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Tom Browne (tp) [T (trumpet)]

* TOM BROWNE / BROWNE SUGAR

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tom browne(tp),
dave grusin(p.etc), marcus miller(elb), buddy williams(ds),
bernard wright(elp), ronald miller(elg), francisco centeno(elb),
michael brecker(ts), patti austin(vo), errol bennett(per), etc
1979/ARISTA/

Side A
1 Throw Down
2 I Never Was A Cowboy
3 Herbal Scent
4 Brother Brother
Side B
1 The Closer I Get To You
2 What' Going On
3 Promises For Spring
4 Antoinette Like

フュージョン・シーンにおけるトランぺッターはどうなっていたのか?
まずはチェット・ベイカー、アート・ファーマー、フレディ・ハバードあたりの名前が上がります。
いずれも純ジャズ路線でも活躍した有名トランぺッターでフレキシブルな感覚を持っていた。
今作のトム・ブラウンはそんな中で飛び出してきた生粋のフュージョン・トランぺッターです。
当時は新進気鋭のトランぺッターとして大いに話題になりました。
音色は瑞々しく爽やか、切れ味鋭くグイグイと突っ込んでくる若さを感じたものです
リー・モーガンやフレディ・ハバードのジャズ・ロック系がルーツだと思いました。
今作では成長著しいマイケル・ブレッカー(ts)やパティ・オースティン(vo)が共演しています。
マーカス・ミラー(elb)の名前が出て来たのは初めてかな。
「Herbal Scent」はそのミラーの作品です。
大ヒットしたロバータ・フラックの「The Closer I Get To You」やマーヴィン・ゲイの「What’s Going On」が入っているのも嬉しかったです。

(くつろぎ系)

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Tomonao Hara 原朋直 (tp) [T (trumpet)]

*TOMONAO HARA QUARTET / HOT RED

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原朋直(tp),
john hicks(p), reggie workman(b), jimmy cobb(ds),
jimmy heath(ts)(10)
1997/Paddle Wheel/

先日(2011年3月11日)の東日本大震災でCDの棚が崩れました。
整理していた時に見つけたのがこの2枚です。
共に日本人トランペッターのワン・ホーン・アルバムです。
気分的にもトランペットの明るくて輝かしい音色が聴きたかったのでちょうど良かった。
日本が誇る原朋直さんと松島啓之さん。
バックにはそれぞれジョン・ヒックス・トリオとケニー・バロン・トリオが共演しています。
当時よく聴いていた思い出があるけれど、なんか、最高の企画じゃないですか。
原さんの見事にコントロールされた表現力、松島さんの瑞々しいプレイ振りに注目。
それぞれの持ち味を生かした素晴らしい演奏が聴けます。
トランペットのワン・ホーンは意外に少なくて、アメリカのジャズ・メンを配したこの盤も貴重です。

[ ドラ流目立たないけどいいアルバム ]

(中間系)



*MASAHIKO OSAKA & TOMONAO HARA QUINTET / STREET & AVENUES

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tomonao hara(tp),tetsuro kawashima(ts),
yuichi inoue(p),shin kamimura(b),masahiko osaka(ds)
1997/paddle wheel/

1 Take The A Train
2 Drop Me Off At Harlem
3 Upper Manhattan Medical Group
4 Skating IN Central Park
5 Manhattan
6 Central Park West
7 52nd Street Theme
8 Grand Central
9 Scrapple From The Apple
10 Broadway Blues

マンハッタン・ジャズ・サウンド・クルーズ。
本邦最高のジャズ・コンボ、大坂&原クインテットの第4弾。
(帯中よりの抜粋)

本当は第五弾なんだけど川島哲郎が加わったものとしては第四弾になります。
日本のジャズ・バンドでコンスタントにCDをリリースしていたのはこのクインテットが最後かもしれませんね。
それほどこのグループには魅力があったんです。



*MASAHIKO OSAKA & TOMONAO HARA QUINTET / FAVORITES FOR LOVERS

tomonao hara(tp),tetsuro kawashima(ts,ss),
shuhei mizuno(p),shin kamimura(b),masahiko osaka(ds)
1995/paddle wheel/

