Chris Hunter (as) [C (sax)]
*CHRIS HUNTER / GOOSE THE POOCHE
chris hunter(as)
gil goldstein(p,acdn), mike richmond(b), jeff ballad(ds), jay azzolina(g)
2000/VIDEOARTS/
昨年、マイケル・フランクス(vo)と共に来日したクリス・ハンター(sax)の作品です。
ライブを見ましたが非常に真面目な印象を受けました。5年振りのアルバムで日本企画盤です。
ここではアルト1本にしぼってパワフルで豪快なプレイを聴かせてくれました。
グイグイと突っ走るアルト・サックスの音色に引き込まれてしまいますよ。
チャーリー・パーカー作が5曲、オリジナルが2曲、その他4曲の構成です。
中途半端は止めて迷わずパーカーに挑戦しているのが好ましい作品です。
唯一無二、アルトをここまで鳴らせる奴はいない。
驚異のブローイングと刺激的な太い音色で迫るアルト・サックスの貴公子、クリス・ハンター、
5年ぶりのニュー・アルバム。巨匠チャーリー・パーカーに挑んだ意欲作!
(帯中よりの抜粋)
「Just Friends」、「Parker's Mood」、「Cherokee」、「Moose The Mooche」、
「Billie's Bounce」、「Scrapple From The Apple」、「All The Things You Are」、etc
(まじめ系)
chris hunter(as)
gil goldstein(p,acdn), mike richmond(b), jeff ballad(ds), jay azzolina(g)
2000/VIDEOARTS/
昨年、マイケル・フランクス(vo)と共に来日したクリス・ハンター(sax)の作品です。
ライブを見ましたが非常に真面目な印象を受けました。5年振りのアルバムで日本企画盤です。
ここではアルト1本にしぼってパワフルで豪快なプレイを聴かせてくれました。
グイグイと突っ走るアルト・サックスの音色に引き込まれてしまいますよ。
チャーリー・パーカー作が5曲、オリジナルが2曲、その他4曲の構成です。
中途半端は止めて迷わずパーカーに挑戦しているのが好ましい作品です。
唯一無二、アルトをここまで鳴らせる奴はいない。
驚異のブローイングと刺激的な太い音色で迫るアルト・サックスの貴公子、クリス・ハンター、
5年ぶりのニュー・アルバム。巨匠チャーリー・パーカーに挑んだ意欲作!
(帯中よりの抜粋)
「Just Friends」、「Parker's Mood」、「Cherokee」、「Moose The Mooche」、
「Billie's Bounce」、「Scrapple From The Apple」、「All The Things You Are」、etc
(まじめ系)
Chris Cheek (ts) [C (sax)]
*CHRIS CHEEK QUINTET / SATURDAY SONGS
chris cheek (ts), steve cardenas (g)
david soler (pedal steel g), jaume llombard (b), jorge rossy (ds,vib&marimba)
2016/Sunny Side/
1 String Finger
2 Ginger Something
3 Eye Factory
4 Bucky's Blues
5 Either Way
6 Slow Ships
7 Saturday Song
8 Alhambros
9 Foreever Green (A.C.Jobim)
10 Strawberry Jam
11 While You Sleep
12 Windmill Hill
先日聴いた「シーマス・ブレイク&クリス・チーク」が良かったのでもう一枚チークを聴いてみようと思いました。
全12曲、1曲を除いてはチークのオリジナルです。
前作とはだいぶイメージが違う作りになっています。
まずはスティール・ギターの起用が新鮮でした・・・多分、ジャズで聴くのは初めてじゃないかな。
私にとってスティール・ギターといえばハワイアンで、「和田弘とマヒナスターズ」しか思い浮かびません。
これが新しい感覚のサウンドを生み出している。
聴いてみると独特のリズム感を持つ楽曲が並んでいました。
リズム感重視でポップス、ロック、カントリー、民族音楽、現代音楽などの要素などが含まれています。
ある意味ロバート・グラスパー(p)らが提唱するジャズとヒップ・ホップやロックを融合させる試みに似ているかも知れません。
どの曲も従来のジャズの感覚からずれていてつかみどころがなく面白いです。
ただ新しいだけじゃない良き古さを合わせ持っている・・・温故知新。
チークの異色作ということになるのかな、とてもジャズの範疇には収まり切れない。
こういう枠にとらわれない幅広い音楽性が魅力で、一筋縄ではいかないチークの才能を感じました。
好みがハッキリと分かれると思うので肌に合わない人も多いかも・・・聴く人を選ぶアルバムだと思います。
「ドラ流目立たないけどいいアルバム」
(中間系)
*SEAMUS BLAKE & CHRIS CHEEK QUINTET / LET'S CALL THE WHOLE THING OFF
seamus blake(ts), chris cheek(ts),
ethan iverson(p), matt penman(b), jochen rueckert(ds)
2016/Criss Cross/
1 Let's Call The Whole Thing Off (G.Gershwin)
2 Choro Blanco (S.Blake)
3 Lunar (C.Cheek)
4 La Cancion Que Falta (G.Klein)
5 Limehouse Blues (P.Braham)
6 Surfboard (A.C.Jobim)
7 Count Your Blessings (J.Berlin)
8 A Little Evil (Snook)
シーマス・ブレイク(s)とクリス・チーク(ts)の競演盤です。
CDショップでこれを見た時、聴き逃せないと思いました。
特にチークを聴くのは久し振りなので興味津々でした。
後で調べてみるとこの二人の共演盤は何枚かあるようですね。
エリック・アレキサンダーとグラント・スチュアートの2テナー・ユニットの「Reeds & Deeds」の向こうを張ってブレイク&チークの「Reeds Ramble」を結成するつもりかな。
聴いていてふと思いました。
これはブラッド・メルドー(p)やカート・ローゼンウィンケル(g)のテナー版ではないかと。
かすれるような音色、浮揚感のある超クールなサウンド、細かく音をつなぐ奏法。
変拍子、一瞬タイミングを外して半音を多用する・・・それが緊張感を生んでいます。
古典の(5)「Limehouse Blues」を聴くとよく分かります。
(6)「Surfboard」における二人の掛け合いにも注目しました。
ボサノバ・テイストはどこかに吹っ飛んでしまいました。
バラードの(7)「Count Your Blessings」における二人の表現力も素晴らしいです。
面白いですね。
今までにはない感じがします・・・やはり新感覚のテナー奏者はちょっと違う。
サックスを自在に操る・・・二人のテクニシャンぶりも凄いです。
たまには現代の先進主流派テナー奏者を聴かないといけませんね。
やはりジャズは現在進行形です。
二人はいつの間にかマイケル・ブレッカー(ts)を超えていた。
バックの3人にも注目しました。
随所できらめくピアノを聴かせるイーザン・イヴァーソンの存在感は十分です。
「ドラ流目立たないけどいいアルバム」
(まじめ系)
*CHRIS CHEEK QUARTET / BLUES CRUISE
chris cheek(ts,ss)
brad mehldau(p,fender rhodes), larry grenadier(b), jorge rossy(ds)
2005/FRESH SOUND NEW TALENT/
1 Flamingo
2 Low Key Lightly
3 Coo
4 Squirrelling
5 Song Of India
6 Falling
7 Blues Cruise
8 John Denver
9 The Sweetheart Tree
クリス・チーク(ts)の新譜はブラッド・メルドー・トリオをバックに迎えての豪華盤です。
メルドーはすでに世界的、チークはまだマイナーな存在だと思うのでよほど強固な結び付きがあります。
音楽性が似かよっていたのが、先にメルドーが世の中に出たという感じでしょうか。
全9曲はオリジナル5曲、その他4曲で曲想が変化に富んでいるので飽きさせません。
メルドーもフェンダー・ローズを駆使してその変化に一役買っています。
チークの物憂げで気だるい表現力は独特の光を放っていると思います。
メロディ・ラインの美しいスロー、ミディアムテンポな曲ではその個性が一段と輝きを増してきます。
ここでもエリントンの(2)、表題曲の(7)、マンシーニの(9)などでチークの真髄が聴けます。
特に(2)の「LOW KEY LIGHTLY」は雰囲気バッチリで素晴らしいです。
私は何度も繰り返し聴いてしまいました。
ジャズ・ファンには好きなプレイヤーに特別の思い入れがありますね。
他人の評価は関係なくて、相性がいいとか、感性が合うというのは理屈では言い表せません。
私にとってはクリス・チークはそんなサックス奏者の一人です。
時代を担うテナー奏者としてこれからも注目していきたいと思っています。
「ドラ流目立たないけどいいアルバム」
(中間系)
*CHRIS CHEEK QUARTET / GUILTY & LAZY AFTERNOON
chris cheek(ts)
ethan iverson(p), ben street(b), jorge rossy(ds)
2002/Fresh Sound/
Disk1
1 All Or Nothing At All
2 I Remember You
3 'Round Midnight
4 I'll Remember April
5 Guilty
6 Conception
7 Autumn Leaves
Disk2
1 Lazy Afternoon
2 Lover
3 Stardust
4 Tea For Two
5 Midnight Sun
6 Walkin Up
7 These Foolish Things
クリス・チーク(ts)、名前は時々聞いていましたが買ったのは今回が初めてです。
私はフームと唸ってしまいましたよたしかに話題になるだけのことはありますね。
ライブでこれだけのバラードを聴かせる人は少ないのではないでしょうか。
しっとりとした独特の雰囲気を持ったプレイヤーです。
この2枚は同時録音のようですがジックリ派には「GUILTY」を、バラード派には「LAZY AFTENOON」をお薦めしたいと思います。
その味わい深い演奏は是非聴いてほしいですね。
「ドラ流目立たないけどいいアルバム」
(中間系)
*CHRIS CHEEK QUINTET / VINE
chris cheek(ts)
kurt rosenwinkel(g), brad mehldau(p), matt penman(b), jorge rossy(ds)
2000/FRESH SOUND/
先日購入したクリス・チーク(ts)が良かったので遡って聴いてみることにしました。
クリス・チークはその特徴のあるソフトでしなやかな音色がなんとも味わいがあります。
なんと、ブラッド・メルドー(p)やカート・ローゼンウィンケル(g)などと共演していました。
メルドーはすでによくご存知のことと思います。
ローゼンウィンケルは独特の浮揚感のあるサウンドの持ち主で注目しています。
こういうタイプのギタリストは初めてなんじゃないでしょうか。
このクリス・チークにマーク・ターナー(ts)が新しい感覚のテナー奏者かもしれません。
