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Alberto Bonacasa (p) [A (piano)]

*ALBERTO BONACASA QUARTET / THINKING BLUE

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alberto bonacasa(p,key)
fabrizio bosso(tp,fhn), marco ricci(b), stefano bagnoli(ds)
special guest : dilene ferraz(vo)
2001/ULTRA SOUND/

ちょっと前のイタリア盤ですがファブリジオ・ボッソに惹かれて購入したみました。
ボッソはまだ若いとは思いますがその演奏スタイルはすでに老成したかように感じます。
思えばジャンニ・バッソ(ts)との共演盤もそうでした。
この時はバッソに合わせているのかとも思いましたがそうでもないみたいです。
これが持ち味なのか?・・・もっと思いっ切り暴れて欲しい気もしますね。
リーダーのアルベルト・ボナカサはストレートでオーソドックスなピアノを聴かせてくれました。
ゲストのヴォーカルはラテンのリズムで2曲。
イメージとしてはジャケットから受ける印象通り、夜のしじまにトランペットとフリューゲル・ホーンの
柔らかな音が響き渡るという感じでしっとりとして落ち着いた雰囲気を持つアルバムです。
しかし、録音時間が40分弱と短いのはいかにも物足りず、これが最大の弱点になります。

(中間系)

Alan Zimmerman (p) [A (piano)]

*ALAN ZIMMERMAN TRIO / TRIO

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alan zimmerman(p), ezequiel dutil(b), carto brandan(ds)
2010/Pai/

1 Cyclic Episode
2 Coces
3 Evidence
4 Easy To Love
5 Mr.R.A.C
6 33343
7 El Parador
8 Pithecanthropus Erectus
9 Elementos
10 Mirador Del Valle

今はなんとなくヨーロッパ系のピアノトリオに触手が動きません。
そんなわけでこのアルゼンチンのトリオを買って見ました。
アラン・ジマーマン(p)はもちろん初見です。
1曲目にサム・リバースの曲を取り上げているのが目を引きました。
加えてセロニアス・モンクやチャールス・ミンガスの曲となれば興味津々です。
斬新で凝ったピアノ・トリオが聴けるのではないかと思いました。

結果は予想通りでちょっと変で面白いピアノ・トリオが聴けました。
オリジナル以外の曲は原曲をイメージするとまったく違った展開になっていました。
ひねってねじれて変態的だけど美しいです。
ピアノ・トリオでミンガスの「直立猿人」を取り上げるのは珍しいと思います。
これってこんな曲だったっけ?・・・これを聴くだけでも価値があるかもしれませんよ。
雨の雫が落ちるような独特なタッチと前衛的なリズム感を持っています。
硬派で歯ごたえのあるピアノ・トリオ。
万人向けではないけれど秋の夜長にひっそりと聴くにはいいかもしれない。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(まじめ系)

Alan Pasqua (p) [A (piano)]

*ALAN PASQUA TRIO / STANDARDS

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alan pasqua(p), dave carpenter(b), peter erskine(ds)
2007/FUZZY JAZZ/

アラン・パスクァ・トリオのスタンダード作品集です。
アラン・パスクァはポップスからハード・バップまでこなす幅広い音楽性を持つ才人です。
活躍している割に意外とリーダー作は少ないですが根強いファンがいると思っています。
以前から何度も共演しているこの名手3人は気心の知れた仲で安心感、安定感があります。
内容がほぼ予想されてしまうので面白みはありませんが、「やはりなぁー」という感じです。
もう少し突っ走ってくれると良いのですがこれが彼の持ち味なんでしょうね。
上品で癖のないくつろぎ系ピアノ・トリオのお手本になる作品です。

「The Way You Look Tonight」、「Dear Old Stockholm」、「Deep In A Dream」、
「Con Alma」、「It Never Entered My Mind」、「Speak Low」、「I'm Glad There Is You」、
「I Hear A Rhapsody」、「I'm Old Fashioned」、etc

(くつろぎ系)



*ALAN PASQUA TRIO / BODY & SOUL

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alan pasqua(p), darek oles(b), peter erskine(ds)
2004/VIDEOARTS/

