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Steve Grossman (ts) [S (sax)]

*STEVE GROSSMAN QUARTET & QUINTET & SEXTET / HOMECOMING

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steve grossman(ts), tom browne(tp), bill washer(g),
larry willis(p), joe farnsworth(ds), john webber(b), ruben rodriguez(b),
ralph irizarry(timbales), roberto quintero(cong), chuggy carter(shaker)
2011/CHEETAH/

1 Una Mas
2 Katonah
3 Afro Blue
4 This Time The Dream's
5 On Me
6 Ceora
7 Irresistable You
8 In A Sentimental Mood
9 Take The D Train
10 Una Mas

スティーヴ・グロスマン(ts)の新譜は中村照夫さんのチーター・レーベルから出ました。
マイルス・デイビス・グループに参加したことにより世に出たグロスマンも息の長いプレイヤーです。
このHPを始めた2000年頃はよく聴いていたものです。
しばらくご無沙汰していましたが去年のベスト3に選ばれたので興味を持ちました。

共演陣にはトム・ブラウン(tp)、ラリー・ウィリス(p)、ジョン・ファーンズワーズ(ds)等が名を連ねていました。
特にトム・ブラウンは懐かしく思いました。
フュージョン・シーンの人気トランペッターだったトム・ブラウンはすでに引退したと聞いていたから・・・。
再びカムバックしてきたのは嬉しい限りです。

収録の8曲はオリジナルが2曲、スタンダード3曲、それにケニー・ドーハム(tp)の(1)「UNA MAS」、モンゴ・サンタマリア(per)の(3)「AFRO BLUE」、リー・モーガン(tp)の(5)「CEORA」など。
カルテット演奏はジャズ・テイストが強く(2)「KATONAH」と(6)「IRRESISTABLE YOU」とバラードの(7)「IN A SENTIMENTAL MOOD」、(8)「TAKE THE D TRAIN」の4曲で聴けます
唄もの(4)「THIS TIME THE DREAM'S ON ME」はギター入りのクインテット編成、上記の5曲はワン・ホーンでじっくりと聴かせてグロスマンの持ち味が生かされます。
(1)「UNA MAS」、(3)「AFRO BLUE」、(5)「CEORA」はフロント2管、ラテンのリズムで楽しめました。
編成やリズムが多彩で構成もよく考えられていると思います。
グロスマンは重たいと感じる人にも十分聴きやすい作品に仕上がっているので魅力十分です。

チーター・レーベルを買ったのはオナージェ・アラン・ガムス(p)に続いて2枚目です。
中村さんはどうやらこの傾向のサウンドで行くようですね。
今度はボブ・ミンツァー(sax)を聴いてみようかな・・・。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(くつろぎ系)



*JOHNNY GRIFFIN & STEVE GROSSMAN / QUINTET

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johnny griffin(ts), steve grossman(ts)
michael weiss(p), pierre michelot(b), alvin queen(ds)
2001/DREYFUS/

最近、私の掲示板で話題になったジョニー・グリフィン(ts)とスティーブ・グロスマン(ts)の作品です。
スタンダードが2曲とオリジナルが7曲の構成です。
それぞれの持ち味が違うので面白い企画だと思いました。
出来ればスタンダードで真っ向勝負をしてその違いを際立たせてほしかったと思います。
しかし、グリフィンの年齢を考えるとそれもやむを得なかったのかも知れません。
全体的にはグロスマンが先輩のグリフィンに気を使ったというところでしょうか。
という訳で、私は「NICA'S TEMPO」と「THIS TIME THE DREAM'S ON ME」の2曲が良かったです。

(まじめ系)



*STEVE GROSSMAN / QUARTET

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steve grossman(ts)
michel petrucciani(p), andy mckee(b), joe farnsworth(ds)
1999/DREYFUS/

1 Ebb Tide
2 Inner Circle
3 Song For My Mother
4 Parisian Welcome
5 ou Go To My Head
6 Body & Soul
7 Why Don't I ?
8 Don't Blame Me
9 Theme For Ernie
10 In A Sentimental Mood

