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Mickki Brown (vo) [M (vocal)]

*MICKKI BROWN / STANDARD TRUTH

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mickki brown(vo),
brad cole(p), nathan east(b), alvin queen(ds), gerald albright(sax)
1998/DINEMEC/

1 Route 66
2 My Romance
3 Autumn Leaves
4 My Funny Valentine
5 Do Nothing Till You Hear From Me
6 Misty
7 Making Whoopee
8 Stella By Starlight
9 Smile

心地良いスイング感と歌声。
バックも好演、特にジェラルド・アルブライトのサックスが効果的です。
ジャズ・ボーカルの隠れた名盤だと思います。

Michiko Suzuki 鈴木道子 (vo) [M (vocal)]

*MICHIKO SUZUKI / SWEET & BITTER

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鈴木道子(vo)
元岡一英(p), 小杉敏(b), 渡辺文男(ds)
frank wess(ts)(2,4,7) waltinho anastacio(per)(1,5) 白崎彩子(p)(6)
2004/WHAT'SNEW RECORDS/

1 All Or Nothing At All
2 Fine And Mellow
3 Embraceable You
4 Foolin Myself
5 Bird Alone
6 East Of The Sun
7 Crazy He Calls Me
8 I Cover The Waterfront
9 Don't Explain
10 I Love You More Today Than Yesterday

「最近の愛聴盤」でヴォーカルものを紹介するのは久し振りになります。
ゆったりとした夜を過ごすにはピッタリ、しっとりと落ち着いてリラックスできると思います。
曲目については良く知られたスタンダードがずらりと並んでいて、これだけでも十分に楽しめます。
私はそのまま心地良い眠りにつくことが出来ました。
鈴木道子さんは”Deep & Bitter”な声質ながらあっさりとした歌い方は好みです。
先日、ライブで見た時もとても良かったです。
今作の録音はニューヨークに出向いたもので入魂の一作、バックのトリオも好演しています。
ゲストにはフランク・ウェスのテナー・サックス、注目の白崎彩子さん(p)も参加しています。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)



*MICHIKO SUZUKI / AFTER 9

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鈴木道子(vo)
市川秀男(p), 高水健司(b), 武田光司(ds)
1996/Venus/

1 After 9
2 Can't Help Lovin' Dat Man
3 'S Wonderful
4 Ballad For After 9
5 After 9

「アサヒ黒生」CMソング、アフター9が人気沸騰!
今宵も9時からオシャレなジャズ・ヴォーカルを聴きながらあなたと過ごすマジカル・ナイト!
(帯中よりの抜粋)

Michael Franks (vo,g) [M (vocal)]

*MICHAEL FRANKS / BAREFOOT ON THE BEACH

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michael franks(vo,g)
charles blenzig(key ds), michael brecker(ts), randy brecker(tp), steve gadd(ds),
chris hunter(as,fl), bob james(key), steve khan(g), will lee(b), bob mintzer(ts),
jeff mironov(g), john patitucci(b), shawn pelton(ds), dave samuels(vib), etc
1999/Windham hill JAZZ/

マイケル・フランクスは80年前後、一世を風靡したAOR(アダルト・オリエンテッド・ロック)路線のスター歌手の一人です。
「アントニオ・ソング」が大ヒットしました。
そんなわけでゲストのバック・ミュージシャンもそうそうたるメンバーが揃っています。
このアルバムを出したあとの日本公演も見に行きました。

Michael Buble (vo) [M (vocal)]

*MICHAEL BUBLE / CRAZY LOVE

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Michael Buble(vo),
David Foster(arr,key), Nathan East(b), Brian Bromberg(b),
Peter Erskine(ds), Vinnie Colaiuta(ds), Lenny Castro(per)
Joe La Barbera(ds), Dean Parks(g), Ron Sexsmith(vo), etc
2009/Reprise /

1 Cry Me A River
2 All Of Me
3 Georgia On My Mind
4 Crazy Love
5 Haven't Met You Yet
6 All I Do Is Dream Of You
7 Hold On
8 Heartache Tonight
9 You're Nobody Till Somebody Loves You
10 Baby(You've Got What It Takes)
11 At This Moment
12 Stardust
13 Whatever It Takes