1 My Funny Valentine
2 Smoke Gets In Your Eyes
3 I Can't Get Started
4 Falling In Love With Love
5 Sophisticated Lady
6 Sleigh Ride

大坂&原クインテットの第四弾



*MASAHIKO OSAKA & TOMONAO HARA QUINTET / FAVORITES

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tomonao hara(tp),tetsuro kawashima(ts),
shuhei mizuno(p),shin kamimura(b),masahiko osaka(ds)
1995/paddle wheel/

1 A Night In Tunisia
2 Love Dance
3 Take The Coltrane
4 Autumn Leaves
5 Getting Out Of The City
6 I Won't Grow Up
7 A Nightingale Sang In Beakeley Square
8 If I Were A Bell
9 Chal's Tap
10 Catch You Later

スタンダード・ナンバーに新しい生命を吹き込んだ大坂&原クインテットの第三弾。
(帯中よりの抜粋)

Tom Harrell (tp) [T (trumpet)]

* TOM HARRELL QUINTET / SOMETHING BLUE

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tom harrell(tp,flh), ambrose akinmusire(tp),
charles altura(g), ugonna okegwo(b), johnathan blake(ds)
omer avital(b)(4only)
2016/HighNote/

1 Circuit
2 Travelin'
3 Trances
4 Delta Of The Nile
5 Keep On Goin'
6 View
7 Body And Soul (E.Heyman/R.Sour/F.Eyton/J.Green)
8 Sound Image
9 The Vehicle

トム・ハレル(tp)を久々に買ってみました。
ハレルは内向的で控えめな性格、真摯で端正なスタイルの持ち主です。
遊び心がなく超真面目が持ち味なので損をしている部分もあるかもしれませんね。

今作は注目のトランぺッター、アンブローズ・アキンムシーレとの共演に興味がありました。
フロントにトランペットが2本というのも珍しいと思いました。
一般的に年を取ってくると演奏スタイルが穏やかに丸くなってくるものです。
でもハレルはまったく違います。
まぁ、同楽器のバリバリのプレイヤーとは共演を避けたいと思うのが普通でしょうね。
でもあえてそれをやってしまうところにハレルの神髄がありました。
二人はサックスによくあるバトル・スタイルではなくて協調重視の姿勢です。
アレンジは秀逸だしつくづくハレルの作編曲能力は高いと思います。
トランペット同士が絡み合うサウンドは意外に新鮮な感じがしました。
これは新しい発見でしたよ。
ハレルは間違いなく生涯現役を貫き真摯にジャズに向き合っていくと思います。

全9曲は自身のオリジナルが8曲とその他1曲の構成です。
多彩な曲想で飽きさせません。
1曲だけバラードの有名スタンダード(7)を入れたのも上手いやり方です。
ベストは中近東の香りがする(4)「Delta Of The Nile 」になりました。
ウゴンナ・オケグウォ(b)、ジョナサン・ブレーク(ds)のリズムはハレルのお気に入りです。
今作ではCharles Alturaのギターにも注目しました・・・新感覚のギタリストの一人です。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)



*TOM HARRELL QUINTET / LIGHT ON

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tom harrell(tp), wayne escoffery(ts),
danny grissett(p), ugonna okegwo(b), johnathan blake(ds)
2007/HIGH NOTE/

トム・ハレル・クインテットのアメリカ発のハード・バップの好盤です。
全曲、ハレルのオリジナルですが変化に富んでいて飽きさせません。
改めて彼の作編曲能力の高さを感じました。
もう少し遊び心があってもいいのではと思いますが真摯な姿勢は彼の持ち味なのでしょうがないかな。
トランペット&テナーのモダン・ジャズの王道フロント2管、クールなペットにホットなテナーが絡みます。
アメリカ盤としては久々に聴き応えのある先進のハード・バップが聴けました。
共演陣ではまずダニー・グリセット(p)が挙げられます。
注目のピアニストで2枚のリーダー・アルバムも好評でした。
ウエイン・イスコフェリーもコルトレーン&ロリンズ&デックスをミックスした主流派テナー奏者です。
ウゴンナ・オケグウォは中堅ベーシスト、ドラムのジョナサン・ブレイクは初見なので新人だと思います。
このメンバーは9月に来日公演が予定されています。
時間が取れれば是非見ておきたいものです。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(まじめ系)



