SSブログ

Gerhard Ullmann (sax,bcl) [G (sax)]

*GERHARD ULLMANN & CONFERENCE CALL / FINAL ANSWER

sonet742.jpg

gerhard ullmann(bcl,ss)
michael jefry stevens(p,synth)  joe fonda(b)  matt wilson(ds)
2002/SOUL NOTE/

一聴した途端、「これはちょっと違うぞ」と身構えてしまいました。
フリー・ジャズの要素を含んだ4者対等のアルバムです。
それで特定のリーダーがいないグループ名が付いているのを納得しました。
全9曲は全てメンバーのオリジナルです。
最近では珍しい刺激的かつ個性的な内容で聴き込み型のジャズ・ファンにはいいかも。
正直、今の私には少々重かったですがウルマンのソロは聴き応えがありました。

(まじめ系)

Gerald Albright (sax) [G (sax)]

*GERALD ALBRIGHT / THE VERY BEST OF

sonet741.jpg

2001/ATLANTIC/

ジェラルド・アルブライトは44歳、R&B出身のサックス奏者です。
アトランティック・レーベルには6枚のアルバムがあり、これはそのベスト盤です。
ヴォーカルのバックで演る彼のプレイにも注目しています。

「Georgia On My Mind」

(くつろぎ系)

George Robert (as) [G (sax)]

*GEORGE ROBERT & KENNY BARRON / PEACE

sonet740.jpg

george robert(as,ss), kenny barron(p)
2003/DIW/

このジョージ・ロバート(as,ss)とケニー・バロン(p)のデュオ・アルバムはいいです。
全9曲はオリジナル4曲、スタンダード5曲の構成です。
ジョージ・ロバートはスイス生まれでフランス語読みではジョルジュ・ロベールになるそうです。
チャーリー・パーカー(as)~フィル・ウッズ(as)系の美しい音色とメロディ・ラインを持っています。
ケニー・バロンも現在、最も精力的に活躍しているピアニストと言えるでしょう。
この両者は以前にも共演しているので気心も良く知れていて、
スムーズかつ感動的な演奏を繰り広げています。

「I Don't Know What Time It Was」、「Softly As In A Morning Sunrise」、
「Soul Eyes」、「Blue Monk」、「Round Midnight」

[ Swing Journal : ゴールド・ディスク ]

(中間系)



*GEORGE ROBERT & PHIL WOODS / SOUL EYES

sonet739.jpg

george robert(as), phil woods(as),
kenny barron(p), rufus reid(b), alvin queen(ds)
2000/MONS/

師弟関係にあると言われるフィル・ウッズとジョージ・ロバートの共演ライブ盤です。
ジョージが在住するスイスにフィル・ウッズが訪問して吹き込まれました。



*GEORGE ROBERT / INSPIRATION

sonet738.jpg

george robert(as)
kenny barron(p), rufus reid(b), kenny washington(ds)
1999/TCB REC/

こちらはスイス出身のアルト奏者、ジョージ・ロバートの作品です。
全8曲はオリジナル6曲、その他2曲の構成です。
私は初めて聴きました。
チャーリー・パーカー~フィル・ウッズ系の主流派プレイヤーですね。
アメリカのバークリーに留学、ニューヨークで活躍していたそうです。
トム・ハレル(tp)やクラーク・テリー(tp)と共演していたとのことですが私は知りませんでした。
ここではケニー・バロン・トリオをバックにオーソドックスなジャズを聴かせてくれています。
ケニー・バロンがバックだと買い安心感がありますね。
そう思わせるだけでもホントに大したもんですよ。

「You Don't Know What Love Is」、「East Of The Sun」

(中間系)



*GEORGE ROBERT / LOOKING AHEAD

sonet737.jpg

george robert(as)
dado moroni(p), reggie johnson(b), peter schmidlin(ds)
1989/TCB/

スイスのジョージ・ロバートのワン・ホーン・アルバムです。
ピアノはイタリアの才人、ダド・モロニ。
全7曲はオリジナル3曲、その他4曲の構成です。
エネルギッシュで情熱的なアルト・サックスを聴かせてくれました。
1曲目にジョージ・コールマンの曲がきているところにこだわりを感じます。
つまり、「当たり前じゃないんだよ」と言っています。

「Along Came Betty」、「Star Eyes」


George Howard (as) [G (sax)]

*GEORGE HOWARD / MIDNIGHT MOOD

sonet736.jpg

george howard(as)
1998/GRP/

今宵、貴方を酔わせます・・・・・・
スムース・ジャズ・シーンのトップ・ソプラノ・サックス奏者ジョージ・ハワードのムーディな一枚。
恋人と聴くには、これしかない。
(帯中よりの抜粋)

George Garzone (ts) [G (sax)]