1 You Must Believe In Spring
2 Highway 14
3 Stella By Starlight
4 Barcelona
5 God Only Knows
6 All The Things You Are
7 A Winter Shade Of Pale
8 Body & Soul
9 Wichita Lineman
10 Smile

どちらかと言うとフュージョン・シーンでの印象が強いアラン・パスクァ(p)の初のピアノ・トリオのリーダー作です。
ジャッキー・バイヤード(p)やサド・ジョーンズ(tp)に師事、さらにジョージ・ラッセル(arr)の薫陶を受けたとあります。
これだけでも単純ではありませんね。多才で面白い個性を持ったピアニストだと思います。
最近ではピーター・アースキン(ds)の「LIVE AT ROCCO」や「BADLANDS」で好プレイを披露していました。
当然ながらピーター・アースキンとは気心も知れていて相性は抜群、トリオとしてのバランスもいいですよ。
ビル・エバンス~キース・ジャレット系のピアニストでリリカルで透明感のあるプレイが持ち味です。
しかし、ウエスト・コーストの影響でしょうか。リリカルでもそこはかとなく暖かさや明るさを感じさせます。
私などもいいなあーと思って注目していたところです。
まさにグット・タイミングでニュー・アルバムが登場しました。
アコースティック・ピアノ・トリオのお薦めの一枚です。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)



*ALAN PASQUA QUINTET / DEDICATIONS

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alan pasqua(p), dave holland(b), paul motian(ds),
gary bartz(as), randy brecker(tp), michael brecker(ts)
1999/Postcards/

美しいピアノが輝く、メイン・ストリームなハード・バップ・ジャズ。
いいですねえー、パスクアさんは。



*ALAN PASQUA TRIO / MILAGRO

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alan pasqua(p), dave holland(b), jack dejohnette(ds),
michael brecker(ts)
1994/Postcards/

アラン・パスクア(p)の美しいピアノが堪能できます。
ゲストがマイケル・ブレッカー(ts)でバックのメンバーも凄い。
90年代、お勧めのピアノ・トリオ。

Alan Broadbent (p) [A (piano)]

*ALAN BROADBENT TRIO / LIVE AT GIANNELLI SQUARE Vol 1

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alan broadbent(p), putter smith(b), kendall kay(ds)
2010/Broadbent Music/

アラン・ブロードベント(p)の新譜です。
ブロードベントがまだあまり知られていなかった頃は密かに愛聴していました。
段々知名度が上がってくるうちに興味が薄れてきたのはどういうわけでしょうか。
レア物漁り・・・ジャズ・ファンにはよくあることかもしれません。

今作はスタンダード5曲&オリジナル3曲のライブ盤です。
1曲が8分前後と比較的演奏時間が長いです。
安心感、安定感はありますが刺激は少ない・・・私はどうにも物足りなかった。
オリジナルの3曲が聴きどころになると思います。

(くつろぎ系)



*ALAN BROADBENT TRIO / YOU AND THE NIGHT AND THE MUSIC

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alan broadbent(p), brian bromberg(b), joe labarbera(ds)
2002/KING RECORD/KICJ-434

ロマンチックなピアニスト、アラン・ブロードベントの日本企画盤です。
全7曲はスタンダード中心の選曲です。
注目は絶好調のブライアン・ブロンバーグ(b)の参加でしょうね。
ここでも一味違う演奏を聴かせてくれています。
最近は少し大人しい感じの作品を聴く機会が多くなってきました。

「You And The Night And The Music」、「I Wish I Knew」、
「When The Wind And The Rain In Her Hair」、「Baubles, Bangles And Beads」、
「Ceora」、「What's New」、「Dearly Beloved」

(くつろぎ系)



*ALAN BROADBENT TRIO / PERSONAL STANDARDS

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alan broadbent(p), putter smith(b), joe labarbera(ds)
1997/Concord/

オーストラリア出身のアラン・ブロードベントの最高傑作だと思います。
全9曲は1曲を除いてアランのオリジナルです。
私のピアノ・トリオの愛聴盤の一枚です。



*ALAN BROADBENT TRIO / PACIFIC STANDARD TIME

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alan broadbent(p), putter smith(b), frank gibson jr(ds)
1995/Concord/

