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Carmell Jones (tp) [C (trumpet)]

*CARMELL JONES QUINTET / THE REMARKABLE CARMELL JONES

sonet380.jpg

carmell jones(tp), harold land(ts),
frank strazzerii(p), gary peacock(b), leon pettis(ds)
1961Rec/Pacific Jazz/

1 I'm Gonna Go Fishing
2 Come Rain Or Come Shine
3 Night Tide
4 Sad March
5 Stellisa
6 Full Moon And Empty Arms

ジャズ廉価版、999シリーズの1枚です。
カーメル・ジョーンズ(tp)の初リーダー・アルバムということで買ってみました。
カーメルは地味なトランぺッターの代表選手みたいな感じですね。
ホレス・シルバー(p)の大ヒット盤、「Song For My Father」に参加していなかったらほとんど知られていなかったんじゃないかと思います。

衆目が認める代表作は「Jay Hawk Talk」(1965/Prestige)でしょうか。
もっとも極端に寡作なプレイヤーなので選んでもあんまり意味はないかもしれませんが。

今作はハロルド・ランド(ts)とのフロント2管、注目すべきはゲイリー・ピーコック(b)の参加です。
ピーコックはこの頃からすでに存在感を感じさせます。
スコット・ラファロ(b)とは同年代で西海岸で腕を競い合っていたかもしれませんね。
ワン・ホーンで聴かせる(2)「COME RAIN OR COME SHINE」が素晴らしい。
この時、カーメルはまだ25歳ですよ・・・まったくこの頃のジャズメンはどうなっていたのか・・・早熟です。
デューク・エリントンの(1)「I'M GONNA GO FISHING」は10分を超える一番の長丁場。
ジミー・ボンド(b)の(3)「NIGHT TIDE」、ブルース・マーチのパクリの(4)「SAD MARCH」、(5)「STELLISA」のバラード、トリッキーなテーマの(6)「FULL MOON AND EMPTY ARMS」など。
全体を覆うファンキー&グルービーな雰囲気がたまりません・・・「あ~、ジャズだなぁ~」と思います。
ピーコックの一味違うベース・プレイにも注目しました。

カーメル・ジョーンズは真面目な性格だと思います。
音にそれが現れています・・・端正で美しく、清潔、清冽といった表現がピッタリきます。
クリフォード・ブラウン(tp)の小型化というか、逆に突き抜けたところがないのが弱みだったかも・・・。
朴訥でゴツゴツとしたハロルド・ランドとのコンビネーションもいいです。
あとフランク・ストラッツェリのピアノも聴けます。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)

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