*GEORGE GARZONE & TRIO DA PAZ / NIGHT OF MY BELOVED

sonet735.jpg

george garzone(ts), kenny werner(p)
romero lubambo(g), nilson matta(b), duduka da fonseca(ds)
2007/VENUS RECORDS/

1 Felicidate
2 Gentle Rain
3 Choro
4 Pra Dizer Adeus
5 Alone
6 A Noite Do Meu Bem
7 Falando De Amor
8 Ballad For Lana
9 The Shadow Of Your Smile
10 Fotografia

夏にはやはりボサノバが聴きたいということでこのアルバムを購入してみました。
それもジョージ・ガーゾーン(ts)とケニー・ワーナー(p)とは・・・こういう企画は面白いでしょうね。
二人共に一筋縄ではいかない好みのプレイヤーなんです。
ガーゾーンはゲッツの音色+コルトレーンのスタイルで、両者の長所を上手にミックスしています。
現在のテナー奏者にはこれを目指す人も多いのではないでしょうか。
バックはブラジル出身のギター・トリオで、ジョビンの曲が4曲、オリジナルが2曲取り上げられています。
スタン・ゲッツ(ts)やハリー・アレン(ts)のようなスマートなスムーズさはありませんが、 一味違うボサノバ・アルバムでトツトツとして歌う骨太、硬派のテナー奏者の面目は保たれています。
私的なベスト・トラックは(3)、「NIGHT OF MY BELOVED」と副題の付いた表題曲の(6)、(5)も秀逸。
「GENTLE RAIN」や「THE SHADOW OF YOUR SMILE」も耳触りがいいです。
バークリーなどで教鞭を取っているようですが、ある意味模範的な演奏と言えるのかもしれません。
もう1人のケニー・ワーナーも興味深いピアニストです。
多彩で多才?・・・この人の頭の中はどういう具合になっているのか未だに分かりませんよ。
ヴォーカルのバックやこのアルバムでの流麗なプレイと複雑な自己の作品とのギャップが埋まらないです。
ワーナーの参加アルバムを見てもその多様性には驚かされてしまいます。
チャーリー・ミンガス、アーチー・シェップ、メル・ルイス、ジョー・ロバーノ、リー・コニッツなど、経歴は一線級、ロザンナ・ヴィトロ(vo)を売り出したことでも知られ、鈴木重子(vo)さんのバックも努めています。
いずれにせよ、意表を突いた企画であることは間違いありません。
ジョージ・ガーゾーンとケニー・ワーナーのボサノバ・アルバムは新鮮です。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(くつろぎ系)



*GEORGE GARZONE & BEN BESIAKOV QUARTET
/ HEY WHY DON'T WE PLAY

sonet734.jpg

george garzone(ts), ben besiakov(p)
anders christensen(b), billy hart(ds), jens winther(tp)
2002/STUNT/

1 Hey Open Up
2 On The Trail
3 Mack The Knife
4 Recess
5 The Mingus I Knew
6 Estate
7 WhatbIs This Thing Called Love
8 Finale

ユニークなテナー奏者のジョージ・ガーゾーンにデンマークのピアニスト、ベン・ベシアコフの組み合わせは2枚目になるでしょうか。
前作も「ドラ流」にしましたが前回に増してこれも良いです。
全8曲、ガーゾーンとベシアコフが2曲づつオリジナルを提供しています。
3曲にトランペットが加わりますがこれはない方が良かったかも。
特に超スロー・バラードで演奏される「マック・ザ・ナイフ」には驚かされました。
「MACK THE KNIFE REAL SLOW AND IN B-MINOR」という副題まで付いています。
これが今作の最大の聴きものですがその他の曲にも聴きどころがいっぱいあります。
適度な緊張感とスイング感があってジャズ本来の魅力が楽しめると思います。
この二人の絶妙なインター・プレイにベテランのビリー・ハート(ds)の絡みが素晴らしい。

「2003年度ベスト3」の一枚です。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)



*GEORGE GARZONE / MOODIOLOGY

sonet733.jpg

george garzone(ts,ss)
kenny werner(p), john lookwood(b), bob gullotti(ds)
claire daly(bs), douglas yates(as,bcl), mike mainieri(vib)
1999/NYC/

1 Moodiology
2 Hey, Open Up
3 Farewell To Athena
4 Summertime
5 Simple
6 Naima
7 The Other Mingus
8 I'll Remember April
9 Soul Eyes
10 Plaka
11 Moodiology

ジョージ・ガーゾーン、今アメリカで最も注目されているサックス奏者ではないでしょうか。
プロデューサーはヴァイヴ奏者のマイク・マイニエリで彼自身も参加しています。
影響を受けたミュージシャンとして、スタン・ゲッツ、ジョー・ロバーノ、マイケル・ブレッカー、デイヴ・リーブマン等の名前を挙げていますがコルトレーンやショーターがないのは意外です。
聴いてもらえばすぐにお分かり頂けると思いますがこの人は只者ではないです。
至極個性的で刺激的、将来性も十分に感じさせます。
この作品は11曲中8曲がオリジナルで、残りの3曲がスタンダードという構成になっています。
「SUMMERTIME」、「I'LL REMEMBER APRIL」、「SOUL EYES」の解釈も新鮮です。
私の一押し、ケニー・ワーナー(p)も頑張っています。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(まじめ系)

