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Fuse (grp) [F (group)]

* FUSE / FUSE ONE

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john mclaughlin(g), stanley clarke(b),
larry coryell(g)(A/2,B/3), joe farrell(ts,fl,ss), ronnie foster(p),
paulinho da costa(per), jeremy wall(synth),
ndugu leon chancler(ds), lenny white(ds)(A/2,B2), tony williams(ds)(B/1),
vic feldman(p), will lee(b), don grusin(p), .etc

Side A
1 Grand Prix
2 Waterside
3 Sunshine Lady
4 To Whom All Things Concern
Side B
1 Double Steal
2 Friendship
3 Taxi Blues

今作は「FUSE ONE」と銘打っているけどグループとしての「FUSE」は存在したのかどうか。
当時の日本はバブルの絶頂期でありアルバム制作について資金提供があったと聞いていた。
その意向を受けてCTIのクリード・テイラーがプロデューサーとして好き勝手に作った作品と言えます。
最初に決まっていたのはジョン・マクラフリン(g)とスタンリー・クラーク(b)だけだったそうです。
あとの人選はテイラーがやりたいようにやった感じがする。
特にドラマーにダグ・チャンクラーにレニー・ホワイト、トニー・ウィリアムスってあまりに贅沢が過ぎる。
ギターもジョン・マクラフリンにラリー・コリエル、ピアノはロニー・フォスターにドン・グルーシンだからね。
ここではジョーファレルの起用が面白かった、特にオリエンタルな雰囲気を持つフルートは独特の味があります。
全曲オリジナルで通して完成度は高い・・・このメンバーなので当然と言えば当然ですね。

(くつろぎ系)

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Eric Gale (g) [E (guitar)]

* ERIC GALE / TOUCH OF SILK

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eric gale(g),
allen toussaint(p,mini moog), robert dabon(fender rhodes),
david barard(b), james black(ds), kenneth williams(per),
gary brown(ts,as)(1), grover washington jr(ts,ss)(B/1),
idris muhammad(ds)(B/1,2), charles earland(org)(B/1,2),
arthur blyth(as)(B/2), harold vick(ts)(B/2)
1980/Columbia/

Side A
1 You Got My Life In Your Hands
2 Touch Of Silk
3 War Paint
4 Once In A Smile
Side B
1 With You I'm Born Again
2 Au Private
3 Live To Love


エリック・ゲイルはフュージョン・シーンにおいて最も多忙なギタリストでした。
それこそ寝る時間があるのかと思うほどあちこちの録音に引っ張りダコになっていました。
そういう影響もあったのかも知れませんんが自身のアルバムは驚くほど少ないです。
今作はそんな中での貴重なリーダー・アルバムの一枚です。
アメリカ盤ではあるけれど裏側には「きぬにふれて、えりっくげいる」という邦題も付いています。
ゲイルが来日公演をした時に大歓迎を受けたのでその時の印象が強かったのだと思います。
B面をよく聴いていました。
グローバー・ワシントン(sax)やチャールス・アーランド(org)、アーサー・ブライス(as)などはそのB面で聴けます。
B/1はモータウンの大ヒット曲でB/2はチャーリー・パーカー(as)のよく知られたバップ曲です。
全7曲の残りは全てアレン・トゥーサント(p)の曲なので彼が影のリーダーということになります。

ちなみエリック・ゲイルには「Stuff(スタッフ)」という人気グループがありました。
こちらのメンバーはエリック・ゲイル(g)、コーネル・デュプリー(g)、リチャード・ティー(key)、ゴードン・エドワーズ(b)、スティーヴ・ガッド(ds)、クリストファー・パーカー(ds)です。

(くつろぎ系)

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Quincy Jones [Q (cond,arr)]

* QUINCY JONES / WALKING IN SPACE

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quincy jones(arr),
bob james(eip), ray brown(elb), grady tate(ds), eric gale(g),
freddie hubbard(tp), jimmy cleveland(tb), toots thielemans(hca),
hubert laws(fl,ts), jerome richardson(ss), roland kirk(ts,reeds), etc
1969/A&M/

Side A
1 Dead End
2 Walking In Space
Side B
1 KIller Joe
2 Love And Peace
3 I Never Told You
4 Oh Happy Day

