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Onaje Allan Gumbs (p) [O (piano)]

*ONAJE ALLAN GUMBS TRIO & QUINTET / JUST LIKE YESTERDAY

sonet1477.jpg

onaje allan gumbs(p), victor bailey(b), omar hakim(ds),
spaceman patterson(g), chuggy carter(per), marcus mclaurine(b)
2010/Cheetah/

1 What You Won't o For Love
2 Betcha By Golly Wow
3 Hot Dawgit
4 Ribbon In The Sky
5 Inner City Blues
6 I'll Be Around
7 That's The Way Of The World
8 Quiet Passion
9 A Child Is Born
10 The Tokyo Blues
11 Dolphin Dance
12 Yearning For Your Love

気になっていたオナージェ・アラン・ガムス(p)・トリオを聴きました。
去年の「みんなのベスト3」に選ばれた一枚です。

フュージョンが全盛だったはもう40年も前になるかな。
当時、幼なじみが新宿のジャズ喫茶を任されていました。
その彼がこういう傾向が好きだったのでずい分と聴かせてもらったものです。
私の年でクロスオーバーやフュージョンを聴いていたジャズ・ファンは少ないんじゃないかな。
フュージョンはコマーシャリズム、軟弱のイメージが強かったから・・・。
まぁね、どんな音楽をどう聴こうが個人の自由ですよ。
一日でゴリゴリのフリー・ジャズとメロメロのフュージョンを聴くことだって稀ではなかった。

さて、若い頃に馴染んだ音楽や景色はいつでも心地良いということがもう刷り込まれています。
フェンダー・ローズ、エレクトリック・ピアノの響きは本当に懐かしい思いがしました。
題名がまた「Just Like Yesteday」・・・「まるで昨日のように」なんて憎いじゃありませんか。
たしかにこのアルバムには1970年頃のムードが溢れています。
現在のスムース・ジャズとは明らかに違う趣がありました。
ビクター・ベイリーのエレキ・ベースとオマー・ハキムのセクシーなドラムスもいいです。
8ビートや16ビートを得意にするジャズメンはまた一味違う感性を持っています。
ジャズとフュージョンのはざ間にいるミュージシャンは目立たないけど実力者も多いです。
選曲も良く考えられていて、ボビー・コールドウェル、スタイリステックス、スティービー・ワンダー、
マービン・ゲイ、アース・ウィンド・アンド・ファイヤーといったところのソウルなヒット曲と
サド・ジョーンズ(tp)、ホレス・シルバー(p)、ハービー・ハンコック(p)の有名ジャズ曲が並んでいます。
フュージョン・サウンドには欠かせないギターやパーカッションを配して万全の出来です。

プロデューサーはアメリカ在住のジャズ・ベーシストの中村照夫さんです。
中村さんは自己のレーベル、「Cheetah」を立ち上げたようですね。
すでにボブ・ミンツァー(sax)、トム・ブラウン(tp)といったところをリリースしているらしい。
どんな傾向のレーベルになっていくのか楽しみです。

ちなみにここで使われているフェンダー・ローズは中村さんがオナージェさんに売ったものだそうです。
そんなところでも繋がっているんですね。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(くつろぎ系)

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