George Coleman (ts) [G (sax)]

*GEORGE COLEMAN QUARTET / A MASTER SPEAKS

image1167.jpg

george coleman(ts),
mike ledonne(p), bob cranshaw(b), george coleman jr(ds)
peter bernstein(g)(3)
2016/Smoke Sessions Records/

1 Invitation (B.Kaper)
2 The Shadow Of Your Smile (J.Mandel)
3 Blues For B.B (G.Coleman)
4 Blondie's Waltz (G.Coleman)
5 You'll Never Know What You Mean To Me (M.LeDonne)
6 Darn That Dream (J.V.Heusen)
7 Sonny's Playground (G.Coleman)
8 These Foolish Things (J.Strachey/H.Link)
9 Time To Get Down (G.Coleman)

ジョージ・コールマン(ts)のリーダー作を買うのも久しぶりです。
コールマンはジャズ・シーンを代表する名コンボ「マイルス・デイヴィス・クインテット」に在籍しました。
別格のジョン・コルトレーン(ts)とウエイン・ショーター(ts)の間に挟まれ損をしていますが、 超一流のジャズ・マンであることは間違いありません。
1964年の在籍時に吹き込んだ「My Funny Valentine」と「Four And More」はマイルスの代表作です。
私にとっても「My Funny Valentine」には特別の思い入れがあります。
それこそレコード盤が擦り切れるほど聴きました。

コールマンは1935年生まれなので現在81歳、今作録音時は80歳です。
自身のオリジナル4曲に共演のマイク・ルドン(p)が1曲、その他スタンダード4曲の構成です。
ソニー・ロリンズ(ts)・コンボで活躍したボブ・クランショウ(b)の名前が見えるのも嬉しい。
クランショウも元気なんですね・・・録音時は82歳でした。
1曲だけピーター・バーンステイン(g)が参加しています。

80歳でこれだけ吹ければもう十分です・・・余りの元気さに驚きました。
刺激的なフレージングと力強く艶のある音色はとても80歳とは思えません。
まずは(1)「Invitation」でぶっ飛びました。
12分超の一番の長丁場ですがコールマンの面目躍如たる演奏を聴かせてくれました。
ボサノバの(2)、バラードの(6)と(8)のスタンダードも聴きどころになります。
オリジナルではワルツの(4)、ブルース奏法が聴ける(3)、印象的なテーマを持つルドンの(5)に注目です。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)



*GEORGE COLEMAN/4 OF MILES / GENERATIONS

s126.jpg

george coleman(ts), mike stern(g), ron carter(b), jimmy cobb(ds)
2002/DHESKY/

4人によるマイルス・デイビスのトリビュート・アルバムはライブ盤です。
お馴染みの曲がズラリと並んでいますね。
ここで面白いのはピアニストではなくマイク・スターン(g)が参加したことです。
これが効果的で 一味違う作品になりました。
やはり聴きどころはジョージ・コールマン(ts)とマイクになるでしょうか。
観客の興奮ぶりも伝わってきます。

「There Is No Greater Love」、「All Blues」、「On Green Dolphin Street」、
「Blue In Green」、「My Funny Valentine」、「If I Were A Bell」、「Oleo」

(中間系)



*GEORGE COLEMAN / I COULD WRITE A BOOK

s125.jpg

The Music Of Richard Rodgers
george coleman(sax)
harold mabern(p), jamil nasser(b), billy higgins(ds)
1998/TELARK/

ジョージ・コールマン・カルテットによるリチャード・ロジャース作品集です。
ジョージ・コールマンがマイルス・バンドに在籍したのは約1年間でした。
ジョン・コルトレーンとウェイン・ショーターという二人の大物にはさまれて損をしていますが、
結構隠れファンも多いプレイヤーだと思います。
マイルス以後はヨーロッパに渡ってシダー・ウォルトンのイースタン・リベリオンが有名です。
ここでもリチャード・ロジャースの名曲をひと味違う解釈で聴かせてくれています。
メンバーも渋い芸達者が揃っていますね。

「Falling Love With Love」、「My Funny Valentine」、「Lover」、
「Bewitched」、「I Didn't Know What Time It Was」、「My Favorite Things」、
「Have You Met Miss Jones」、「I Could Write A Book」

(中間系)



*GEORGE COLEMAN QUARTET / MY HORNS OF PLENTY

s124.jpg

george coleman(ts,as,ss),
harold mabern(p), ray drummond(b), billy higgins(ds)
1991/Birdlogy/