たまには男のヴォーカルも聴きたいと思いました。
「それならやっぱりマイケル・ブーブレだろう」ということで選んだのがこれです。
ブーブレはカナダ出身、何でも歌える多才な歌手、スケールも大きいです。
ブーブレを買うのは2枚目ですが今や世界で最も人気のある男性ヴォーカリストですね。
まず声がいい、シブくて深い、本当に素晴らしい歌声を持っています。
おまけに歌が上手くてスイング感も抜群とくればその人気も十分に納得できます。
純粋なジャズ・ヴォーカルというよりはフュージョン系の色合いが強い歌手だと思います。
バックはプロデュース&アレンジのデヴィッド・フォスターを初めとしてその傾向の人が多いです。
それだけに幅広いファンに受け入れられたということでしょうね。

今作はジャズのスタンダードと自身のオリジナル、ポップスの組み合わせです。
実によく考えられた構成で飽きさせません・・・どれを聴いてもいいと思います。
私の場合は(13)「WHATEVER IT TAKES(R.Sexsmith)」でグイと心をつかまれました。
作曲者とのデュオですがこれが良かった、その心地良いノリに心底痺れました。
気分は最高・・・ラテン調のリズムに乗って快適なテンポで進みます。
スタンダードだと(1)「CRY ME A RIVER」と(12)「STARDUST」がお気に入り。
この(12)~(13)の8分間はまさに至福の時間を与えてくれました。
昼下がりのコーヒー・タイムにピッタリです。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(くつろぎ系)



*MICHAEL BUBLE / MICHAEL BUBLE

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michael buble(vo)
2003/LEPRISE/

1 Fever
2 Moondance
3 Kissing A Fool
4 For Once In My Life
5 How Can You Mend A Broken Heart
6 Summer Wind
7 You'll Never Find Another Love Like Mine
8 Crazy Little Thing alled Love
9 Put Your Head On My Shoulder
10 Sway
11 The Way You Look Tonight
12 Come Fly With Me
13 That't All
14 Can't Help Falling In Love

今話題の大型ヴォーカリスト、カナダ出身のマイケル・ブーブレの作品を聴いてみました。
甘いマスクとソフトな歌声、ポップな感覚、歌も上手い、とくれば人気になるのも当然だと思います。
「COME FLY WITH ME」はシナトラ張り、私は(7)や(5)のコンテンポラリーものにも魅力を感じました。
比較の対象になるであろうハリー・コテック・Jrよりは幅広く、スケールは上とみましたがどうでしょうか。
最近、男性ヴォーカルではジョン・ピザレリを卒業して、
マーク・マーフィの流れを汲むカート・エリングをよく聴いています。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(くつろぎ系)

Mellonie Irvine (vo) [M (vocal)]

*MELLONIE IRVINE / YOU'VE CHANGED

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Mellonie Irvine(vo),
Christian Jacob(p), Kevin Axt(b), Kevin Winard(ds),
Matt Catingub(ts), Jeff Elliott(tp), Carl Saunders(tp)
2007/

1 You Don't Know What Love Is
2 The Man I Love
3 You've Changed
4 Save Your Love For Me
5 On A Slow Boat To China
6 More Than You Know
7 The Meaning Of The Blues
8 Close Your Eyes
9 Our Love Is Here To Stay
10 Ain't I Good To You
11 The Shadow Of Your Smile

しっとりとしたした大人の女性の歌声です。
スタンダード作品集。
オーソドックスな歌唱法で好感が持てました。
バックのクリスチャン・ジェイコブ(p)はさすがの安定感です。

Mel Torme (vo) [M (vocal)]

*MEL TORME / SUNDAY IN NEW YORK

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mel torme(vo), etc
1964(Rec)/Atlantic/

1 Sunday In New York
2 Autumn In New York
3 Lullaby Of Birdland
4 Broadway
5 The Brooklin Bridge
6 Let Me Off Uptown
7 42 Street
8 Sidewalks Of New York
9 Harlem Nocturne
10 New York, New York
11 There's A Broken Heart For Every Light On Broadway
12 Manhattan
13 My Time For Day

ジャズ再発廉価版シリーズの1枚です。
男性ジャズ・ヴォーカルを語る上でメル・トーメも外せませんね。
メル・トーメはルイ・アームストロング、ナット・キング・コール、フランク・シナトラ、トニー・ベネットと共に5本の指に入ると思っています。
「クリスマス・ソング」や「ボーン・トゥ・ビー・ブルー」などの大ヒット曲も作っています。

