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Michael Carvin (ds) [M (drums)]

*MICHAEL CARVIN QUARTET / MARSALIS MUSIC HONORS SERIES

s362.jpg

michael carvin(ds)
carlton holmes(p), dezron douglas(b), marcus strickland(sax)
branford marsalis(sax)(3)
2006/MARSALIS MUSIC/

1 I'll Remember April
2 The Lamp Is Low
3 Prisoner Of Love / Body And Soul
4 In Walked Bud
5 Forest Flower
6 A Night In Tunisia
7 You Go To My Head
8 Hello, Young Lovers

先週、「最近購入したアルバム」で紹介した”Marsalis Music Honors Series”の1枚です。
よく知られているジミー・コブ(ds)はともかく、このマイケル・カーヴィン(ds)は意外な人選だったです。
知る人ぞ知るのドラマーでほとんど知られていないのではないでしょうか。
私が持っている資料を見ると自己のクインテットの「ザ・キャメル」とジャッキー・マクリーンとの共演盤が載っています。
共に70年代のsteeplechase盤で、前者にはセシル・ブリッジウォーター(tp)、ソニー・フォーチュン(as)が参加。
私としてはまったくのノーマークでしたが、名前を見た時になぜか「これはいいぞ」と直感しました。
サックスは注目のマーカス・ストリックランドを起用、プロデューサーのブランフォード・マルサリスも1曲参加しています。
選曲も変化に富んでいて面白いし、しっとりとしたリズム・セクションに支えられたサックスの響きが心地良いです。
パタパタとしたドラムの音色に意外な存在感があり、アナログ的な現実味を感じました。
(3)の”PRISONER OF LOVE/BODY AND SOUL”、(5)のチャールス・ロイド(ts)の”FOREST FLOWER”、(7)のスロー・バラードが聴きもの、特にこの”YOU GO TO MY HEAD”は素晴らしいです。
マルサリスはもちろん、ストリックランドが好演、全体的に落ち着いた雰囲気を持つ実にいいアルバムだと思います。
ピアニストのカールトン・ホルムズにも注目しました。
さて、このシリーズですが、次に誰が登場してくるのか興味津々、楽しみにしています。

2006年「ベスト3」の一枚です。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)

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