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Chico Hamilton (ds) [C (drums)]

*CHICO HAMILTON QUINTET / A DEFFERENT JOURNEY

sonet378.jpg

charles lloyd(ts,fl), george bohanon(tb),
gabor szabo(g), albert stinson(b), chico hamilton(ds)
1963Rec/reprise/

1 Sun Yen Sen
2 Voice In The Night
3 A Different Journey
4 The Vulture
5 One Sheridan Square
6 Island Blues

ジャズ再発廉価版シリーズの1枚です。
チコ・ハミルトンといえば西海岸の代表的ドラマーの一人ですね。
大人気ピアノレス・ジェリー・マリガン・カルテットのオリジナル・メンバーでもありました。
映画「真夏の夜のジャズ」の”ブルー・サンズ”の強烈な印象は未だに忘れられません。
チコ・ハミルトン・グループにも魅力的なプレイヤーが在籍していました。
エリック・ドルフィーとここのチャールス・ロイドはその最右翼の人材だと思います。
ギタリストではジム・ホール、ガボール・ザボ、ラリー・コリエルなどがいました。

演目は全てチャールス・ロイドのオリジナルです。
新鮮で瑞々しいキラキラと輝くロイドの才能を感じることができました。
当時の最先端のモード・ジャズ・サウンド。
ロイドの特徴である、くねくるようなサックス奏法もすでに各所に表れています。
やっぱり変わらないですね。
ジョージ・ボハノンも地味なトロンボーン奏者ですがモダンな演奏を聴かせてくれました。
ハンガリー出身のガボール・ザボ(g)も十分に個性的です。
もちろんチコ・ハミルトンの安定感は語るまでもありませんね。
(2)「THE VULTURE」のバラードは最高・・・ロイドのソロとザボのギターがたまりません。
これだけのために買っても惜しくないと思う。
表題曲の(5)「A DEFFERENT JOURNEY」は15分強の長丁場で各人のソロが満喫できます。

ところで、リプリーズはフランク・シナトラが作ったレーベルですね。
ここにこんな良盤が隠れていたなんて驚きました。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)

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