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Ron Carter (b) [R (bass)]

* RON CARTER QUARTET / FOURSIGHT - STOCKHOLM Vol.1

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ron carter(b),
renee rosnes(p), payton crossley(ds), jimmy greene(ts)
2019/IN+OUTRecords/

1 Cominando
2 Joshua (V.Feldman/M.Davis)
3 Little Waltz
4 Seguaro
5 Cominando, Reprise
6 Nearly
7 You And Night And The Music (A.Schwartz)

ミスター・ボウタイ(Mr.Bow-tie)ことロン・カーター(b)も今年で82歳になりました、凄いですね。
昨年2018年録音、ロン・カーター81歳時のスウェーデンのストックホルムでのライブ盤です。
超が付くベテランなのでたまには聴いてみるかと気楽な気持で手に取りました。
ラテン・リズム中心のゆるいジャズを予想していた。
ところがタイトで硬質な演奏が詰まっていたので「驚き桃の木山椒の木」でしたよ。

全11曲は2曲を除いて全てロン自身のオリジナルで占められています。
ここは明らかにリニー・ロスネス(p)とジミー・グリーン(ts)の起用が成功しました。
どちらかと言えばやさしくやわらかなロンの曲に1本芯がピ~ンと通った感じがします。
甘さ控えめで硬質なタッチのリニーのピアノと語るように吹くジミーのサックスが素晴らしいです。
正直「ジミー・グリーンってこんなに良かったっけ?」と思いました。
ヴィクター・フェルドマン(p,vib,per)とマイルス・デイヴィス(tp)の手による(2)「Joshua」がカッコ良かった。
この曲の初演は「Miles Davis / Seven Steps to Heaven (1963)」です。
ロンとペイトン・クロスリー(ds)の4ビートに乗ってリニーとジミーのご機嫌なソロが展開されます。
予想外の逸品だった・・・こういうのってまさしく掘り出し物の一枚って言うんでしょうね。
ロン・カーター晩年の代表作になるのではないかな。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)



*RON CARTER TRIO / IT'S THE TIME

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ron carter(b), mulgrew miller(p), russell malone(g)
2007/Somethin' Else/

久し振りにロン・カーターのアルバムを買ってみました。
現在の主流のスピード感溢れるベースを聴いているとたまにはこういうベースを聴きたくなります。
ビート感覚重視の寄り添うようなベース・プレイは心に響く心地良いリズム感があります。
ジャズにはフォー・ビートのスイング感が一番しっくりとくるのも確かです。
レイ・ブラウン~ロン・カーターの流れは重要で私はロン・カーターを高く評価したいと思っています。
今作はマルグリュー・ミラー(p)とラッセル・マローン(g)の組み合わせが魅力です。
オリジナルとスタンダードが半々の構成、リラックスした演奏を繰り広げています。
いつになくロマンチックなピアノを聴かせるマルグリュー・ミラーに注目しました。
もちろん、ラッセル・マローンもいいですよ。

「Swing Journal : ゴールド・ディスク」

(くつろぎ系)

[Mack The Knife], [Softly As In A Morning Sunrise], [I Can't Get Started],
[My Ship]



*RON CARTER QUINTET / STARDUST

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ron carter(b), benny golson(ts)
, joe locke(vib), roland hanna(p), lenny white(ds)
2001/SOMETHIN'ELSE/

ロン・カーターの新譜はオスカー・ぺティフォード(b)のトリビュート・アルバムになっています。
こういった組み合わせを考えるのは楽しいでしょうね。
なんと、超ベテランのベニー・ゴルソン(ts)とローランド・ハナ(p)が参加してきました。
これにヴァイブのジョー・ロックとレニー・ホワイト(ds)が加わるなら聴きたくなります。
やはり注目はゴルソンとハナのプレイでしょうか。
ゴルソンの雰囲気は大分変ってきました。
例のくねくねとした独特の節回しが抑えられて落ち着いた感じになりましたね。
ハナも相変わらずの美しいピアノを聴かせてくれました。
表題曲の「STARDUST」はピアノとベースのデュオで演奏されています。
ゆったりとしたくつろいだジャズが楽しめます。