ここでジョージ・コールマンはテナー、アルト、ソプラノ・サックスを駆使しています。
全6曲はオリジナル2曲、その他4曲の構成です。
スタジオ録音盤でじっくりと練り上げられた作品だと思います。
そこはかと緊張感の漂うアルバムになっています。

「Lush life」、「My Romance」、「The Sheik Of Araby」、「Old Folks」



*GEORGE COLEMAN QUARTET / AT YOSHI'S

s123.jpg

george coleman(ts),
harold mabern(p), ray drummond(b), alvin queen(ds)
1989/Theresa Records/

このジョージ・コールマン・カルテットのライブ盤は素晴らしい仕上がりです。
全7曲はオリジナル2曲、その他5曲の構成。
この日のコールマンは絶好調だったと思います。
しっとりと高らかにサックスがコントロールされていて聴き応えは十分です。
オリジナル(6)「Father」は名曲です。

「They Say It's Wonderful」、「Good Morning Heartache」、
「Up Jumped Spring」、「Soul Eyes」




George Adams (ts) [G (sax)]

*GEORGE ADAMS QUARTET / NIGHTINGALE

s122.jpg

gorge adams(ts,fl,ss), hugh Lawson(p), sirone(b), victor lewis(ds)
1989/Somethin'else/

エネルギッシュでパワフルなスタイルを持つジョージ・アダムスのスタンダード作品集です。
アダムスにスタンダードやらせたらどうなるのか?・・・面白い企画だと思います。
スタンダードをまるで壊れものを触るように、囁くように吹くアダムスが微笑ましいです。
外見に似合わず繊細な神経の持ち主なんだと思いました。
時折見せるスピリチュアルな奏法も聴きどころになります。
バックにヒュー・ローソン(p)が参加しているのも貴重です。

「Bridge Over Troubled Water」、「What A Wonderful World」、
「Cry Me A River」、「A Nightingale Sang In Berkeley Square」、
「Moon River」、「Precious Loar, Take My Hand」、
「Ol' Man River」、「Going Home」

Gary Thomas (ts) [G (sax)]

*GARY THOMAS QUINTET / FOUND ON SORDID STREETS

s121.jpg

gary thomas(ts,fl), george colligan(org), paul bollenback(g),
howard curtis(ds), steve moss(per), etc
1996/WITER & WINTER/

ゲイリー・トーマスのオルガン・サウンドにラップを組み合わせた作品です。
常に新しいジャズを追い求めるトーマスの姿勢が色濃く出ています。
ジョージ・コリガンのオルガンも珍しいかな。
全7曲は全てメンバーのオリジナルです。



*GARY THOMAS QUARTET & QUINTET / EXILE'S ATE

s120.jpg

A: gary thomas(ts,fl),
charles covingto(org), paul bollenback(g), jack dejohnette(ds)

B: gary thomas(ts,fl),
tim murphy(org), marvin sewell(g), ed howard(b),
terri lyne carrington(ds), steve moss8per)(6)
1993/BAMBOO/

ゲイリー・トーマスのオルガン・ジャズは2セットの組み合わせが聴ける徳用盤です。
全7曲はオリジナル4曲とその他3曲の構成。
強烈なサウンドはトーマスのエネルギーと創造性がもたらすものです。
留まるところを知らない情熱的なソロを聴いているとこちらまで熱くなってきます。
ジャック・デジョネットとテリ・リン・キャリントンの両ドラマーの弾けぶりも聴きどころです。

「Like Someone In Love」、「Night And Day」



*GARY THOMAS SEXTET / TILL WE HAVE FACES

s119.jpg

gary thomas(ts,fl), pat metheny(g), tim murphy(p),
anthony cox(b), ed howard(b), terri lyne carrington(ds), steve moss(per)
1992/BAMBOO/

ゲイリー・トーマスがパット・メセニー(g)と共演したスタンダード作品集です。
二人のぶつかり合いが聴きどころでより突っ込んだ演奏が聴けます。
両者の火が出るような熱いソロが凄い。

「Angel Eyes」、「The Best Thing For You」、「Lush Life」、「Bye Bye Baby」、
「Lament」、「Peace」、「It's You Or No One」、「You Don't Know What Love Is」



*GARY THOMAS QUARTET / WHILE THE GATE IS OPEN

s118.jpg

gary thomas(ts,fl), kevin eubanks(g), renee rosnes(p),
dave holland(b), anthony cox(b), dennis chambers(ds)
1990/BAMBOO/

ゲイリー・トーマス(ts)を聴いたのはウォレス・ルーニー(tp)や
ジャック・デジョネット(ds)のスペシャル・エディションの作品からでした。
マイルス・デイビスのグループにも在籍していたようですがまだ聴いたことがありません。

