SSブログ

Lars Jansson (p) [L (piano)]

*LARS JANSSON TRIO / WHAT'S NEW

sonet1399.jpg

lars jansson(p), thomas fonnesbaek(b), paul svanberg(ds)
2010/Spice of Life/

1 Lover Man
2 The Masquerade Is Over
3 Hilda Smiles
4 What's New
5 Very Early
6 Beginners Blues
7 Everything Happens To Me
8 Willow Weep For Me
9 Come Rain Or Come Shine
10 Latour

ラーシュ・ヤンソン・トリオのスタンダード作品集です。
圧倒的な素晴らしいライブを聴いた後でのCD評価はむずかしいところがあります。
CDとライブは別ものなんですがどうしても比較してしまうからです。
オリジナルが3曲にスタンダードが7曲、選曲も考えられていて良い構成だと思います。
お孫さんに書いた(3)「HILDA SMILES」は短かくも気持がこもっていて印象的でした。
オリジナルでは(10)「LATOUR」も聴きどころになります。
スタンダードでは軽妙な味を出した(9)「COME RAIN OR COME SHINE」が白眉の1曲か。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)



*LARS JANSSON TRIO / WITNESSING

sonet1398.jpg

lars jansson(p)  lars danielsson(b)  anders kjellberg(ds)
2002/IMOGENA/SOLIG-0001

ラース・ヤンソン・トリオの新作は全てオリジナルで勝負してきました。
ピアノ・トリオ・ファンならすでに注目されている方も多いことでしょうね。
ラーシュのピアノにはやさしさとあたたかさが感じられます。
ここ数年の来日公演で知名度も上がり人気が急上昇しました。
スウェーデンを代表する北欧ジャズ・ピアノ・トリオは要チェックです。

(中間系)



*LARS JANSSON TRIO / LIVE IN TOKYO AT BODY & SOUL

sonet1397.jpg

lars jansson(p), yasuhito mori(b), anders kjellberg(ds)
2001/Scandinavian Connection/

ラース・ヤンソン・トリオの南青山の"Body And Soul”でのライブ盤。
全9曲は自身のオリジナル7曲と森さんが1曲、その他1曲の構成です。
ラースは日本人好みのピアニストで人気があります。
毎年のように来日公演しています。

「The Day Of Wine & Roses」

Larry Willis (p) [L (piano)]

*LARRY WILLIS TRIO & QUARTET / THE OFFERING

sonet1396.jpg

larry willis(p) eddie gomez(b) billy drummond(ds)
eric alexander(ts)(2,5,7)
2008/HIGHNOTE RECORDS/

ラリー・ウィリス・トリオの2008年の新譜です。
前作は同じハイノートから2006年に「THE BIG PUSH」がリリースされています。
前回のメンバーはバスター・ウィリアムス(b)とアル・フォスター(ds)で、
今回はエディ・ゴメス(b)にビリー・ドラモンド(ds)という組み合わせです。
いずれもが渋い組み合わせでちょっと聴いてみたいと思わせるところがミソです。
安心感、安定感のあるピアノ・トリオですが中身は濃くて案外に重たい仕上がりです。
モーダルな感覚はラリー・ウィリスの持ち味、三位一体のトリオが聴けます。
特にエディ・ゴメスを聴くのは久し振りのような気がしますが、さすがに存在感は抜群でした。
お馴染みのエリック・アレキサンダー(ts)が3曲にゲスト参加しています。
普段とは違ってちょっと抑えたプレイぶりが印象に残りました。

(中間系)