ジャズ仲間のTさんがおすすめのアルバムです。
私がスティーブ・グロスマンにハマるきっかけになった一枚です。
やはりフリーの洗礼を受けた人のバラード・プレイはひと味違います。
素晴らしい出来で、3回も一気に聴いてしまいました。
久し振りに聴いたので私が今まで持っていた彼のイメージとは一変しました。
それにピアノがミシェル・ぺトルチアーニときたらこれはもう文句なしです。
ミシェルのプレイも力強いタッチで魅力十分。彼のことはいまさらながら残念でなりません。
どこまで伸びたか見当がつきませんよ。
スティーブ・グロスマンとミシェル・ぺトルチアーニ、この二人の相乗効果は抜群です。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(まじめ系)



*STEVE GROSSMAN QUARTET & QUINTET / TIME TO SMILE

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steve grossman(ts), tom harrell(tp,fhn)(1,4,6),
willy pickens(p), cecil mcbee(b), elvin jones(ds)
1994/DREYFUS/

マイルス・デイビスに見出されたグロスマンはマイルスから離れたあと、
一時期エルヴィン・ジョーンズ・グループに在団します。
ここでは親分エルヴィンを迎えて、3曲ではトム・ハレルとのフロント2管を編成しました。
グロスマンを聴いていて心地良いのは伝統に根ざした安心感があるからだと思います。
男性的で豪快で荒々しく、でも包むようなやさしさもある。
・・・グロスマンはテナー・サックスが持つ特徴を存分に発揮している。
表題曲の「Time To Smile」はフレディ・レッド(p)の名曲です。

[I'm Confessin], [This Time The Dream On Me], [Time To Smile],
[Till There Was You], [E.J's Blues]



*STEVE GROSSMAN QUARTET / IN NEW YORK

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steve grossman(ts)
mccoy tyner(p), avery sharp(b), art taylor(ds)
1992/DREYFUS/

ニューヨークの「Sweet Basil」でのライブ盤。
ここでのピアノはマッコイ・タイナーです。
当然ながらジョン・コルトレーンを彷彿とさせる演奏になっています。

[Speak Low], [My Ship], [Softly As In A Morning Sunrise],
[Impressions], [Over The Rainbow], [Love For Sale], [Good Bait]



*STEVE GROSSMAN TRIO / REFLECTIONS

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steve grossman(ts), alby cullaz(b), simon goubert(ds)
1991/MUSICDISC/

スティーヴ・グロスマンのピアノレス・トリオの作品。
グロスマンに自由度の高いピアノレス・トリオを演奏させてみたいと思うのは当然に成り行きか。
思ったよりは大人しくオーソドックスに展開していきます。

[Mean To Me], [Reflections], [Whims Of Chambers],
[In Walked Bud], [Soul Eyes], [Angelica], [I Fall In Love Too Easily]



*STEVE GROSSMAN QUARTET / DO IT

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steve grossman(ts),
barry harris(p), reggie johnson(b), art taylor(ds)
1991/DREYFUS/

バド・パウエル3曲、セロニアス・モンク2曲、チャーリー・パーカー、
タッド・ダメロンなどのバップの名曲が聴けます。
バックのバリー・ハリス(p)が素晴らしい。

[Cherokee], [I'll Keep Loving You], [The More I See You],
[Oblivion], [Soultrane], [Chi Chi]



*STEVE GROSSMAN QUARTET / KATONAH

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steve grossman(ts),
takehiro honda(p), hideo kawahara(b), yasushi yoneki(b), masahiro yoshida(ds)
1989/DIW/

燃えるテナー・マン、グロスマン本来のアグレッシブなアドリブが炸裂する、
カムバック後のベスト・パフォーマンス。
(帯中よりの抜粋)

ここは何といっても本田竹広(p)さんの参加が貴重です。

[Afternoon In Paris], [I Hear A Rhapsody], [Soultrane]



*STEVE GROSSMAN TRIO / BOUNCING WITH Mr. A.T

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steve grossman(ts), tyler mitchell(b), art taylor(ds)
1996(1986Rec)/DREYFUS/