なお全8曲はすべて彼のオリジナルです。
(まじめ系)
* CHRIS CHEEK QUARTET / I WISH I KNEW
chris cheek(ts),
kurt rosenwinkel(g), chris higgins(b), jordi rossy(ds)
1997/Fresh Sound New Talent/
1 I Wish I Knew
2 At Long Last Love
3 Skylark
4 Stairway To The Stars
5 I'll Be Seeing You
6 Garden Floor
7 Time Remember
8 I Don't To Set The World On Fire
9 What'll I Do
クリス・チークは新感覚ジャズのテナー・サックス奏者の一人です。
ブラッド・メルドー(p)やここのカート・ローゼンウィンケル(g)の盟友としても知られています。
チークはまた古典的なバラード奏法の名手でスタンダードにおける表現力にも長けています。
私の新感覚ジャズの特徴は「浮揚感がある」とか「頼りなさげな感覚」を指しています。
共演の ローゼンウィンケルやジョージ・ロッシー(ds)もまた現代ジャズを牽引するミュージシャンですね。
ローゼンウィンケルを見出したのはヴァイブのゲイリー・バートンですが先見の明がありました。
彼もここではストレートでオーソドックスな演奏を聴かせてくれています。
ロッシーは鬼才ブラッド・メルドー(p)と共に「アート・オブ・ザ・トリオ」を結成していました。
バラード奏法におけるチークのルーツはレスター・ヤング~スタン・ゲッツの流れになります。
レニー・トリスターノ(p)派のサックス奏者のワーン・マーシュ(ts)やリー・コニッツ(as)の影響もある。
チークには同系統の2枚組↓があるので聴いてみるのも面白いと思います。
* CHRIS CHEEK QUARTET / GUILTY & LAZY AFTERNOON (2002/FRESH SOUND)
chris cheek(ts), ethan iverson(p), ben street(b), jorge rossy(ds)
今作ですが全9曲はチーク自身のオリジナルは(6)の1曲のみでその他スタンダード8曲の構成です。
ベストはバラードの(4)「Stairway To The Stars」でここでのチークとローゼンウィンケルが素晴らしい。
チークのテナーの音色が何とも言えない・・・切なげに独特の味わいがあって心に沁みてきます。
刺激的ではないけれど当時の若手の実力がどれほどのものか・・・軽々と凄い・・・聴けば一目瞭然です。
「ドラ流目立たないけどいいアルバム」
(中間系)
chris cheek (ts), steve cardenas (g)
david soler (pedal steel g), jaume llombard (b), jorge rossy (ds,vib&marimba)
2016/Sunny Side/
1 String Finger
2 Ginger Something
3 Eye Factory
4 Bucky's Blues
5 Either Way
6 Slow Ships
7 Saturday Song
8 Alhambros
9 Foreever Green (A.C.Jobim)
10 Strawberry Jam
11 While You Sleep
12 Windmill Hill
先日聴いた「シーマス・ブレイク&クリス・チーク」が良かったのでもう一枚チークを聴いてみようと思いました。
全12曲、1曲を除いてはチークのオリジナルです。
前作とはだいぶイメージが違う作りになっています。
まずはスティール・ギターの起用が新鮮でした・・・多分、ジャズで聴くのは初めてじゃないかな。
私にとってスティール・ギターといえばハワイアンで、「和田弘とマヒナスターズ」しか思い浮かびません。
これが新しい感覚のサウンドを生み出している。
聴いてみると独特のリズム感を持つ楽曲が並んでいました。
リズム感重視でポップス、ロック、カントリー、民族音楽、現代音楽などの要素などが含まれています。
ある意味ロバート・グラスパー(p)らが提唱するジャズとヒップ・ホップやロックを融合させる試みに似ているかも知れません。
どの曲も従来のジャズの感覚からずれていてつかみどころがなく面白いです。
ただ新しいだけじゃない良き古さを合わせ持っている・・・温故知新。
チークの異色作ということになるのかな、とてもジャズの範疇には収まり切れない。
こういう枠にとらわれない幅広い音楽性が魅力で、一筋縄ではいかないチークの才能を感じました。
好みがハッキリと分かれると思うので肌に合わない人も多いかも・・・聴く人を選ぶアルバムだと思います。
「ドラ流目立たないけどいいアルバム」
(中間系)
*SEAMUS BLAKE & CHRIS CHEEK QUINTET / LET'S CALL THE WHOLE THING OFF
seamus blake(ts), chris cheek(ts),
ethan iverson(p), matt penman(b), jochen rueckert(ds)
2016/Criss Cross/
1 Let's Call The Whole Thing Off (G.Gershwin)
2 Choro Blanco (S.Blake)
3 Lunar (C.Cheek)
4 La Cancion Que Falta (G.Klein)
5 Limehouse Blues (P.Braham)
6 Surfboard (A.C.Jobim)
7 Count Your Blessings (J.Berlin)
8 A Little Evil (Snook)
シーマス・ブレイク(s)とクリス・チーク(ts)の競演盤です。
CDショップでこれを見た時、聴き逃せないと思いました。
特にチークを聴くのは久し振りなので興味津々でした。
後で調べてみるとこの二人の共演盤は何枚かあるようですね。
エリック・アレキサンダーとグラント・スチュアートの2テナー・ユニットの「Reeds & Deeds」の向こうを張ってブレイク&チークの「Reeds Ramble」を結成するつもりかな。
聴いていてふと思いました。
これはブラッド・メルドー(p)やカート・ローゼンウィンケル(g)のテナー版ではないかと。
かすれるような音色、浮揚感のある超クールなサウンド、細かく音をつなぐ奏法。
変拍子、一瞬タイミングを外して半音を多用する・・・それが緊張感を生んでいます。
古典の(5)「Limehouse Blues」を聴くとよく分かります。
(6)「Surfboard」における二人の掛け合いにも注目しました。
ボサノバ・テイストはどこかに吹っ飛んでしまいました。
バラードの(7)「Count Your Blessings」における二人の表現力も素晴らしいです。
面白いですね。
今までにはない感じがします・・・やはり新感覚のテナー奏者はちょっと違う。
サックスを自在に操る・・・二人のテクニシャンぶりも凄いです。
たまには現代の先進主流派テナー奏者を聴かないといけませんね。
やはりジャズは現在進行形です。
二人はいつの間にかマイケル・ブレッカー(ts)を超えていた。
バックの3人にも注目しました。
随所できらめくピアノを聴かせるイーザン・イヴァーソンの存在感は十分です。
「ドラ流目立たないけどいいアルバム」
(まじめ系)
*CHRIS CHEEK QUARTET / BLUES CRUISE
chris cheek(ts,ss)
brad mehldau(p,fender rhodes), larry grenadier(b), jorge rossy(ds)
2005/FRESH SOUND NEW TALENT/
1 Flamingo
2 Low Key Lightly
3 Coo
4 Squirrelling
5 Song Of India
6 Falling
7 Blues Cruise
8 John Denver
9 The Sweetheart Tree
クリス・チーク(ts)の新譜はブラッド・メルドー・トリオをバックに迎えての豪華盤です。
メルドーはすでに世界的、チークはまだマイナーな存在だと思うのでよほど強固な結び付きがあります。
音楽性が似かよっていたのが、先にメルドーが世の中に出たという感じでしょうか。
全9曲はオリジナル5曲、その他4曲で曲想が変化に富んでいるので飽きさせません。
メルドーもフェンダー・ローズを駆使してその変化に一役買っています。
チークの物憂げで気だるい表現力は独特の光を放っていると思います。
メロディ・ラインの美しいスロー、ミディアムテンポな曲ではその個性が一段と輝きを増してきます。
ここでもエリントンの(2)、表題曲の(7)、マンシーニの(9)などでチークの真髄が聴けます。
特に(2)の「LOW KEY LIGHTLY」は雰囲気バッチリで素晴らしいです。
私は何度も繰り返し聴いてしまいました。
ジャズ・ファンには好きなプレイヤーに特別の思い入れがありますね。
他人の評価は関係なくて、相性がいいとか、感性が合うというのは理屈では言い表せません。
私にとってはクリス・チークはそんなサックス奏者の一人です。
時代を担うテナー奏者としてこれからも注目していきたいと思っています。
「ドラ流目立たないけどいいアルバム」
(中間系)
*CHRIS CHEEK QUARTET / GUILTY & LAZY AFTERNOON
chris cheek(ts)
ethan iverson(p), ben street(b), jorge rossy(ds)
2002/Fresh Sound/
Disk1
1 All Or Nothing At All
2 I Remember You
3 'Round Midnight
4 I'll Remember April
5 Guilty
6 Conception
7 Autumn Leaves
Disk2
1 Lazy Afternoon
2 Lover
3 Stardust
4 Tea For Two
5 Midnight Sun
6 Walkin Up
7 These Foolish Things
クリス・チーク(ts)、名前は時々聞いていましたが買ったのは今回が初めてです。
私はフームと唸ってしまいましたよたしかに話題になるだけのことはありますね。
ライブでこれだけのバラードを聴かせる人は少ないのではないでしょうか。
しっとりとした独特の雰囲気を持ったプレイヤーです。
この2枚は同時録音のようですがジックリ派には「GUILTY」を、バラード派には「LAZY AFTENOON」をお薦めしたいと思います。
その味わい深い演奏は是非聴いてほしいですね。
「ドラ流目立たないけどいいアルバム」
(中間系)
*CHRIS CHEEK QUINTET / VINE
chris cheek(ts)
kurt rosenwinkel(g), brad mehldau(p), matt penman(b), jorge rossy(ds)
2000/FRESH SOUND/
先日購入したクリス・チーク(ts)が良かったので遡って聴いてみることにしました。
クリス・チークはその特徴のあるソフトでしなやかな音色がなんとも味わいがあります。
なんと、ブラッド・メルドー(p)やカート・ローゼンウィンケル(g)などと共演していました。
メルドーはすでによくご存知のことと思います。
ローゼンウィンケルは独特の浮揚感のあるサウンドの持ち主で注目しています。
こういうタイプのギタリストは初めてなんじゃないでしょうか。
このクリス・チークにマーク・ターナー(ts)が新しい感覚のテナー奏者かもしれません。
なお全8曲はすべて彼のオリジナルです。
(まじめ系)
* CHRIS CHEEK QUARTET / I WISH I KNEW
chris cheek(ts),