とはいうものの私の持っているLPは「カミング・ホーム・ベイビー」と「マーティ・ペイチ」との3枚ほどです。
これだけの歌手なのにほとんど聴いていなかった。

メル・トーメは粋でスマートなヴォーカル唱法を確立した名手といえるでしょうね。
今作は「ニューヨークの休日」と銘打ったニューヨークゆかりの曲が取り上げられています。
よく耳にする馴染みの曲ばかりなので聴きやすかったです。
ソフトでポップな雰囲気もあるのでトーメの特徴がよく出ていると思います。
(3)「LULLABY OF BIRDLAND」は名唱です。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(くつろぎ系)

Matt Dusk (vo) [M (vocal)]

*MATT DUSK / MY FUNNY VALENTINE
The Chet Baker Songbook

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matt dusk(vo), orchestra, etc
guest : arturo sandval(tp)(1,2,10), emile-claire barlow(vo)(4),
edyta gorniak(vo)(6),guid basso(flh)(11),
ryan ahlwardt(vo)(12), sara gazarek(vo)(13)
2013/Rombling records/

今年の初聴きはボーカル・アルバムになりました。
マット・ダスク・・・名前は知っていましたが聴くのはこれが初めてです。
今作もチェット・ベイカーの名前に引かれました。
マット・ダスクは1978年、カナダのトロント生まれ、今年で36歳になります。
オスカー・ピーターソンに師事した正統派のジャズ・ボーカリストです。

まずは丁寧な作りのしっとりとしたアルバムに仕上がっていると思いました。
実に聴き味が良いです。
「今作はチェットの有名曲を収録することではなく、音楽に対するチェットの情熱を形にしたもの」
「ライトを薄暗くして好きな飲み物を注いでリラックスして聴いてみて下さい」
マット自身がそう言っています。

たしかにチェットの有名曲もあるけれど、それほどチェットと馴染みのない曲もありますね。
曲によってゲストを配して飽きさせない構成になっています。
ベテラン・トランペッターのアウトゥーロ・サンドバル、エミール-クレア・バーロウ(vo)など。
マットは深味のある歌声で歌も抜群に上手いです。
なんといっても原曲のイメージを崩さず丁寧に端正に歌っているのがいいと思いました。
(1)~(12)まではオーケストラがバック、(13)~(15)はピアノとトランペットがバックです。
ゴージャスかつ細心、安定感、安心感があるし、ノスタルジックな感覚もあります。
マットはお洒落でカッコ良いので女性はイチコロじゃないかな。
ただ、(13)~(15)はボーナス・トラックだそうでこういうやり方はどうかと思う。
でもこの3曲がまた良いのでなんとも・・・。

年の初めに聴くには最適のアルバムでした。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(くつろぎ系)

Masamichi Yano 矢野眞道 (vo) [M (vocal)]

*MASAMICHI YANO / LIKE A LOVER My Portrait Of Carmen McRae

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矢野眞道(vo)
宮前幸弘(p)、増根哲也(.b,arr)、嶌田憲二(b)、岡田朋之(ds)、
伊勢秀一郎(tp)、岩谷耕資郎(g)
2011/Impex/

1 Like A Lover
2 I Hear Music
3 Invitation
4 Nice Work If You Can Get It
5 A Song For You
6 I'm Glad There Is You
7 Dream Of Life
8 Them There Eyes
9 Dindi
10 Exactly Like You
11 'Tis Autumn
12 In Your Own Sweet Way
13 I'm Gonna Laugh You Right Out OfMy Life
14 Love Come On Stealthy Fingers

ライブ会場で矢野眞道(vo)さんから手渡しで入手しました。
まさに満を持した制作のようで矢野さんの特徴が良く出たアルバムだと思います。
男性のカーメン・マクレー(vo)に捧げる作品になっているのも珍しいんじゃないかな。
全14曲は選曲もよく考えられていて曲目によってメンバーも変わります。
(5)はベース、(9)はギター、(14)はピアノとのデュオです。
(1)「LIKE A LOVER」、(3)「INVITATION」、(5)「A SONG FOR YOU」、
(7)「DREAM OF LIFE」がお気に入り、大好きな曲の(6)「I'M GLAD THERE IS YOU」はボサノバ。
気心の知れた共演陣も好演していて、構成もいいし、まさに珠玉の名曲揃いです。
宮前幸弘さんのピアノ、岩谷耕資郎さんのギター、伊勢秀一郎さんのトランペットがいい味わい。
こういった感じのボーカルは私にとっても新鮮味に溢れていました。