しっとりとしたアラン・ブロードベントのピアノが好きなファンも多いと思います。
そんなピアノ・トリオ・ファンが追い求めた1枚です。

「Summer Night」、「Easy Living」、「Easy To Love」、「I Should Care」、
「Django」、「Beautiful Love」、「In Love In Vain」、
「Someday My Prince Will Come」、「I've Never Been In Love Before」

Alain Mion (p) [A (piano)]

*ALAIN MION TRIO / SOME SOUL FOOD

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alain mion(p), patrik boman(b), ronnie gardiner(ds)
2001/JAZZ IN/NEXT JAZZ/

Alain Mion(p)は初見、ほとんど知られていないピアニストです。
CDショップのレアものピアノ・トリオ盤という文句につられて、つい手が伸びてしまいました。
全9曲は全てミオンのオリジナルで占められています。
曲目に”SOUL”や”GOSPEL”いう文字が見られるように、演奏スタイルをそのまま表しています。
「THE THREE SOUNDS」のエディー・ハリス(p)やレス・マッキャン(p)を思い浮かべてくれれば分かりやすいです。
フランス人のようですが録音はスウェーデン、ヨーロッパのピアニストには珍しいタイプですね。
ソウル・ジャズのファンなら欲しいのではないかと思います。

(中間系)

Alain Jean-Marie (p) [A (piano)]

*ALAIN JEAN-MARIE TRIO / LAZY AFTERNOON

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alain jean-marie(p), gilles natural(b), john betsch(ds)
2000/Shai/

フランスのピアニスト、アレイン・ジーン‐マリエもまたピアノ・トリオ・ファンに知られています。
独特の感性と力強さを持っています。
ここでもジェームス・ウィリアムス(p)、チャールス・ミンガス(b)などを取り上げています。
今作はレア盤の一枚で探している人も多いかもしれませんね。

「Lazy Afternoon」、「Relaxin' At Camarillo」、「U.M.M.G」



* ALAIN JEAN-MARIE TRIO / SERENADE

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alain jean-marie(p), eric vinceno(b), claude montreon(ds)
1998/Declic/

1 Bibuine The Be-Bop
2 Serenade
3 Vallee Heureuse
4 Antilope
5 Retour Au Pays Natal
6 AJM Blues
7 Children
8 Doubou't Ti Manmaye
9 Resolution
10 The River
11 Going Down To The Market
12 Enjoy Life

フランスのピアニスト、アラン・ジャン・マリーの作品です。
日本ではフランスの大御所テナー奏者のバルネ・ウィランとの共演で知られるようになりました。
特にビギン+ジャズの名手として知られています。
「ビギン・ザ・ビギン」・・・ビギンと聞いて中村八大さんの「黄昏のビギン」を思い出しました。
水原弘さんやちあきなおみさんの歌でヒットしましたが魅力ある曲なので現在でもカバーする歌手が多いですね。

全12曲は自身のオリジナル8曲とその他4曲の構成です。
いずれもカリブの香りがいっぱいの独特のリズムと感性を感じさせる演奏になっています。
アランは同じカリブ海出身のモンティ・アレキサンダー(p)やミシェル・カミロ(p)にも劣らない超絶技巧の持ち主です。
パワフルで切れ味鋭く、華麗でお洒落で、スピード感に溢れています。
つい踊りたくなるようなサウンドはたまらなく魅力的です。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)



* ALAIN JEAN-MARIE TRIO / BIGUINE REFLECTIONS

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alain jean-marie(p), eric vinceno(b), serge marne(ds)
1992/Karac/

1 Begonia
2 Doudou Pa Plere
3 Ta ta ta
4 Tou Sa Se Pou Doudou
5 Tieri An Lan Demil
6 Ka I Fe-w
7 Bone An Mwen Pati
8 Haitian Child
9 Pa Ban Mwen Kou
10 Gwadloup An Nou
11 Driv
12 Chofe Bigin La

フランスのピアニスト、アラン・ジャン・マリーはビギンの名手です。
ビギンはカリブ海のダンス音楽で4拍子の軽く流れるようなリズムが特徴です。
ジャズではコール・ポーターの「ビギン・ザ・ビギン」が極め付きになるかな。
日本では中村八大と永六輔のコンビで作られた水原弘の「黄昏のビギン」が有名です。