kurt rosenwinkel(g), chris higgins(b), jordi rossy(ds)
1997/Fresh Sound New Talent/
1 I Wish I Knew
2 At Long Last Love
3 Skylark
4 Stairway To The Stars
5 I'll Be Seeing You
6 Garden Floor
7 Time Remember
8 I Don't To Set The World On Fire
9 What'll I Do
クリス・チークは新感覚ジャズのテナー・サックス奏者の一人です。
ブラッド・メルドー(p)やここのカート・ローゼンウィンケル(g)の盟友としても知られています。
チークはまた古典的なバラード奏法の名手でスタンダードにおける表現力にも長けています。
私の新感覚ジャズの特徴は「浮揚感がある」とか「頼りなさげな感覚」を指しています。
共演の ローゼンウィンケルやジョージ・ロッシー(ds)もまた現代ジャズを牽引するミュージシャンですね。
ローゼンウィンケルを見出したのはヴァイブのゲイリー・バートンですが先見の明がありました。
彼もここではストレートでオーソドックスな演奏を聴かせてくれています。
ロッシーは鬼才ブラッド・メルドー(p)と共に「アート・オブ・ザ・トリオ」を結成していました。
バラード奏法におけるチークのルーツはレスター・ヤング~スタン・ゲッツの流れになります。
レニー・トリスターノ(p)派のサックス奏者のワーン・マーシュ(ts)やリー・コニッツ(as)の影響もある。
チークには同系統の2枚組↓があるので聴いてみるのも面白いと思います。
* CHRIS CHEEK QUARTET / GUILTY & LAZY AFTERNOON (2002/FRESH SOUND)
chris cheek(ts), ethan iverson(p), ben street(b), jorge rossy(ds)
今作ですが全9曲はチーク自身のオリジナルは(6)の1曲のみでその他スタンダード8曲の構成です。
ベストはバラードの(4)「Stairway To The Stars」でここでのチークとローゼンウィンケルが素晴らしい。
チークのテナーの音色が何とも言えない・・・切なげに独特の味わいがあって心に沁みてきます。
刺激的ではないけれど当時の若手の実力がどれほどのものか・・・軽々と凄い・・・聴けば一目瞭然です。
「ドラ流目立たないけどいいアルバム」
(中間系)
Chico Freeman (ts) [C (sax)]
*CHICO FREEMAN QUARTET / ELVIN
chico freeman(ts),
george cables(p), lonnie plaxico(b), winard harper(ds),
guest:joe lovano(ts)(1,7), martin fuss(ts,bs,fl)(4)
2012/Jive Music/
1 Elvin
2 Inner Urge
3 E.J.'s Blues
4 The Pied piper
5 After The Rain
6 Night Dreamer
7 Think On Me
8 Lonnie's Lament
9 Mahjong
チコ・フリーマン(ts)を聴くのも何年振りになるかな・・・いや10年振り以上かもしれません。
年を取ったら軽いものがいいなんて言いながら、たまには重量級も聴きたくなってしまいます。
故エルヴィン・ジョーンズ(ds)を偲ぶ今作は選曲も面白いと思いました。
縁の深いジョン・コルトレーン(ts)、ウエイン・ショーター(ts)、ジョー・ヘンダーソン(ts)など。
ジョージ・ケイブルス(p)、ロニー・プラシキコ(b)、ウィナード・ハーパー(ds)のトリオがバック、2曲にジョー・ロバーノ(ts)がゲスト出演しています。
オーストリア盤というのも珍しいかもしれませんね。
やっぱりというか、音が出た途端に存在感が違うと思いましたよ。
深味のあるグサッとくる音色です。
ヘンダーソンの(2)「INNER URGE」が一番の聴きどころになりました。
イントロはドラムスとのデュオで入ってテーマを挟んで中間はピアノレスのトリオ演奏です。
ショーターの(6)「NIGHT DREAMER」もチコ流のユニークな展開です。
手数の多いハーパーのドラムスとプラキシコの強烈なベース・プレイも聴けました。
バラードではコルトレーンの(8)「LONNIE'S LAMENT」がいい感じ。
ここではジョージ・ケイブルスのプレイに注目、彼の張り切りようも十分にうかがえます。
ジョー・ロバーノが入る(1)「ELVIN」と(7)「THINK ON ME」が意外にオーソドックスな演奏。
ここでホッとする時間がありました。
ちなみにチコ・フリーマンはシカゴ派の大物テナー奏者のヴォン・フリーマンの息子です。
「ドラ流目立たないけどいいアルバム」
(まじめ系)
*CHICO FREEMAN QUINTET / FOCUS
chico freeman(ts), arthur brythe(as),
george cables(p), santi debriano(b), yoron israel(ds)
1994/Contemporary/
チコ・フリーマン(ts)にアーサー・ブライス(as)の組み合わせときたら外すわけにはいきません。
ゴリゴリながらぐっとスマートで滑らかになった、懐かしいサウンドがここにありました。
チコとケーブルス(p)は絶好調、各人の好演と相まって、ほぼ完成されたチコの世界が聴けます。
文句なしの名盤の一枚です。
モンクが2曲、「Bemsha Swing」、「Rhythm-A-Ning」
*CHICO FREEMAN QUINTET / THE UNSPOKEN WORD
chico freeman(ts), arthur brythe(as),
julian joseph(p), curtis lundy(b), idris muhammad(ds)
1994/Ronnie Scott's JAZZ House/
* SAM RIVERS, ARTHUR BLYTHE, NATHAN DAVIS, CHICO FREEMAN / ROOTS
SALUTES THE SAXOPHONE
sam rivers(ts), nathan davis(ts,ss), arthur blythe(as), chico freeman(ts,ss),
don pullen(p), santi debriano(b), tommy campbell(ds)
1992/In Out/
1 Cottontail-For Ben Webster
2 Parker's Mood-For Charlie Parker
3 Impressions-For John Coltrane
4 You Don't Know What Love Is-For Eric Dolphy
5 The Panther-For Dexter Gordon
6 Body And Soul-For Coleman Hawkins
7 St,Thomas-For Sonny Rollins
8 Red Top-For Gene Ammons
9 Lester Leaps In -For Lester Young
今作の魅力はメンバーの豪華さにあります。
サックスは年齢順にサム・リヴァース(ts)、ネイザン・ディヴィス(ss)、アーサー・ブライス(as)、チコ・フリーマン(ts)です。
バックはドン・プーレン(p)、サンティ・デブリアーノ(b)、トミー・キャンベル(ds)のトリオです。
サム・リヴァースは88歳、ネイザン・ディヴィスは81歳、アーサー・ブライスは76歳ですでに亡くなっています。
チコ・フリーマン(ts)は最も若く70歳で健在です。
この4人のサックス奏者は伝統に根ざしながらもフリージャズ~ロフト・ジャズ傾向の強いミュージシャン達です。
リヴァースはマイルス・ディヴィスからフリー・ジャズの雄、ディヴィスはエリック・ドルフィ(as)との共演歴が長い、
ブライスは70年代にロフト・ジャズ・シーンで活躍、チコはシカゴ・ジャズの大御所ヴォン・フリーマンの息子です。
当然ながらこの4人のサックス奏者の中心にいるのはサム・リヴァースに他なりません。
共演のドン・プーレンも鍵盤を転がす独特のスタイルとタッチを持つユニークなピアニストで好きした。
残念ながら1995年に53歳の若さで亡くなっています。
全9曲、今作はまた1曲1曲の稀代のサックス奏者の名演に敬意を表しています。
(1)はベン・ウェブスター(ts)、(2)はチャーリー・パーカー(as)、(3)はジョン・コルトレーン(ts)、(4)はエリック・ドルフィ(as)、(5)はデクスター・ゴードン(ts)、(6)はコールマン・ホーキンス(ts)、(7)はソニー・ロリンズ(ts)、(8)ジーン・アモンズ(as)、(9)レスター・ヤング(ts)に捧げる形になっています。
この人選も絶妙で、なるほどこの人達が後のサックス奏者に与えた影響が一番大きいのかと思いました。
このメンバーなら悪かろうはずもなくどれも素晴らしい演奏が詰まっていました。
中でも私的ベストは(4)「You Don't Know What Love Is」になります。
ここでのネイザン・ディヴィスのソプラノ・サックスのバラード・プレイに痺れてしまいました。
彼に関してはエリック・ドルフィとの共演盤を聴いたことがあるだけでほとんど知らなかった。
こんなに凄いプレイヤーだったのかと認識を新たにしました。
(2)「Parker's Mood」のアーサー・ブライスやドン・プーレンのソロもまた心に残る名演です。
(3)「Impressions」ではチコ・フリーマンの強烈なソプラノ・サックス・ソロが聴けました。
(5)「The Panther」のサム・リヴァースの朗々と歌うテナー・サックスのソロなど聴きどころが満載です。
1991年ドイツ/レバークーゼン”フォーラム”での実況録音ですが司会はチコが務めていました。
1990年代の貴重盤の一枚に上げておきます。
「ドラ流目立たないけどいいアルバム」
(中間系)
*CHICO FREEMAN QUARTET / LIVE AT RONNIE SCOTT'S
chico freeman(ts),
kenny barron(p), santi debriano(b), fredrick waits(ds)
1986/Hendring Wadham/
chico freeman(ts),
george cables(p), lonnie plaxico(b), winard harper(ds),
guest:joe lovano(ts)(1,7), martin fuss(ts,bs,fl)(4)
2012/Jive Music/
1 Elvin
2 Inner Urge
3 E.J.'s Blues
4 The Pied piper
5 After The Rain
6 Night Dreamer
7 Think On Me
8 Lonnie's Lament
9 Mahjong
チコ・フリーマン(ts)を聴くのも何年振りになるかな・・・いや10年振り以上かもしれません。
年を取ったら軽いものがいいなんて言いながら、たまには重量級も聴きたくなってしまいます。
故エルヴィン・ジョーンズ(ds)を偲ぶ今作は選曲も面白いと思いました。
縁の深いジョン・コルトレーン(ts)、ウエイン・ショーター(ts)、ジョー・ヘンダーソン(ts)など。
ジョージ・ケイブルス(p)、ロニー・プラシキコ(b)、ウィナード・ハーパー(ds)のトリオがバック、2曲にジョー・ロバーノ(ts)がゲスト出演しています。
オーストリア盤というのも珍しいかもしれませんね。
やっぱりというか、音が出た途端に存在感が違うと思いましたよ。
深味のあるグサッとくる音色です。
ヘンダーソンの(2)「INNER URGE」が一番の聴きどころになりました。
イントロはドラムスとのデュオで入ってテーマを挟んで中間はピアノレスのトリオ演奏です。
