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Johnny Lytle (vib) [J (vibraphone)]

* JOHNNY LYTLE QUINTET / THE VILLAGE CALLER

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johnny lytle(vib), milt harris(org),
bob cranshaw(b), william "peppy"hinnant(ds), willie rodriguez(per)
1963Rec/Riverside/

1 The Village Caller
2 On Green Dolphin Street
3 Cant Help Lovin' Dat Man
4 Pedro Strodderr
5 Kevin Devin
6 You Don't Know What Love Is
7 Unhappy Happy Soul
8 Solitude

ヴィブラフォン聴きの11枚目はジョニー・リトルです。
1960年代に活躍していたので比較的知名度は高いと思います。
ドラマーからヴァイブ奏者への転向は珍しいかな。
彼が組んだヴァイブ、オルガン、ドラムスのトリオ編成は実に個性的です。
ヴァイブとオルガンの組み合わせはちょっと気付かないかもしれません。
リトルはファンキー&ソウルなヴァイブ・サウンドを実現しました。

全8曲は自身のオリジナル4曲にその他4曲の構成です。
バンド編成を見るとボブ・クランショウ(b)とウィリー・ロドリゲス(per)が加わっています。
ラテン・リズムを目指しているのは一目瞭然ですね。
バラードでシットリと聴かせる(3)「Cant Help Lovin' Dat Man」がベスト・トラックになりました。

(中間系)

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Jay Hoggard (vib) [J (vibraphone)]

* JAY HOGGARD QUARTET / LOVE IS THE ANSWER

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jay hoggard(vib),
james weidman(p), belden bullock(b), pheeroan aklaff(ds),
lyndon achee(cong)(6,7,9), rejoicEnsemble(vo)
1994/Muse Records/

1 Harlem Airshaft
2 Good Bait
3 Donna Lee
4 As Quiet As It's Kept
5 The Nearness Of You
6 Love Is The Answer
7 Celestial Prayer
8 Worship God In Spirit, Truth, And Love
9 The Wisdom Of The Baobab Tree
10 Ring Shout

しばらくはヴィブラフォンのレビューを続けるつもりです。
これがけっこう面白くてハマっています。
共演者に意外性があるんですよ。
1枚目に出てきたのがフレッド・ハーシュ(p)で2枚目がウォーレン・バシェ(tp)、今作がフィローン・アクラフ(ds)です。

ジェイ・ホガード(vib)を聴くのは何十年振りになるだろうか。
初リーダー・アルバムは確かフュージョン・シーンだったと思います。
当時ヒットしていたロイ・エアーズ(vib)・ラインの売れ筋狙いのメロウ&ソフトなフュージョン路線。

そんなことでホガードの純ジャズ路線を聴くのは初めてです。
全10曲は自身のオリジナルが5曲とその他5曲の構成です。
前半の5曲が純ジャズ・サウンドで後半の5曲が自身のオリジナルのフュージョン・サウンドになっています。
ホガードの音楽性がよく分かるけどやや焦点がぼやけた様な気がします。
「前半は良いけれど後半はどうも」という感じになりました。
私的ベストの(5)「The Nearness Of You」は好きな曲、オリジナルでは最後の(10)「Ring Shout」が良かった。

共演者ではフィローン・アクラフ(ds)に注目しました。
パワフルかつダイナミック・・・実に多彩な表現力を持つドラマーです。
アクラフはオリヴァー・レイク(as)盤で馴染みがあるし、山下洋輔(p)さんとも演奏していました。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)

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Jorge Rossy (vib) [J (vibraphone)]

* JORGE ROSSY QUINTET / STAY THERE

image1239.jpg

jorge rossy(vib,mar),
mark turner(ts), peter bernstein(g), doug weiss(b), al foster(ds)
2016/Pirouet Records/

1 Who Know About Tomorrow
2 Port Rait
3 Artesano (G.Klein)
4 Blessed
5 Mark's Mood
6 The Newcomer (M.Rossy)
7 W Waltz
8 Pauletta (A.Foster)
9 Mmmyeah
10 Stay There

ヴィブラフォン聴きを始めたので新しいのも聴かなくてはと手が伸びました。
ホルヘ・ロッシーはドラマーとして知られているけどヴァイブもアルバムを出すほど達者だったとは知らなかった。
共演者がマーク・ターナー(ts)、ピーター・バーンステイン(g)なら申し分ありません。
年代的に異質と思えるベテランのアル・フォスター(ds)のドラミングも魅力があるかも・・・。

全10曲は自身のオリジナル7曲とその他3曲の構成でスタンダードはありません。
全体を包む雰囲気はコンテンポラリーな浮揚感のあるサウンドでした。
超クールに展開する・・・先進のヴィブラフォンがこんな感じなのはよく分かりました。
私的ベストはアップテンポの(4)「Blessed」で独特のリズム感が面白かったです。
表題曲の(10)「Stay There」はゆったりとした流れでぼんやり感がなんとも不思議な感覚でした。

やはりターナーのサックスが入ると彼の演奏にサウンド全体が支配されてしまいます。
ライブでも何回か見ているけど実に個性的です。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(まじめ系)