「Swing Journal : ゴールド・ディスク」

(中間系)

[The Man I Love], [Bohemia After Dark], [Blues In The Closet],
[Stardust]



*RON CARTER QUARTET / HOLIDAY IN RIO

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ron carter(b)
stephen scott(p), payton crossley(ds), steve kroon(per)
2001/SOMETHIN'ELSE/

ロン・カーターの新作はブラジルのリオデジャネイロにおけるライブ盤です。
強力なラテン・ピアノが聴けますよ。聴衆も乗っているようです。
スティーヴン・スコット(p)の力強いパーカッシブなタッチには思わず力が入りました。
その迫力は荒さを凌駕してライブ・アルバムの魅力に溢れています。
ロン・カーターのボワン・ボワンとしたベースが不思議に合っていますね。(笑)
3曲目のオール・ブルース~ルース・チェンジ~ミスター・ボウタイ~オール・ブルースと続く
メドレーは22分に及ぶ熱演です。
「ルース・チェンジ」と「ミスター・ボウタイ」は親しみ易いメロディを持つロンのオリジナルです。
続く「ソー・ホワット」のベース・ソロから始まる導入部も一聴の価値があります。

(中間系)

[You And The Night And The Music], [Someday My Prince Will Come],
[All Blues], [So What], [On The Sunny Side Of The Street]



*RON CARTER / WHEN SKIES ARE GREY...

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ron carter(b)
stephen scott(p), hervey mason(ds), steve kroon(per)
2000/SOMETHIN'ELSE/

1 Loose Change
2 Besame Mucho
3 Caminando
4 2ue Pasa
5 Corcovado
6 Cubano Chant
7 Mi Tiempo

ロン・カーターの前作「オルフェ」に引き続いてのラテン・ジャズ・アルバムです。
前作がヒットしたので2匹目のドジョウ狙いかも知れませんが、私はこちらの方がいいです。
目玉はハービー・メイソン(ds)の参加でしょうが、他の二人のメンバーも聴かせてくれます。
一聴したところ何でもないようなアルバムのようですがね、
聴き込むにつれて中々に中味が濃いことに気が付くのであります。
なにしろ、どの曲もテンポがまったく素晴らしいのです。
ラテンの名曲、「ベサメ・ムーチョ」にも驚かされました。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)



*RON CARTER SEXTET / ORFEU

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ron carter(b), houston person(ts), bill frisell(g)
stephen scott(p), payton crossley(ds), steve kroon(per)
1999/Somethin'else/

オルフェウスの神話のように美しく、哀しい。
ベースの神様ロン・カーター初のボサノバ・アルバム。
(帯中よりの抜粋)

ビル・フリーゼルのギターが聴きどころです。

「Swing Journal : ゴールド・ディスク」

[Manha De Carnaval], [Goin' Home], [Samba De Orfeu]



*RON CARTER QUARTET / THE BASS AND I

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ron carter(b),
stephen scott(p), lewis nash(ds), steve kroon(per)
1997/Somethin'else/

「ロン・プレイズ・スタンダード」の副題が付いています。

「Swing Journal : ゴールド・ディスク」

[You And The Night And The Music], [Someday My Prince Will Come],
[The Shadow Of Your Smile], [I Remember Clifford]



*TRIO SUPREME / MASQUERADE IS OVER

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monty alexander(p), ron carter(b), ed thigpen(ds)
1996/Meldac Jazz/

最も歌うピアニスト、モンティ・アレキサンダー。
最も知的なベーシスト、ロン・カーター。
センシティヴなドラマー、エド・シグペンの3巨人が本国話題の中、初共演!
ジャズの醍醐味を満喫できることうけあい!
(帯中よりの抜粋)

「Swing Journal : ゴールド・ディスク」



*RON CARTER SEXTET / MR.BOW-TIE

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ron carter(b), gonzalo rubalcaba(p)(1,2,4,5,7,10),
edwin russel(tp)(exept on 1),javon jackson(ts)(exept on 1),
lewis nash(ds), steve kroon(per)(exept on 3,5)
1995/Somethin'else/

