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Trudy Kerr (vo) [T (vocal)]

*TRUDY KERR / MY OLD FLAME

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trudy kerr(vo),
dick pearce(tp), derec nasb(bs),phil pesket(p),
steve melling(p), geoff gascoyne(b), sebastiaan de krom(ds)
2002/Jazzizit/

1 My Old Flame
2 I Remmber April
3 Do It The Bard Way
4 While My Lady Sleeps
5 Get Happy
6 You Make Me Feel To Young
7 Makin Whoopee
8 Tea For Two
9 But Not For Me
10 Love For Sale
11 My Heart Stood Still
12 Bernie's Tune
13 Look For The Silver Lining

トルーディ・カーはオーストラリア出身のヴォーカリスト。
スタンダード作品集。
ディープで大人の女性の歌声です。
ジャズ・テイストもかなり強く、歌は上手いです。
今作は「チェット・ベイカーの思い出」という副題が付いています。

Tony Bennett (vo) [T (vocal)]

* TONY BENNETT & DIANA KRALL / LOVE IS HERE TO STAY

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tony bennett(vo), diana krall(vo),
bill charlap(p), peter washington(b), kenny washington(ds), etc
2018/Verve/

1 'S Wonderful
2 My One And Only
3 But Not For Me
4 Nice Work If You Can Get It
5 Love Is Here To Stay
6 I Got Rhythm
7 Somebody Loves Me
8 Do It Again
9 I've Got A Crush On You
10 Fascinating Rhythm
11 They Can't Take That Away From Me
12 Who Cares ?

トニー・ベネット(vo)とダイアナ・クラール(vo,p)のデュオはガーシュイン兄弟の作品集です。
驚いたのはベネットが90歳を超えていることです。
男性の90歳を超えたヴォーカリストのレコーディングなんて聞いたことがありません。
ピアニストならハンク・ジョーンズとジョン・ルイスがいるけど管楽器奏者では知らないもの。
ジャケットを見てもとてもそんな年には見えませんね。
今作のプロデュースとアレンジはピアニストとして共演しているビル・チャーラップです。
疑問が一つ残りました・・・ここで大活躍しているテナー奏者の名前が見当たりません。
いったい誰なのか?気になります。

ベネットは圧倒的な声量を誇っていた「濃いヴォーカリスト」で若い頃の私はその良さが分からなかった。
対照的に好きだったフランク・シナトラは薄味でポップス色も強かったです。
シナトラが唯一上手いと褒めた相手がベネットだったという話はよく知られています。
多分、まったく持ち味が違ったのでそう言ったんだと思うけど・・・シナトラが褒めるわけがない。

ベネットとクラールは似た者同士かな、声質が似ていて私の二人の印象は「濃い」です。
多分、クラールがベネットの歌が大好きで大きな影響を受けたと思います。
二人のデュオに違和感がなくて男女をあまり感じさせないのは好みが分かれるかも知れませんね。
たださすがにベネットには年を感じるのでクラールが懸命に補佐している形になっています。
「いたわり」ですね。
トータル36分・・・1曲づつが短くベネットに対し凄い気遣いを感じさせる作品です。
それでもなおベネットが今年92歳という年齢を考えると驚異的な歌唱力だと言えます。

私は基本的にベネットはデュオには向かない歌手だと思っていました。
他者とは一線を画す「ワン・アンド・オンリー」の世界を持っていたから。
でも年と共に丸くなって大御所なので相手から望まれることが多くなってきたと思います。
デュオ向きナンバー・ワンの男性歌手はアンディ・ウィリアムスで決まりじゃないかな。

(くつろぎ系)



*TONY BENNETT / SINGS ELLINGTON / HOT & COOL

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tony bennett(vo), ralph sharon(p), clayton cameron(b),
paul langosch(ds), gray sargent(g),wynton marsalis(tp),
al grey(tb), joel smirnoff(vln)
1999/Sony/

1 Do Nothin' Till You Hear From Me
2 Mood Indigo
3 She's God It Bad
4 Caravan
5 Chelsea Bridge
6 Azure
7 I'm Just A Lucky So And So
8 In A Sentimental Mood
9 Don't Get Around Much Anymore
10 Sophisticated Lady
11 In A Mellow Tone
12 Day Dream
13 Prelude To A Kiss
14 I Don't Mean A Thing
15 Something To Live For
16 I Let A Song Go Out Of My Heart

スイングしなけりゃ、意味ないよ。
円熟のトニー・ベネットがデューク・エリントン・ナンバーを歌う。
これぞ、ジャズ・ボーカルの真髄。
(帯中よりの抜粋)



*TONY BENNETT / THE ESSENTIAL TONY BENNETT

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tony bennett(vo)
1998/Sony/

1The Good Life
2 Cold, Cold Heart
3 I Wanna Be Around
4 Fly Me To The Moon
5 I Left My Heart In San Francisco
6 If I Luled The World
7 Just In Time
8 Moonglow
9 Night And Day
10 This Is All I Ask
11 Rags To Riches
12 Smile
13 Stranger In Paradise
14 Last Night When We Were Young
15 The Shadow Of Your Smile
16 Maybe This Time
17 The Very Thought Of You
18 They Can't Take That Away From Me
19 Who Can I Turn To
20 God Bless The Child