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Jon Metzger (vib) [J (vibraphone)]

* JON METZGER QUARTET / OUT OF THE DARK

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jon metzger(vib),
fred hersch(p), marc johnson(b), joey baron(ds)
1985/V.S.O.P/

1 Out Of The Dark
2 Summersong
3 Sherwood's Party
4 Belizean Bump
5 Remembering Goofar
6 Mirage
7 Linda's Back

しばらくオルガンを聴いてきたので今度はヴィブラフォンをきいてみようかと思っています。
オルガンが濁音ならヴィブラフォンは清音で対極にある楽器ですね。
思うに私は今までヴァイブを意識して聴いたことはなかったです。
ライオネル・ハンプトン、ミルト・ジャクソン、ゲイリー・バートン、ボビー・ハッチャーソンが四天王になるかな。
その他、テディ・チャールス、レム・ウィンチェスター、カル・ジェイダー、デイブ・パイク、ロイ・エアーズなどを思い出します。
近年ではスティーブ・ネルソン、ジョー・ロック、さらにステフォン・ハリス、ウォーレン・ウルフといったところか。

さて今作はそのヴァイブ聴きを決定的にしたアルバムです。
とても新鮮な思いできくことが出来ました。
ヨン・メッツガー(vib)の1985年作品です。
ここはメンバーが素晴らしい・・・フレッド・ハーシュ(p)、マーク・ジョンソン(b)、ジョーイ・バロン(ds)は魅力あります。
今や現代のジャズ・シーンを引っ張っている面々です。

全7曲はメッツガー自身のオリジナルが5曲とハーシュの2曲の構成です。
スタンダードは入っていません。
聴いた途端にあまりの美しさと爽やかなサウンドに痺れてしまいました。
一瞬で虜になりました・・・「ヴァイブっていいなぁ~」と思いましたよ。
オルガン聴きが続いていた反動かもれませんね。
ジョンソン、バロンのリズムに乗ってメッツガーとハーシュが自在に展開していきます。
瑞々しく清廉です。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)

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Joe Locke (vib) [J (vibraphone)]

* JOE LOCKE QUARTET / LAY DOWN MY HEART/
Blues & Ballads Vol 1

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joe locke(vib),
ryan cohan(p), david finck(b), jaimeo brown(ds)
2013/Motema/

1 Ain't No Sunshine (B.Withers)
2 Broken Toy (J.Locke)
3 Bittersweet (S.Jones)
4 I Can't Make You Love Me (M.Reid/A.Shamblin)
5 The Meanibg Of The Blues (B.Troup)
6 Simone (F.Foster)
7 This New October (J.Locke)
8 Makin' Whoopee (W.Donaldson/G.Kahn)
9 Dedicated To You (S.Cahn/S.Chaplin)

ヴィブラフォン聴きの14枚目はジョー・ロックです。
先週、スティーヴ・ネルソンを聴いたのでロックも聴かないと片手落ちになりますね。
ロックも久し振りでしたがこれを聴いた時、正直「ジョー・ロックってこんなに良かったっけ」という感想です。
ロックは幅広い音楽性の持ち主で器用過ぎるというか一貫性に欠けると思っていました。
今作は副題になった「ブルース&バラーズ」と決め打ちしたのが功を奏した気がします。

全9曲は自身のオリジナルが2曲とその他7曲の構成です。
ビル・ウィザーズ(vo)の(1)、フランク・フォスター(ts)の名曲(6)の選曲は凝ってます。
サム・ジョーンズの(3)はプロデューサーとして名を連ねているベーシストのデヴィッド・フィンクの選曲かな。
ボビー・トゥループの代表作の(5)「The Meaning Of The Blues」は大好きな曲です。
ライアン・コーアンは初めて聴くピアニストですが切れ味鋭い瑞々しいタッチが良かった。
ベストは全員が一丸となった素晴らしいプレイを聴かせる前述の(6)「Simone」です。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)



* JOE LOCKE QUARTET / FOR THE LOVE OF YOU

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joe locke(vib),
geoffrey keezer(p), george mraz(b), clarence penn(ds)
kenny washington(vo)
2010/E1 Music/

1 Two For The Road
2 Old Devil Moon
3 For Theb Love Of You
4 Verrazano Moon
5 I Miss New York
6 Birds
7 The Shadow Of Your Smile
8 Cinema Paradiso
9 Pure Imagination
10 Bright Side Up

ヴィブラフォン聴きの16枚目はジョー・ロックの2010年作品です。
先日紹介した「LAY DOWN MY HEART」(2013年)が良かったのでもう1枚聴いてみようと思いました。
ケニー・ワシントンのヴォーカルというのも驚きました・・・てっきりあのベテラン・ドラマーだと思ったからです。
ドラマーにも歌が上手い人はたくさんいますから・・・グラディ・テイトがつとに有名かな。
でも同姓同名の別人でした。
こちらはニューオリンズ出身の知る人ぞ知るヴォーカリストのようです。