なんといってもタイトル曲の美しさにつきます。
ゴンザロのこういうアルバムが聴きたいです。

[Well You Needn't], [I Thought About You], [Stablemates], [St.Thomas]



* RON CARTER TRIO / JAZZ, MY ROMANCE

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ron carter(b), herb ellis(g), kenny barron(p)
1994/Somethin'else/

1 Blues For D.P
2 My Romance
3 Airgin
4 Quiet Times
5 Summertime
6 I Fall In Love Too Easily
7 For Toddlers Only
8 Sweet Lorraine

ロン・カーターの今作はお正月のBGMでずっと流していました。
ロン・カーター(b)、ハーブ・エリス(g)、ケニー・バロン(p)のドラムレス・トリオです。
「ピアノ&ギター&ベース」
この原型はナット・コール(p)・トリオですが実にセンスの良い組み合わせだと思っています。

スタンダード作品集・・・3者がぶつかり合う予想とは違ったけど意外に面白かったです。
お互いが相手に合わせて寄り添うように演奏し流れていく。
落ち着いた大人の感覚で刺激的なところは何もない、逆に珍しいアルバムでした。
お正月には色んな人の出入りがあるけれど音楽の存在をほとんど感じることはなかったです。
メロディが流れているようで流れていない、流れていないようで流れている。
どんな景色にもふっと馴染んでしまう不思議な感覚を持ったアルバムに出会いました。

(中間系)



* RON CARTER / SPANISH BLUE

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ron carter(b),
hubert laws(fl), jay berliner(g), billy cobham(ds), ralph macdonald(per),
roland hanna(p,elp)(B/2), leon pendarvis(elp)(A/2)
1975/CTI/

Side A
1 El Noche Sol
2 So What
Side B
1 Sabado Sombrero
2 Arkansas

フュージョンの流行は当然ながら時代の流れに上手く乗れたジャズメンと乗れなかったジャズメンがいます。
ジョー・ザビヌル(p)やウエイン・ショーター(ts)の「ウエザー・リポート」やチック・コリアの「リターン・トゥ・フォーエバー」は大成功を収めた
ここのロン・カーター(b)もフレシキブルな感覚を持っているので成功した一人だと思っています。
今作はスペイン訪問時にフラメンコを聴いて触発されてスパニッシュなフィーリングを完成させたいと思っていたと語っています。

今作もまた思い出に残るアルバムの一枚です。
もう何十年も前になるけど近所のジャズ喫茶のマスターと話していた。
私:「最近、誰かお勧めのジャズマンがいますか?」
マスター:「ビリー・コブハムがいいね」
私は正直意外でした、コブハムはフュージョン系で売り出し中のドラマーでほとんど知られていなかったから。
マスターは公務員を退職してジャズ喫茶を開いた生粋のモダン・ジャズ・ファンなので驚いた。
「へぇ~、新しいのも聴いているのか」ってね。

今作の聴きどころはそのコブハムのドラミングにあります。
ご存知A/2「So What」はマイルスの超名盤「Kind Of Blue」に収録された有名曲です。
ここでのコブハムのドラムスとヒューバート・ロウズのフルート・ソロが素晴らしいんです。
スティーヴ・ガッドに続いて新しい感覚のドラマーが次々に出て来てくることを実感しました。
珍しいレオン・ペンダルヴィスのエレピ・ソロが聴けるのも 貴重だと思います。

(くつろぎ系)



*RON CARTER / BLUES FARM

s537.jpg

Ron Carter(b,piccolo), Hubert Laws(fl), Richard Tee(elp.org),
Bob James(elp), gene bertoncini(g), sam brown(g), billy cobham(ds),
ralph macdonald(per)
1973/CTI/

「ジャンゴ」の名演で忘れ難いCTIのロン・カーター不滅の名盤。
ズシリと響く独特のベース・サウンドはCTIで生まれた。
(帯中よりの抜粋)

CTIのハウス・ベーシストとして活躍したロン・カーターの貴重盤。

[Django]

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