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Walter Smith Ⅲ (ts) [W (sax)]

*WALTER SMITH Ⅲ QUINTET / LIVE IN PARIS

s901.jpg

walter smith Ⅲ(ts), ambrose akinmusire(tp),
aaron goldberg(p), matt brewer(b), marcus gilmore(ds)
2009/Spece Time/

ウォルター・スミス・三世を聴くのは3枚目になります。
西藤ひろのぶ(g)さんとSEAN JONES(tp)のアルバムでした。
先進のテナー奏者として若手の注目株の一人といえると思います。

ウォルター・スミスはジャケットの雰囲気からしてジョン・コルトレーン(ts)にソックリですね。
演目にはオリジナルの他、ベニー・ゴルソン(ts)やサム・リバース(ts)の曲が取り上げられています。
どうやらここいらへんにルーツがあるようです。
ライブ盤ということもあって熱い演奏を聴くことができました。
構成の面白さもあって(1)~(4)までのメンバーのオリジナルが真骨頂だと思います。
続くゴルソンの(5)、ゴールド・バーグの(6)、リバースの(7)の解釈、展開も面白かったです。
特に(4)「HIMORME」と(6)「SHED」が聴きどころか。
Ambrose Akinmusire(tp)とMatt Brewer(b)は初見ですが各所で突き抜ける演奏が聴けました。
先週紹介したアーロン・ゴールドバーグがここでも素晴らしいプレイを聴かせています。
彼がいなかったら何処へ飛んでいたのか分からない危うさがあるので救われたのではないかな。
マーカス・ギルモア(ds)はダニー・グリセット(p)のライブで見たばかりなので記憶に新しいです。
少々重たいですが聴き応えのある好盤です。

[ ドラ流目立たないけどいいアルバム ]

(まじめ系)

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