デビューから50年。
天性の歌声で世界中のファンを魅了するエンターテイナー。
その輝かしいキャリアの全てを収録したベスト盤。
「霧のサンフランシスコ」「ムーングロウ」「フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン」
「いそしぎ」他全20曲。
(帯中からの抜粋)

ヴォーカルのベスト盤は便利なので時々買います。
トニー・ベネットの名唱がほぼ網羅されています。



*TONY BENNETT / TONY BENNETT ON HOLIDAY

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tony bennett(vo)
billy holiday(vo)(19)
Strings arranged and conducted by jorge calandrelli
1997/Sony Music/

1 Solitude
2 All Of Me
3 When A Woman Loves A Man
4 Me, My Self And I
5 She's Funny That Way
6 If ICould Be With You
7 Willow Weep For Me
8 Laughing At Life
9 I Wished On The Moon
10 What a little Moonlight Can Do
11 My Old Flame
12 That Ole Devil Called Love
13 Ill Wind
14 These Foolish Things
15 Some Other Spring
16 Crazy She Calls Me
17 Good Morning, Heartache
18 Travlin' Light
19 God Bless The Child

CDの整理中にふと目にとまった一枚です。
トニー・ベネット(vo)がビリー・ホリディ(vo)に捧げたアルバムです。
全19曲はよく知られたスタンダード作品集。

思うにトニー・ベネットの良さが分かるまでに時間がかかりました。
フランク・シナトラが好きだったので対照的な歌唱法に馴染めなかったんです。
俗にいう「濃い~」感じがしました。
大ヒット曲の「思い出のサンフランシスコ」もポピュラーとしては重かったし・・・。
その評価を一変させたのが1973年に出た「The Rodgers and Hart Songbook」でした。
ルビー・ブラフ&ジョージ・バーンズ・カルテットとの共演盤です。
この中の「ブルー・ムーン」が素晴らしかった。
当時にしては珍しいバース(前奏)から歌い上げたものでガツンときました。
私がまだ若かったせいもあるけれど、ベネットの歌は大人の味がします。
もちろん今は「文句なしにいい」と思います。
ちなみにシナトラがただ一人絶賛した歌手がベネットだったという話を聞いたことがあります。

今作も思い入れを抑えて軽く歌っているのがいいです。
基本的にベネットは軽い方が好き・・・それでも歌のシブさが十分に伝わってきました。
(19)「GOD BLESS THE CHILD」では多重録音でホリディと共演・・・息もピッタリです。

(くつろぎ系)

Toni Braxton (vo) [T (vocal)]

*TONI BRAXTON / SECRETS

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toni braxton(vo)
1996/Laface Records/

男と女と愛にまつわる12の秘密の物語。
2年にわたりグラミー賞を制覇した実力派ヴォーカリスト、トニーのシルキー・ヴォイスが冴える。
(帯中よりの抜粋)

ソウルフルで抜群のノリ、声もいいし、いうことはありません。
(3)「There's No Me Without You]~(4)「Un-Break My Heart」には痺れた。

Tom Lellis (vo) [T (vocal)]

*TOM LELLIS / DOUBLE ENTENDRE

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tom lellis(vo),
allen farnham(p), eddie gomez(b), jack dejohnette(ds)
1991/Beamtide/

トム・レリスは男性的でディープな歌声を持っています。
スイング感溢れる歌唱法にも魅力があります。
系統としてマーク・マーフィ系のモダンなジャズ・ボーカリストです。
ここはバックもいいですね。
アレン・ファーナム(p)、エディ・ゴメス(b)、ジャック・デジョネット(ds)のトリオ。

TOKU (vo,flh) [T (vocal)]

*TOKU / A BRAND-NEW BEGINNING

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Toku(vo,flh)
小島良喜(p)、高水健二(el.b)、山木秀夫(ds)、小畑和彦(g)、
小沼ようすけ(g)、村上“ポンタ”秀一(ds)、秋田慎治(p)、藤井伸昭(ds)、
西脇辰弥(harm,org)、佐藤“ハチ”恭彦(b)、塩谷哲(p)他
2006/Sony/SACD

1 Wings Of Love
2 Shuffle In The Rain
3 More Than You Know
4 ため息 Angel Blue
5 In The Mooon Hours
6 Home To You
7 Someday
8 I Can't Tell You Why
9 One Moment Of Love