今作はビギンの曲だけを取り上げた作品なのでマニアックですが面白いと思います。
美しく流麗なタッチと自然に身体が揺れてくるビギンのリズムが心地良いです。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)



* ALAIN JEAN-MARIE TRIO & QUARTET / FRIENDS MEETING

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(1,3,5,7,9,11) : alain jean-marie(p), gus nemeth(b), al levitt(ds),
(2,4,6,8,10,12) : alain jean-marie(p), andre condouant(g), patrice caratini(b), oliver johnson(ds)
1982/Disque Debs/

1 Short Play
2 Groovin Up
3 Bongo Bop
4 Island Song
5 Skylark
6 Hubb's Bag
7 Al's Groove
8 Kako
9 Cosmaunaute
10 Bubble Gum
11 Jeanine
12 Tranes Mirror

最近のピアノ聴きのお気に入りは先日紹介したビル・メイズとこのアラン・ジェーン・マリーです。
今作はピアノ・トリオとギター入りカルテットの両方が楽しめる徳用盤です。

全12曲はメンバーのオリジナル7曲にその他5曲の構成です。
トリオはスタンダードが中心でカルテットはアンドレ・コンデュアント(g)のオリジナルが中心になっています。
つまり一粒で二度美味しい作品ということですね。
マリーはカリブ海出身のビギンの名手で切れ味鋭い華麗なピアノを聴かせてくれます。
当然ここに参加の友人達もカリブ海の香りがするけどみんながテクニシャンなので驚きました。
独特のリズム感と明るさを持った作品です。
特にアンドレ・コンデュアントに注目しました・・・流麗なギターさばき素晴らしいです。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)

Akiko Grace (p) [A (piano)]

*AKIKO GRACE TRIO / MANHATTAN STORY

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akiko grace(p), larry grenadier(b), bill stewart(ds)
2002/SAVOY/

アキコ・グレース(p)の2枚目のアルバムです。
デビュー・アルバムも話題になりましたがなんとなく買いそびれて聴くのは今回が初めてになります。
大胆さと女性特有の繊細さを合わせ持っているプレイヤーだと思います。
クリアーで切れの良いタッチで聴かせてくれました。
全12曲、オリジナルが5曲、チャーリー・ヘイデン(b)、モンク(p)、パット・メセニー(g)の曲とあとはスタンダードという構成です。
彼女は東京芸大楽理科出身でバークリー音楽院で学んだそうです。

[ Swing Journal : ゴールド・ディスク ]

(中間系)

「Fly Me To The Moon」、「Over The Rainbow」

Akane Matsumoto 松本茜 (p) [A (piano)]

*AKANE MATSUMOTO TRIO / PLAYING N.Y

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akane matsumoto(p), nat reeves(b), joe farnsworth(ds)
2010/T&K /

1 Playing
2 Twilight
3 Stella By Starlight
4 Wheat Land
5 Relaxing At Camarillo
6 Juicy Lucy
7 I Should Care
8 Celia
9 My Dear
10 Sunset And The Mockingbird

松本茜(p)さんの2枚目のリーダー・アルバムです。
1枚目の「フィニアスに恋して」も興味があったけれど買いそびれてしまいました。
今作はニューヨーク録音でバックはナット・リーブス(b)とジョー・ファーンズワーズ(ds)です。
オリジナル3曲とその他7曲の構成です。

松本茜さんはすでに何度かライブでも見ています。
容姿に似合わぬ凄みのある音が弾け飛んできてゾクゾクとするピアノを聴かせてくれました。
若手女性ピアニストではピカイチの存在かもしれませんね。
若さがある、輝きがある・・・その鋭い音色には魅力が溢れています。
前作のフィニアス・ニューボーン、ここではオスカー・ピーターソン、ホレス・シルバー、
バド・パウエル、デューク・エリントンといったところの作品を取り上げています。
スピード感に溢れる超絶テクニックはもちろんですが実はバラード奏法が素晴らしいです。
ロマンチックで美しく、とてもこの年齢とは思えない色気を感じます。
これが凄いと思いました。
なんでしょうね、このしっとりした大人の色気はどこからくるのか。
(7)「I SHOULD CARE」の素晴らしさは特筆ものです。
音数を抑えた間合い・・・これが彼女の真骨頂ではないかと思わせる一瞬があります。
というわけでここではバラードの(2)「TWILIGHT」、(4)「WHEAT LAND」、
(10)「SUNSET AND THE MOCKINGBIRD」などが聴きどころになりました。

