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Bruce Jackson (ds) [B (drums)]

*BRUCE JACKSON TRIO / DON'T SLEEP ON YOUR DREAMS

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bob himmelberger(p), nicolas bayak(b), bruce jackson(ds)
2006/SOUTHPAW/

1 Footprints
2 Firewater
3 Rhythm-A-Ning
4 Iris / Pee Wee
5 Paris Eyes
6 Never Let Me Go
7 Picadilly Lilly
8 My Ship

ブルース・ジャクソン(ds)は初見、純ジャズ路線とはちょっと違うような気がします。
変な言い方かもしれませんがヨーロッパの洗練された感覚とアメリカの野暮ったさが微妙にマッチして独特なトリオの雰囲気を出していると思います。
このアルバムにはそこに最大の魅力を感じました。
曲目はウエイン・ショーター(ts)、セロニアス・モンク(p)、ラリー・ヤング(org)とデイブ・リーブマン(ts)は珍しく、加えてスタンダードが演奏されていて盛りだくさん。
ショーターの「FOOTPRINTS」はマイルス・デイビスの「マイルス・スマイルズ」で演奏されたものですが、最近のジャズ・メンにも数多く取り上げられていてモダン・ジャズの名曲になりました。
今や最も旬な曲はショーターの作曲といっても差し支えないでしょう。
そういえば先日の「CD聴きの会」で聴いたのも「ブラック・ナイル」と「アナ・マリア」のショーターの曲でした。
最後にひっそりと入っている「MY SHIP」がなかなかいいです。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)

Brian Blade (ds) [B (drums)]

*PEREZ PATITUCCI BLADE / CHILDREN OF THE LIGHT

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danilo perez(p,key), john patitucci(b,elb,cello), brian blade(ds,chekere)
2015/Mack Avenue/

1 Children Of The Light
2 Sunburn And Mosquito
3 Moonlight On Congo Square
4 Lumen
5 Within Everything
6 Milky Way
7 Light Echo/Dolores
8 Ballad For A Noble Man
9 Looking For Light
10 Luz Del Alma
11 African Wave

ダニーロ・ぺレス(p)、ジョン・パティトゥッチ(b)、ブライアン・ブレイド(ds)のトリオ作品。
この3人はウェイン・ショーター(ts)・バンドのメンバーです。
ショーター抜きのトリオがどんな演奏をしているのかが最大の興味でした。
もちろん、各人の実力は折り紙付きです。

メンバーのオリジナル11曲にショーターの「Dolores」の構成です。
三位一体のトリオは素晴らしいコンビネーションを聴かせてくれました。
調和の取れた独特のサウンドは長い間の共演のたまものだと思います。
3人による広大、深遠な音の世界・・・現代の最高峰の演奏が聴けました。

面白いのはあちこちでもう一人いるような仕掛けがあります。
演奏はどれも素晴らしいですが一番のお気に入りは(4)「Lumen」かな。
エレピとピアノの絡みがなんとも新鮮でした。
多くを語ることもない・・・まぁ~、文句なしのアルバムです。

ショーターも今年で82歳になりました。
チャーリー・パーカー(as)~マイルス・デイビス(tp)~ウェイン・ショーター(ts)~・・・
こうしてジャズのスピリッツが受け継がれていきます。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(まじめ系)



*BRIAN BLADE & THE FELLOWSHIP BAND / SEASON OF CHANGES

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brian blade(ds), jon cowherd(p,org), kurt rosenwinkel(g),
myron walden(as,bcl), melvin butler(ts), chris thomas(b)
2008/VERVE/

注目すべきドラマー、ブライアン・ブレイドが率いる”Fellowship”の3枚目のアルバムです。
1枚目が1998年、2枚目が1999年なのでほぼ10年振りの新作になりました。
去年はあんまりこういったコンテンポラリー路線は聴く気にならなかったですが今年は聴きますよ。
1曲目の「RUBYLOU'S LULLABY」にこのアルバムの魅力が凝縮されていると思います。
牧歌的というか、広い大地を連想させるというか、北欧やカナダ、ECM的サウンドの影響を感じさせます。