ショーターの(6)「NIGHT DREAMER」もチコ流のユニークな展開です。
手数の多いハーパーのドラムスとプラキシコの強烈なベース・プレイも聴けました。
バラードではコルトレーンの(8)「LONNIE'S LAMENT」がいい感じ。
ここではジョージ・ケイブルスのプレイに注目、彼の張り切りようも十分にうかがえます。
ジョー・ロバーノが入る(1)「ELVIN」と(7)「THINK ON ME」が意外にオーソドックスな演奏。
ここでホッとする時間がありました。
ちなみにチコ・フリーマンはシカゴ派の大物テナー奏者のヴォン・フリーマンの息子です。
「ドラ流目立たないけどいいアルバム」
(まじめ系)
*CHICO FREEMAN QUINTET / FOCUS
chico freeman(ts), arthur brythe(as),
george cables(p), santi debriano(b), yoron israel(ds)
1994/Contemporary/
チコ・フリーマン(ts)にアーサー・ブライス(as)の組み合わせときたら外すわけにはいきません。
ゴリゴリながらぐっとスマートで滑らかになった、懐かしいサウンドがここにありました。
チコとケーブルス(p)は絶好調、各人の好演と相まって、ほぼ完成されたチコの世界が聴けます。
文句なしの名盤の一枚です。
モンクが2曲、「Bemsha Swing」、「Rhythm-A-Ning」
*CHICO FREEMAN QUINTET / THE UNSPOKEN WORD
chico freeman(ts), arthur brythe(as),
julian joseph(p), curtis lundy(b), idris muhammad(ds)
1994/Ronnie Scott's JAZZ House/
* SAM RIVERS, ARTHUR BLYTHE, NATHAN DAVIS, CHICO FREEMAN / ROOTS
SALUTES THE SAXOPHONE
sam rivers(ts), nathan davis(ts,ss), arthur blythe(as), chico freeman(ts,ss),
don pullen(p), santi debriano(b), tommy campbell(ds)
1992/In Out/
1 Cottontail-For Ben Webster
2 Parker's Mood-For Charlie Parker
3 Impressions-For John Coltrane
4 You Don't Know What Love Is-For Eric Dolphy
5 The Panther-For Dexter Gordon
6 Body And Soul-For Coleman Hawkins
7 St,Thomas-For Sonny Rollins
8 Red Top-For Gene Ammons
9 Lester Leaps In -For Lester Young
今作の魅力はメンバーの豪華さにあります。
サックスは年齢順にサム・リヴァース(ts)、ネイザン・ディヴィス(ss)、アーサー・ブライス(as)、チコ・フリーマン(ts)です。
バックはドン・プーレン(p)、サンティ・デブリアーノ(b)、トミー・キャンベル(ds)のトリオです。
サム・リヴァースは88歳、ネイザン・ディヴィスは81歳、アーサー・ブライスは76歳ですでに亡くなっています。
チコ・フリーマン(ts)は最も若く70歳で健在です。
この4人のサックス奏者は伝統に根ざしながらもフリージャズ~ロフト・ジャズ傾向の強いミュージシャン達です。
リヴァースはマイルス・ディヴィスからフリー・ジャズの雄、ディヴィスはエリック・ドルフィ(as)との共演歴が長い、
ブライスは70年代にロフト・ジャズ・シーンで活躍、チコはシカゴ・ジャズの大御所ヴォン・フリーマンの息子です。
当然ながらこの4人のサックス奏者の中心にいるのはサム・リヴァースに他なりません。
共演のドン・プーレンも鍵盤を転がす独特のスタイルとタッチを持つユニークなピアニストで好きした。
残念ながら1995年に53歳の若さで亡くなっています。
全9曲、今作はまた1曲1曲の稀代のサックス奏者の名演に敬意を表しています。
(1)はベン・ウェブスター(ts)、(2)はチャーリー・パーカー(as)、(3)はジョン・コルトレーン(ts)、(4)はエリック・ドルフィ(as)、(5)はデクスター・ゴードン(ts)、(6)はコールマン・ホーキンス(ts)、(7)はソニー・ロリンズ(ts)、(8)ジーン・アモンズ(as)、(9)レスター・ヤング(ts)に捧げる形になっています。
この人選も絶妙で、なるほどこの人達が後のサックス奏者に与えた影響が一番大きいのかと思いました。
このメンバーなら悪かろうはずもなくどれも素晴らしい演奏が詰まっていました。
中でも私的ベストは(4)「You Don't Know What Love Is」になります。
ここでのネイザン・ディヴィスのソプラノ・サックスのバラード・プレイに痺れてしまいました。
彼に関してはエリック・ドルフィとの共演盤を聴いたことがあるだけでほとんど知らなかった。
こんなに凄いプレイヤーだったのかと認識を新たにしました。
(2)「Parker's Mood」のアーサー・ブライスやドン・プーレンのソロもまた心に残る名演です。
(3)「Impressions」ではチコ・フリーマンの強烈なソプラノ・サックス・ソロが聴けました。
(5)「The Panther」のサム・リヴァースの朗々と歌うテナー・サックスのソロなど聴きどころが満載です。
1991年ドイツ/レバークーゼン”フォーラム”での実況録音ですが司会はチコが務めていました。
1990年代の貴重盤の一枚に上げておきます。
「ドラ流目立たないけどいいアルバム」
(中間系)
*CHICO FREEMAN QUARTET / LIVE AT RONNIE SCOTT'S
chico freeman(ts),
kenny barron(p), santi debriano(b), fredrick waits(ds)
1986/Hendring Wadham/
Charlie Rouse (ts) [C (sax)]
Charlie Mariano (as) [C (sax)]
*CHARLIE MARIANO QUARTET / SILVER BLUE
charlie mariano(as),
jean-christophe cholet(p), henri kanzig(b), marcel papaux(ds)
2006/ENJA/
ジャズ仲間のGさんに紹介されたアルバムです。
チャーリー・マリアーノは枯れた味わいながら緊張感溢れる演奏で素晴らしいです。
近年のベスト・プレイではないでしょうか。
ヨーロッパ・ピアノ・トリオとコラボレーションが聴きもの。
共演がヨーロッパ・ピアノ・トリオでなかったらできなかった作品。
「Prelude To A Kiss」、「My Funny Valentine」、「My Foolish Heart」、「Black Orpheus」
*CHARLIE MARIANO QUARTET / NEW HORIZON
charlie mariano(as),
mal waldron(p), paulo cardoso(b), john betsch(ds)
1992/Alfa Jazz/
前作に続いてチャーリー・マリアーノとマル・ウォルドロン・トリオとの組み合わせです。
「April In Paris」、「A Foggy Day」、「Dear Old Stockholm」、「Fire Waltz」
*CHARLIE MARIANO QUARTET / AUTUMN DREAMS
charlie mariano(as),
mal waldron(p), paulo cardoso(b), john betsch(ds)
1991/Alfa Jazz/
秋のシュールな夢をテーマに、チャーリー・マリアーノの幻惑的なアルト・ソロが胸にせまる。
マリアーノ久し振りのニュー・レコーディングはマル・ウォルドロン・トリオとの共演。
JAZZがこんなに胸キュンだったとは。
(帯中よりの抜粋)
「Greensleeves」、「Cry Me A River」、「Early Autumn」、
「Softly, As In A Mornibg Sunrise」、「Autumn Leaves」
[ Swing Journal : ゴールド・ディスク ]
charlie mariano(as),
jean-christophe cholet(p), henri kanzig(b), marcel papaux(ds)
2006/ENJA/
ジャズ仲間のGさんに紹介されたアルバムです。
チャーリー・マリアーノは枯れた味わいながら緊張感溢れる演奏で素晴らしいです。
近年のベスト・プレイではないでしょうか。
ヨーロッパ・ピアノ・トリオとコラボレーションが聴きもの。
共演がヨーロッパ・ピアノ・トリオでなかったらできなかった作品。
「Prelude To A Kiss」、「My Funny Valentine」、「My Foolish Heart」、「Black Orpheus」
*CHARLIE MARIANO QUARTET / NEW HORIZON
charlie mariano(as),
mal waldron(p), paulo cardoso(b), john betsch(ds)
1992/Alfa Jazz/
前作に続いてチャーリー・マリアーノとマル・ウォルドロン・トリオとの組み合わせです。
「April In Paris」、「A Foggy Day」、「Dear Old Stockholm」、「Fire Waltz」
*CHARLIE MARIANO QUARTET / AUTUMN DREAMS
charlie mariano(as),
mal waldron(p), paulo cardoso(b), john betsch(ds)
1991/Alfa Jazz/
秋のシュールな夢をテーマに、チャーリー・マリアーノの幻惑的なアルト・ソロが胸にせまる。
マリアーノ久し振りのニュー・レコーディングはマル・ウォルドロン・トリオとの共演。
JAZZがこんなに胸キュンだったとは。
(帯中よりの抜粋)
「Greensleeves」、「Cry Me A River」、「Early Autumn」、
「Softly, As In A Mornibg Sunrise」、「Autumn Leaves」
[ Swing Journal : ゴールド・ディスク ]
Charles McPherson (as) [C (sax)]
*CHARLES McPHERSON QUARTET / LOVE WALKED IN
charles mcpherson(as),
bruce barth(p), jeremy brown(b), stephen keogh(ds)
2015/Quadrant/
1 Love Walked In (G.Gershwin/I.Gershwin)
2 The Song With You (J.Kern/O.Hammerstein)
3 I'll Take Romance (B.Oakland/O.Hammerstein)
4 Nature Boy (E.Abhez)
5 Someone To Watch Over Me (G.Gershwin)
6 Bud Like (C.Mcpherson)
7 Embraceable You (G.Gershwin)
8 Lover (R.Rodgers/L.Hart)
9 Dancing In The Dark (A.Swartz/H.Dietz)
チャールス・マクファーソン(as)の新譜を見つけました。
珍しいスペイン盤です。
マクファーソンはチャーリー・ミンガス・バンドで腕を磨いたジャズ・レジェンドの一人です。