80年代後半、ウィントン・マルサリス(tp)を中心とした新伝承派と
フリーな感覚のジョージ・コールマン(ts)を中心にしたブルックリン派(M‐ベース派)が存在しました。
トーマスはブルックリン派のグレグ・オズビー(as)やジェリ・アレン(p)に近く、
伝統に束縛されない自由な演奏を展開していました。
よって彼の音使いやリズム感は常識的なものから少しづつずれてきます。
決してこちらの予想通りには動いてくれません。
その意外性が聴く者にある種の緊張感を与えるんです。
そしてそれこそがトーマスの最大の魅力だと思います。
彼のフルート奏法も面白いですよ。
細々と弱々しく聴こえますがこれが抜群の効果を生んでいます。
まさしく横笛なんです。
なぜか、フルートの方が安心して聴いていられます。

今作はゲイリー・トーマスがスタンダードに挑戦した作品です。
トーマスがスタンダードをやるとこうなるということで通常のものとは一線を画します。
実に刺激的なアルバムになっています。
バックに当時注目のケヴィン・ユーバンクス(g)とリニー・ロスネス(p)を起用。
モンクの(8)「Epistrophy」ではこの二人も共演。
今聴いても現在の先端ジャズと遜色ないサウンドを出しているのはさすがだと思います。
先述のフルートは(5)「Invitation」で聴けます。
ケヴィン・ユーバンクスの先進的なギター・プレイも聴きどころです。
アンソニー・コックス(b)とデニス・チェンバース(ds)のリズム陣も凄い。

「Strode Rode」、「Star Eyes」、「You Stepped Out Of A Dream」、
「The Song Is You」、「Invitation」、「Chelsea Bridge」、
「On The Trail」、「Epistrophy」



* GARY THOMAS QUINTET / SEVENTH QUADRANT

image591.jpg

gary thomas(ts), paul bollenback(g),
renee rosnes(p), anthony cox(b), jeff watts(ds)
billy murphy(ds)(2)
1987/Enja/

1 Foresight, Preparetion And Subterfuge.
2 Tablet Of Destinies
3 No
4 First Sketches
5 Seventh Quadrant
6 Labyrinth
7 Chiaroscuro
8 The Eternal Present

ゲイリー・トーマスのサックスは独学とのことです。
だからこそ面白いのかも知れませんね。
1980年代は当時の先鋭だったブルックリン派(Mベース派)と目されていた逸材です。
私のイメージはちょっと違っていてその範疇にはくくれない孤高のプレイヤーの一人と思っていました。
トーマスはジャック・デジョネット(ds)の「スペシャル・エディション」に加入して名前を知られるようになりました。
その後一時期マイルス・デイビス(tp)のバンドにも参加しています。

さて今作はトーマスの1987年の作品で、デビュー作ながら最高傑作との評価が高いものです。
飛ばす飛ばす・・・ギンギンに熱い・・・重量級でエキサイティングな演奏を聴かせてくれました。
ポール・ボーレンバック(g)、リニー・ロスネス(p)、アンソニー・コックス(b)、ジェフ・ワッツ(ds)も若いです。
つくづく若さって素晴らしいと思う・・・全員がエネルギーに満ち溢れています。
そのパワーに圧倒される一枚です。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(まじめ系)

Gary Smulyan (bs) [G (sax)]

*GARY SMULYAN QUINTET / THE REAL DEAL

s117.jpg

gary smulyan(bs), joe magnarelli(tp,fhn)
mike ledonne(p), dennis irwin(b), kenny washington(ds)
2003/RESERVOIR/

ペッパー・アダムス系のバリトン・サックス奏者、ゲイリー・スムリアンの新譜です。
1曲目にそのアダムスの作品が取り上げられています。
最近はバリトン・サックス専門奏者が少なくなって寂しくなりました。
これからは益々スムリアンの活躍が期待されるところです。
スムリアンも一癖あるプレイヤーですがここではストレートにハード・バップを演奏しています。
マリガン~ベイカー・カルテット以来、重厚なバリトンには軽快なトランペットが一番良く似合います。
ジョー・マグナレリ(tp、fhn)とのコンビネーションを楽しんで下さい。

(中間系)

「Our Love Is Here To Stay」



*GARY SMULYAN QUARTET / WITH STRINGS

s116.jpg

gary smulyan(bs)
mike ledonne(p), peter washington(b), kenny washington(ds)
1996/CRISS CROSS/

実績のあるバリトン奏者としては若い方のゲイリー・スムリアンのスタンダード作品集です。
ストリングスをバックに、バリトン・サックスを満喫出来ます。
まあ、これといった特徴はないのですが低音の魅力は十分に楽しめると思います。
取り合えずバリトンの音色を聴いてみたい人には最適ではないでしょうか。

聴き直してみるとこれが良かったです。

(くつろぎ系)