全10曲は自身のオリジナル3曲とその他7曲の構成です。
ジョー・ロックとジェフ・キーザー(p)とは双頭バンドの「THE NEW SOUND QUARTET」を組んだ仲で気心が知れています。
ジョージ・ムラツ(b)とクラレンス・ペン(ds)というのもシブい組み合わせだと思いました。
ヴォーカルが入ったことでひと味違う作品になりました。
前述の「THE NEW SOUND QUARTET」はロックとキーザーの激しく切れ味鋭く、ドラマーの煽りが特徴的です。
ここでもその流れは変わらず、インスト場面では熱っぽい演奏が聴けました。
ヴォーカルのワシントンは美声、柔らかな歌声でゆったりとした趣を持っています。
ダニー・ハサウェイやスティービー・ワンダー系のヴォーカリストですが端正な歌い手でとても上手いです。
この作品の最大の聴きどころは演奏のホットに対する歌のクールさにありました。
ジョー・ロックにとっては異色作でロックの代表作の1枚になると同時にケニー・ワシントンにとっても代表作になると思います。
ヴォーカル・ファンにも是非聴いて欲しいですね

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)



*JOE LOCKE & GEOFFREY KEEZER QUARTET / LIVE IN SEATTLE

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joe locke(vib), geoffrey keezer(p,key)
mike pope(b,elb), terreon gully(ds)
2006/ORIGIN RECORDS/

1 Van Gogh By Numbers
2 Honu
3 Fractured
4 Native Son
5 Miramar
6 Tulipa
7 The King

意気投合して新グループを結成したジョー・ロック(vib)とジェフ・キーザー(p)のライブ盤です。
2004年に↓に紹介したアルバムではこんなコメントを書きました。

「この組み合わせではジョン・ルイス(p)とミルト・ジャクソン(vib)のモダン・ジャズ・カルテットがあまりにも有名で、洗練された美しいサウンドとして定型化してしまった感があります。
ボビー・ハッチャーソン(vib)+ハービー・ハンコック(p)の名盤、「ハプニングス」もそうでした。
デュオではゲイリー・バートン(vib)とチック・コリア(p)の「クリスタル・サイレンス」が知られています。
だからでしょうね、最初は正直異質な感じがしましたよ、ドラムがかなりうるさいと感じました。
私の頭の中ではヴァイブ+ピアノのカルテットのイメージが固まっていたからです。
しかし何回か聴いているうちにこれがこのグループの良さだと気が付いたのです。
この作品でキーになっているのは間違いなくテリオン・ガリーのドラムスだと思います。
煽るような強力なリズムが大人しくなりがちなサウンドに刺激を与えています。
この太鼓をどう感じるかが評価の分かれ目になります。」

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)



*THE NEW SOUND QUARTET / SUMMER KNOWS

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joe locke(vib)  geoffrey keezer(p)
ed howard(b)  terreon gully(ds)
2004/EIGHTY-EIGHT'S/

1 Tulipa
2 Emily
3 All The Things You Are
4 Dear Old Stockholm
5 Ray Brown Suite, Movement 1
6 The Kings
7 Come Rain Or Come Shine
8 Bye Bye Blackbird
9 Sommer Knows

この組み合わせではジョン・ルイス(p)とミルト・ジャクソン(vib)のモダン・ジャズ・カルテットがあまりにも有名で、洗練された美しいサウンドとして定型化してしまった感があります。
ボビー・ハッチャーソン()vib)+ハービー・ハンコック(p)の名盤、「ハプニングス」もそうでした。
デュオではゲイリー・バートン(vib)とチック・コリア(p)の「クリスタル・サイレンス」が知られています。
だからでしょうね、最初は正直異質な感じがしましたよ、ドラムがかなりうるさいと感じました。
私の頭の中ではヴァイブ+ピアノのカルテットのイメージが固まっていたからです。
しかし何回か聴いているうちにこれがこのグループの良さだと気が付いたのです。
この作品でキーになっているのは間違いなくテリオン・ガリーのドラムスだと思います。
煽るような強力なリズムが大人しくなりがちなサウンドに刺激を与えています。
この太鼓をどう感じるかが評価の分かれ目になります。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)



*JOE LOCKE QUARTET / MUTUAL ADMIRATION SOCIETY

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joe locke(vib),
david hazeltine(p), essiet essiet(b), billy drummond(ds)
1999/Sharp Nine/

ジョー・ロックとデヴィッド・ヘイゼルタインの共演盤。



*JOE LOCKE QUINTET / MISSION IMPOSSIBLE

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joe locke(vib),
billy childs(p), vic juris(g), rufus reid(b), gene jackson(ds)
1997/Meldac/

ジョー・ロックの「スパイ大作戦」のテーマ。



*JOE LOCKE QUARTET / TRIBUTE TO HENRY MANCINI

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joe locke(vib),
billy childs(p), eddie gomez(b), gene jackson(ds)
1996/Key' Stone/

ジョー・ロック(vib)のヘンリー・マンシーニ作品集。
ヴァイブの爽やか音色はマンシーニの映画音楽にピッタリです。

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