今年で78歳になりますがまだ現役で頑張ってくれているのが嬉しいです。
チャーリー・パーカー直系のアルト奏者としては最後の年代になるかな。
ミンガス出身者としては比較的穏やかな演奏スタイルを持っているけどもちろん単純じゃありません。
1960年代から現在まで第一線で活躍していて、激動のジャズの世界を潜り抜けてきています。
「衣の下から鎧が見える」というか、「牙を隠している」というか、そんな感じですね。
ベテラン・サックス奏者のスタンダード作品集を買うのは私の病気なので止まるわけがありません。
マクファーソンならなおさらです。
聴いていると一音一音が心に沁みてきます。
体に馴染んでるというか、懐かしい音色なのでしっくりとくるんです。
若い頃の元気や鋭さは望むべきもないけれど年齢に熟成された切ない音がたまりません。
刺激的なフレーズとかすれたような泣きアルトにジーンとしてしまいました。
「ドラ流目立たないけどいいアルバム」
(中間系)
*CHARLES McPHERSON QUARTET / BUT BEAUTIFUL
charles mcpherson(as)
steve kuhn(p), david willams(b), leroy williams(ds)
2004/VENUS/
メロディアスでエモーショナルなインプロビゼーションを追求するビ・バップ・ジャズのアルト奏者、
マクファーソン最新傑作アルバム。
共演のピアニスト、スティーブ・キューンがソロとバックに華をそえる。
(帯中よりの抜粋)
「I Should Care」、「My Ideal」、「I Didn't Know What Time It Was」、「Love Letters」、「But Beautifult」、「Gone With The Wind」
[ Swing Journal : ゴールド・ディスク ]
*CHARLES McPHERSON QUARTET / LIVE AT THE CELLAR
charles mcpherson(as)
ross taggart(p), jodi proznick(b), blaine wikjord(ds)
2002/CELLAR LIVE/)
チャールス・マクファーソン(as)もこのところ精力的に活動しています。
年齢的にも、もうひと花咲かせたい時期というところかもしれませんね。
これはカナダの「CELLAR」でのライブ盤ですが、近年は日本での活躍も目立っています。
いささか頑張り過ぎの感がないでもありませんが、私には思い入れもあるので入手してみました。
自作の「MANHATTAN NOCTURNE」は大好きな曲なのでどうしても聴いてみたかったからです。
しかしこれがボサノバにアレンジされていて、期待していたほどではなかったのが残念でした。
全体的な内容は至極常識的なところで相変わらずのマクファーソン節が聴けます。
バックはカナダのピアノ・トリオですがこれが中々にいいです。
ピアニストは「CELLAR LIVE」をリリースしているようなのでハウス・ピアニスト的存在でしょうか。
「Spring Is Here」、「Blue & Boogie」、「How Deep Is The Ocean」、「Star Eyes」
(中間系)
*CHARLES McPHERSON & DON FRIEDMAN / A SALUTE TO BIRD
charles mcpherson(as), don friedman(p)
2002/ZOO'T/
チャールス・マクファーソン(as)とドン・フリードマン(p)のデュオ・アルバムです。
この二人は日本公演で一緒に回っていたそうです。
マクファーソンはチャーリー・ミンガス・ファミリー出身で幅広い音楽性の持ち主です。
昔はよく聴きましたが、ライブものが印象に残っています。
フリードマンも「サークル・ワルツ」という傑作をリバーサイドに残していますね。
ベテランの名手二人によるチャーリー・パーカーに捧げた作品は味わい深いものです。
リラックスした中での二人のグルーブ感溢れる演奏が素晴らしい。
ウィスキーの水割りを片手にこれをBGMで流したら最高でしょうね。
「Laura」、「What Is This Thing Called Love」、「Good-Bye Pork Pie Hat」、「April In Paris」、「East Of The Sun」、「How Deep Is The Ocean」、「The Song Is You」、「Everything Happens To Me」、「Parker's Mood」
(中間系)
*CHARLES McPHERSON QUINTET / MANHATTAN NOCTURNE
charles mcpherson(as),
mulgrew miller(p), ray drummond(b), victor lewis(ds), bobby sanabria(per)
1998/ARABESQUE/
チャールス・マクファーソン(as)の心地良いスピード感が好きです。
ここでも軽快にすっ飛ばしてくれました。
「Evidence」、「You're My Thrill」、「Blue n' Boogie」、「How Deep Is The Ocean」
*CHARLES McPHERSON QUARTET / COME PLAY WITH ME
charles mcpherson(as)
mulgrew miller(p), santi debriano(b), lewis nash(ds)
1995/ARABESQUE/
1 Get Happy
2 Lonely Little Chimes
3 Marionette
4 Pretty Girl Blues
5 Darn That Dream
6 Bloomdido
7 Jumping Jacks
8 Fun House
9 Blues For Camille
チャールス・マクファーソン(as)の1995年の作品です。
珍しく旧譜の紹介になりました。
オリジナルが6曲にその他が3曲の構成です。
マクファーソンはチャーリー・ミンガス(b)・ファミリーの出身者ですが、ミンガス出身者としては比較的穏やかな演奏スタイルを持っています。
チャーリー・パーカー(as)系のアルト奏者で私は以前から好きなプレイヤーでした。
もちろん単純ではありません。若い時から活躍しているので激動のジャズの世界を潜り抜けてきています。
最近、なんとなく気になりまして1980~1990代を何枚か購入して聴いてみました。
この頃にも良い作品がありますね1988年のデイブ・パイク(vib)との共演盤も良かったです。
しかし、これが近年?ではベストのアルバムかな。
特に2曲目のオリジナル、「LONELY LITTLE CHIMES」は美しかったです。
地味でも堅実なメンバーに恵まれてマクファーソン節を堪能出来る一枚です。
「ドラ流目立たないけどいいアルバム」
(中間系)
*CHARLES McPHERSON QUINTET / FIRST FLIGHT OUT
charles mcpherson(as), tom harrell(tp),flh)
michael weiss(p), peter washington(b), victor lewis(ds)
1994/ARABESQUE/
チャールス・マクファーソンとトム・ハレル(tp)の2管フロント。
「Well You Needn't」、「Deep Night」、「My Funny Valentine」
*CHARLES McPHERSON SEXTET / FREE BOP
charles mcpherson(as), peter sprague(g), lou levy(p),
monty budwig(b), charles mcpherson jr(ds), kevin jones(per)
1978Rec/XANADU/
ここでは若手ギタリストのピーター・スプレイグの参加に注目しました。
息子のドラマーを起用したのはご愛嬌か。
「Come Sunday」、「Eatrellita」、「Si Si」
*CHARLES McPHERSON QUINTET / LIVE
charles mcpherson(as), lonnie hillyer(tp),
barry harris(p), ray mckinney(b), billy higgins(ds)
1966Rec/Prestige/
チャールス・マクファーソン・クインテットのファイブ・スポットでのライブ盤です。
バリー・ハリス・トリオがバック・・・。
当時の若手トランペッターのロニー・ヒリヤーが聴けるも貴重かな。
「I Can't Get Started」、「Here's That Rainy Day」、「Never Let Me Go」
charles mcpherson(as),
bruce barth(p), jeremy brown(b), stephen keogh(ds)
2015/Quadrant/
1 Love Walked In (G.Gershwin/I.Gershwin)
2 The Song With You (J.Kern/O.Hammerstein)
3 I'll Take Romance (B.Oakland/O.Hammerstein)
4 Nature Boy (E.Abhez)
5 Someone To Watch Over Me (G.Gershwin)
6 Bud Like (C.Mcpherson)
7 Embraceable You (G.Gershwin)
8 Lover (R.Rodgers/L.Hart)
9 Dancing In The Dark (A.Swartz/H.Dietz)
チャールス・マクファーソン(as)の新譜を見つけました。
珍しいスペイン盤です。
マクファーソンはチャーリー・ミンガス・バンドで腕を磨いたジャズ・レジェンドの一人です。
今年で78歳になりますがまだ現役で頑張ってくれているのが嬉しいです。
チャーリー・パーカー直系のアルト奏者としては最後の年代になるかな。
ミンガス出身者としては比較的穏やかな演奏スタイルを持っているけどもちろん単純じゃありません。
1960年代から現在まで第一線で活躍していて、激動のジャズの世界を潜り抜けてきています。
「衣の下から鎧が見える」というか、「牙を隠している」というか、そんな感じですね。
ベテラン・サックス奏者のスタンダード作品集を買うのは私の病気なので止まるわけがありません。
マクファーソンならなおさらです。
聴いていると一音一音が心に沁みてきます。
体に馴染んでるというか、懐かしい音色なのでしっくりとくるんです。
若い頃の元気や鋭さは望むべきもないけれど年齢に熟成された切ない音がたまりません。
刺激的なフレーズとかすれたような泣きアルトにジーンとしてしまいました。
「ドラ流目立たないけどいいアルバム」
(中間系)
*CHARLES McPHERSON QUARTET / BUT BEAUTIFUL
charles mcpherson(as)
steve kuhn(p), david willams(b), leroy williams(ds)
2004/VENUS/
メロディアスでエモーショナルなインプロビゼーションを追求するビ・バップ・ジャズのアルト奏者、
マクファーソン最新傑作アルバム。
共演のピアニスト、スティーブ・キューンがソロとバックに華をそえる。
(帯中よりの抜粋)
「I Should Care」、「My Ideal」、「I Didn't Know What Time It Was」、「Love Letters」、「But Beautifult」、「Gone With The Wind」
[ Swing Journal : ゴールド・ディスク ]
*CHARLES McPHERSON QUARTET / LIVE AT THE CELLAR
charles mcpherson(as)
ross taggart(p), jodi proznick(b), blaine wikjord(ds)
