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Steve Kaldestad (ts) [S (sax)]

*STEVE KALDESTAD QUARTET / NEW YORK AFTERNOON

s1068.jpg

steve kaldestad(ts),
renee rosnes(p), peter washington(b), lewis nash(ds)
2015/Cellar Live/

1 Punjab (J.Henderson)
2 O Bebado E A Equilibrista (J,Bosco/A.Blanc)
3 Put On A Happy Face (C.Strouse)
4 Wishful Thinking (R.Rosnes)
5 Beatriz (E.Lobo/F.Buarque)
6 Yeah ! (S.Kaldestad)
7 I've Just Seen Her (C.Strouse/L.Adams)
8 Icelight (R.Rosnes)
9 Blues For David (C.Montgomery)

スティーヴ・カルデスタッド(ts)を聴くのは2枚目です。
前回聴いたのは「STRAIGHT UP」(2014)でバックは中堅のマイク・ルドン・トリオでした。
ブルーノート風のジャケットに惹かれたけど今回もジョー・ヘンダーソンの「ページ・ワン」のパクリです。
なんか狙いが分かり易くて1曲目にそのヘンダーソンの「Punjab」が入っています。

同時にここはメンバー構成に惹かれました。
久々のリニー・ロスネス(p)とピーター・ワシントン(b)、名手ルイス・ナッシュ(ds)の組み合わせ。
ロスネスは女性にしてはカチッとした硬派のピアニストで個性的です。
独特のタッチとタイミングの持ち主ですがここでもその特徴を十分に発揮しています。

カルデスタッドも柔らかい音色でクールに展開していて安定感は十分です。
まるでライブであることを忘れてしまいそうな落ち着きです。
究極のバラード(5)「Beatriz」はピアノとのデュオ、続く(6)「Yeah !」はピアノレス・トリオで聴かせる。
ボサノバの(2)、スピード感溢れる(8)など、構成も練られていて聴きどころも多いです。
改めてこの人は上手いと感じました。

オーソドックスで上品なテナー・サックスのワン・ホーン・アルバムに仕上がりました。
聴き味は最高でいつまでも聴いていたい気がします。
まさに「目立たないけどいいアルバム」の一枚です。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)



*STEVE KALDESTAD QUARTET / STRAIGHT UP

s686.jpg

steve kaldestad(ts),
mike ledonne(p), john webber(b), joe farnsworth(ds),
2014/Cellar Live/

ジャケが良い・・・ブルーノート風のジャケットに惹かれた。
さらに曲目を見てみると1曲目に「Beautiful Friendship」が入っていた。
大好きな曲・・・これで決まりです。
カナダの「セラー・ライブ盤」を聴くのも久し振り。
予想通りのオーソドックスなハード・バップ・アルバムでした。

余談ですがみなさんはCD選びに順番はありますか。
私はメンバー~曲目~ジャケット~レーベルの順かな。
時々順番が狂うけれど、まぁ~そんな感じです。
たとえ試聴が出来ても、予想との意外性が面白いので試聴はしません。
外れても自己責任なので「しょうがない」とあきらめます。

スティーヴ・カルデスタッドは初見です。
きっちりとした端正で安定感のあるテナー奏者・・・根っこにはベニー・ゴルソンがいる。
バックが今や中堅になったマイク・ルドン・トリオなので間違いないと思いました。
全8曲は自身のオリジナル2曲とその他6曲の構成です。
ボサノバやブルースも入っていて選曲は申し分ありません。
スタンリー・タレンタイン(ts)やチャーリー・パーカー(as)の曲に彼のルーツを探ることが出来ます。
表題曲の(8)「Blues Straight Up」を聴くとカルデスタッドの実力の確かさがよく分かります。
このブルース・フィーリングと4ビートのノリが素晴らしい。
バラードは(5)「Warm Valley」、もちろん(1)「Beautiful Friendship」もよく唄っていました。
全体を引き締めるマイク・ルドン・トリオの好演にも注目しました。
突き抜けたところはないけれど安心して聴けるテナー・サックスのワン・ホーン・アルバムです。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)

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