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B-EDGE (grp) [B (group)]

*B-EDGE / EASY LOVING YOU

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ウオーネル・ジョーンズ(b,vo)、後藤輝夫(ts,ss,fl,per)、
マーティ・ブレイシー(ds,cho)、羽仁知治(p,key)、西山HANK史翁(g)、
Guest: CHAKA(vo)
2015/Vivid Sound/

1 Take Out To Go(T.Goto)
2 Hama Love(T.Hani)
3 Ain't It Funky(J.Brown)
4 Sukiyaki(H.Nakamura)
5 When I Was A Boy(F.H.Nishiyama)
6 Tokyo 11(T.Hani)
7 Easy Loving You (W.Jones)
8 Piero/Crown(B-Edge)
9 Easy Loving You With Chaka

B-EDGEの初アルバムです。
先日の大橋純子さんとの共演ライブで入手しました。
B-EDGEはソウル・フュージョン・バンド。
ウォーネル・ジョーンズ(b,vo)とマーティ・ブレイシー(ds)の強力なリズム・セクションが売りです。
そこに後藤輝夫(sax)さん、西山HANK(g)さん、羽仁知治(key)が乗ります。
熟年おじさんバンドなんだけどそのノリは強烈です。

ウォーネルさんは鬼才原田真二さんのグループ、羽仁さんは上田正樹さんのグループなどで活躍。
後藤さんは自己のソウル・ファンキー・バンドの「ごめんね」を率いています。
メンバーそれぞれが幅広い音楽性の持ち主でスタジオ・ミュージシャンとしての特性も高いと思います。
思うに60年代にジャズが行き詰まった時に現れたのがスタジオ・ミュージシャンを中心にした「クロスオーバー」でしたね。

ジャケットは鮮やかな浮世絵でドッキリ、日本在住のアメリカ人は日本人以上に日本の文化に親しんでいるかも。
内容は推して知るべしでソウル・ファンキー度満載で聴き易いです。
超グルービーなリズム感なんだけど、どこか控えめで上品な味わいがたまりません。
ストレートな若い人には出せない味です。
羽仁さんの(2)「Hama Love」、西山さんの(5)「When I Was A Boy」のバラードが素晴らしい。
タイトル曲の(7)、(9)の「Easy Loving You」も印象に残りました。
ライブ・ハウスでも「Easy Loving You」の大合唱が起こったのを思い出しました。

CDも良いけれど、あくまでこのグループの神髄はライブにあります。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(くつろぎ系)

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Michael Dease (tb) [M (trombone)]

*MICHAEL DEASE QUARTET / LET'S GET REAL

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michael dease(tb),
xavier davis(p), kengo nakamura(b), ulysses owens jr(ds)
2015/Spice Of Life/

1 Birdlike(F.Hubbard)
2 Broadway(W.H.Bird/T.McRae/H.Woodel)
3 Fuller Up(M.Dease)
4 My Funny Valentine(R.Rodgers)
5 Blues For Eijiro(M.Deease)
6 Say When(J.J.Johnson)
7 Entitlement(M.Deease)
8 You Are Not Alone(M.Ozone)
9 Donna Lee(C.Parker)
10 Trinkle Tinkle(T.Monk)
11 For Miles(M.Deease)

近年時々耳にしていた注目のトロンボーン奏者、マイケル・ディーズを買ってみました。
ジュリアード出身の逸材です。
衝撃のトロンボーンのワン・ホーン・アルバム。
いや、凄いですね・・・至難の楽器トロンボーンをいとも簡単に駆使しています。
稀にみるテクニシャンで全てがスムーズに展開します。
実はこれが良いのか悪いのかをどう判断するかで今作品の評価が決まると思います。

私はテクニックを表面に出した速い曲はいまひとつでバラード~ミディアム・テンポに惹かれました。
バラードの(4)「My Funny Valentine 」、小曽根真さんの(8)「You Are Not Alone」、ミディアム・テンポの(2)「Broadway」、自作では(7)「Entitlement」が聴きどころになりました。
特に(4)は名演だと思います。

ザビエル・デイヴィスのピアノ・プレイも各所で輝きを放っていました。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)

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Jesper Lundgaard (b) [J (bass)]

*JESPER LUNDGAARD TRIO / 2016

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jesper lundgaard(b), hans ulrik(ts), niclas knudsen(g)
2016/Storyville/

1 K.B.Blues (J.Lundgaard)
2 Walking In Circles (H.Urlik)
3 The Meeting (H.Urlik)
4 The Meaning Of The Blues (B.Troup)
5 Three Birds In Paris (H.Urlik)
6 Doug (J.Lundgaard)
7 Stafet (H.Urlik)
8 Vals Fra Norrebro (N.Knudsen)
9 Naima(J.Coltrane)
10 Waltz For K (J.Lundgaard)