男性ボーカルはノリや味が主流、彼のように語りかけるようにじっくりと歌い上げるタイプは少ないです。
ソフトでやさしく丁寧な歌唱法、歌の上手さは特筆もの、声量、声質共に申し分ありません。
矢野さんの歌には哀愁がある・・・これだけのボーカリストが知られていないのは惜しいです。
女性に比べて日本の男性ジャズ・ボーカル界はあまりに淋しいと思う。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(くつろぎ系)

Masako Kunisada 国貞雅子 (vo) [M (vocal)]

*MASAKO KUNISADA / WONDERFUL LIFE

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国貞雅子(vo)、
森下滋(p)、佐藤慎一(b)、藤井学(ds)、荻原亮(g)
2012/Urban Jazz/

国貞雅子(vo)さんのデビュー・アルバムです。
発売時に知っていましたが忘れてしまって入手が遅くなりました。
近年はこういうことが多いですが「何が何でも」という気持は薄くなりました。
”集中力”に欠けているとは思うけど・・・。
オレンジ色の鮮やかなジャケットにもインパクトがありますね。

国貞さんは何度かライブで見ています。
ライブ・ハウスでいつもの質問:「だれか、お勧めの人はいませんか?」
と聞いて名前が出てきたのがこの国貞雅子(vo)さんでした。
ミュージシャンにとっても熱烈なファンがいることは心強いですね。
そういうファンの口コミが強力な応援団になっています。
ちなみに国貞さんは私がファンの鈴木道子(vo)さんの妹分に当ります。

国貞さんがゴスペル、ソウル、ブラック・ミュージック系ということはすぐに分かります。
声質、声量、フィーリングともにその雰囲気は十分です。
オリエンタルなムードもあるし可愛らしい感じがしました。

今作は選曲も魅力で十分に練られたアルバムだと思います。
まさに満を持した作品でアレンジは佐藤慎一さんと森下滋さんが担当しています。
幅広い音楽性と抜群の歌唱力を持つ国貞さんの全貌が明らかです。
バックの好演も光る。
思っていたよりずっと完成度の高いアルバムでした。
アップ・テンポでのリズムやパンチも効いているけど、やはり聴きどころはバラードにあります。
私は(8)「For All We Know」で落とされた。
これは素晴らしいなぁ~。
(6)「Come Rain Or Come Shine」や(4)「Body And Soul」も良かった。
(11)「Day By Day」の疾走感も聴きどころになりました。
掛け値なしに将来性十分の大型ジャズ・ヴォーカリストの登場です。
益々の精進を期待しています。

最近は名ピアニスト、大石学さんとの共演も実現しています。
ちょっと聴きたくなりました。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)

Mariko Shirane 白根真理子 (vo) [M (vocal)]

*MARIKO SHIRANE 白根真理子 / POP JAZZ

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白根真理子(vo)、
布川俊樹(g)、福田重男(p)、古川初穂(p,key)、
鳥越啓介(b)、樋沢達彦(elb)、滝澤健治(ds)
2008/White Loose/

1 How Crazy Are You ?
2 Joy To The World
3 Can't Take My Eyes Off You
4 Private Eyes
5 We'll Be Together
6 Alfie
7 雨音
8 Place
9 A-La-La
10 It's Just You
11 Amazing Grace
12 What Cha' Gonna Do For Me

ジャズより楽しい、ポップスより気持ちイイ。
珠玉のポップスとオリジナル4曲を収録。
歌よし、演奏よし、音よしの3拍子揃った21世紀の名盤「ポップ・ジャズ」ここに誕生。
(帯中よりの抜粋)

白根真理子さんのコンセプトは「POPJAZZ」です。
ネーミングの通り、ポップスとジャズの中間を狙う音楽を志向しています。
音楽ファンの中にはジャズに抵抗を感じている人もいるのでこういう試みは大事ですね。
ここからさらにジャズ・ファンが増えてくれればいいなと思います。
プロデュースは布川俊樹(g)さんです。

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