「The Bad And The Beautiful」、「Lush Life」、「Thanks For You」、
「It Happenens Quietly」、「Don't Follow The Crowd」、「We've Got A Sure Thing」、
「Beware My Heart」、「The Moment Of Truth」、「Yesterday Gardenias」



*GARY SMULYAN NONET / SAXOPHONE MOSAIC

s115.jpg

gary smulyan(bs), dick oatts(as,ss,fl), billy drewes(as,cl,fl),
palph lalama(ts,cl,fl), richie perry(ts), scott robinson(bs,bcl)
mike ledonne(p), dennis irwin(b), kenny washington(ds)
1994/CRISS CROSS/

バリトン・サックス奏者は数が少ないだけにビック・バンドでは重宝されています。
スムリアンもその例に漏れずウディ・ハーマンやサド・メル・オーケストラに在籍していました。
秋吉敏子&ルー・タバキン・バンドにも居たと思います。
ここではそんなビック・バンドのサックス・セクションから色んなソロが飛び出す趣向です。
ビッグ・バンド・ファンにも興味深い中々に面白い企画だと思いました。
クインシー・ジョーンズやサド・ジョーンズなどの曲を取り上げています。



*GARY SMULYAN QUARTET / HOMEAGE

s114.jpg

gary smulyan(bs),
tommy flanagan(p), ray drummond(b), kenny washington(ds)
1993/CRISS CROSS/

ゲイリー・スムリアン(bs)のペッパー・アダムス(bs)作品集です。
全8曲が全てアダムス作。
これを見てもスムリアンがいかにアダムスを尊敬しているかが分かりますね。
たしかにスムリアンにはアダムスの影響が色濃く感じられます。
バックはトミー・フラナガン・トリオでじっくりとスムリアンの演奏を楽しむことができました。



*GARY SMULYAN QUINTET / THE LURE OF BEAUTY

s113.jpg

gary smulyan(bs), jimmy knepper(tb),
mulgrew miller(p), ray drummond(b), kenny washington(ds)
1991/CRISS CROSS/

バリトン・サックス奏者のゲイリー・スムリアンの初リーダー・アルバムです。
ジャケットはスーツ姿のスムリアンで一見サラリーマン風に見えます。
ジミー・ネッパー(tb)とのフロント2管はジェリー・マリガン&ボブ・ブルックマイヤーを連想させます。
バックはマルグリュー・ミラー・トリオ。
全9曲は自身のオリジナル5曲とその他4曲の構成です。
初リーダーということでちょっと緊張しているかもしれません。

「Boo's Blues」、「Kiss And Run」、「Rost April」、「You Go To My Head」

Gary Bartz (as) [G (sax)]

* VINCENT HERRING & BOBBY WATSON & GARY BARTZ / BIRD AT 100

image1339.jpg

vincent herring(as), bobby watson(as), gary bartz(as),
david kikpski(p), yasushi nakamura(b), carl allen(ds)
2019/Smoke Sessions Records/

1 Klactoveedsedatenne (C.Parker)
2 Bird-ish (B.Watson)
3 Lover Man/V.Herrring (J.Davis/R.Ramirez/J.Sherman)
4 The Hymn (C.Parker)
5 These Foolish Things/B.Watson (J.Strachey/H.Marvel/H.Link)
6 Folklore (V.Herring)
7 Bird Lives (J.McLean)
8 April In Paris/G.Bartz (V.Duke/Y.Harburg)
9 Yardbird Suite (C.Parker)

人気アルト・サックス奏者3人によるチャーリー・パーカー生誕100年周年記念盤です。
それもヴィンセント・ハーリング、ボビー・ワトソン、ゲイリー・バーツとくれば興味が湧きました。
ただ2人ならともかく3人になると顔見世興行的で焦点がぼやけるかもとも思いました。
でも1枚で3人が一度に聴ける徳用盤なんてそうはありませんね。

全9曲はパーカー作が3曲、その他6曲の構成です。
目玉は3人のソロで(3)「Lover Man」でハーリングが(5)「These Foolish Things」でワトソンが、(8)「April In Paris」でバーツがフューチャーされていることです。
手慣れた3人のバラード・プレイが聴きどころになりました。
このそれぞれの1曲が聴けるだけでも価値があると思います。
バックのトリオにもまた注目しました。
デヴィッド・キコスキ(p)、中村恭士(b)、カール・アレン(ds)という天才肌が脇を固めています。
中にジャッキー・マクリーン作の(7)「Bird Lives」が入っていました。
これには3人のマクリーンに対するトリビュートも含まれているのではないかと思いました。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)



*GARY BARTZ QUARTET / COLTRANE RULES

s112.jpg

Tao Of A Music Warrior
gary bartz(as,ss,bcl,vo),
barney mcall(p), james king(b), greg bandy(ds)
andy bey(vo)(3), rene mclean(fl)(3),
makea keith(vo)(10), eric rose(vo)(10), ommas keith(vo)(10)
2011(2000,2008Rec)/gary bartz/