2002/CELLAR LIVE/)
チャールス・マクファーソン(as)もこのところ精力的に活動しています。
年齢的にも、もうひと花咲かせたい時期というところかもしれませんね。
これはカナダの「CELLAR」でのライブ盤ですが、近年は日本での活躍も目立っています。
いささか頑張り過ぎの感がないでもありませんが、私には思い入れもあるので入手してみました。
自作の「MANHATTAN NOCTURNE」は大好きな曲なのでどうしても聴いてみたかったからです。
しかしこれがボサノバにアレンジされていて、期待していたほどではなかったのが残念でした。
全体的な内容は至極常識的なところで相変わらずのマクファーソン節が聴けます。
バックはカナダのピアノ・トリオですがこれが中々にいいです。
ピアニストは「CELLAR LIVE」をリリースしているようなのでハウス・ピアニスト的存在でしょうか。
「Spring Is Here」、「Blue & Boogie」、「How Deep Is The Ocean」、「Star Eyes」
(中間系)
*CHARLES McPHERSON & DON FRIEDMAN / A SALUTE TO BIRD
charles mcpherson(as), don friedman(p)
2002/ZOO'T/
チャールス・マクファーソン(as)とドン・フリードマン(p)のデュオ・アルバムです。
この二人は日本公演で一緒に回っていたそうです。
マクファーソンはチャーリー・ミンガス・ファミリー出身で幅広い音楽性の持ち主です。
昔はよく聴きましたが、ライブものが印象に残っています。
フリードマンも「サークル・ワルツ」という傑作をリバーサイドに残していますね。
ベテランの名手二人によるチャーリー・パーカーに捧げた作品は味わい深いものです。
リラックスした中での二人のグルーブ感溢れる演奏が素晴らしい。
ウィスキーの水割りを片手にこれをBGMで流したら最高でしょうね。
「Laura」、「What Is This Thing Called Love」、「Good-Bye Pork Pie Hat」、「April In Paris」、「East Of The Sun」、「How Deep Is The Ocean」、「The Song Is You」、「Everything Happens To Me」、「Parker's Mood」
(中間系)
*CHARLES McPHERSON QUINTET / MANHATTAN NOCTURNE
charles mcpherson(as),
mulgrew miller(p), ray drummond(b), victor lewis(ds), bobby sanabria(per)
1998/ARABESQUE/
チャールス・マクファーソン(as)の心地良いスピード感が好きです。
ここでも軽快にすっ飛ばしてくれました。
「Evidence」、「You're My Thrill」、「Blue n' Boogie」、「How Deep Is The Ocean」
*CHARLES McPHERSON QUARTET / COME PLAY WITH ME
charles mcpherson(as)
mulgrew miller(p), santi debriano(b), lewis nash(ds)
1995/ARABESQUE/
1 Get Happy
2 Lonely Little Chimes
3 Marionette
4 Pretty Girl Blues
5 Darn That Dream
6 Bloomdido
7 Jumping Jacks
8 Fun House
9 Blues For Camille
チャールス・マクファーソン(as)の1995年の作品です。
珍しく旧譜の紹介になりました。
オリジナルが6曲にその他が3曲の構成です。
マクファーソンはチャーリー・ミンガス(b)・ファミリーの出身者ですが、ミンガス出身者としては比較的穏やかな演奏スタイルを持っています。
チャーリー・パーカー(as)系のアルト奏者で私は以前から好きなプレイヤーでした。
もちろん単純ではありません。若い時から活躍しているので激動のジャズの世界を潜り抜けてきています。
最近、なんとなく気になりまして1980~1990代を何枚か購入して聴いてみました。
この頃にも良い作品がありますね1988年のデイブ・パイク(vib)との共演盤も良かったです。
しかし、これが近年?ではベストのアルバムかな。
特に2曲目のオリジナル、「LONELY LITTLE CHIMES」は美しかったです。
地味でも堅実なメンバーに恵まれてマクファーソン節を堪能出来る一枚です。
「ドラ流目立たないけどいいアルバム」
(中間系)
*CHARLES McPHERSON QUINTET / FIRST FLIGHT OUT
charles mcpherson(as), tom harrell(tp),flh)
michael weiss(p), peter washington(b), victor lewis(ds)
1994/ARABESQUE/
チャールス・マクファーソンとトム・ハレル(tp)の2管フロント。
「Well You Needn't」、「Deep Night」、「My Funny Valentine」
*CHARLES McPHERSON SEXTET / FREE BOP
charles mcpherson(as), peter sprague(g), lou levy(p),
monty budwig(b), charles mcpherson jr(ds), kevin jones(per)
1978Rec/XANADU/
ここでは若手ギタリストのピーター・スプレイグの参加に注目しました。
息子のドラマーを起用したのはご愛嬌か。
「Come Sunday」、「Eatrellita」、「Si Si」
*CHARLES McPHERSON QUINTET / LIVE
charles mcpherson(as), lonnie hillyer(tp),
barry harris(p), ray mckinney(b), billy higgins(ds)
1966Rec/Prestige/
チャールス・マクファーソン・クインテットのファイブ・スポットでのライブ盤です。
バリー・ハリス・トリオがバック・・・。
当時の若手トランペッターのロニー・ヒリヤーが聴けるも貴重かな。
「I Can't Get Started」、「Here's That Rainy Day」、「Never Let Me Go」
Charles Lloyd (ts) [C (sax)]
*CHARLES LLOYD QUARTET / RABO DE NUDE
charles lloyd(ts,fl)
jason moran(p), reuben rogers(b), eric harland(ds)
2008/ECM RECORDS/
1 Prometheus
2 Migration Of Sprit
3 Booker's Garden
4 Ramanujan
5 La Colline De Monk
6 Sweet Georgia Bright
7 Rabo De Nude
チャールス・ロイド(ts,fl)・カルテットのライブ盤は全てロイドのオリジナルです。
ここはバックのメンバーが最大の魅力。
ジェイソン・モラン(p)、リューベン・ロジャース(b)、エリック・ハーランド(ds)ときたら1も2もなく飛びつきました。
若手3人のトリオには、やっぱりロイド・クラスの重しが必要だと思いました。
3人だけだと収拾がつかなくなり、どこか遠くの方に素っ飛んでいく感じがします。
しかし、主役はあくまで若手の3人、特にジェイソン・モランとエリック・ハーランドが素晴らしい。
モランのユニークなタッチとコードワークは魅力十分、ハーランドが叩き出すリズムと共に聴き応えがあります。
ブルー・ノートのモランは難解でしんどいですが、ここでは比較的ストレートに演奏していて聴き易い、
まさにキラキラと輝くピアノが聴けます。
アメリカの先進のピアノ・トリオを聴いた思いがしました。
ここでのロイドは脇役だと思いますが、さすがに曲作りは上手く、曲想もリズムもバランス良く配置されています。
この手の演奏に慣れていない方は最初少し音量を絞って聴くのがコツです。
「ほー、これは・・・」というメロディやフレーズやリズムが気になったらしめたもの、もう大きくしても大丈夫です。
ベースを除く3人は近日中に日本公演が予定されています。
「ドラ流目立たないけどいいアルバム」
(まじめ系)
*CHARLES LLOYD QUARTET / JUMPING THE CREEK
charles lloyd(ts,as)
geri allen(p), robert hurst(b), eric harland(ds)
2005/ECM/
1 Ne Me Quitte Pas
2 Ken Katta Ma Om
3 Angel Oak Revisited
4 Cannon Perdido
5 Jumping The Creek
6 The Sufi's Tears
7 Georgia Bright Suite
8 Come Sunday
9 Both Veils Must Go
10 Song Of The Inuit
チャールス・ロイド(sax)の新譜はオリジナル8曲、その他2曲の構成です。
この5月半ばに来日公演の予定があるので、どんなものなのか、このアルバムを興味深く聴きました。
チャールス・ロイドは長らく瞑想生活を送っていましたがミシェル・ペトルチアーニ(p)に出会って、本格的にジャズ活動を再開したのはよく知られています。
なぜだかジャズメンの中にはこうして時々隠遁生活に入ってしまう人も多いですね。
ペトルチアーニにとっては世に出るきっかけを作ってくれた、いわば恩人とも言える存在です。
60年代のキース・ジャレット(p)、セシル・マックビー(b)、ジャック・デジョネット(ds)の黄金のカルテットしかり、
80年代のペトルチアーニ、90年代のボボ・ステンソン(p)、パレ・ダニエルソン(b)、ジョン・クリステンセン(ds)、そして今回のジェリ・アレン(p)、ロバート・ハースト(b)、エリック・ハーランド(ds)とバックのメンバーが素晴らしいです。
ロイドはプレイヤーの素質を見抜く天才的な感覚を持っています。
同時に彼はメンバー構成に妥協しません。
さて、ここでもかすれたような音色のこね回す独特の表現方法は健在です。
この作品もECMサウンドそのもので乗れるという感じではありませんが聴き込むとなかなかに奥が深いです。
曲によって組み合わせを変えてデュオ、トリオ、カルテットの演奏を楽しむことが出来ます。
特に10分強の(1)、(7)、(10)の中身が濃く、それぞれのインタープレイはハッとするほど魅力的でした。
じっくり聴くとその他にも聴きどころが多かったですがライブになるとまた違った表情を見せてくれるでしょうか。
なお、来日メンバーはベーシストがロバート・ハーストからリューベン・ロジャースに変わっています。
ロイドもそうそう見る機会がないと思うのでなんとか都合をつけたいですね。
「ドラ流目立たないけどいいアルバム」
(まじめ系)
*CHARLES LLOYD / LIFT EVERY VOICE
charles lloyd(ts,fl), geri allen(p), john abercrombie(g)
marc johnson(b), larry grenadier(b), billy hart(ds)
2002/ECM/
disk1
1 Hymn To The Mother
2 You Are So Beautiful
3 Amazing Grace
4 East Virginia, West Memphis
5 What's Going On
6 Angel Oak
7 Te Amare'