*LARRY WILLIS TRIO / THE BIG PUSH

sonet1395.jpg

larry willis(p), buster williams(b), al foster(ds)
2006/HIGHNOTE/

ラリー・ウィリス(p)はフュージョンからアバンギャルドまでの幅広い音楽性の持ち主です。
その分、ウィリスの名前はあちこちで聞きますがその割りには目立っていません。
プレイ同様に性格的にも地味な人なんでしょうか。
かくいう私もリーダー作を購入したのは今回が初めてだと思います。
バスター・ウィリアムス(b)、アル・フォスター(ds)という組み合わせの渋いピアノ・トリオです。
安定感、安心感のあるピアノ・トリオはややもするとスーッと聞き流してしまう感じがするかもしれません。
しかし、オーソドックスでありながら意外と中身が濃い、ベテランならではの味のある仕上がりになっています。
少し大きめの音量で鳴らしてやるのがコツでしょうか。
スタイルとしてはちょうどマッコイ・タイナー(p)とハービー・ハンコック(p)の中間に位置すると思っています。
特に(6)のハンコックの「I HAVE A DREAM」や表題曲のウエイン・ショーター(ts)の(8)「THE BIG PUSH」はいいです。
聴きどころはこの(6)、(8)の2曲で、モダンな感覚を披露すると共に3人が生き生きと躍動します。
手慣れているというか、こなれたスムースな演奏でしっくりとくるので、やはり、彼らの真髄はここいらへんあると思いました。

[The Surrey WithThe Fringe On Top]

(中間系)



*LARRY WILLIS QUINTET / HEAVY BLUE

sonet1394.jpg

larry willis(p), jerry gonzales(tp,fhn),
joe ford(as,ss), don pate(b), jeff watts(ds)
1994/SteepleChase/

ラリー・ウィリスを中心にまとまりの良いクインテットです。
サウンドもスマートで完成度が高いです。

[When I Fall In Love]

Lally Vuckovich (p) [L (piano)]

*LARRY VUCKOVICH TRIO / STREET SCENE

sonet1393.jpg

larry vuckovich(p), larry grenadier(b), akira tana(ds)
2006/TETRACHORD MUSIC/

ジャケットの写真を見ればお分かりのようにベテラン・ピアニストです。
ストレートで明るくスイング感溢れるピアノ・プレイを聴かせてくれました。
このアルバムを購入するに当たって、私の興味はラリー・グレナディア(b)にありました。
ブラッド・メルダウ(p)・トリオなどと違って、オーソドックスなピアノ・トリオではどんな感じなのか?
・・・・・思ったよりも目立っていないというか、そのまま溶け込んでいます。
彼にはやはり先進性のあるサウンドの方が合っている気がしました。
ドラムスはアメリカで活躍するアキラ・タナさんで軽快にスイングしています。
ベニー・グリーン(p)が「ピュアでクリエイティブ、心の底から楽しめる」、
チャールス・マクファーソン(as)が「美しい・・・少しだけ異なったアングルからの展開が面白い」とコメントしています。
安定感、安心感のあるピアノ・トリオでハッピーな気分になれるのがいいです。
反面、刺激を求める人にはちょっと物足りないかもしれません。

(くつろぎ系)

Larry Ham (p) [L (piano)]

*LARRY HAM TRIO / CAROUSEL

sonet1392.jpg

larry ham(p), lee hudson(b), tom melito(ds)
2007/WEST VILLAGE MUSIC/

1 Softly As In A Morning Sunrise
2 Carousel
3 The Big Balloon
4 Lullaby
5 What A Differnce A Day Made
6 Lee Rides Again
7 Where Is Linda Now ?
8 All God's Chillun Got Rhythm
9 Easy Living
10 Brazillian Coffee
11 A Fond Farewell
12 My Funny Valentine

ラリー・ハム(p)は初見、やわらかく包み込むようなピアノの音色、
ベテランらしくリラックスしたくつろいだ、いぶし銀の如くのピアノを聴かせてくれました。
どうも自主制作盤のようですが白黒のジャケットの写真も悪くありませんが惜しむらくは録音がイマイチです。
オリジナル7曲にスタンダード5曲の構成、オリジナルの曲もいいです。
(3)、(5)、(7)、(12)はピアノソロで、(6)の美しくも軽快で抜群のノリはベスト・トラックだと思いました。
1曲、1曲は比較的短いですが珠玉の名演です、何よりホッとさせてくれるのがいいです。
(12)「MY FUNNY VALENTINE」は一日の終わりに聴きたい、これでゆっくりと眠りにつくことができるでしょう。
知名度は低くてもジャズ界には数多くの名手が存在します。
ラリー・ハムもそんな中の1人です。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(くつろぎ系)

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。