*TOM HARRELL / TIME'S MIRROR

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tom harrell(tp,flh), craig bailey(as,fl), mark gross(as,cl)
alex foster(ts,fl), don braden(ts), david schumacher(bs)
xavier davis(p), kenny davis(b), carl allen(ds), etc
1999/BMG/

1 Shapes
2 Autumn Leaves
3 Daily News
4 Dream
5 Chasin' The Bird
6 Sao Paulo
7 Time's Mirror
8 Train Shuffle

久し振りにビック・バンドのお薦めが登場しました、トム・ハレルのビック・バンド盤です。
彼はスタン・ケントンやウディ・ハーマン、メル・ルイス、ジョージ・ラッセル等のビック・バンドに在籍しただけあってなんとも心地良い乗りのビック・バンド・ジャズを聴かせてくれます。
アレンジは全てトム・ハレル自身が行っています、彼には才能があるんですねえ。
一聴の価値は十分にあると思うので是非聴いてみて下さい。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)



*TOM HARRELL / LABYRINTH

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tom harrell(tp,flh,p), don braden(ts),
kenny werner(p), larry grenadier(b), billy hart(ds),
joe lovano(ts), gary smulyan(bcl), steve turre(tb), etc
1996/BMG/

いぶし銀のごとくというのは慌てず騒がずのトム・ハレルにぴったりと当てはまります。
控え目な性格と真摯で端正なスタイルの持ち主です。
(8)「Darn That Dream]ではハレルの珍しいピアノが聴けます。



*TOM HARRELL QUINTET / OPEN AIR

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tom harrell(tp), bob rockwell(ts)
hal galper(p), steve gilmore(b), bill goodwin(ds)
1987/SteepleChase/

トム・ハレルもまた実力のわりには目立たないジャズ・マンの一人です。
内向的で控え目な性格なのでアピール度が少ない。
ここで貴重なのはボブ・ロックウェル(ts)の参加です。

Till Bronner (tp,vo) [T (trumpet)]

* TILL BRONNER / RIO

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till bronner(tp,vo), etc
2008/Verve/

1 Misterios (Mysteries)
featuring Annie Lennox & Milton Nascimento
2 O Que Sera
featuring Vanessa da Mata
3 So Danco Samba
featuring Till Bronner
4 Once I Loved (Amor Em Paz)
featuring Aimee Mann
5 Evening (Tarde)
featuring Milton Nascimento & Luciana Souza
6 Ela E Carioca
featuring Sergio Mendes
7 High Night (Alta Noite)
featuring Melody Gardot
8 Cafe Com Pao
featuring Till Bronner
9 Ligia
10 Sim Ou Nao
featuring Kurt Elling
11 A Ra
12 Bonita
featuring Till Bronner
13 Aquelas Coisas Todas
featuring Luciana Souza
14 I'll Never Fall In Love Again
featuring Till Bronner
15 This Guy's In Love With You
featuring Till Bronner

久々にティル・ブレナー(tp,vo)を買ってみました。
ブレナーのデビューはちょうど20年前の1998年でした。
現在ではドイツ出身のジャズ・プレイヤーでは一番知名度が高いかも知れませんね。
トランぺッター&ヴォーカリストというと必ず「チェット・ベイカーの再来」というキャッチフレーズが出てきます。
「いったいどこがチェットなんだ?」と思う人も多いけど・・・。
このブレナーもそんな感じでデビュー時にはチェットに似ているとは思わなかった。
でも20年経ってみるとなんとなくチェットに似てきています。
つくづくチェット・ベイカーは偉大ですね。
私の周りのジャズ友にもチェットに惹かれる人は多いです。
それもクスリでボロボロになった後期チェットがいいらしい。