イェスパー・ルンゴーはデンマークを代表するベーシストです。
特にアレックス・リール(ds)とのコンビには定評があってこの二人の共演は間違いありません。
昨年のベスト3にはエンリコ・ピエラヌンチ(p)とのトリオ盤を上げました。

さてハンス・ウーリック(ts)とニクラス・クヌーセン(g)とのこのトリオは2004年に結成されたようです。
もう10年以上になるのでお互いの気心は知れています。
ベース、テナー・サックス、ギターの組み合わせは珍しいかもしれませんね。
ルンゴーは柔らかくフレキシブルな奏法でどんなサウンドにも自在に反応します。
ウーリックとクヌーセンはゴリゴリの硬派なプレイヤーなので「どんなもんか?」と手が伸びました。

全10曲はメンバーのオリジナル8曲とその他2曲の構成です。
全体的に強いブルース・フィーリングが漂っています。
3人3様に「これでもか!」とグイグイとくるところがあって3者のぶつかり合いが刺激的です。
トリオにしては至極重厚な仕上がりになっています。
強靭なベース・プレイを聴かせるルンゴーはアルコ・プレイも凄いです。
これほど豪快なルンゴーを初めて見ました。
まず聴きどころはよく知られたボビー・トループの(4)とジョン・コルトレーンの(9)になると思います。
オリジナルではウーリックの(5)とルンゴーの(6)がお気に入りになりました。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(まじめ系)



*JESPER LUNDGAARD TRIO / 60 OUT OF SHAPE
feat. Enrico Pieranunzi & Alex Riel

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jesper lundgaard(b), enrico pieranunzi(p), alex riel(ds)
2015/Storyville/

1 Autumn Leaves(J.Kosma)
2 All The Thing You Are(J.Kern)
3 I Can't Get Started(V.Duke)
4 My Funny Valentine(R.Rodgers)
5 What Is This Thing Called Love(C.Poter)
Everything I Love(C.Poter)
Round Midnight(T.Monk)
6 Oleo(S.Rollis)

ヨーロッパを代表するベーシスト、デンマーク出身のイェスパー・ルンゴーのライブ作品。
ドラマーは同じくデンマークの名手アレックス・リールでこの二人のリズムには定評があります。
それにイタリアの名ピアニスト、エンリコ・ピエラヌンチの共演となればスッと手が伸びました。
CD裏の演目を見ると超スタンダードが並んでいて、これは聴き逃せません。

この3人なら悪かろうはずがないですが予想通りに素晴らしい演奏が詰まっていました。
1曲目の「枯葉」を聴いて驚いた・・・原曲のイメージがほとんどありません。
(4)「My Funny Valentine」もそうで即興の妙を味わうことが出来ます。
スイング感、テンポ、切れ味、まとまりも良く、3人が織りなす最高のピアノ・トリオが聴けました。
特にピエラヌンチの創造力が凄い・・・やはり現代を代表するピアニストの一人だと思います。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(まじめ系)

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Abdreas Hertel (p) [A (piano)]

*ANDREAS HERTEL TRIO / KEEPIN' THE SPIRIT
feat. Dusko Goykovich / Tony Lakatos

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andreas hertel(p), lindy huppertsberg(b), jens biehl(ds)
dusko goykovich(tp,fhn)(1,2,4,5,7,8,12), tony lakatos(ts)(1,2,4,5,7,8,12)
2015/Laika/

1 Ratz-Fatz(A.Hertel)
2 Id Like To Know(A.Hertel)
3 Blues For H.G(O.Peterson)
4 Timelessness Remembered(AHertel)
5 Avanti(A.Hertel)
6 Waltz For Bill(A.Hertel)
7 Uh Muh(H.Mobley)
8 All My Life(A.Hertel)
9 Blues For Lindy(A.Hertel)
10 Never Let Me Go(R.Evans/J.Livingston)
11 One For Charlie(A.Hertel)
12 I'm Getting Sentimental Over You(G.Bassman)

アンドリース・ハーテル(p)・トリオは初見、ドイツ盤です。
ダスコ・ゴイコヴィッチ(tp)とトニー・ラカトス(ts)のフロント2管に惹かれました。
ゴイコヴィッチは久し振り、ラカトスは以前ライブで見たことがあります。

全12曲はハーテル自身のオリジナル8曲とその他4曲の構成です。
オスカー・ピーターソン(p)やハンク・モブレイ(ts)の曲が取り上げられてるのは今作の方向性を示しているか。
変幻自在に味わい深いピアノを聴かせるハーテルは名手、トリオも手慣れています。
端正で美しいゴイコヴィッチのトランペットとベニー・ゴルソン張りのラカトスのテナー・サックスが絡みます。
自作のバラード(8)「All My Life」、軽快な(1)「Ratz-Fatz」、(7)「Uh Muh」が聴きどころかな。
典型的なハード・バップ・アルバムで気持ちがいいです。
刺激には欠けるけれど、どこか郷愁を誘うサウンドで癒されました。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(くつろぎ系)

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