今作の決め手はカート・ローゼンウィンケル(g)の参加にあると思います。
ローゼンウィンケルには参加するだけでサウンドががらりと変わってしまうほどの存在感があります。
ここでも独特の浮揚感とある種の気だるさを演出しています。
彼のリーダー・アルバムだとこれが濃厚に出過ぎるところがあるのでサイドのほうがいいかもしれません。
しかし、この気だるさがなんともいえず個性的で居心地がいいんです。
私はこのサウンドに浸ってはいつも眠くなってしまいます。
最後の(9)「OMNI」はジョン・コルトレーン・サウンドを彷彿とさせるもの。
コルトレーンはすでにスタンダードになっていて、みんなここを通り過ぎてきているんですね。

[ ドラ流目立たないけどいいアルバム ]

(まじめ系)



*BRIAN BLADE / FELLOWSHIP

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brian blade(ds,g,vo)
melvin butler(ts,ss), jon cowherd(p,fend,org), dave easley(g)
kurt rosenwinkel(g), christopher thomas(b), myron walden(as,bcl), etc
2000/BLUE NOTE/

デヴィッド・サンボーン(as)と共に来日したブライアン・ブレイド(ds)の新作を買ってみました。
カート・ローゼンウィンケル(g)を初めとして浮揚感のあるプレイが繰り広げられています。
ダーク&ディープな世界にこのサウンドがマッチして不思議な空間を創り出しています。
今、アメリカの若手ジャズメンが求めているサウンドはこのようなものなんでしょうか。
やはり現代のジャズを知るにはブルーノートの若手ミュージシャンは外せないと思います。

(まじめ系)

Billy Hart (ds) [B (drums)]

*BILLY HART QUARTET / QUARTET

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billy hart(ds)
mark turner(ts), ethan iverson(b), ben street(b)
2006/HIGHNOTE/

1 Mellow B
2 Moment's Notice
3 Charvez
4 Confirmation
5 Lorca
6 Irah
7 Lullaby For Imke
8 Iverson's Odyssey
9 Neon

これは久方振りに背筋がゾクゾクとしたアルバムです。
個性派のマーク・ターナー(ts)とイーザン・イバーソン(p)が実に伸び伸びと演奏しています。
ビリー・ハート(ds)がどっしりと構えていて、安定感は抜群、全て手の内に入れているという感じです。
ベン・ストリート(b)の絡みも秀逸、さすがに実力派のベテラン・ドラマーは一味も二味も違います。
オリジナルが中心とはいえ、曲想も変化に富んでいて飽きさせません。
最初はとっつきにくいかも知れませんが、好きな人にはたまらないサウンドです。
有名なチャーリー・パーカー(as)の「CONFIRMATION」がどう展開されているか、是非聴いて欲しいです。
(3)「CHARVEZ」、(7)のバラード、「LULLABY FOR IMKE」におけるターナーの表現力も聴きどころ。
ここでのマーク・ターナーは絶好調、先進のテナー奏者としての面目躍如たるものがあります。
ワン・ホーンのターナー節を満喫できるので、最近のベスト・プレイだと思います。
比較的オーソドックスなHIGHNOTEレーベルにしては、このような作品は珍しいのではないでしょうか。

「2006年のベスト3」の1枚になりました。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(まじめ系)



*BILLY HART TRIO / THE TRIO

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billy hart(ds), walter bishop jr(p), george mraz(b)
1978Rec/Progressive/

1 This Thing
2 There Will Never Be Another You
3 Nancy
4 Minority
5 Night In Tunisia
6 Waltz For Zweetie
7 Every Time We Say Goodbye
8 For All We Know
9 Anthropology
10 This Thing
11 For All We Know
12 Once I Love

ビリー・ハート(ds)の1978年作品の復刻盤です。
ここで目を惹かれたのはウォルター・ビショップ(p)の名前です。
これを見たらどうしても聴きたくなってしまいました。
演目には馴染みのスタンダードが並んでいるし、どうにも手が止まりませんでした。