私はクロスオーバー&フュージョンも好きでよく聴いていました。
元々ジャズはふところが深くて聴き易いジャズの流れはずっと底辺にありました。
スイング~ウエスト・コースト~ラテン~R&B~ソウル~ジャズ・ロックなどがその流れです。
ちょっと前に紹介したリー・モーガン(tp)の「サイドワインダー」やフレディ・ハバード(tp)の「バックラッシュ」、ラムゼイ・ルイス(p)の「ジ・イン・クラウド」などがジャズ・ロックの代表作になります。
次に来たのは名プロデューサーのクリード・テイラーの手になる一連の作品群になります。
ウェス・モンゴメリー(g)の「夢のカリフォルニア」、「ア・デイ・イン・ザ・ライフ」、「ロード・ソング」など。
コアなジャズ・ファンからは大衆迎合型、コマーシャリズムだと酷評されましたが好きな人には関係ありません。

さて今作のクインシー・ジョーンズ(arr)の「ウォーキング・イン・スペース」は重要な作品です。
クロスオーバー・ブームの先駆けになりました。
クリード・テイラーのプロデュース、クインシー・ジョーンズのアレンジ、エレクトリック・サウンドは斬新でした。
ボブ・ジェームスのエレクトリック・ピアノ、レイ・ブラウンのエレクトリック・ベースは強力、
グラディ・テイトは超カッコいいリズムを繰り出し、エリック・ゲイルは官能的なギターを聴かせてくれます。
オーケストラのバック、そこにフレディ・ハバード(tp)やヒューバート・ロウズ(fl)などが乗ってくる構図です。
特に表題曲の「Walking In Space」は抜群の出来で見事グラミー賞を獲得しました。

(くつろぎ系)

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Tommy Dorsey (big band) [T (big band)]

* TOMMY DORSEY / THE ESSENTIAL RECORDINGS

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tommy dorsey orchestra & vocal
1936-1951/Primo/

Disk 1
1 I'll Never Smile Again (F.Sinatra&Pied Pipers)
2 Music,Maestro,Please (E.Wright)
3 Alone (C.Weston)
4 Boogie Woogie
5 Marie (J.Leonald)
6 On Treasure Island (E.Wright)
7 Satan Takes A Holiday
8 The Big Apple (E.Wright)
9 The Music Goes 'Round And 'Round (E.Wright)
10 Song Of India
11 Nola 11 Dolores
12 In The Still Of The Night (J.Leonard)
13 Who? (J.Leonald)
14 The Dipsy Doodle (E.Wright)
15 Stop Beatin' Round The Mulberry Bush (E.Wright)
16 Says My Heart (E.Wright)
17 Our Love (J.Leonald)
18 All The Things You Are (J.Leonald)
19 Indian Summer (J.Leonald)
20 It's Always You (Sinatra)

Disk 2
1 In The Blue Of Evening (F.Sinatra)
2 There Such Things (F.Sinatra&Pied Pipers)
3 It Started All Over Again (F.Sinatra&Pied Pipers)
4 Stardust (F.Sinatra&Pied Pipers)
5 Just As Though You Were Here (F.Sinatra&Pied Pipers)
6 Imagination (F.Sinatra)
7 I'll Be Seeing You (F.Sinatra)
8 Our Love Affair (F.Sinatra)
9 We Three (F.Sinatra)
10 Oh! Look At Me Now (F.Sinatra&C.Haines&Pied Pipers)
11 Dolores (F.Sinatra&Pied Pipers)
12 Do I Worry? (F.Sinatra&Pied Pipers)
13 Yes Indeed! (S.Oliver&J.Stafford)
14 Take Me (F.Sinatra)
15 Manhattan Serenade (J.Stafford)
16 I Dream Of You (F.Stewart)
17 Until (H.Prime&Clark Sisters)
18 The Hucklebuck (C.Shavers)
19 Opus #1
20 The Girl Friend (B.Crosby)


トミー・ドーシー・オーケストラの1936年~1951年までのコンピレーション・アルバムです。
実によく出来た作品だと思いました。
CD1は1936年~1941年まで、CD2は1942年~1951年までを編集しています。
ということで歴史的価値はCD1にあるかも・・・私も初めて聴いた人が多かったです。
CD2はフランク・シナトラやパイド・パイパースが中心なので比較的聴き易く馴染みがあります。
特にシナトラの初期の名唱が聴けるのが貴重でデジタルリマスターされた音源も満足のいくものでした。
シナトラのヒット曲「Imagination」やシナトラ&パイパースの「It Started All Over Again」などが嬉しい。

余談
映画「ゴッドファーザー」における歌手ジョニー・フォンテーン役はシナトラがモデルと言われています。
つまり契約を巡って揉めた相手はトミー・ドーシーでマフィアが間に入ってそれを収めたという話。
大人気のシナトラだったからこそ、そんなことがあったかもと納得させられるシーンではありました。

(くつろぎ系)