さて今作はブレナーがボサノバに挑戦したアルバムです。
録音年はボサノバ誕生50周年だったそうで、それを記念して作られた作品です。
本場ブラジルでの録音が実現、多彩なゲストが聴きどころになりました。
ミルトン・ナシメント、セルジオ・メンデス、アニー・レノックス、エイミー・マン、メロディ・ガルドー、カート・エリング、ルシアーナ・ソウザ、ヴァネッサ・ダ・マタなどが一度に聴けるのも良かったです。
ここではただ一人異色なカート・エリングですが一時期よく聴いていた時期があります。
ブレナーのちょっとかすれた音色のトランペットがボサノバのリズムに映えます。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(くつろぎ系)



*TILL BRONNER / CHATTIN WITH CHET

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till bronner(tp,flh,vo,etc)
frank chastenier(p,fend), chuck loeb(g), dean brown(g)
tim lefebvre(elb), gene lake(ds), etc
2000/VERVE/

題名通り、ティル・ブレナーのチェット・ベーカー、トリビュート・アルバムです。
この人のかすれたような独特の音色にはある種の魅力がありますね。
唄の方はチェットと言うよりマイケル・フランクスに近い感じがしますがまあまあくつろげます。
最近のトリビュート・アルバムは録音技術の発達でご本人と共演する場合も多くなってきました。
これもねー、あんまりやりすぎると興冷め以外の何物でもありませんよ。
ジャケットは結構シャレていると思いますがいかがでしょうか。

[ Swing Journal : ゴールド・ディスク ]

(くつろぎ系)



*TILL BRONNER / LOVE

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till bronner(tp,flh,vo,etc)
chuck loeb(g), frank chastenier(p,key), tim lefebvre(elb),
wolfgang haffner(ds), etc
1998/VERVE/

1971年ドイツ生まれ。
美しいトーンとヨーロッパならではの独特のリリシズムを併せ持ったヨーロッパ・ジャズ・シーンの新星。
2曲で聴かせる甘いヴォーカルも必聴。
(帯中よりの抜粋)

[ Swing Journal : ゴールド・ディスク ]

「Where Do You Start」、「Brazil」、「I Fall In Love Too Easily」、
「Here's That Rainy Day」、「I Thought About You」

Terumasa Hino 日野皓正 (tp) [T (trumpet)]

*TERUMASA HINO SEXTET / DRAGON

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日野皓正(tp), seiji tada(as,ss), jung chic lee(ts)
akira ishii(p), hideaki kanazawa(b), koichi inoue(ds)
2005/SONY MUSIC/

1 Mongolian Dragon
2 All You Are & More
3 Dream Of Asia
4 Hub's Spring
5 Big Foot
6 Sir Roland Hanna
7 Beam
8 Why Knot
9 Invocation
10 Cubic

日野皓正さんの新譜の題名が「Dragon」ではどうしても買わなくてはいけませんね。
全曲彼のオリジナルで占められ気合が入った意欲作です。
彼のレギュラー・クインテットに韓国のイ・ジョンシク(ts)を加えたセクステットで中国の上海の録音です。
3管の分厚いアンサンブルでアジアン・パワーの炸裂を感じさせる一枚です。
最初に聴いた時に「重たい、重厚なサウンドだなー」と感じました。
日野さんはまだまだパワフルでエネルギッシュな感覚を持ち続けています。
旺盛な創造力はまったく衰えを感じさせませんね、その真摯な姿勢には感心させられました。
正直、軟弱な私などは付いていくのが大変だと思いました。
最近はどちらかというと軽めのジャズばかり聴いているからです。
聴きどころは1曲目の「MONGOLIAN DRAGON」で咆哮するサウンドは迫力満点でグッときました。

[ Swing Journal : ゴールド・ディスク ]

(まじめ系)



*TERUMASA HINO MEETS MANHATTAN JAZZ QUINTET / 'ROUND MIDNIGHT

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terumasa hino(tp), lew soloff(tp), george young(ts),
david matthews(p), charnett moffett(b), victor lewis(ds)
1998/Sweet Basil/

1 On Green Dolphin Street
2 Art Blakey
3 Autumn Leaves
4 What's New
5 Body And Soul
6 Someday My Prince Will Come
7 You Don't Know What Love Is
8 'Round Midnight