グロスマンのピアノレス・トリオによるイタリアのジェノバでのライブ盤です。
グロスマンは絶好調・・・気合の入った圧倒的な演奏が聴けます。
バラードで展開する「Soultrane」が素晴らしいです。
グロスマンはジョン・コルトレーンとソニー・ロリンズの流れを汲み、
それを消化して、この時期は間違いなくジャズの王道を歩んでいました。

[Afternoon In Paris], [Soultrane], [Why Don't It],
[Whims Of Chambers], [Soul Eyes],



*STEVE GROSSMAN QUARTET / LOVE IS THE THING

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steve grossman(ts),
cedar walton(p), david williams(b), billy higgins(ds)
1985/Red/

1 Naima
2 Easy To Love
3 My Old Flame
4 Easy Living
5 I Didn't Known What Time It Was
6 415 Central Park West
7 What's New

今作もまた先日の中古盤漁りで見つけた一枚です。
スティーヴ・グロスマンも一時期よく聴いていました。
20歳ソコソコでマイルス・デイビスに見出された天才肌のテナー奏者です。
グロスマンの根っこにはソニー・ロリンズとジョン・コルトレーンがいます。
この二人はジャズの王道・・・実にオーソドックスなスタイルの持ち主です。
グロスマンの作品はけっこう聴きましたが選曲はバップの名曲とスタンダードが多い。
いつもストレートな真っ向勝負、変化球はないので思い切りの良さが光ります。

グロスマンのアルバムは10枚以上持っています。
枚数も10枚以上にもなると意識的に集めているということになるでしょうね。
私には何人くらいいるだろうか?・・・ちょっと気になってしまった。
20人~30人というところかな。

グロスマンの作品はワン・ホーン・カルテットとピアノレス・トリオが多いです。
トリオもいいですが特に私はカルテットで共演しているピアニストに興味があります。
バリー・ハリス、マッコイ・タイナー、ミシェル・ペトルチアーニ、本田竹広など。
珍しいところではヒュー・ローソンなんて名前も出てきます。
これはいずれまとめてプログに掲載しようかと思っています。

さてここでの共演ピアニストはシダー・ウォルトンです。
内容は言うまでもなく申し分ありません。
選曲もお決まりのバップの名曲とスタンダードです。
グロスマンは1985年~1995年にひとつのピークを迎えています。
ウォルトンをバックに朗々としたテナー・サウンドを聴かせてくれました。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)



*STEVE GROSSMAN QUARTET / 803 STANDARDS

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steve grossman(ts),
fred henke(p), walter booker(b), masahiro yoshida(ds)
1985/DIW/

これぞスタンダード・グロスマン。
ビ・バップのスタンダードを完璧に消化した熱いアドリブが冴えわたる。
(帯中よりの抜粋)

ピアノのフレッド・ヘンケはカナダ出身でグロスマンの紹介だそうです。

[Half Nelson], [When I Fall In Love], [Autumn Leaves],
[Just In Time], [Solftly As In A Morning Sunrise], [Easy Living]



*STEVE GROSSMAN TRIO / WAY OUT EAST VOL.2

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steve grossman(ts), juni booth(b), joe chambers(ds)
1993(1984/7Rec)/RED/

グロスマンのピアノレス・トリオによるイタリアのスタジオ録音盤です。
ここでのドラマーはベテランのジョー・チェンバース。

[Out Of Nowhere], [Body And Soul], [Soultrane], [Like Some In Love]



*STEVE GROSSMAN QUARTET / HOLD THE LINE

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steve grossman(ts),
hugh lawson(p), juni booth(b), masahiro yoshida(ds)
1996(1984/4Rec)/DIW/

マイルスに見出された天才サックス奏者グロスマンのカムバックを決定づけた名演、待望のCD化。
ジャズ・テナー・サックスの王道というべきスタンダード演奏。
(帯中よりの抜粋)

1曲目にCD化で追加された「Ray's Idea's」が入っていた。
追加曲は普通最後になるのでこれは珍しいです。
出来が良いのに外された理由は不明。
ヒュー・ローソン(p)の参加も貴重。

[Out of Nowhere], [Night In Tunisia], [My Old Flame],
[Milestones], [There Will Never Be Another You],
[Like Someone In Love], [Billie's Bounce]

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