ゲイリー・バーツ(as)の今作はいいです。
録音は2000年で、2008年(加録音)、発売は2011年です。
ここからどういうことが推測されるのか?
実際、ジャズ・シーンは私が思っている以上に厳しいのかもしれませんね。
バーツほどのミュージシャンが自主制作盤ですよ。
レコード会社は受け付けず、どうしても出したいと思えば自分で出すしかなかった。
そういえば先日紹介したハリー・アレンの「ホギー・カーマイケル特集」も自主制作盤でした。
アルバムには制作者の意図があり、一つの流れがあるのにネットでは切り売りされます。
もう少し深読みするとそれがイヤなら自主制作する形の方がいいのかも・・・。

バーツは面白いですね。
幅広い音楽性の持ち主で音色は柔軟性に富み繊細かつ艶やかです。
アルト奏者でありながらソニー・ロリンズやジョン・コルトレーンのテナー奏者の影響が大きいです。
特にコルトレーンには根っから陶酔しているのが分かります。
今作は前後の2曲は1分ほどなので実質9曲ですがコルトレーンが6曲を占めています。
(2)「I CONCENTRATE ON YOU」はコルトレーンの”バラード”を
(3)「DEAR LOAD」は”&ジョニー・ハートマン”を、(10)「KINDNESS」は”至上の愛”を彷彿とさせます。
(9)「PRISTINE」は4ビートでバッチリ決めていてソツがありません。
明らかにコルトレーン・トリビュート盤ですがバーツの「コルトレーン道」の全てが詰まっていました。
バーツの足跡を辿るのには最適で、まさに感動的な一枚です。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(まじめ系)



* GARY BARTZ QUARTET / LIVE @ THE JAZZ ATANDARD

image618.jpg

gary bartz(as),
barney mcall(p), kenny davis(b), greg bandy(ds)
1999/Oyo/

1 Intro
2 Uranus
3 Eastern Blues
4 But Not For Me
5 Day Dream
6 Soulstice
7 Closing

ゲイリー・バーツ(as)は1940年生まれ、現在77歳ですが元気に頑張っています。
バーツはマッコイ・タイナー(p)との共演で知られるようになりました。
ジャズ・メッセンジャーズに在団し、マイルスとの共演盤もあるけれどほとんど記憶に残っていません。
チャーリー・パーカー~ジャッキー・マクリーン、エリック・ドルフィー、オーネット・コールマン~バーツの流れがあります。
またアルト・サックスながらジョン・コルトレーン(ts)の影響が大きいのも明白です。
バーツは現代のアルト奏者に与えた影響は大きくジャズ・アルト界の重要な位置を占めていると思います。

近年はすっかり大人しくなりましたがこの頃の演奏ではまだ鋭さが残っています。
ゲイリー・バーツ・カルテットのニューヨークのライブハウス:「The Jazz Standard」でのライブ盤です。
全5曲は自身のオリジナル2曲とその他3曲の構成です。
バーツの場合、バラードよりもグイグイと突っ走るアップ・テンポの曲に魅力を感じています。
表題曲になった自作の(6)「Soulstice」がベスト・トラックになりました。
エネルギッシュかつ鋭い突っ込みに観客も大興奮なのが伝わってきます。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)



*GARY BARTZ QUARTET / EPISODE ONE CHILDREN OF HARLEM

s110.jpg

gary bartz(as,ss)
larry willis(p), buster williams(b), ben riley(ds)
1994/Challenge/

プレイヤー全員がニューヨークのハーレム出身だそうです。
その思い出を綴った作品です。



*GARY BARTZ SEPTET / THE RED AND ORANGE POEMS

s109.jpg

gary bartz(as), eddie henderson(tp,fhn), john clark(frech),
mulgrew miller(p), dave hollnd(b), greg bandy(ds), steve kroon(per)
1994/Atlantic/

別にどうということはないアルバムだけど、今でも聴き続けている愛聴盤の一枚です。
相性のいいアルバムってありますね・・・なんか私の琴線に触れてリラックスできます。
全8曲はオリジナル4曲、その他4曲の構成。
バーツとしては大人しい作品ながら実にリラックスした軽快な作品に仕上がっています。
尖がったところがない自然体がいいのかな。

マルグリュー・ミラーは貴重なピアニストだと思います。
引き立て役としての才能は群を抜いていますね。
彼がバックなら間違いありません・・・当然ながら名盤も多い。

「By Myself」、「I'm Gonna Laugh You Right Out Of My Life」、
「Soulmate」、「But Not For Me」



* GARY BARTZ & SONNY FORTUNE QUINTET / ALTO MEMORIES

image628.jpg

gary bartz(as), sonny fortune(as),
kenny barron(p), buster williams(b), jack dejohnette(ds)
1993Rec/Verve/