8 I'm Afraid
9 Hafez, Shattered Heart
disk2
1 Rado De Nude
2 Blood Count
3 Go Down Moses
4 Beyond Darkness
5 Nocturne
6 Wayfaring Stranger
7 Deep River
8 Lift Every Voice And Sing
9 Prayer, The Crossing
チャールス・ロイド(ts)の新譜は2枚組で出てきました。
2枚組というのは中々買いにくいものですがこれなら満足出来る仕上がりだと思います。
ロイドのオリジナルが7曲含まれ、トラディショナルの4曲が新鮮です。
このメンバーによるマービン・ゲイの名曲、「What's Going On」には興味がありませんか。
コルトレーンの「バラード」の延長線上にあると言えばイメージがつかみ易いと思います。
より効果的なのは、ジョン・アバークロンビー(g)の存在です。
それがこの作品を一味違うものにしています。
「ドラ流目立たないけどいいアルバム」
(まじめ系)
*CHARLES LLOYD / THE WATER IS WIDE
charles lloyd(ts)
brad mehldau(p), john abercrombie(g), larry grenadier(b), billy higgins(ds)
2000/ECM/
チャールス・ロイド(ts)の新作はバラード集です。この作品はGDになりました。
12曲中4曲がデュオで、ピアノが2、ドラムとギターが各1です。
私はこのデュオ作品により魅力を感じましたがみなさんはどうでしょうか。
グッと感情を抑制したロイドのテナー・サックスの音色には緊張感が漂っています。
特にビリー・ヒギンスとの(11)はドラムとのデュオで珍しくもあり聴き応えがありました。
注目すべきはやはりブラッド・メルドーとの共演ですね。
彼については現在最も重要なピアニストだと思っています。
私の評価も今はまだ定まっていませんが個性的というか将来性を感じさせますね。
これでロイドはキース・ジャレット~ミシェル・ペトルチアーニ~ブラッド・メルドーと共演したわけです。
これが気に入ったら前作の「ヴォイス・イン・ザ・ナイト」(ドラ流・・・)も聴いてみて下さいね。
「Georgia」、「Black butterfly」、「Lotus Blossam」
[ Swing Journal : ゴールド・ディスク ]
(まじめ系)
*CHARLES LLOYD QUARTET / VOICE IN THE NIGHT
charles lloyd(ts)
john abercrombie(g), dave holland(b), billy higgins(ds)
1999/ECM/
1 Voice In The Night
2 God Give Me Strength
3 Dorotea's Studio
4 Requiem
5 Pocket Full Of Blues
6 Homage
7 Forest Flower : Sunrise / Sunset
8 A Flower Is A Lovesome Thing
チャールス・ロイドの作品、メンバーを見ただけで落ち着いた雰囲気が漂っています。
ジャズをある程度聴き慣れた人向きかも知れませんが、
これだけ趣味の良いジャズはめったに聴けるものではありません。
出来れば良質の再生装置で静かにじっくりと聴いてほしいと思います。
聴けば聴くほどに味がでる。そんな気がします。
名曲:「ホレスト・フラワー」も演奏されています。
「ドラ流目立たないけどいいアルバム」
(まじめ系)
*CHARLES LLOYD QUARTET / ALL MY RELATIONS
charles lloyd(ts),
bobo stenson(p), anders jormin(b), billy hart(ds)
1995/ECM/
チャールス・ロイド(ts)は絶好調で切れています。
ボボ・ステンソン(p)、特にビリー・ハート(ds)の弾け振りが聴きどころ。
演目は全て自身のオリジナル。
*CHARLES LLOYD QUARTET / CHARLES LLOYD
charles lloyd(ts),
bobo stenson(p), anders jormin(b), billy hart(ds)
1993/ECM/
チャールス・ロイド(ts)のテナー・サックスが好きです。
聴くたびに新しい発見があるような気がします。
演目は全て自身のオリジナル。
*CHARLES LLOYD QUARTET / FISH OUT OF WATER
charles lloyd(ts),
bobo stenson(p), palle danielsson(b), jon christensen(ds)
1990/ECM/
チャールス・ロイド(ts)は独特の音楽観を持ったプレイヤーです。
ルーツはジョン・コルトレーン(ts)ですが自己のオリジナリティを形成しました。
懐が大きく奥が深い音楽・・・難解ですが微妙に琴線に触れてきます。
演目はもちろん全て自身のオリジナル・・・
長い付き合いになるボボ・ステンセン(p)にも注目です。
charles lloyd(ts,fl)
jason moran(p), reuben rogers(b), eric harland(ds)
2008/ECM RECORDS/
1 Prometheus
2 Migration Of Sprit
3 Booker's Garden
4 Ramanujan
5 La Colline De Monk
6 Sweet Georgia Bright
7 Rabo De Nude
チャールス・ロイド(ts,fl)・カルテットのライブ盤は全てロイドのオリジナルです。
ここはバックのメンバーが最大の魅力。
ジェイソン・モラン(p)、リューベン・ロジャース(b)、エリック・ハーランド(ds)ときたら1も2もなく飛びつきました。
若手3人のトリオには、やっぱりロイド・クラスの重しが必要だと思いました。
3人だけだと収拾がつかなくなり、どこか遠くの方に素っ飛んでいく感じがします。
しかし、主役はあくまで若手の3人、特にジェイソン・モランとエリック・ハーランドが素晴らしい。
モランのユニークなタッチとコードワークは魅力十分、ハーランドが叩き出すリズムと共に聴き応えがあります。
ブルー・ノートのモランは難解でしんどいですが、ここでは比較的ストレートに演奏していて聴き易い、
まさにキラキラと輝くピアノが聴けます。
アメリカの先進のピアノ・トリオを聴いた思いがしました。
ここでのロイドは脇役だと思いますが、さすがに曲作りは上手く、曲想もリズムもバランス良く配置されています。
この手の演奏に慣れていない方は最初少し音量を絞って聴くのがコツです。
「ほー、これは・・・」というメロディやフレーズやリズムが気になったらしめたもの、もう大きくしても大丈夫です。
ベースを除く3人は近日中に日本公演が予定されています。
「ドラ流目立たないけどいいアルバム」
(まじめ系)
*CHARLES LLOYD QUARTET / JUMPING THE CREEK
charles lloyd(ts,as)
geri allen(p), robert hurst(b), eric harland(ds)
2005/ECM/
1 Ne Me Quitte Pas
2 Ken Katta Ma Om
3 Angel Oak Revisited
4 Cannon Perdido
5 Jumping The Creek
6 The Sufi's Tears
7 Georgia Bright Suite
8 Come Sunday
9 Both Veils Must Go
10 Song Of The Inuit
チャールス・ロイド(sax)の新譜はオリジナル8曲、その他2曲の構成です。
この5月半ばに来日公演の予定があるので、どんなものなのか、このアルバムを興味深く聴きました。
チャールス・ロイドは長らく瞑想生活を送っていましたがミシェル・ペトルチアーニ(p)に出会って、本格的にジャズ活動を再開したのはよく知られています。
なぜだかジャズメンの中にはこうして時々隠遁生活に入ってしまう人も多いですね。
ペトルチアーニにとっては世に出るきっかけを作ってくれた、いわば恩人とも言える存在です。
60年代のキース・ジャレット(p)、セシル・マックビー(b)、ジャック・デジョネット(ds)の黄金のカルテットしかり、
80年代のペトルチアーニ、90年代のボボ・ステンソン(p)、パレ・ダニエルソン(b)、ジョン・クリステンセン(ds)、そして今回のジェリ・アレン(p)、ロバート・ハースト(b)、エリック・ハーランド(ds)とバックのメンバーが素晴らしいです。
ロイドはプレイヤーの素質を見抜く天才的な感覚を持っています。
同時に彼はメンバー構成に妥協しません。
さて、ここでもかすれたような音色のこね回す独特の表現方法は健在です。
この作品もECMサウンドそのもので乗れるという感じではありませんが聴き込むとなかなかに奥が深いです。
曲によって組み合わせを変えてデュオ、トリオ、カルテットの演奏を楽しむことが出来ます。
特に10分強の(1)、(7)、(10)の中身が濃く、それぞれのインタープレイはハッとするほど魅力的でした。
じっくり聴くとその他にも聴きどころが多かったですがライブになるとまた違った表情を見せてくれるでしょうか。
なお、来日メンバーはベーシストがロバート・ハーストからリューベン・ロジャースに変わっています。
ロイドもそうそう見る機会がないと思うのでなんとか都合をつけたいですね。
「ドラ流目立たないけどいいアルバム」
(まじめ系)
*CHARLES LLOYD / LIFT EVERY VOICE
charles lloyd(ts,fl), geri allen(p), john abercrombie(g)
marc johnson(b), larry grenadier(b), billy hart(ds)
2002/ECM/
disk1
1 Hymn To The Mother
2 You Are So Beautiful
3 Amazing Grace
4 East Virginia, West Memphis
5 What's Going On
6 Angel Oak
7 Te Amare'
8 I'm Afraid
9 Hafez, Shattered Heart
disk2
1 Rado De Nude
2 Blood Count
3 Go Down Moses
4 Beyond Darkness
5 Nocturne
6 Wayfaring Stranger
7 Deep River
8 Lift Every Voice And Sing
9 Prayer, The Crossing
チャールス・ロイド(ts)の新譜は2枚組で出てきました。
2枚組というのは中々買いにくいものですがこれなら満足出来る仕上がりだと思います。
ロイドのオリジナルが7曲含まれ、トラディショナルの4曲が新鮮です。
このメンバーによるマービン・ゲイの名曲、「What's Going On」には興味がありませんか。
コルトレーンの「バラード」の延長線上にあると言えばイメージがつかみ易いと思います。
より効果的なのは、ジョン・アバークロンビー(g)の存在です。
それがこの作品を一味違うものにしています。
「ドラ流目立たないけどいいアルバム」
(まじめ系)
*CHARLES LLOYD / THE WATER IS WIDE
charles lloyd(ts)
brad mehldau(p), john abercrombie(g), larry grenadier(b), billy higgins(ds)
2000/ECM/
チャールス・ロイド(ts)の新作はバラード集です。この作品はGDになりました。
12曲中4曲がデュオで、ピアノが2、ドラムとギターが各1です。
私はこのデュオ作品により魅力を感じましたがみなさんはどうでしょうか。