動と静・・・スピードと間・・・ここの対比、その落差が最大の魅力だと思います。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)

Ahmad Jamal (p) [A (piano)]

*AHMAD JAMAL QUARTET / IT'S MAGIC

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ahmad jamal(p), idris muhammad(b), james cammack(ds)
manolo badrena(per)
2008/DREYFUS/

1 Dynamo
2 Swahililand
3 Back To The Island
4 It7S Magic
5 Wild Is The Wind / Sing
6 The Way You Look Tonight
7 Arabesque
9 Papillon
9 Fitnah

マイルス・デイビスにも大きな影響を与えたと言われるアーマッド・ジャマルが元気なのは嬉しいです。
ジャマルはワン・アンド・オンリーの世界を持っているので日本でも人気は高いと思います。
タッチは重厚で力強く、さすがにその存在感は抜群です。
ここではパーカッションを加えたカルテットで一味違う演奏を繰り広げています。
このパーカッションとのコラボレーションが最大の聴きどころです。
御大に敬意を表してのドラ流入りです。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)



*AHMAD JAMAL TRIO / FREEFLIGHT

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ahmad jamal(p), jamil nasser(b), frank gant(ds)
1971/Impulse/

絶好調アーマッド・ジャマル・トリオの1971年スイス、モントリュー・ジャズ・フェスのライブ盤。
ジャマルのエレクトリック・ピアノも聴けます。
録音が悪いのが玉に瑕ですが・・・。
「Dolphin Dance」、「Poinciana」



*AHMAD JAMAL TRIO / THE AWAKENING

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ahmad jamal(p), jamil nasser(b), frank gant(ds)
1970/Impulse/

インパルス時代のアーマッド・ジャマルは刺激的です。
最高!・・・魅力あります。
「Dolphin Dance」、「You're My Everything」、「Stolen Moments」、「Wave」



*AHMAD JAMAL TRIO / BUT NOT FOR ME

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ahmad jamal(p), israel crosby(b), vernell fournier(ds)
1958/ARGO/

アーマッド・ジャマルの代表作と目される1枚です。
スタンダード作品集、クラブでのリラックスしたプレイが聴けます。
独特のタイミングとスイング感に痺れます。

「But Not For Me」、「Surrey With The Fringe On Top」、「Moonlight In Vermont」、
「Music,Music,Music」、「NO Greater Love」、「Pnciana」、「Woody'n You」、「What's New」

Adrian Iaies (p) [A (piano)]

*ADRIAN IAIES TRIO & QUARTET / MELANCOLIA

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adrian iaies(p), ezequiel dutil(b), peoi taveira(ds)
mariano loiacono(tp,fhn)
2012/Sony Music /

1 A Flower Is A Lovesome Thing
2 Himno A Sarmiento
3 Waltz For Beatriz (Sarlo)
4 Melancolia Es Tu Nombre
5 Fuimos
6 U.M.M.G
7 Maia
8 Ese Terciopelo
9 A Proposito De Tommy Flanagan
10 Desde El Alma
11 Lotus Blossom

アドリアン・イアイエス(p)は初見です。
コンスタントにリリースしているようなのでアルゼンチンの人気ピアニストだと思います。
自身のオリジナルが5曲、その他6曲の構成ですがビリー・ストレイホーンが3曲選ばれています。
デューク・エリントンやストレイホーンの影響が強いということでしょうか。
演奏内容はピアノ・トリオとトランペット入りのカルテットの組み合わせです。

南米の陽気で明るいプレイをイメージするとまったく違っていました。
北欧系の静謐なタッチとボサノバの気だるさを合わせ持つ特徴的なサウンドが聴けました。
ぐっと音数を抑えてポツン・ポツンと落ちてくる感じ・・・トランペットも実にクールです。
夜寝る前に聴くのが効果的でジワーッと心に沁みてきますよ。
ジャケットは地味だけど個性的で魅力に溢れるアルバムです。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)

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