1 Stolen Moment (O..Nelson)
2 U.F.O (G.Bartz)
3 Jeannine (D.Pearson)
4 Minority (G.Gryce)
5 Billie's Bounce (C.Parker)
6 Embraceable You (G.I.Gershwin)
7 Capuchin Swing (J.McClean)
8 Lonely Woman (O.Coleman)
9 When Lights Are Low (B.Carter)
10 Warm Valley (J.Hodges)

ソニー・フォーチュンもまた70年代のマイルス・バンド出身のアルト・サックス奏者です。
先週紹介したデイブ・リーブマン(ts)と同時期に在団しました。
その後はエルヴィン・ジョーンズのジャズ・マシーンのメンバーとしても活躍しています。
フォーチュンはフリーからフュージョンまでこなす幅広い音楽性を持つミュージシャンです。
共演のゲイリー・バーツ(as)とは同年代の同志ということになります。
フォーチュンは今年の10月に79歳で亡くなったばかりです。

全10曲はバーツのオリジナル1曲を除いてはジャズの名曲が9曲の構成です。
どれもアルト・サックス奏者の作曲や演奏で有名な曲ばかりで選曲が興味深いですね。
オリバー・ネルソン、バーツ本人、ジジ・グライス、チャーリー・パーカー、ジャッキー・マクリーン、オーネット・コールマン、ベニー・カーター、ジョニー・ホッジスの偉大なアルト奏者の名前が並んでいます。
作曲者が違う2曲のうち(3)はキャノンボール・アダレイ(as)の大ヒット曲で(6)はパーカーの演奏で有名です。

バックのメンバーがまた良くてケニー・バロン(p)、バスター・ウィリアムス(b)、ジャック・ディジョネット(ds)です。
ゲイリー・バーツとソニー・フォーチュンのアルト・サックス名手の二人の競演を存分に楽しめるアルバムです。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)



*GARY BARTZ QUINTET / SHADOWS

s108.jpg

gary bartz(as,ss), willie williams(ts),
benny green(p), christian mcbride(b), victor lewis(ds)
1992/Timeless/

ゲイリー・バーツは特異なアルト・サックス奏者と思っています、
ジョン・コルトレーン、オーネット・コールマン、エリック・ドルフィの影響を受け、
師匠格はマッコイ・タイナーですね。
細かくフレーズを積み重ねていく特徴的なスタイルと持っています。
この緊張感はなんともいえない味があります。

今作はオランダのタイムレスに吹き込んだ一作です。
マッコイ・タイナーが2曲、ジョン・コルトレーンを1曲取り上げています。

「How Do You Keep The Music Playing」



*GARY BARTZ QUARTET / THERE GOES THE NEIGHBORHOOD

s111.jpg

gary bartz(as)
kenny barron(p), ray drummond(b), ben riley(ds)
1990Rec/CANDID/

1 Racism
2 On A Misty Night
3 Laura
4 Tadd's Delight
5 Impressions
6 I've Never Been In Love Before
7 Flight Path

ゲイリー・バーツのバード・ランドでのライヴ盤で、90年録音の再発売です。
今はここらあたりが一番安心して聴いていられるというか、聴き易い感じです。
ケニー・バロンとのコンビネーションの良さは定評のあるところ、選曲のバランスも良し。
フュージョン全盛期には、ゲイリーにも迷いがあって、どうしょうもないアルバムも作っていたけれど、
ここではコルトレーン派のアルト奏者としての面目躍如で、「IMPRESSIONS」ではその真髄が聴けます。
ケニー・バロンもいつもの温厚なプレイはどこへやら、燃えに燃えました。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(まじめ系)



*GARY BARTZ QUINTET / WEST 42ND STREET

s107.jpg

gary bartz(as,ss), claudio roditi(tp),
john hicks(p), ray drummond(b), al foster(ds)
1990/Candid/

ゲイリー・バーツ(as)のニューヨークはバードランドでのライブ盤です。
(2)「Speak Low」は20分に及ぶ長丁場。
・・・これほど白熱したスピーク・ロウは聴いたことがありません。
(5) 「The Night Has A Thousand Eyes」も強烈です。

「West 42nd Street」、「Speak Low」、「It's Easy To Remember」、
「The Night Has A Thousand Eyes」



*GARY BARTZ QUARTET & SEXTET / ANOTHER EARTH

sonet1376.jpg

gary bartz(as), charles tolliver(tp), pharoah sanders(ts),
stanley cowell(p), reggie workman(b), freddy waits(ds)
1968Rec/Milestone/

伝統と革新性を併せ持つアルト・サックス奏者が精鋭メンバーばかりを集めて吹き込んだ充実の68年作。
ファラオ・サンダースが加わったタイトル曲は24分にも及ぶ力作。
豊かな広がりのバーツのブロウが大きな感動を呼ぶ。
(帯中よりの抜粋)

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。