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Jo Stafford (vo) [J (vocal)]

* JO STAFFORD / YOU BELONG TO ME

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jo stafford(vo), etc
1942-1952/Sanctuary/

Disk 1
1 Blues In The Night
2 How Aweet You Are
3 I Remember You
4 Tumbling Tumbleweeds
5 On The Sunny Side Of The Street
6 Let's Take The Long Way Home
7 The Boy Next Door
8 Over The Rainbow
9 Georgia On My Mind
10 Walkin' My Baby Back Home
11 September Song
12 Almost Like Being In Love
13 Smoke Dream
14 The Stanley Steamer
15 The Gentleman Is A Dope
16 Autumn In New York
17 He's Gone Away
18 The Best Things In Life Are Free s
19 Roses Of Picardy
20 In The Still Of The Night
21 Haunted Heart
22 Smoke Gets In Your Eyes
23 Make Believe
24 If I Loved You
25 Say Something Sweet To Your Sweetheart
26 Red River Valley

Disk 2
1 My Darling, My Darling
2 Always True To You In My Fashion
3 Some Enchated Evening
4 Whispering Hope
5 Ragtime Cowboy Joe
6 Scarlet Ribbons
7 Play A Simple Melody
8 Pagan Love Song
9 Sometime
10 No Other Love
11 The Old Rugged Cross
12 Goodnight, Irene
13 Autumn Leaves
14 La Vie En Rose
15 If
16 The Tennessee Waltz
17 If You've Got The Money, I've Got The Time
18 Teardrops From My Eyes
19 Shrimp Boats
20 Till We Meet Again
21 The Hawaiian War Chant
22 Allentown Jail
23 Hey, Good Lookin'!
24 There's A Smoll Hotel
25 Hambone
26 You Belong To Me
27 Jambalaya, On The Bayou
28 Keep It A Secret

先日、パイド・パイパースで名前が出たジョー・スタッフォード(vo)の作品です。
聴きたかったのは大ヒットを記録した「You Belong To Me」でした。
でも何を買ったら良いか迷いましたよ。
各種ベスト盤やアルバム何枚分も入ったCDが数多く出ているからです。
問題は何の曲が入っているのか分からないことです。
曲目で選ぶ私としてはそこが一番知りたいのに出てなかった。
もう少し親切だといいけれど・・・。
で、今回は聴きたい曲がジャケットにあるなら間違いないと選びました。
全54曲は2CDでオリジナル・モノラル・レコーディングです。
ジャズのスタンダード、カントリー&ウェスタン、ハワイアンなど全てが網羅されています。
当時のポピュラー歌手は幅広く何でも歌っていたということですね。
お気に入りの曲では「There's A Smoll Hotel」」が入っていました。

他にもパティ・ペイジやペギー・リー、コニー・フランシスやジュリー・ロンドンなどにも興味あります。
いずれも今まで軽く聴き流していた歌手ばかりです。
コロナの外出自粛以降古い良い曲探しの旅に出られたのは良かったです。
ドリス・デイはアルバム22枚分でCD10枚組を持ってるけどこれはこれで多過ぎて困っています。

(くつろぎ系)

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Everett Greene (vo) [E (vocal)]

* EVERETT GREENE / MY FOOLISH HEART

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everett greene(vo), houston perspon(ts),
norman simmons(p), ray drummond(ds), kenny washington(ds)
1998/Savant/

1 When Did You Leave Heaven
2 I'm Falling For You
3 Everything I Have Is Yours
4 If I Were A Bell
5 I Want To Talk About You
6 My Foolish Heart
7 Don't Worry 'Bout Me
8 You Are Too Beautiful
9 Hello Young Lovers
10 The Very Thought Of You

エヴェレット・グリーン(vo)は初見、男性ヴォーカルは珍しいので「どんなもんか」と手が伸びました。
グリーンはやわらかな低音の魅力で伝統的な男性ヴォーカルの系図の中にいると思います。
この流れはソフトなバリトン・ボイスの持ち味をバラード唱法に生かしたヴォーカリスト達です。
男性ジャズ・ヴォーカルの王道の一つでビリー・エクスタインやジョニー・ハートマンがいます。
グリーンは真面目に丁寧にじっくりと歌い上げているところにも好感が持てました。
ベストには表題曲にもなった(6)「My Foolish Heart」を上げておきます。
バックのヒューストン・パーソン(ts)・カルテットもムード満点でばっちりと決まっています。

(くつろぎ系)

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Lady Kim (vo) [L (vocal)]