遂に実現した二大アーティストの夢の共演、競演!
選曲はスイング・ジャーナル読者による投票。
(帯中よりの抜粋)

日野皓正とマンハッタン・ジャズ・クインテットの共演。



*TERUMASA HINO & MASABUMI KIKUCHI QUINTET / ACOUSTIC BOOGIE

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terumasa hino(tp), greg osby(as),
masabumi kikuchi(p), james genus(b), billy kilson(ds)
1995/Somethin'else/

1 Monk's Dilemma
2 Summer Mist
3 The Moon Dog
4 The Pain's The Killer
5 Shape Of The Window
6 Thump
7 Sliced Wild Potato

菊池雅章さんの存在感が凄い。
特にグレグ・オズビーとの相性は抜群だと思います。
音楽性が近いかもしれませんね。



*TERUMASA HINO / BLUESTRUCK

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terumasa hino(cornet), john scofield(g), rob scheps(ts),
onaje allan gums(p), michael formanex(b), victor lewis(ds),
bobby watson(as), bob hurst(b)
1990/Somethin'else/

1 Romancero Gitano
2 Sweet Love Of Mine
3 Bluestruck
4 Rain Again
5 Hugo
6 Autumn Leaves
7 Alone, Alone And Alone
8 Time-Outing

主体は日野皓正・セクステットで特にジョン・スコフィールド(g)が面白いです。
ここで日野さんはコルネットを使用しています。
ウディ・ショウの名曲、「Sweet Love Of Mine」はいつ聴いてもいいね。
ボビー・ワトソン(as)、ボブ・ハースト(b)は各2曲に参加しています。

Terence Blanchard (tp) [T (trumpet)]

*TERENCE BLANCHARD QUINTET / LET'S GET LOST

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terence blanchard(tp), brice winston(ts)
edward simon(p), derek nievergelt(b), eric harland(ds)
diana krall(vo), jane monheit(vo), dianne reeves(vo), cassandra wilson(vo)
2001/SONY/

1 Let's Get Lost
2 Too Young To Go Steady
3 You're A Sweetheart
4 I Can't Believe That You're In Love With Me
5 I'm In The Mood For Love
6 Don't Blame Me
7 I Can't Give You Anything But Love
8 Exactly Like You
9 Can't Get Out Of This Mood
10 Lost In A Fog
11 On The Sunny Side Of The Street

テレンス・ブランチャード(tp)の新作は、なんと4人の女性ヴォーカリストが登場しました。
ダイアナ・クラ-ル、ジェーン・モンハイト、ダイアン・リーブス、カサンドラ・ウィルソンです。
クラ-ル以外は各2曲、それにインストルメンタルが4曲含まれています。
1枚で5つ楽しめるアルバムなんてそうそうはありませんよ。
こんなお徳用盤ならもうそれだけで大満足です。
女性ヴォーカルの聴き比べをしたい人にも最適の1枚でしょうね。
ダイアナ・クラ-ルの出来が良かったのでもう1曲聴いてみたかった。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)



*TERENCE BLANCHARD / WANDERING MOON

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terence blanchard(tp)
aaron fletcher(as), branford marsalis(ts), brice winton(ts)
edward simon(p), dave holland(b), eric harland(ds)
2000/SONY/SRCS2220

テレンス・ブランチャードのオリジナルを中心にした5年振りのストレートなジャズ・アルバムです。
ブランフォード・マルサリスとデイブ・ホランドを除いてはほとんど無名の新人を起用しています。
そんなわけで聴きどころの中心はテレンス、ブランフォード、ホランドということになります。
ダーク・アンド・ヘビーなサウンドが流行っているのでしょうか、ここでもその傾向が強いです。
テレンスは色々と模索経験した成果なのか、そのプレイに深みが増していることを感じさせます。

(まじめ系)

「I Thought About You」



*TERENCE BLANCHARD QUINTET / ROMANTIC DEFIANCE

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terence blanchard(tp), kenny garrett(as),
edward simon(p), chris thomas(b), troy davis(ds)
1995/SONY/

