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Nat Adderley (tp,cor) [N (trumpet)]

*NAT ADDERLEY QUINTET / THE OLD COUNTRY

s431.jpg

nat adderley(cor), vincent herring(as),
rob bargad(p), james genus(b), billy drummond(ds)
1991/Alfa Jazz/

キャノンボール・アダレイを彷彿とさせるヴィンセント・ハーリングを起用した作品。

「Love For Sale」、「Stella By Starlight」



*NAT ADDERLEY SEPTET / DON'T LOOK BACK

s430.jpg

nat adderley(cor), john stubblefield(ts,ss), ken mcintyre(as,bcl,fl,oboe),
onaje allan gumbs(p,elp), fernando gumbs(b), ira buddy williams(ds),
victor see yuen(cong,per)
1976Rec/SteepleChase/

ナット・アダレイ・セプテットの作品。
70年代の録音なので時代を反映してフュージョン・テイストもあります。
エレクトリック・ピアノやエレキ・ベースも使用していて、コンガ、パーカッション入りです。
面白いのはジョン・スタブルフィールド(ts)とオナージェ・アラン・ガムス(p)の参加でしょうか。
スタブルフィールドはフュージョンからフリーまでの幅広い音楽性の持ち主で
ミンガス・ビック・バンドなどで活躍、マイルス・デイビスに起用されたこともあります。
音楽監督はガムスだと思います。・・・で、フュージョン・テイストが強い。
ナット・アダレイはパワフルにエネルギシュに全開しています。



*NAT ADDERLEY QUINTET / LIVE AT MEMORY LANE

s429.jpg

nat adderley(cor), joe henderson(ts),
joe zawinul(p), victor gaskin(b), roy mccurdy(ds)
1966Rec/Atlantic/

今作も再発廉価盤の一枚です。
ナット・アダレイは1931年生まれ、2000年に68歳で亡くなっています。
兄のキャノンボール・アダレイ(as)との共演、コルネット奏者として知られています。
作曲者としての才能もあって「ワーク・ソング」は大ヒットしました。

同時期のライブ盤にキャノンボールの人気盤「マーシー・マーシー・マーシー」(1966)がありますね。
今作はそれに劣らないエキサイティングで白熱した演奏が聴けました。
それもそのはず、キャノンボール以外はそのままのメンバーが参加しています。
もちろん、最大の聴きどころはジョー・ヘンダーソン(ts)の参加にあります。
ヘンダーソンはブルー・ノートから好盤を連発していて、時代を担うテナー奏者として注目されていました。
ヘンダーソンがコルトレーンの影響を受けてスピルチュアルなモード奏法に傾倒した時期に重なります。
(5)「PAINTED DESERT」ではそんなヘンダーソンのベスト・プレイを聴くことができました。
続くナット・アダレイのソロも凄い・・・ジョー・ザビヌルの曲想はコルトレーン・カルテットそのものです。

そのほか(2)「FUN」は前述の「マーシー・マーシー・マーシー」でも収録されていました。
ファンキーでノリのいいテーマなので、今でもバップ・バンドを聴きに行くと時々演奏されています。
ザビヌルのピアノ、ビクター・ガスキン(b)や煽りに煽るロイ・マッカーディのドラムスも聴きどころです。
特にザビヌルにはホレス・シルバーやボビー・ティモンズなどのファンキー&ソウルが根底にあります。

聴衆と一体となったライブ・ハウスの臨場感が味わえます。
これほどのアルバムが日本初CD化と聞いて驚きました。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(くつろぎ系)

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