ビリー・ハートのドラムスを中心にした切れ味の良いピアノ・トリオの作品です。
特筆すべきはジョージ・ムラツ(b)の強靭さでしょうか。
ヨーロッパのベーシストは60年代にニールス・ペデルセンの登場で一気に注目されることになりました。
最初は超絶技巧ばかりが目立ちましたが徐々にアメリカの伝統的なベース奏法も取り入れていくことになります。
ここでのムラツはまだその成長途上にあるようでブンブンと鳴らす強力なヨーロッパ系ベースを聴かせています。
この存在感が凄いです。
ハートもビショップもそれに扇られてか、いつもよりは激しいプレイを聴かせてくれました。

全体的にはちょっと粗いかもしれませんが寡作のビショップのトリオ盤が聴けることで貴重です。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)

Billy Cobham (ds) [B (drums)]

*BILLY COBHAM / CULTURE MIX

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billy cobham(ds,per), gary husband(key), jean-yves jung(key,p)
junior gill(steel pan), per gade(g), stefan rademacher(eb)
2002/IN+OUT RECORDS/

ビリー・コブハム(ds)の新譜です。
全10曲、コブハムのオリジナルが4曲、その他もメンバーが提供しています。
本来のフュージョン系に戻って伸び伸びと大らかにプレイしています。
たまにはこういう電気的なサウンドも新鮮に聞こえます。
とは言うもののアコースティック・ピアノを使用した曲が一番しっくりときました。

(くつろぎ系)



*BILLY COBHAM TRIO / THE ART OF THREE

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billy cobham(ds), ron carter(b), kenny barron(p)
2001/BLOW IT HARD/

1 Stella By Starlight
2 Autumn Leaves
3 New Waltz
4 Bouncing With Bud
5 Round Midnight
6 And Then Again
7 I Thought About You
8 Someday My Prince Will Come

ビリー・コブハム(ds)を中心にして、ロン・カーター(b)とケニー・バロン(p)を迎えて、
ベテラン・トリオによるデンマーク&ノルウェーでのライブ盤です。
豪華メンバーが集まると時として顔見世興行に終わる場合も多いですがその心配はありません。
スタンダードを中心に、実に味わい深い安定感のある演奏を聴かせてくれました。
「ザ・アート・オブ・スリー」と銘打っていますが期待通りの三味一体のプレイは素晴らしいです。
それぞれに真剣味が感じられてかなりの緊張感が漂っています。
3人のインター・プレイやそれぞれのソロも十分に楽しめます。
やはり一流のプレイヤーの底力は凄いなあー、と再認識させられたアルバムです。
プロデュースはコブハム自身、ジャケットもすっきりとしていて好感を持ちました。
単なる顔合わせかもしれないと半信半疑で買って、大当たりだった一枚です。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(まじめ系)



*BILLY COBHAM QUINTET / FOCUSED

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billy cobham(ds,per), randy brecker(tp), gary husband(key),
carl orr(g), stefan rademacher(elb)
1999/P-Vine/

手数系ドラマーの教祖、ビリー・コブハムのスタジオ録音最新作。
ランディ・ブレッカー、ゲイリー・ハズバンドら、気心の知れたメンツをバックにした、
プレイ的にもサウンド的にも極めて完成度の高い、これまでの彼の作品の中でも群を抜いたものとなった。
初レコーディングより30年以上を経て、新たなるコブハム時代が今、始まる。
(帯中よりの抜粋)

Bill Bruford (ds) [B (drums)]

*BILL BRUFORD TRIO / IF SUMMER HAD ITS GHOSTS

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bill bruford(ds), ralph towner(g,p,key), eddie gomez(b)
1997/Canyon/

微風にやさしく揺れる木洩れ日のように・・・
キング・クリムゾンのドラマー、ビル・ブラッフォードによる、コンテンポラリーなジャズ・アルバム。
(帯中よりの抜粋)
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