グッと感情を抑制したロイドのテナー・サックスの音色には緊張感が漂っています。
特にビリー・ヒギンスとの(11)はドラムとのデュオで珍しくもあり聴き応えがありました。
注目すべきはやはりブラッド・メルドーとの共演ですね。
彼については現在最も重要なピアニストだと思っています。
私の評価も今はまだ定まっていませんが個性的というか将来性を感じさせますね。
これでロイドはキース・ジャレット~ミシェル・ペトルチアーニ~ブラッド・メルドーと共演したわけです。
これが気に入ったら前作の「ヴォイス・イン・ザ・ナイト」(ドラ流・・・)も聴いてみて下さいね。
「Georgia」、「Black butterfly」、「Lotus Blossam」
[ Swing Journal : ゴールド・ディスク ]
(まじめ系)
*CHARLES LLOYD QUARTET / VOICE IN THE NIGHT
charles lloyd(ts)
john abercrombie(g), dave holland(b), billy higgins(ds)
1999/ECM/
1 Voice In The Night
2 God Give Me Strength
3 Dorotea's Studio
4 Requiem
5 Pocket Full Of Blues
6 Homage
7 Forest Flower : Sunrise / Sunset
8 A Flower Is A Lovesome Thing
チャールス・ロイドの作品、メンバーを見ただけで落ち着いた雰囲気が漂っています。
ジャズをある程度聴き慣れた人向きかも知れませんが、
これだけ趣味の良いジャズはめったに聴けるものではありません。
出来れば良質の再生装置で静かにじっくりと聴いてほしいと思います。
聴けば聴くほどに味がでる。そんな気がします。
名曲:「ホレスト・フラワー」も演奏されています。
「ドラ流目立たないけどいいアルバム」
(まじめ系)
*CHARLES LLOYD QUARTET / ALL MY RELATIONS
charles lloyd(ts),
bobo stenson(p), anders jormin(b), billy hart(ds)
1995/ECM/
チャールス・ロイド(ts)は絶好調で切れています。
ボボ・ステンソン(p)、特にビリー・ハート(ds)の弾け振りが聴きどころ。
演目は全て自身のオリジナル。
*CHARLES LLOYD QUARTET / CHARLES LLOYD
charles lloyd(ts),
bobo stenson(p), anders jormin(b), billy hart(ds)
1993/ECM/
チャールス・ロイド(ts)のテナー・サックスが好きです。
聴くたびに新しい発見があるような気がします。
演目は全て自身のオリジナル。
*CHARLES LLOYD QUARTET / FISH OUT OF WATER
charles lloyd(ts),
bobo stenson(p), palle danielsson(b), jon christensen(ds)
1990/ECM/
チャールス・ロイド(ts)は独特の音楽観を持ったプレイヤーです。
ルーツはジョン・コルトレーン(ts)ですが自己のオリジナリティを形成しました。
懐が大きく奥が深い音楽・・・難解ですが微妙に琴線に触れてきます。
演目はもちろん全て自身のオリジナル・・・
長い付き合いになるボボ・ステンセン(p)にも注目です。
Charles Davis (sax) [C (sax)]
*CHARLES DAVIS QUARTET / PLAYS THE MUSIC OF BENT JAEDIG
charles davis(ts),
sam yahel(p), ben street(b), kresten osgood(ds)
2008/FRESH SOUND/
ベテランのチャールス・デイビスはマルチ・サックス奏者です。
今作は珍しい”Bent Jaedig”作品集です。
チャールス・デイビスは一般的にはバリトン・サックス奏者として知られていると思います。
地味なのであんまり目立っていませんがバリトン奏者として貴重な存在になっていました。
さて、ここではテナー・サックスを駆使して演奏を繰り広げています。
ベニー・ゴルソン・タイプか、クネクネとした骨太の一風変わったスタイルは面白いです。
さらに訥々とした大らかで素朴な感じ、ゴツゴツとした不器用な感覚もあって好感が持てます。
微妙なノリで展開される(4)「BALLAD FOR BREW」のバラード・プレイにガツンときました。
バリトン・プレイの影響が出るのか重厚な感じがします。
共演者を見ると普段はオルガン奏者として知られるサム・ヤヘルがピアノで参加しています。
ベン・ストリート(b)&クレステン・オスグッド(ds)の組み合わせも渋いです。
普段着でないチャールスのテナーとヤヘルのピアノが聴けるということで一票入れたいと思います。
[ ドラ流目立たないけどいいアルバム ]
(中間系)
charles davis(ts),
sam yahel(p), ben street(b), kresten osgood(ds)
2008/FRESH SOUND/
ベテランのチャールス・デイビスはマルチ・サックス奏者です。
今作は珍しい”Bent Jaedig”作品集です。
チャールス・デイビスは一般的にはバリトン・サックス奏者として知られていると思います。
地味なのであんまり目立っていませんがバリトン奏者として貴重な存在になっていました。
さて、ここではテナー・サックスを駆使して演奏を繰り広げています。
ベニー・ゴルソン・タイプか、クネクネとした骨太の一風変わったスタイルは面白いです。
さらに訥々とした大らかで素朴な感じ、ゴツゴツとした不器用な感覚もあって好感が持てます。
微妙なノリで展開される(4)「BALLAD FOR BREW」のバラード・プレイにガツンときました。
バリトン・プレイの影響が出るのか重厚な感じがします。
共演者を見ると普段はオルガン奏者として知られるサム・ヤヘルがピアノで参加しています。
ベン・ストリート(b)&クレステン・オスグッド(ds)の組み合わせも渋いです。
普段着でないチャールスのテナーとヤヘルのピアノが聴けるということで一票入れたいと思います。
[ ドラ流目立たないけどいいアルバム ]
(中間系)
Cecilia Wennerstrom (bs) [C (sax)]
*SECILIA WENNERSTROM QUARTET WITH ELLEKARI LARSSON
secilia wennerstrom(bs), ann blom(p), filip augustson(b), henrik wartel(ds),
ellekari larsson(vo), etc
2001/Four Leaf Clover Records/
スウェーデンの女性バリトン・サックス奏者の作品。
女性バリサク奏者というだけで珍しいですね。
やはり女性らしく繊細でやさしい音色を持っています。
エレカリ・ラーソン(vo)とのコンビネーションが聴きどころになります。
ピアノのアン・ブロムも良い味で印象に残りました。
「Lisa」、「Live Me Or Leave Me」
(中間系)
secilia wennerstrom(bs), ann blom(p), filip augustson(b), henrik wartel(ds),
ellekari larsson(vo), etc
2001/Four Leaf Clover Records/
スウェーデンの女性バリトン・サックス奏者の作品。
女性バリサク奏者というだけで珍しいですね。
やはり女性らしく繊細でやさしい音色を持っています。
エレカリ・ラーソン(vo)とのコンビネーションが聴きどころになります。
ピアノのアン・ブロムも良い味で印象に残りました。
「Lisa」、「Live Me Or Leave Me」
(中間系)
Cecil Payne (bs) [C (sax)]
*CECIL PAYNE QUARTET & QUINTET / 1956-1962 SESSIONS
& DUKE JORDAN Featuring KENNY DORHAM & JOHNNY COLES
1-4: cecil payne(bs), duke jordan(p), tommy potter(b), art taylor(ds)
5-8: cecil payne(bs), kenny dorham(tp),
duke jordan(p), tommy potter(b), art taylor(ds)
9-13: cecil payne(bs), johnny coles(tp),
duke jordan(p), wendell marshall(b), walter bolden(ds)
2008/FRESH SOUND RECORDS/
バリトン・サックス奏者のセシル・ペインの2in1アルバムです。
「PATTERNS OF JAZZ」と「EAST AND WEST OF JAZZ」の2枚をまとめたものです。
前者はセシルの代表作として知られていますが後者はほとんど知られていないと思います。
こうしてジックリと聴いてみるとセシルのバリトンは本当にいいです。
クールで穏やかでやさしい、まさにバリトンのレスター・ヤングと言えます。
特に(11)「I'M GONNA LEARN YOUR STYLE」が気に入りました。
ミディアム・テンポの4ビートに乗って寄り添うなペットとバリトンが心地良いです。
このジョニー・コールズ(tp)とのコンビが絶妙なんです。
共演の若かれしデューク・ジョーダン(p)は音色が華やかで美しいです。
これを聴くとセシルの対極にいるのがゴリゴリのバッパーのペッパー・アダムス(bs)で、ジェリー・マリガン(bs)はその中間に位置していているのがよく分かります。
「This Time The Dream's On Me」、「How Deep Is The Ocean」
(くつろぎ系)
& DUKE JORDAN Featuring KENNY DORHAM & JOHNNY COLES
1-4: cecil payne(bs), duke jordan(p), tommy potter(b), art taylor(ds)
5-8: cecil payne(bs), kenny dorham(tp),
duke jordan(p), tommy potter(b), art taylor(ds)
9-13: cecil payne(bs), johnny coles(tp),
duke jordan(p), wendell marshall(b), walter bolden(ds)
2008/FRESH SOUND RECORDS/
バリトン・サックス奏者のセシル・ペインの2in1アルバムです。
「PATTERNS OF JAZZ」と「EAST AND WEST OF JAZZ」の2枚をまとめたものです。
前者はセシルの代表作として知られていますが後者はほとんど知られていないと思います。
こうしてジックリと聴いてみるとセシルのバリトンは本当にいいです。
クールで穏やかでやさしい、まさにバリトンのレスター・ヤングと言えます。
特に(11)「I'M GONNA LEARN YOUR STYLE」が気に入りました。
ミディアム・テンポの4ビートに乗って寄り添うなペットとバリトンが心地良いです。
このジョニー・コールズ(tp)とのコンビが絶妙なんです。
共演の若かれしデューク・ジョーダン(p)は音色が華やかで美しいです。
これを聴くとセシルの対極にいるのがゴリゴリのバッパーのペッパー・アダムス(bs)で、ジェリー・マリガン(bs)はその中間に位置していているのがよく分かります。
「This Time The Dream's On Me」、「How Deep Is The Ocean」
(くつろぎ系)