ケニー・ギャレット(as)が加わったクインテット作品。



*TERENCE BLANCHARD QUINTET / THE MALCOLM X JAZZ SUITE

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terence blanchard(tp), sam newsome(ts),
bruth bath(p), tarus mateen(b), troy davis(ds)
1993/SONY/

マルコムXに捧げたシリアスな一枚。
テレンス・ブランチャードはスパイク・リー監督とのつながりが強く映画音楽も手がけています。
特にこの「マルコムX」のサウンド・トラックが印象に残っています。

Terell Stafford (tp) [T (trumpet)]

*TERELL STAFFORD QUINTET / FORGIVE AND FORGET

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terell stafford(tp), tim warfield(ts),
kevin hays(p), greg williams(b), rodney green(ds)
2016/Herb Harris Music/

1 No,No,No (That Ain't The Way It Go)
2 A Two-Per To Fill
3 Forgive And Forget
4 The Owl Express
5 The Tint Train
6 Please Rest My Soul
7 No,No,No (That Ain't The Way It Go) Take 2
8 The Owl Local (No Passengers)
9 Some Many Second Chances

テレル・スタッフォード(tp)のリーダー・アルバムを買うのも久し振りです。
ジャズ仲間のGAKOさんが一押しだったので知るのは案外早かったと思います。
その後何枚かのシブい作品で聴いているし、日本公演のライブで見たこともあります。
真面目、端正、クールな佇まいですがラッパはよく鳴っていました。

そんなスタッフォードの王道をいくテナーとのフロント2管のクインテット作品です。
ここでの最大の興味は時代を担うピアニストの一人、ケヴィン・ヘイズの参加にありました。
先進のヘイズがストレートなネオ・ハード・バップでどんな演奏を聴かせてくれるのか?ってね。

ところで今作はハーブ・ハリス・レーベルで全曲ハーブ・ハリス作曲・アレンジになっています。
ハーブ・ハリスって誰?
ウィントン・マルサリス一派のサックス奏者でマーカス・ロバーツ(p)やリンカーン・センター・オーケストラの一員でした。
で、このハーブ・ハリスの作曲が素晴らしかったです。
多彩な曲想を持つ印象的な曲が続いたので「恐れ入り谷の鬼子母神」っていう感じで作曲能力に秀でています。
自分でやらないで人にやらせるところがいかにも自信ありげですね。
ウェイン・ショーター(ts)並みと言ったら大げさだけど、このハーブ・ハリスの曲って面白いです。

スタッフォードやティム・ワーフィールド(ts)も生き生きとして飛ばしています。
それにも増してやはりヘイズが素晴らしかったです。
ひと味違うバッキングとピアノ・ソロが聴きどころになりました。
ヘイズのリーダー作はいまひとつと思っている方々にも是非聴いてもらいたいと思います。
バップ・ピアニストとしての実力も確かで抜群の存在感を示しています。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)



*TERELL STAFFORD QUINTET / FIELDS OF GOLD

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terell stafford(tp), antonio hart(as),
bill eunliffe(p), kiyoshi kitagawa(b), rodney green(ds)
2000/Nagel-heyer/

ジャズ仲間のGさんが一押しのテレル・スタッフォード(tp)のアルバム。
相手がアントニオ・ハートというのも嬉しいです。
ストレイト・アヘッドなメインストリーム・ジャズが聴けます。
近年、スタッフォードのライブも見ましたが実に良く鳴るラッパです。

Ted Curson (tp) [T (trumpet)]

*TED CURSON QUINTET / PLENTY OF HORN

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ted curson(tp), bill barron(ts)(1,2,4,5,6,8,9), eric dolphy(fl)(3,7),
kenny drew(p), jimmy garrison(b), roy haynes(ds),
danny richmond(ds)(2,4,9), pete la rocca(ds)(5,8)
1961/Old Town/

テッド・カーソン(tp)の代表作です。
マイナー・レーベルの「オールド・タウン」ということで「幻の名盤」としても有名。
エリック・ドルフィ(fl)が2曲に参加しているので名声に拍車をかけました。

「Caravan」、「Bali-Hi」

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