じかな。
その時はベースを弾きながら歌うのは珍しいと思ったけどそれほど印象に残っていなかった。

全13曲は自身のオリジナル1曲とその他スタンダード12曲の構成です。
ライブ・レポートにも書いたけど「You'd Be So Nice To Come Home To」が良かった。
ニッキはシルキー・ヴォイスが特徴です。
あまり歌い込まないほうがいい感じでサラリと歌える曲なら声質にも合っていると思います。
ニッキはここからヴィーナスの看板ヴォーカリストに成長したわけですね。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(くつろぎ系)

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Gene Jackson (ds) [G(drums)]

* GENE JACKSON TRIO / POWER OF LOVE

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gene jackson(ds), gabriel guerrero(p), carlo de rosa(b)
2018/Agate/

1 I Love You (C.Porter)
2 Great River (G,Jackson)
3 Peaceful Tremor (C.D.Rosa)
4 Lighting (G.Guerrero)
5 Played Twice(T.Monk)
6 Land Of The Free (G.Guerrero)
7 Neptune (C.D.Rosa)
8 Ugly Beauty (T.Monk)
9 Before Then (G,Jackson)
10 Lapso (G.Guerrero)

ジーン・ジャクソン(ds)の初リーダー・アルバムを買ってみました。
ジャクソンのキャリアからすると意外というか遅すぎる初リーダー・アルバムではありますね。
ジーン・ジャクソンは日本在住のドラマーでライブ・ハウスのスケジュールでも見かけることが多いです。
私も何度か見る機会がありました。
ジャクソンは1961年生まれ、バークリー出身でハービー・ハンコック(p)のグループ入りで知られるようになりました。
ハンコックに選ばれたようにその実力は高く評価されています。

全10曲は自身のオリジナルが2曲とメンバーのオリジナル5曲、その他3曲の構成です。
メンバーに選んだのはガブリエル・ゲレロ(p)とカルロ・デ・ローザ(b)のラテン系の二人です。
ゲレロはコロンビア出身のピアニストで新感覚を持っています。
ここでも刺激的な演奏を繰り広げていて中々に魅力的なピアニストです。
今作ではセロニアス・モンク(p)が2曲取り上げているのが興味深かったです。
ジャクソンが意図したものは何か?
つまりジャクソンが目指したのはラテン・ピアノ・トリオによるモンク・サウンドだったと思います。
ジャクソンのドラミングもさることながらゲレロのピアノが印象に残る作品です。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)

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