TOKUさんは2月のライブを聴いた時から何か新しいCDを聴いてみたいと思っていました。
新作の「スティービー・ワンダー集」を含め、色々と試聴しながら選んだのがこれです。
今作は2年ぶり、7枚目のアルバムだそうです。
全9曲はオリジナルが中心で俗にいうスタンダードはなしです。
フュージョン界の大御所ジョージ・デューク(key)とイーグルスの曲が入っているのがこだわりかな。
表題の「A Brand-New Begining」にも意気込みを感じました。

構成もよく考えられていると思います。
まずは(1)絶妙なミディアム・テンポで開幕~(2)ジャズ度が高く、バックの好演が光るノリは最高~(3)ボサノバのリズムの流れにグーッときてしまいました。
都会的でスマートな曲想はフュージョン・テイストでポップス色が強くAORの雰囲気もあります。
特徴的な鼻に掛かる深い歌声とシブい歌唱法がマッチしていて実に居心地の良いアルバムです。
(4)以降もややインパクトに欠けるけれどより自然体、良曲が並んでいて大人しく聴き易いです。
ラスト(9)は塩谷哲(p)さんとのデュオで美しいバラードで閉じる。
癒し系アルバムとしてお勧めします。
TOKUさんは年齢と共に進化すると思うのでこれからが楽しみです。

それにしてもパソコンで聴けないSACDは不便だと思う。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(くつろぎ系)

Tierney Sutton (vo) [T (vocal)]

*TIERNEY SUTTON / I'M WITH THE BAND

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tierney sutton(vo)
christian jacob(p), trey henry(b), kevin axt(b), ray brinker(ds)
2005/TELARC/

ティエニー・サットン(vo)のバードランドにおけるライブ盤です。
私はジャズ・ヴォーカルには疎いのでめったにヴォーカル・アルバムを買うことはありません。
気になったのはバックのクリスチャン・ヤコブ(p)とジャケットの雰囲気の良さです。
前16曲はスタンダード・ナンバーのオンパレードです。
語尾をハッキリさせない唱法が特徴ですね。
全体的にやや軽い印象でもう少しコクと深みが欲しい感じがしました。
思えば以前紹介したクリスチャン・ヤコブ・トリオの「STYNE & MINE」にも彼女は2曲にゲスト参加していました。

(中間系)

The Swingle Singers (vo) [T (vocal)]

*THE SWINGLE SINGERS / MOOD SWINGS

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the swingle singers(vo)
2003/Primarily A Cappella/

1 So What
2 Surfboard
3 Insensatez
4 The Girl From Ipanema
5 Milonga Del Angel
6 A Time For Love
7 The Peacocks
8 What Are You Doing The Rest Of Your Life ?
9 Have You Met Miss Jones ?
10 My Funny Valentine
11 The Lady Is a Tramp
12 Just One Of Those Things
13 My Foolish Heart
14 All The Things You Are
15 It Don't Mean A Thing
16 Soul Bossa Nova

スイングル・シンガースのスタンダード作品集。

The Singers Unlimited (vo) [T (vocal)]

*THE SINGERS UNLIMITED / JUST IN TIME

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the singers unlimited(vo),
roger kellaway(p), ed lustgarten(cello), chuck domanico(b), emil richards(ds)

1 Just In Time
2 My Foolish Heart
3 Stone Ground Seven
4 Sleep Loved
5 Someone Watch Over Me
6 Honeysuckle Rose
7 Zip-A-Dee Doo Dah
8 Plelude To A Kiss
9 I Had To Be You
10 Impossible

比類のないグループ結成10周年を記念したアルバム。
ロジャー・ケラウェイのアレンジがユニークな作品を生む。
(帯中よりの抜粋)

素晴らしいハーモニーが聴けます。

Tamiko Jones (vo) [T (vocal)]

*HERBIE MANN & TAMIKO JONES / A MANN & A WOMAN

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herbie mann(fl), tamiko jones(vo), etc
1967Rec/Atlantic/

デビューしたてのチャーミングな女性歌手タミコ・ジョーンズをフィーチャーした作品。
「男と女」をはじめ、ビートルズ、ボサノバ、映画の主題歌、ファンキー・ジャズ、ポピュラーボーカル、そしてタミコ・ジョーンズのオリジナル曲など、幅広いジャンルから楽曲がセレクトされている。

「Day Tripper」、「Come Back To Me」、「Sunny」、
「How Insensitive」、「Sidewinder」など。

Takako Ueno 上野尊子 (vo) [T (vocal)]

*Takako Ueno / Getting To Know You

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上野尊子(vo)
山本剛(p), 岡田勉(b), jo jones jr(ds)
植松孝夫(ts)
1988/Insights/

1 A Foggy Day
2 Getting To Know You
3 I've Got A Crush On You
4 Makin' Whoopee
5 It Never Entered My Mind
6 How About You ?
7 Midnight Sea
8 God Bless The Child
9 A Beautiful Friendship

尊子さんと山本剛・トリオの共演。
抜群のスイング感は日本人ジャズ・ヴォーカルの最高峰が聴けます。
「A Foggy Day」と「A Beautiful Friendship」は植松さんのテナーの好演もあって大好きです。

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