* LADY KIM / AUTUMN LEAVES

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lady kim(vo),
richard wyands(p), paul brown(b), grady tate(ds)(vo 6,10),
eric alexander(ts)(3,8,10)
2005/Eighty-Eight's/

1 Autumn Leaves
2 Bye Bye Blackbird
3 Willow Weep For Me
4 Tynin' times
5 Corcovado
6 What Difference A Day Made
7 In The Dark
8 Moanin'
9 Midnight Sun
10 Just The Two Of Us
11 One For My Baby

レディ・キム(vo)の今作は発売時に話題になりました。
でも当時はヴォーカル盤に目が向いていなかったのでパスしてしまいました。
バックにリチャード・ワイアンズ(p)、ポール・ブラウン(b)、グラディ・テイト(ds,vo)のトリオ。
ヴォーカリストとしての評価も高いテイトとのデュオも(6)、(10)の2曲で聴けました。
3曲にゲストのエリック・アレキサンダー(ts)にも魅力があります。
キムはボストン育ちですが当時はカナダのモントリオールに住んでいたとのことです。
目標がカーメン・マクレエ(vo)ということで聴いていると「なるほどなぁ~」と思います。
歌が上手くジャズの深みにハマる人ほどビリー・ホリディ(vo)やマクレエへと向かう。
R&B系を含む選曲も良く考えられていて十分に楽しめました。
録音の良さも特筆出来ます。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)

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Norman Simmons (p) [N (piano)]

* NORMAN SIMMONS QUINTET / THE ART OF NORMAN SIMMONS

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norman simmons(p), eric alexander(ts),
henry johnson(g), paul west(b), paul wells(ds)
2000/Savant/

1 I'm Your Boogie Man (N.Simmons)
2 Joe (N.Simmons)
3 There Are Such Things
4 My Silent Love
5 Siffed (N.Simmons)
6 Harlem Nocturne
7 6 AM (N.Simmons)
8 The Hour Of Parting
9 Medley:
I'm Getting Sentimental Over You
Roscoe Franbro (N.Simmons)

シカゴ派の重鎮ピアニスト、ノーマン・シモンズの作品です。
作編曲者としてあるいはヴォーカリストのバック・ピアニストとしての評価が高かった。
60年代はジョニー・グリフィン(ts)やカーメン・マクレー(vo)などと共演しています。
今作はエリック・アレキサンダー(ts)との共演盤なので気になっていました。
そういえば去年同じシカゴ派の重鎮ピアニストだったハロルド・メイバーンも亡くなってしまった。
伝統あるシカゴ・ジャズ・ピアノの流れはデヴィッド・ヘイゼルタインあたりが引き継ぐでしょうか。

全10曲は自身のオリジナル5曲とその他5曲の構成で作曲者としての個性も出ています。
その他の5曲は美しいバラード中心、有名曲やレア曲などを絡めてシモンズの選曲センスが光ります。
特に(3)「There Are Such Things」はトミー・ドーシー楽団のフランク・シナトラの歌が好きだった。
シカゴ派のジャズマンの多くはある種のアクの強さを感じるけどシモンズは穏やかでスマートです。
シモンズのコンポーザーとしての才能も高くどの曲もキッチリと練り上げられた作品になっています。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系

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BLACK ART JAZZ COLLECTIVE (grp) [B (group)]

* BLACK ART JAZZ COLLECTIVE / ARMOR OF PRIDE

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wayne escoffery(ts), jeremy pelt(tp), james burton 3(tb),
xavier davis(p), vicente archer(b), johnathan blake(ds)
2018/HighNote/

1 Miller Time (J.Blake)
2 Armor Of Pride (W.Escoffery)
3 Awuraa Amma (J.Pelt)
4 The Spin Doctor (J.Burtonl)
5 And There She Was, Lovely As Ever (J.Pelt)
6 Pretty (J.Pelt)
7 When Will We Learn (X.Davis)
8 Black Art (W.Escoffery)

「BLACK ART JAZZ COLLECTIVE」は初見、こわもてのジャケットとフロント3管に惹かれました。
フロント3管と言えば「ジャズ・メッセンジャーズ」や「ジャズテット」がよく知られています。
前者はフレディ・ハバード(tp)、ウェイン・ショーター(ts)、カーティス・フラー(tb)の組み合わせ。
後者はアート・ファーマー(tp)、ベニー・ゴルソン(ts)、カーティス・フラー(tb)がメンバーでした。
共にフラーのトロンボーンが重要な位置を占めているのが分かります。
それまではトランペットとテナー・サックスかアルト・サックスのフロント2管が主流でした。
モーダルなサウンドをもう一歩進めたのが3管による分厚いアンサンブルで自然の流れだったと思う。

近年の3管編成と言えばエリック・アレキサンダー(ts)を中心にした「ワン・フォー・オール」が知られている。
こちらは白人のグループでエリック(ts)、ジム・ロトンディ(tp)、スティーヴ・デイヴィス(tb)の3管、デヴィッド・ヘイゼルタイン(p)、ジョン・ウィーバー(b)、ジョー・ファーンズワーズのリズム・セクションです。

今作はウェイン・エスコフェリー(ts)、ジェレミー・ペルト(tp)、ジェームス・バートン(tb)のフロント3管、ザヴィール・デイヴィス(p)、ヴィセンテ・アーチャー(b)、ジョナサン・ブレイク(ds)のリズム・セクションです。
全8曲は全てメンバーのオリジナルでプロデュースはペルトとエスコフェリーの二人になっています。
内容はそのまんまの「ジャズ・メッセンジャーズ」のスタイルで現代的なハード・バップ・サウンドです。
上記の「ワン・フォー・オール」に比べると「ブラック・アート・ジャズ・コレクティヴ」にはズシンと響く重厚さがある。
個人的にはザヴィール・デイヴィスのピアノとジョナサン・ブレイクのドラミングが聴きどころになりました。
なお収録時間の約45分はちょっと短いと思います。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)

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Jane Bunnett (ss,fl) [J (sax)]

* JANE BUNNETT & MAQUEQUE / ON FIRM GROUND / TIERRA FIRME

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jane bunnett(ss,fl)
danae olano(p,vo), tailin marrero(b,elb,vo), yissy gareia(ds),
mary paz(per,vo), joanna majoko(vo), etc
2019/Linus/

1 The Line-up
2 Monkey See Monkey Do
3 Momentum
4 On Firm Ground
5 Havana At Night
6 Sky High
7 The Occurance
8 Re-united
9 Broken Heart
10 Mystery Of Jane's House
11 Pa' Con Paz
12 Music In The Soul

カナダのジェーン・バネット(sax,fl)は初見、1956年生まれのトロント出身です。
今作は昨年の「みんなのベスト3」でKさんが話題にしていたものです。
先日紹介したポンチョ・サンチェス(cng)でも書きました。
最近私の興味はアフロ・キューバン・リズムというか、ラテン・ジャズに向かっています・
それも純ジャズ路線ではなくてリズムが主になるアルバムが対象です。
バンド名は「マケケ」で今作が私の琴線に触れました。

全12曲は全てメンバーのオリジナルでバネット以外は全員若いキューバンミュージシャンです。
プロデュースはバネットの夫でトランペット奏者のラリー・クレーマーです。
女性だけのアフロ・キューバン・バンドって珍しいと思いますがどうなのかな。
でもメンバー全員がパワフルにエネルギッシュに疾走する。
強力なアフロ・キューバン・リズムに乗ってご機嫌ななラテン・ジャズが展開されています。
私的ベストはジャングル・ムードのバラード(9)「Broken Heart」で聴きどころになりました。
みんなの気合が伝わってくるようでジャズ作品としても十分に通用する内容になっています。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)



* JANE BUNNETT & HILARIO DURAN / CUBAN RHAPSODY

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jane bunnett(fl,ss), hilario duran(p)
2011/ALMA Records/

1 Lagrimas Negras
2 Son De La Loma
3 Longina
4 Quirino Con Su Tres
5 Contradanzas
1)La Tedezco
2)El Panuelo De Repa
3)Los Tres Golpes
4)Tarde En La Habana
6 Maria La O
7 Almendra
8 New Danzon
9 Sherezada
10 Danza Lucumi

* JANE BUNNETT & MAQUEQUE / ON FIRM GROUND / TIERRA FIRME (2019/Linus)
のアフロ・キューバン・サウンズを聴いて以来、カナダのジェーン・バネット(fl,ss)は気になるプレイヤーでした。
その彼女がキューバ出身の重鎮ピアニスト、ヒラリオ・デュランとの共演盤ということで手が伸びました。
多分、キューバ音楽のデュオ作品は初めてだと思います。
キューバのピアニストならゴンザロ・ルバルカバは大好きだったし、チューチョ・バルデスもよく聞きました。

メドレーを含む全10曲はキューバの良く知られた楽曲を二人がしっとりと演奏するという嗜好です。
実に落ち着いていて大人のキューバン・ミュージックを聴かせてくれています。
クラシックに相通じるところもあって静かでロマンティックな雰囲気を味わうことが出来ました。
ただリズム楽器が入っていないので好みが分かれるとは思います。

(くつろぎ系)


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